ハイスクールDxD 大罪七不思議のバルバトス   作:零乃龍夜

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またまた連続して投稿ゥ!


会談と対面

「全員揃ったわね」

 

 

 

駒王学園

 

小中高大一貫の元女子校であり、現在は共学校である此処は、表向きは普通の進学校ではあるが、その裏では学園トップのほとんどが悪魔関係者で占められている。もちろん普通の人間の生徒も在籍しているが学校に悪魔がいるなど誰も知らない。

そして現在、この学園の旧校舎にある一室に今日も悪魔達が集まっている。

 

リアス・グレモリー

上級悪魔グレモリー家の次期当主であり、日本に滞在する際に此処駒王町を領土として与えられ、管理している。

そんな彼女は今居る旧校舎の一室、リアスが駒王学園にいる際に立ち上げたオカルト研究部。その部室では自身の眷属とグレモリー家のメイドが集まっている。

 

自身の眷属である『女王』姫島 朱乃、『騎士』木場 祐斗、『戦車』塔城 小猫、『僧侶』アーシア・アルジェント、そして『兵士』兵藤 一誠。更に【二人】、騎士と戦車である・・・・・桐生 藍華と元浜 辰巳がいる。

 

 

「お嬢様、私がお話しましょうか?」

 

リアス部長にそう言って入ろうとするグレモリー家のメイドであるグレイフィアの言葉に手でいらないと振っていなした。

 

 

「実はね・・・・・」

 

リアス部長が口を開いた瞬間に部室の床の魔方陣が現れた。その魔法陣の光は普段見ていた真紅色のグレモリーの魔法陣ではなく、炎のようなオレンジがかった赤い色をした魔法陣だった。

 

 

「フェニックスの魔法陣・・・・・」

 

そう呟いた祐斗は警戒しながら口にした。

彼の漏らした言葉に何人か疑問を抱いていると、魔方陣から人影が出てきた。

魔方陣からは炎が巻き起こって室内に熱気が起きる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・人間界は久しぶりだ」

 

そこに現れたのは赤いスーツを着崩した二十代前半くらいのポケットに手を突っ込んだホストのように見える男だ。

 

 

 

 

 

「会いに来たぜ・・・愛しのリアス」

 

そう言ってニヤけた顔をしながらリアス部長を見る男・・・・・ライザー・フェニックスはそう口にした。

 

 

「誰だコイツ・・・・・?」

 

 

「おい一誠。いくら分からないとはいえ、どう見ても俺達より身分の上そうな人にコイツ呼びはダメだろ」

 

一誠の言葉にツッコミを入れる辰巳の後にグレイフィアが説明をする。

 

 

「この方はライザー・フェニックス様。純潔の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。そして、グレモリー家次期当主の婿殿」

 

「グレモリー家の次期当主って・・・・・まさかッ!?」

 

 

 

 

 

「即ち、リアスお嬢様のご婚約者であらせられます」

 

 

 

 

 

 

 

「こ、婚約ぅ!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアス部長の婚約者のライザー・フェニックスという上級悪魔がやって来てから部室内はなんとも言えない空気になってしまった。

 

 

「いやぁ、リアスの女王が淹れてくれたお茶は美味しいものだな」

 

「痛み入りますわ」

 

ライザーの言葉にニコニコとした笑みで答えるが一誠達は普段の彼女を見ている為、彼女のその機嫌の悪さを察した。

そしてさっきからライザーは肩や手や髪、太股とお構いなしに触っているがリアスはそれを嫌がっているが止める素振りは全くない。

 

 

だがそれはいつまでも続かずに遂にリアスが動く。

 

 

「いい加減にしてちょうだい」

 

流石に怒ったリアスは立ち上がりながらライザーを睨む。

 

 

「ライザー、以前にも言ったはずよ。私はあなたと結婚なんてしないわ」

 

「それは以前にも聞いたさ。だがリアス、君のお家事情はそんな我儘が通用しない程切羽詰まっていると思うんだが?」

 

「家を潰すつもりは無いわ・・・!婿養子だって迎え入るつもりよ、でもそれは私がいいと思った者と結婚するわ。大体、人間界の大学までは自由になっているはずよ」

 

