ハイスクールD×D 赤龍帝を宿し転生者   作:ヒロアキ141

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随分間隔があいてしまい申し訳ございませんでした


第5話 自己紹介しました

 

「アニキ、アサダヨ、ホラ、ホラ、オキテヨ」

 

ボーイッシュっ娘ボイスのめざましに起こされた私ですが、かなり混乱しています

 

何故ならまたリアルな夢を見ていたからです

 

しかしかなり夢見の悪い夢でしたね

 

黒羽のはえたおっさんに追いかけられる夢。黒羽なのは昨夜見た夢と同じでしたが

 

どうしてこうまで夢の内容がおかしいんでしょうか?

 

確か昨日は日課の長距離ランニングして山の中で型の練習して帰ってきたんでした、変なおっさんに殺されかけたなんて………

 

そこ迄考えてふと自分の今の姿に気が付いた

 

何と全裸だった

 

武装解除した海パン刑事もネイギットスネークも真っ青なスッポンポンだった

 

キャストオフだとか死ぬ気弾だとか音撃戦士だとかを超越した恐ろしい何かに頭がまともに働いていませんでした

 

更に

 

「ん……うぅん……」

 

すぐ近くで何か艶っぽい声が聞こえたので横を向くと

 

「すーすー」

 

学園のアイドルコンビ・二大お姉様の片割れ、リアス・グレモリー先輩が寝ていた

 

こっちも全裸で

 

催眠術だとか超能力だとか、そんなチャチな物じゃない、恐ろしい何かを感じました

 

「王駑!早く起きなさい!」

 

「母ちゃん、兄ちゃん未だ部屋なの?」

 

「母様、お兄様は何時帰ってらしたんですか?」

 

「そうなのよ海夏、玄関に靴が有ったから帰って来ているのは分かるのだけど、何時帰ってきたかわからないのよ。それと夏奈子、お兄ちゃん起こしてきて」

 

「分かったよ、母ちゃん」

 

マズい!これはかなりマズい!とにもかくにもマズい!

 

対処法が思いつかないまま、夏奈子が部屋のドアを開け

 

「兄ちゃん朝だよー、起きて………」

 

部屋の状況を目の当たりにして固まっていた

 

そんな中、リアス部長は

 

「うーん、もう朝……?」

 

その光景をみた夏奈子は

 

「ハヤクオキテキテネ、ニイチャン」

 

と片言でそう言い脱兎の如く下へ向っていった

 

「おかあさああああああああああああああああん、兄ちゃんが、兄ちゃんがああああああああああああああああああああ、外国の女の人と裸でええええええええええええええええええええええ」

 

「ど、どうしたの?夏奈子ちゃん、そんな大声出して」

 

「夏奈姉、落ち着いてください」

 

と下は阿鼻叫喚の地獄と化していた

 

正直、下に行きたくない

 

「あらあら、随分と賑やかなご家族なのね」

 

そんな私の思いを余所にリアス先輩は微笑みながら話し掛けてきた

 

「あの……リアス先輩……その……見えてますよ、色々と」

 

と視線をそらして指摘する

 

「見たいなら、見ても良いのよ?」

 

「余り後輩をからかわないでください」

 

着替えながら冗談を言う先輩に苦笑いしながら、返事をする

 

「お腹、大丈夫?」

 

そう訊いてくる先輩

 

ん?お腹?

 

内心訊かれた意味が理解できず、無意識にお腹を擦った

 

「昨日、刺されていたから」

 

「!!」

 

その一言で完全に目が覚めました

 

そして昨夜の出来事が夢でも何でもなかったという事も同時に思い出しました

 

「そう、昨日の出来事は決して夢ではないわ」

 

考えを読んでいたかのようにリアス先輩が語る

 

「あれだけの重傷だったのに……」

 

「私が治したわ。以外とあなたの体は頑丈だったのね。裸で抱き合って、弱ったあなたに魔力を分け与えたから一晩で治療できわ。私とあなたが同じ眷属だからこそできた芸当よ」

 

と爆弾発言をした

 

先輩は何を言っているんだ?

