ハイスクールD×D 魔神となりし元赤龍帝 作:アザゼル→パパゼル
一誠サイド in
俺が
その間に俺は主に勉強をしていた。
天使や悪魔、堕天使の三大勢力の歴史についてや他の神話について、
今日は朝からアザゼルさんにヴァーリと一緒に
「おっ来たな、一誠にヴァーリ。」
「おはようアザゼルさん。」
「おはようアザゼル。それで?何で朝から私たちをここに呼んだの?」
ヴァーリの問いにアザゼルさんは少し誇らしげに俺を見ながら答えた。
「思ったより早く一誠が裏世界の基本的なことを覚えたからな。だから今日は一誠たち人間に一番身近なものである
「なるほどね……分かったわ。」
アザゼルさんの答えに納得したようにヴァーリは頷いた。
「よし。一誠、復習のために聞けておくが、
「えっと、確か人間だけが宿すことのできる聖書の神が作ったもの……だっけ?」
「ああそうだ。
「神や魔王も!?」
あまりのことに驚いてしまった。
けれどふと気になったことがあったからアザゼルさんに聞いてみた。
「ねぇアザゼルさん。」
「なんだ?一誠。」
「
「さあな。…神の考えることなんざ誰にもわかんねーよ。」
俺の質問に対してぼやきながらそう答えたアザゼルさんは手を叩き、声を上げながら話を再開させた。
「あーやめやめ!この話はやめだ!!続きに戻すぞ。さっき言った
「へ~そんなのが13個もか~。少し見てみたいな~。」
俺がそう言うとどこか悪戯をしようとする子供のような顔をしながらヴァーリを促していた。
「ほれヴァーリ。」
「はぁ分かってるわよ。アルビオン!!」
『あぁ、わかった』
ヴァーリが誰かの名前を呼ぶとどこからか聞いたことのない声が聞こえるのと同時にヴァーリの背中から前にも見た光翼がでてきた。
「それは?」
「これは『
「そしてさっき説明した
「えっ!?何でヴァーリが!?確かヴァーリって悪魔じゃなかったっけ?」
俺の疑問にヴァーリは少し苦笑しながら答えてくれた。
「確かに私は悪魔の血を継いでるけど母は人間なの。所謂ハーフ悪魔っていうものよ。」
「そうだったんだ。」
「そんじゃ一誠の
「えっ!?俺にもあるのか!?」
「ああ、昨日の昼間にやるのを忘れていたから夜のお前が寝ている時に簡易検査をしといた。その結果お前から
「えぇ…」
「なにやってるのよ、まったく…」
アザゼルさんの行動に思わず俺は口元が少し引きつり、ヴァーリはため息をはいた。
「まあ気にすんな。いいか一誠。神器は想いの力で発現する。だからお前の中で一番想いの強いものを想像するんだ。そうすれば
アザゼルさんに言われて俺はこれまでのことを思い出していた。
周りに虐げられ苦しかった以前の日々。
あのときは唯々毎日が苦痛で世界が灰色に見えていた。
でもアザゼルさんやヴァーリ、シェムハザさんたちに出会ってからはそんな世界が一変した。
やることが多くて大変だけど灰色だったものが様々な彩りをみせてそんな毎日が楽しい。
俺は今ある日常を護りたい。
そう思った瞬間俺の目の前に突然光り出した。
光が収まるとそこには宝玉のようなものがあった。
「これが俺の
「特にこれといった力は感じないけど…」
「それは!?」
俺とヴァーリが戸惑っているなか、アザゼルさんは驚いた表情を浮かべて近くの機械をいじりだした。
「…やっぱりか」
「アザゼル。これは一体どんな
しばらくして納得した表情のアザゼルさんにヴァーリが問い掛けた。
「一誠の
アザゼルさんからそのある意味異質である能力を聞いて俺とヴァーリは驚きで宝玉を見ながら固まっていた。
すると突然宝玉が光り輝き、その光は俺を包み込んだ。
光が収まるとそこには一本の片刃の片手剣が浮いていた。
その片手剣は刃の部分以外の峰と鍔の部分が赤色、柄の部分が黒色になっていた。
鍔の部分には緑色の宝玉が埋め込まれていて、その中にはある龍の紋章があった。
「そしてそれが一誠の魂を読み取って
「これが…」
俺はその片手剣を手に持ってただ見続けてた。
すると、剣の宝玉部分からある機械音がでた。
その音がなるとそれまで静かだったヴァーリの光翼からアルビオンの驚愕したような声が聞こえてきた。
『Boost!』
『バカな!?ありえん!!』
「どうしたの?アルビオン」
アルビオンの驚きようにヴァーリが問い掛け、アルビオンの返答を聞いた瞬間にヴァーリとアザゼルさんの表情も驚愕に染まった。
『なぜ、なぜ貴様の
「「!?」」
「?赤いの?」
アルビオンの言っていることがいまひとつ分からず首を傾げているとアザゼルさんが説明をしてくれた。
「一誠。三大勢力の戦争の時に暴れた2体のドラゴンがいたことは話したよな。」
「うん。」
「その2体のドラゴンは二天龍と呼ばれた存在で1体はヴァーリの
「けどアザゼル。一誠は今代の赤龍帝ではないんでしょ?」
「ああ。それは間違いないんだが…」
『だが実際にあの剣からはほんの少しだが赤いのの力を感じるのは確かだ。』
3人がなぜかと考えていたが結局分からないままなので、他に能力がないか調べることになった。
俺は研究施設の実験ブースに入っていろんな実験をした。
その結果わかった能力は30秒ごとに倍加させる能力、力を分けて分身を作れる能力、魔力攻撃を倍以上にして反射する能力の3つだった。
「まっこんなところか。にしても不思議な
「なに?アザゼルさん。」
「その
「名前?」
「ああそうだ。それはもうお前専用のものだし自分でつけてみたらどうだ?」
「じゃあ……
「そうか。よし一誠。明日からは
「はい!」
「私も暇な時は手伝ってあげるわ。」
こうして明日からの訓練が決まり、今日は終わった。
一誠サイド out