 

「もちろんその話は聞いているし、その通りだ。大学に行ってもいいし、下僕も好きにしたらいい。だが、婚約の話は違う。ただでさえ、先の戦争で純血悪魔が大勢亡くなった。そしてその純血を絶やさない為、上級悪魔の御家同士が結ぶのはこれからの悪魔情勢を思えば当然だ。純血の上級悪魔。その新生児が貴重なことを君だって知らないわけじゃないだろう?」

 

リアスは睨み続けるがライザーお構い無しに話を続ける。

 

 

「・・・・・まぁ俺もそこいらへんは【俺は全く興味はない】がそれでも世間の目ってのもあるんだ。そう言ったことを考慮して、君のお父様とサーゼクス様も未来を考えてこの縁談を決めたんだろ?それに安心しろ。結婚とはいっても形だけだ、その後は好きにすればい」

 

とライザーは優雅に紅茶を飲みながら言い返す。

それを見てさっきよりも睨みが増した目でライザーを見る。

 

 

「父も兄も一族の者も、みんな急ぎすぎるのよ。もう二度と言わないわ、ライザー・・・・・貴方とは例え形だけだとしても結婚しない。」

 

そう言うと溜息を吐きながら飲み干した紅茶を置き、目を細めながら立ち上がる。

 

 

 

「あのなリアス・・・・・俺もなあ、フェニックス家の看板背負った悪魔なんだよ。名前に泥をかけられるわけにもいかないんだ。俺もお前みたいな我儘な女なんざ本当なら願い下げだが、我慢しているんだぞ」

 

「・・・・・ッ貴方ね!今散々私の体を触ってきた癖に我慢って・・・!」

 

「あ?ああ、その方がお前も眷属も理解しやすいと思ったからな。それにだ、リアス・・・・・」

 

リアスとライザーは睨み合いが続くが直ぐにライザーがリアスの眷属を振り向いて、また部室を見て更に睨んだ顔をする。

 

 

「そもそも、こんな狭くてボロい人間の建物なんかにも来たくなかったのにわざわざ出向いてやってるんだ。それに俺は人間界があまり好きじゃない。この世界の炎と風は汚い。炎と風を司る悪魔としては、耐えがたいんだよ・・・!」

 

ライザーの周囲に炎が広がり、その影響で部室全体に火の粉が舞っている。

リアスの眷属達は驚きながらも身構える。

何故ならこの炎は自分達に向けられた炎だと感覚で分かったからだ。

 

 

「俺は、君の下僕を全員焼き尽くしても・・・君を冥界に連れ帰るぞリアス」

 

「・・・・・」

 

リアスも無言のまま紅色のオーラを薄くではあるが漂わせている。

まさに、一触即発の状態。

流石にグレイフィアが止めに入ろうとする。

 

 

「お二人共、その辺に・・・・・」

 

 

 

 

 

けどそれはある一言で全てが消えた。

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・インペル・マジェスター」

 

その言葉で周囲に舞ってた炎とライザーとリアスから漂わせた魔力が一瞬にして消えた。

 

 

「「「「「「ッ!?」」」」」」

 

「あらあら・・・・・」

 

「何ッ!?」

 

「この魔力・・・・・まさかッ!?」

 

 

 

「・・・・・丁度よい所に来て頂きましたね」

 

ライザーとリアス部長はそれぞれ言葉を発しながら驚愕し、リアスの眷属達は目を見開きながら驚く。

朱乃さんは普段の口調と変わらないがそれでも驚いた態度である事が分かる。

全員が声の発した方を振り向く。

 

 

 

 

 

そこには・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・何やってんの?」

 

「・・・・・何で来て早々、凄い事になってます?」

 

そこに居たのは一誠達と同い年位に見える、黒髪に青と言うより蒼い色の目の男と暗い茶髪で青い目の女性がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・まあ、とりあえずお二人共少し頭を冷やして、もう少し穏便に話を進めてくださいよ。・・・・・はあぁ、こんなことになる事が分かってたとはいえ、流石に自分の眷属の前であんな力を無闇やたら出したらいけないって分かってますよね?」