 

私は先輩の言ったことの意味がわからなく、一瞬惚けてしまいました

 

ん?抱き合う?裸で?

 

その意味を理解するのに、数刻を要しました

 

「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

 

まさか………初めて会った女性相手になんて事を………

 

「貴方が考えている事はないから、安心しなさい。私はまだ処女だから」

 

見透かしたように、リアス先輩が語る

 

なんかホッとしたような、残念なような

 

「私はリアス・グレモリー。悪魔よ、そしてあなたのご主人様」

 

下着姿の先輩が近づき耳元で囁いた

 

え?悪魔?ご主人様?

 

混乱している中で一つだけ言い切れることがありました

 

「よろしくね、覇河王駑くん。オードって呼んでもいいかしら?」

 

彼女の、魔性の微笑みだけは本物であるという事を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頂きますわ」

 

「は、はぁ召し上がれ?」

 

拝啓天国のジィちゃん

 

今私の横で美人の先輩が私の家の朝ご飯を優雅に食べています

 

「凄く美味しいですわ」

 

「は、はぁ。それはよかったでございますわ」

 

我が家の両親も突然の出来事に混乱の極みでもう何が何だかわからずに、凄く複雑な表情をしていた

 

天国のジィちゃん、こういう場合どのような顔をすればよいのでしょうか?

 

「オード、早く食べなさい。時間がないわよ」

 

リアス先輩にせっつかれて、ガツガツと食べはじめた

 

うん、緊張して全く味が分からない

 

「オード、そんなにがっついてはダメよ、せっかくお母様が作ってくれたのよ?大事に味あわなきゃ」

 

朝食をがっついて食べている私を嗜めるリアス先輩

 

「オード、そちらのお嬢さんはどなた?」

 

我が家の大黒柱である父、覇河王牙が話し掛けてきた

 

「挨拶が遅れて申し訳ありません。私はリアス・グレモリーと申します。覇河王駑くんと同じ学園に通っております。以後お見知りおきを」

 

「そうですか。いやいや、リアスさん外国の方とお見受けしますが、日本語が大変お上手なんですね」

 

「はい、父の仕事の関係上、日本に長く住んでいますから」

 

和やかに両親と会話している

 

「リアス………さん一つ聞いても良いですか?」

 

と今迄沈黙の態度をとっていた夏奈子が喋りだしました

 

「リアスさんと兄ちゃんの関係は……?」

 

「学校の先輩後輩という関係ですわ、夏奈子ちゃん」

 

「嘘だッ!」

 

即否定する夏奈子

 

そりゃそうだ。あんな所見られたら、その言い訳はいくら何でもキツいですって

 

「だだだって、兄ちゃんとベッドで!(私だってまだ兄さんのベッドに潜り込んだ事ないのに………羨ま………じゃない、兄ちゃんの貞操は私が守るんだから!)」

 

「オードが毎夜怖い夢を見るから、添い寝していたんです」

 

「二人とも裸だったじゃない!あんなの添い寝とは言わないわよ!」

 

「最近の添い寝はそういうものよ、夏奈子ちゃん」

 

素人目に見てもかなり解りやすすぎる言い訳だ

 

そう思いつつ夏奈子の方を向くと、突然黙り込んだ

 

「最近の添い寝って、そういうものだったの?知らなかった」

 

納得しちゃったよ!我が家の数少ない良心がそんなことで良いの?

 

ふと、私は夏奈子の目がおかしいことに気が付いた。何かに取り憑かれたかのような感じで虚ろだ。

 

先輩が耳打ちをしてきた。

「ゴメンなさい。少しややこしくなりそうだったから、力を使ったわ」

 

力?

 

ふと先輩の言葉を思い出す

――悪魔よ。

 

と言う事はこの現象も悪魔の力なのでしょうか?

 

先輩はそのまま、食事を再開してしまった。

 

よく見ると、父さんも母さんも海夏も目が虚ろだった。

 

どうなってるの?これ?

