バトル・ロワイアル The Rebellious Memory   作:原罪

34 / 67
■■なる復讐/アカネ(パンドラボックス)

夢を、見た。

 

母がいて、姉がいて、妹がいて、みんな幸せ、楽しく過ごす、そんな夢

 

そして、そんな日常が一瞬の内に砕かれた、そんな夢

 

 

―――

 

 

会場北西、エリアB-6。小学校があるこのエリアで、夜の月光に照らされながら佇む和装の少女が一人。

 

彼女の目に光はなく、ただ虚空を見つめるのみ

 

 

 

 

「……」

 

はっきり言えば、彼女はあのホールに飛ばされる前の記憶は殆ど無い。ただ一つ、反応したのはファヴの『殺し合い』をする という節の発言

 

「……また、やらされるのか。終わったのではなかったのか」

 

虚空を見つめ、ただ独り言のように呟く

 

 

 

あの日、全ての幸せが、全ての日常が全て壊されたその日。彼女はただ『■■■』を追い続けた。『■■■』が何処にいるかも分からずに。ただ只管に彷徨い、まさにそれは幽鬼が如く、それはまさに亡霊が如く

 

少女の狂気(憎しみ)は止むこと無い。唯一見据えるのは『■■■』への復讐。家族の仇。せめて一太刀、やつに当てることができればそれで良い。

 

少女の足は進む。彼女にはファヴが説明したであろうルールも支給品もスマホの説明も、彼女の耳に入ることはない。――もとより彼女は『■■■』しか見ていない。

 

 

 

「終わったのではなかったのか。なぁ、音楽家」

 

 

 

 

ただ一言、最も憎むべき復讐相手(生きがい)の名を呟き、復讐者は進む

 

その果てに、彼女が望むものがあるのかは、まだ誰も知る由はない

 

 

 

―――これは余談ではあるが、彼女が完全に無視している(と言うよりはスマホにすら気づいていないため知る由もない)首輪解除条件は『ゲーム終了時まで森の音楽家クラムベリーを直接殺してはならない。もし直接殺した場合、この首輪は爆発する』

 

――いや、もはや何も言うまい。彼女がこれを知っていようが、知ってなかろうが関係ない。ただ彼女は『音楽家』への復讐を果たすだろう。怨念を、執念を、「せめて一太刀」と誓った唯一の願いを果たすだろう。

 

 

【B-6/一日目/深夜】

 

 

【アカネ@魔法少女育成計画シリーズ】

[状態]:精神崩壊、『音楽家』への異常な執着

[服装]:魔法少女姿

[装備]:アカネの刀@魔法少女育成計画シリーズ

[道具]:基本支給品一色、スマホ、不明支給品2つ

[首輪解除条件]:ゲーム終了時まで森の音楽家クラムベリーを直接殺してはならない。もし直接殺した場合、この首輪は爆発する

[思考]

基本:音楽家ァ……

1:……また、やらされるのか。終わったのではなかったのか

2:終わったのではなかったのか。なぁ、音楽家

[備考]

※restart本編開始前からの参戦です

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。