 

少し関西訛りの口調が部屋に広がる。

 

カイトとはやてが現れて一度場を収め為、はやてが溜息と呆れ顔をしながら2人に注意をする。リアスは苦虫を噛んだような顔をしながらはやての話を聞き、ライザーはカイトを睨みながら再度入った紅茶を飲む。リアスとライザーの2人が座っている対面にはやてとカイトが座っている状態で、朱乃以外のリアスの眷属達は少し部屋の端で待機しており、朱乃はリアスの隣で立っている状態だ。

 

 

「まさか、貴様がここに来るとはな・・・・・」

 

「・・・来たくなかったけど」

 

「ふん・・・・・減らず口の多い野郎だ」

 

 

「ちょっとライザーさん?聞いてます?」

 

はやてが笑顔を・・・・・目と雰囲気的に全然笑ってない笑顔をライザーに向ける。

それを見てライザーは焦りの顔を見せる

 

 

「き、聞いている聞いている!少しやりすぎたなうん、そうだろリアス!」

 

「え!?ちょっとそこで私に振らないでよ!」

 

「・・・・・・・・お前ら実は仲良いの?」

 

「「良くない!!」」

 

「はあぁ・・・頭痛くなるわ~」

 

そんなやりとりが行われている中、リアスの眷属達は困惑している。ライザー・フェニックスの訪問、結婚話、一触即発に今度は見知らない男女が現れたのだから無理もない。

彼らの会話を会話を聞きながら一誠が小声で祐斗に訪ねる。

 

 

「なあ木場、あの人達は?」

 

「ごめんイッセーくん僕にも分からないんだ」

 

「そうか・・・・・ん?どうした、元浜?」

 

先程から現れたカイトとはやてをまるで睨むかの目で見ている辰巳に対して、一誠ご問いかける。

 

 

「あっいや何でもない・・・・・誰だろうって思っただけだ気にするな一誠」

 

「そうか・・・・・にしても部長とあのクソ野郎に説教しているつて事はあの人達も上級悪魔なのか?」

 

「多分ね、朱乃さんならわかるかもしれないけど・・・・・今は部長の隣にいるしね」

 

そう言う祐斗の隣でアーシアは安堵するかのように息を吸って吐いている。

 

 

「···大丈夫ですか?アーシア先輩」

 

「は、はい。さっきはどうなるかと思いましたぁ・・・・・」

 

「辛かったらちゃんと言うんだぞ。アーシアが何かあったら心配だからな」

 

「はい、ありがとうございますイッセーさん!」

 

そんな彼らの話とは別にカイト達の方もそろそろ話しに進展する。

 

 

「それにしても何で2人が此処に?恐らく、兄が呼んだのは何となく分かるのだけど・・・・・それでもこの縁談の話には関係ないはずじゃ」

 

「・・・そこはグレイフィアさんが説明してくれるから。それに・・・・・関係が無かったらこんな面倒な話に首を突っ込まないから普通」

 

そう言ってカイトはポケットから何かを取り出して口に入れる。

その言葉にライザーは苛立つ顔で言う。

 

 

「面倒なのはこっちのセリフだ!此奴がさっさと頭を縦に振ればすぐ終わる話なんだぞ!」

 

「貴方との結婚する位なら死ぬ方がマシだわ!」

 

「はいはいはーい。その変にしてもらわないんとそろそろ怒りますよー!とりあえず今からグレイフィアさんが説明してくれますから」

 

 

 

「・・・上級悪魔の会話じゃないな・・・・・朝ドラ・・・・・いや月9?」

 

「火に油を注いで燃やさんといてやカイト・・・・・フェニックスだけに・・・・・」

 

「くッ・・・フフフッ」

 

「貴様ら・・・・・!」プルプル

 

 

 

「・・・・・よろしいでしょうか?」

 

四人の会話に横入り・・・・・いや、軌道修正するようにグレイフィアが割って入る。話の進まない現状を打破する為に若干声が普段より低く、魔力を出して脅すかの様な感じで言う。

 

それを見て四人は真面目な顔に戻り(カイトは無表情、はやては切り替えて、リアスは冷や汗、ライザーはは苛立ち)それを見て、改めてグレイフィアが話す。

 