 

 

 

 

 

 

 

 

一緒に登校し「後で使いを出すわ。また会いましょう」と言われ昇降口で分かれ、授業がすべて終わり、時間は既に放課後

 

「やあ、王駑君」

 

「ん?ああ、木場君ですか、何の用です?」

 

「リアス先輩の使いで来たんだ」

 

成る程、リアス先輩の言っていた使いって、木場君だったんですね

 

「了解、んで私はどうしたら良いですか?」

 

「僕についてきてほしい」

キャー!

 

女子たちの黄色い悲鳴が聞こえてきた

 

「イケメンコンビが一緒に歩いているわ!みんなに連絡しないと………」

 

「木場くんと王駑くんが一緒に居る!このツーショットはかなり貴重よ!」

 

「木場×覇河何て素晴らしいカップリングなの!」

 

「いや、もしかしたら覇河×木場かも」

 

「今年の夏の祭典のネタができたわ。行くわよ皆」

 

「「「「「アラホラサッサー!!」」」」」

 

訂正、どうやら黄色い悲鳴は属に言う腐った女子たちがあげたものだった

 

「覇河君、彼女たちは何を言っているんだい?」

 

「木場君、彼女たちの発言は気にしないほうが良いですよ。早く行きましょう」

 

「わかった。こっちだよ」

 

 

 

 

 

 

 

木場君に連れられて来た場所は、旧校舎と呼ばれている昔使用されており、今は使われていない建物だった

 

使われていないとはいえ、意外と窓ガラスも割れているところもないし、壊れている所もないし、ただ古いだけのようです

 

「ここに部長がいるんだ」

「部長?木場君は何か部活でもしているんですか?それと後どの位で着きますか?」

 

「まぁね。もう少しで着くよ」

 

木場君と会話しつつ周囲を見渡す

 

掃除はこまめにしている様ですね。積もった埃や幾重にも張り巡らされた蜘蛛の巣も見当たらない。

 

すると木場君はとある教室で歩みを止める

 

その教室に掲げられたプレートを見るとそこには

 

『オカルト研究部』

 

と書かれていた

 

何故、リアス先輩がオカルト研究部?

 

軽く疑問に思っていると

 

「部長、覇河王駑くんをお連れしました」

 

と木場君が引き戸の前から確認をとると「ええ、入ってちょうだい」と先輩の声が聞こえてくる

 

木場君と共に教室に入り、内装に驚いた

 

室内の至るところに面妖な謎の文字が描かれていた

 

そして、教室の大部分を占める巨大な魔方陣らしき円陣

 

あとは、ソファーとデスクが何点かあるだけ

 

あ、ソファーに小柄な女の子が座っている

 

彼女は塔城小猫、高校一年とは思えない見た目で私のクラスメートの男子や女子から人気のマスコット的な存在だと、その手に詳しい奴から聞いたことがあります

 

どうやら気配を感じたみたいで、こちらに視線を向ける塔城小猫ちゃん

 

「こちら、覇河王駑くん」

木場君が紹介してくれたので、軽く会釈をするとぺこりと頭を下げてくる塔城小猫ちゃん

 

思った通り、無口な子みたいな様ですね

 

すると部屋の奥から水の流れる音が聞こえる。シャワー?

 

ふと視線を向けると部屋の奥にシャワーカーテンがあり、中に人影が映っている

どうやら女性がシャワーを使っているようです

 

………ってシャワー!?この部室シャワー付きなんですか!?

 

混乱している私を余所にカーテンが開き、制服を着た先輩がいた。濡れた紅の髪がかなり色っぽい

 

「ゴメンなさい、昨夜シャワー浴びていなかったから、今浴びていたの」

 

言ってくれさえすればシャワーくらい貸せたのに

 

内心そう思っていると、先輩の背後からもう一人の女性が立っていた

 

「あらあら。はじめまして、私姫島朱乃と申します。以後、お見知りおきを」

 

「此方こそよろしくお願いします。覇河王駑と申します」

 

挨拶を交わしたのを確認したリアス先輩

 

「これで全員揃ったわね。覇河王駑くん。いえ、オード」

 

「は、はい」

 

「私たち、オカルト研究部はあなたを歓迎するわ、悪魔としてね」

 

父さん母さん

 

私本当に人間止めてしまったようです


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