 

「それでは・・・・・リアスお嬢様が反対することは、サーゼクス様並びにグレモリー家、フェニックス家の方々も重々承知でした。正直申し上げますと、これが最後の話し合いの場だったのです。

これで決着がつかない場合のことを皆様方は予測し、最終手段を取り入れるという話だったのですが・・・・・」

 

そこで一旦区切り、グレイフィアがリアスの方を向く。

 

 

「お嬢様、ご自分の意志を通すのでしたら、ライザー様とレーティングゲームにて決着をつけるのはいかがでしょうか?」

 

その言葉にリアスは目を見開いて驚く。

だがレーティングゲームを知らない数人のリアスの眷属が首を傾げる。

 

 

「レーティングゲーム?」

 

「一誠くんは知らなかっね。レーティングゲームって言うのは悪魔達の娯楽の1つで、互いの眷属同士を戦い合わせて勝敗を競い合う、悪魔的にはスポーツ競技に近い感じのものなんだよ」

 

一誠は木場の言葉にへぇ~と返しながら話を聞く。

 

 

「でもレイティングゲームは・・・・・」

 

「はい。お嬢さまもご存知の通りですが、公式なレーティングゲームは成熟した悪魔しか参加できません。しかし、非公式の純潔悪魔同士のゲームならば、半人前の悪魔でも参加できます。この場合、多くが・・・・・」

 

「身内同士、もしくは御家同士のいがみ合いね。・・・・・つまり、お父様方は私が拒否した時の事を考えて、最終的にゲームで今回の縁談を決めようって腹なのね?どこまで私の生き方をいじれば気が済むのかしら・・・・・」

 

「では、お嬢様。ゲームの方はどう致しますか?拒否しますか?」

 

「いいえ、まさか。こんな好機はないわ。いいわ、ゲームで決着をつけましょう、ライザー」

 

「ほう・・・そうか、受けちゃうのかリアス。まあ俺は構わないぞ。・・・・・たがなリアス、俺は既に成熟しているし、公式のゲームも何度かやっている。今のところ勝ち星の方が多い。それでもやるのか?」

 

 

 

「二言は無いわライザー。貴方を吹き飛ばしてあげる!」

 

 

「では、両者共に了承という事で・・・・・お二人のご意思は私、グレイフィアが確認致しました。ご両家の立会人として、私がこのゲームの指揮を執らせてもらいます。よろしいですね?」

 

「ああ」

「ええ」

 

二人はグレイフィアの言葉に返事する。

 

 

「分かりました。ご両家の皆さんには私からお伝えします」

 

「それで?何故こいつらが此処に?」

 

そう言ってライザーは顔でカイトとはやてを指す。

 

 

「御二方は今回のレーティングゲームを対等にする為に来ていただいたのですが・・・・・まずはお二人方は知らない者もいるのでご紹介を・・・・・」

 

「あっ大丈夫ですよグレイフィアさん。それは私らでやりますので、・・・・・それじゃあカイト」

 

「・・・うん」

 

はやてはカイトに相槌をうって立ち上がり、リアスの眷属の方を向く。

 

 

「・・・えーと・・・・・バルバトス本家次期当主、『王』のカイト・バルバトス・・・・・」

 

はやて「初めまして、『女王』の八神はやてと言います。バルバトス家って言うんは元72柱の第8位、爵位は公爵や。まあ、よろしくや」

 

そう言って二人は簡単な挨拶をする。

それに反応するかのように、リアスが話す。

 

 

「今度は私達ね。私はリアス・グレモリー。元72柱の第56位で爵位は公爵よ。それで隣の彼女が私の『女王』よ」

 

 

「リアス・グレモリーの『女王』、姫島朱乃と申しますわ」

 

 

 

「そしてあっちにいるのが私の下僕達よ。皆、挨拶を」

 

 

「わかりました部長。自分は木場祐斗。リアス・グレモリー様の『騎士』をやってます」

 

 

「えーと・・・桐生藍華でーす。同じくリアス先輩の『騎士』やってまーす」

 

 

「···塔城小猫です。リアス・グレモリーの『戦車』です」

 

 

「元浜辰巳です。リアス・グレモリーの『戦車』です・・・・・」

 

 

「あ、アーシア・アルジェントと言います。り、リアス・グレモリーの『僧侶』です」

 

 

「あっ兵藤一誠です!リアス部長の『兵士』をやってます!」

 

 

とそれぞれが自己紹介を始める。

はやての方は懐かしそうな顔をし、カイトは首を傾げながら自己紹介を聞く。

 

 

「部長・・・・・あっそうや、此処ってオカルト研究部?って部活の部室やったな」

 

「・・・・・・・・研究部?部室?」

 

はやて「中学の時にあったやん?陸上部とか野球部とかサッカー部とか。それにしても学校の中はやっぱり懐かしいな~・・・・・」

 

そう言って部屋の周りを見るはやてに対して、リアスは疑問に思い問いかける。

 

 

「懐かしい・・・・・って貴方達、学校とかは行ってないの?」

 

「・・・人間界は中卒だから。その後は色々あって暇がないから高校に入ってない。・・・・・でも眷属の何人かは流石に学校に行かせている」

 

「今じゃあ机に座って書類を書くのに一杯一杯やから・・・・・実はなあ、今日の分を他の人に回して貰ったんよ~」ニコッ

 

「え、えーと・・・・・ごめんなさい」

 

 

 

「別にええよ~ホンマ、有難いくらいや~今日の分サボれるからなあ~・・・・・まあその代わりにこの件が終わったら机から動けなくなるんやけど・・・・・」ガタガタ

 

 

 

 

 

「・・・はやて・・・・・・・・・・」ポンッ

 

「それは・・・・・・・・・・」

 

「あ~・・・・・・・・・・」

 

「あらあら・・・・・・・・・・」

 

「「「「・・・・・・・・・・」」」」

 

 

 

「えぇ~と・・・・・どういう状況なのでしょうか?・・・・・」

 

 

 

「・・・・・えっ何この空気?・・・・・」

 

 

 

 

 

リアスとライザーの件が終わった後の事を想像したはやては体を震わせ、カイトは肩に手を置き慰める。

リアスとライザーは哀れみと申し訳なさそうな顔をし、朱乃は同じ女王の為か同情するように言う。

一誠とアーシアは状況に全く着いて行けず、元浜、小猫、祐斗、藍華達には沈黙である。

 

 

「んんっ!・・・まあ、これで互いの紹介はこの辺にしようや!」

 

「(あっ強引に話戻した・・・・・にしてもなんだろう、あのカイトっていう人。すげー違和感あるし、何か左手が痺れるんだよな・・・・・)」

 

はやてはこの沈黙を止めるよう、わざとらしい咳払いをしてそう言う。

次の話を進もうとはやてが言う前に、突如ライザーが静かにリアスに訪ねる。

 

 

 

 

 

「なあリアス。一応確認だが、君の下僕はこれで全てかい?」

 

「そうよ」

 

「本気か?これじゃ、話にならないんじゃないか?人数差もそうだが、君の女王である『雷の巫女』ぐらいしか俺のかわいい下僕に対抗できそうにないんじゃないか?」

 

 

 

「・・・・・私の下僕が弱いとでも?」

 

リアスの発言の回答に、ライザーら指をパチンッと鳴らす。

するとまたフェニックス家の魔法陣が出てきて、そこから合計15人の女の子が出てきた。

 

 

「うおおおぉぉぉぉぉ!」

 

「うへぇ・・・・・」

 

一誠は隠さないくらいに興奮し、子猫に睨まれているが、辰巳は辰巳で見えない所で引いている顔をしている。

 

 

「俺の可愛い下僕達だ。駒にそれぞれ一つずつだが、それなりの経験と実力は持っている。今も俺もそうだが上の実力者に頼んで鍛錬も積ませている。そう簡単に・・・

 

 

・・・・・ってお、おいリアス・・・・・。この下僕君、俺を見て大号泣しているんだが・・・・・」

 

とライザーが自分の眷属を自慢使用と語っていたがそれを止めるかのよう一誠が号泣していて、ライザーは困惑している。

 

 

「・・・・・その子の夢がハーレムなの。きっと、ライザーの下僕悪魔たちを見て感動したんだと思うわ」

 

 

「・・・・・・・・は?」

 

「夢がハーレムって・・・・・また存外な夢やなあ」

 

 

「おい兵藤、落ち着け。こんな所で恥ずかしい真似をするなよ」

 

「うっ・・・だって!・・・・・羨ましいんだよちくしょう!」

 

そう言うとライザーの眷属達が一誠をゴミを見るかのような顔をする。

リアス眷属達も苦笑いをし、辰巳に至っては頭を抑えている。

カイトは理解できない顔で、はやては呆れ顔になる。

それを聞いたライザーは・・・・・ニヤリと口を歪ませこう言う。

 

 

 

「なるほどなあ・・・・・ならばあいつに俺とお前達が熱々なところを見せつけてやったらどんな反応するのか・・・・・ユーベルーナ」

 

「はい、ライザー様」

 

 

そう言って呼ばれた魔法使いのような女性のユーベルーナははライザーに近づき熱いディープキスをし始める。

それを見て一誠は口を大きく開きながら驚く。

 

 

「なッ!?」

 

 

 

「お前じゃこんなこと一生できないだような。下級悪魔君」

 

「ふ、ぶさけんな!?てめぇ、部長と結婚した後も他の女の子とイャイチャしまくるんだろう!?お前みたいな女ったらしと部長は不釣合いだ!!」

 

「は?貴様はその女ったらしの俺に憧れているんだろう?大体、俺と下僕との関係をお前如き部外者で下級悪魔の奴にとやかく言われる筋合いはない」

 

「クッ・・・!」

 

 

 

「それにな人間界にはこんな言葉があるだろ?確か・・・・・英雄色を好む。だったか?いい言葉じゃないか。まあ、これも俺と下僕達のスキンシップとでも思え。お前だって、リアスに可愛がってもらっているんだろう?なら別に問題ないだろう?」

 

 

「何が英雄だよ!つうか部長のとてめぇのを一緒にすんな!お前なんか、ただの種まき鳥野郎じゃねえか!火と風を司るフェニックス?ハッ!まさに焼き鳥だぜ!」

 

その言葉に眷属の何人かが笑う。

リアスも一誠の不意打ちの言葉に肩を震わせながら笑いを堪えている。

 

 

「焼き鳥!?今コイツ焼き鳥って言ったか!?こ、この下僕悪魔が!調子こきやがって!上級悪魔に対して態度がなってないぞ!リアス、下僕の教育はどうなってんだ!?」

 

リアスはそっぽを向いて無視する。

その態度にライザーは怒りを顔に出し、グレイフィア・・・・・及びカイトとはやては余り良い顔をしていない。

 

その理由の回答を一誠が出す。

 

 

 

 

 

「ゲームなんざ必要ねぇ!俺がこの場で全員倒してやる!『赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)』!」

 

《Boost!!》

 

一誠が左手に宿る『赤龍帝の篭手』を展開し戦闘姿勢に入る

 

 

「イッセー!?」

 

「おい、よせ一誠!」

 

流石にしないと思っていたのか、突然の行動に驚くリアス。

他のリアスの眷属達も静止するよう声をかけるが一誠は無視してライザーに突っ込もうとする。

 

 

「あ~・・・・・カイト」

 

「・・・うん」

 

その行動に流石に止めないとと思い、はやてがカイトを呼び、それだけで理解したカイトは行動に移す。

 

 

 

 

 

「チッ!ミラ、やr「・・・必要ない」・・・・・」

 

ライザーが眷属に戦闘させようとする所でカイトが割って入り停止させる。

ライザーが止まったところを確認してカイトは次に一誠の方を見る。

一誠はその目を見た時また左手が痺れたがそんなのお構い無しに吠える。

 

 

「なっ、おい!そこどけよ!!」

 

「・・・お前さ・・・・・自分が何してるのか分かってる?」

 

「うるせえ!いいからどきやがれ!」

 

一誠が左手の篭手でカイトを殴ろうとするとカイトはため息を吐いてめんどくさいと顔に出しながら一誠の拳を片手で受け止めて言い放つ。

 

 

「なっ!?」

 

 

 

 

 

「・・・じゃあわかりやすく言うけど・・・・・立場を弁えろ。【今代の赤龍帝】で【下級悪魔】の【リアス・グレモリーの兵士】」

 

「ッ!?」

 

低く覇気のある声。それでいて冷めた目で言い放つカイトに一誠怯む。その威圧が伝わるのかリアスと他の眷属悪魔達も構えてしまう。

そこに横やりを入れるようにはやてが言う。

 

 

「部下の失態は上司の責任・・・・・今の行動ひとつとってもリアスさんにとってはマイナスになる。・・・・・それでもまだ続けるん?」

 

「・・・・・俺には、そんな難しい話はわかんねえけど・・・・・けど!俺は部長の兵士だから・・・!」

 

 

 

「せやから立場を弁えといてな。それにここでしなくともレーティングゲームで思う存分に戦えるやから」

 

そう言われて一誠は反論せず黙り込み顔を俯く。

けど納得してない顔をしているがそこにリアスが立ち上がり一誠に言う。

 

 

「イッセー。やめなさい」

 

「部長・・・・・」

 

「ごめんなさい。私の下僕が迷惑をかけてしまったわ」

 

リアスは頭を少し下げてカイトとはやてに謝罪をする。

それを見て特に気にしてない風にはやてが言う。

 

 

「いいですよ大事になってないんですし。それよりも話の続きや・・・・・まあ今回私達が来たのはな、レーティングゲームまで私達がリアスさんとその眷属達を鍛えるっていう感じや」

 

「鍛える?貴方達が特訓に付き合うってこと?」

 

「そうや。これでもレーティングゲームは負け無しなんよ、私ら」

 

「ッ!それは心強いわね。お願いするわ」

 

「はい、任してください。それじゃあグレイフィアさん。後の細かい事はお願いしますね」

 

そう言ってはやてはグレイフィアに続きを託す。

 

 

「わかりました。それでは今日から10日後に、レーティングゲームを行います。ライザー様には申し訳ございませんが今日はこの辺でお帰りになられても宜しいでしょうか?」

 

 

 

「そうだな。じゃあ10日後にまた会おうかリアス。・・・・・それとカイト・バルバトス」

 

「・・・ん?」

 

 

 

 

 

「少しはマシに鍛えろよ。これじゃあ話にならないからな。後は・・・・・まあいい。それじゃあ、またレーティングゲームで会おう」

 

 

 

 

 

そう言ってライザーは魔法陣を展開しその場を立ち去る。

こうしてリアスの結婚騒動はレーティングゲームという形で決着をつける事となる。

 

 

 




安定のあとがきに用語説明!

・リアス・グレモリー
この作品ではアンチはまありありません。・・・・・多分。

・リアスの眷属
変更ありです。変更されたキャラはどうなるか・・・・・お楽しみに!

・元浜辰巳
容姿は原作元浜に茶髪に目は緑色でメガネをかけた感じです。ぶっちゃけ『アカメが斬る!』のタツミを融合させた感じです。

・桐生藍華
これは容姿は原作と変わりないです。容姿は・・・・・

・ライザー・フェニックス
原作と一部違う部分があります。主にカイトが原因・・・・・

・【俺は全く興味はない】
なくなった原因はいずれ・・・・・

・インペル・マジェスター
どんな技か・・・・・当ててみな?(わかりやすいか・・・・・)

・朝ドラ・・・・・いや月9?
新ドラマ『恋をしたい滅殺姫』放送開始!(嘘

・【今代の赤龍帝】で【下級悪魔】の【リアス・グレモリーの兵士】
まあこれは原作見ても思いました。最悪、上級悪魔に暴言吐いたことでリアスの監督不届きで強制的に結婚もあったんじゃね?っと思った。

とこんな感じですかね。
時々はやてさんの口調に迷いが出てくるんだがそもそもはやてって似非関西弁だからあんまり深く考えなくていいやという結論にたどり着いた(白目
とりあえず。今回でタグが増えます!

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