函館UCの興奮も少し落ち着いてきた最近ですが、3rdライブに向けて興奮を高めている毎日となっています。
ソロ曲はどんな風に披露されるのか楽しみです!!
作者は心優しい先輩のおかげで大阪2日目に参戦決定しましたのでよろしくお願いします!!
それでは!!
私の名前は小泉花陽、音ノ木坂学院に通う平凡な高校一年生。
前にもこんな自己紹介をした気がするけど、時系列的に1年くらい前なので、私のことなんて忘れてる方もいらっしゃるかもしれませんね…
そして、私はなぜかまだ、一度も話したことのない西木野さんの家のソファーで西木野さんを待ってる状況に陥っているのでしょうか…
誰か教えて欲しい所ですが、遡るとかなり長くなります………
―――
今日もいつも通り、凛ちゃんと学校に登校していると正門の前であいさつ運動が行われていました。
朝から凄いですね…
生徒会長さんと副会長さんとそして、隣にいらっしゃるのは……黒原先輩!?なんで?
私は驚きながら近づいてみると「生徒会役員」という紋章を付けて校門にあくびをしながら立っている黒原先輩がそこにいた。
向こうもこちらに気づいたらしく、声をかけてくれました。
優人「小泉さん、星空さん、おはよう。」
凛「先輩もおはようにゃー!!」
花陽「お、おはようございます!」
凛ちゃんは朝から元気だなあ…と思っていると黒原先輩は意外なことを持ち掛けてきた。
優人「二人とも部活はもう決めてるの?あてがなかったら野球部っていう選択肢も考えてくれたら嬉しいんだが…」
思いがけない提案です!!でも、私のような運動音痴が入っても何の戦力にもならないのは目に見えています…すると…
凛「凛は中学と同じ陸上部に入ろうかなって思ってるんにゃー!!野球も楽しそうだけど、パワーのない凛には無理があるにゃ…」
花陽「えっと…私は………運動音痴なんで遠慮させてもらいます…」
断ってしまった…せっかくのチャンスだったのになあ……
優人「二人とも野球を勘違いしてないか?野球は身体能力だけのスポーツではないぞ。」
二人「え??どういうことですか?」
優人「要するにだ。選手にもいろいろな特技、強みが誰でもあるんだ。例えばだけど、足の速い星空さんなら、セーフティーバントでオールセーフとかに出来るなら1番バッターとしてこれほど恐ろしいものはない。小泉さんは野球に詳しいみたいだから、相手選手のデータを調べておくような先読み守備のようなことが出来たら守備の要として活躍出来る。どうだ?選手の活躍する場なんていろいろある。だから、野球は楽しいだよ!!」
黒原先輩はいつものクールな顔から子供のような無邪気な笑顔を浮かべていた。
希「くろっち、あいさつ運動のサボりもほどほどにしとかなあかんのちゃう??えりちがお怒りやで。」
優人「え!?少し勧誘してただけですから許してくださいよ…ちょ、話だけでもダメって聞いてな……助けてぇぇぇぇ!!」
どうやら、黒原先輩はあいさつ運動をサボっていたということで連れていかれてしまったのだった。
凛「行っちゃったね。かよちんは野球部入らないの?かよちんが入るなら凛もやるか考えるにゃ!!先輩の話を聞いてると野球も楽しそうだったにゃ!!」
花陽「私は……少し考えるよ。」
私のいつもの悪い癖。
引っ込み思案と先延ばしのせいでせっかくのチャンスをまたもフイにしてしまったのだった。
―――
時は流れ、もう放課後。
凛ちゃんは用事で先に帰るというので私は帰り支度をしていました。
そして、職員室の前を通って帰ろうとする所になにやら、落とし物がありました。
よく見ると生徒手帳…落とした人は困ってるに違いないなあと思いながら、持ち主の名前を見ると、同じクラスの西木野真姫さんでした。
西木野さんはこの学校の近くの西木野総合病院の一人娘。
新クラスが発足してから2週間ちょっと経つのに誰とも仲良くしているのを見ていないです。
ということで、職員室の担任の先生に届けることにしました。
花陽「失礼します、一年の小泉です。」
担任「おー、小泉じゃないか。どうした、何かあったのか??」
花陽「いや、せ、生徒手帳が職員室の前に落ちてたんで届けに来ました。」
担任「サンキュー、助かったよ。ん?これはウチのクラスの西木野の物じゃないか?あいつの家はここから近いし、あいつがクラスメイトと喋ってるの見たことないし、よかったら小泉が生徒手帳届けに行ってくれないか?」
花陽「あ、はい、い、いいですけど…」
担任「助かるよ小泉〜、先生これから会議なんだよ…じゃ、よろしく頼むわ!」
そう言い残して担任の先生は会議室に向かってしまったのであった。
―――
という経緯で私は西木野さんの家を訪問し、生徒手帳を渡して帰るつもりだったのに西木野さんのお母さんに「もうすぐ、真姫も帰って来るからそれまでゆっくりしていってね。」と言われてしまい、リビングで紅茶をすすっていたのです。
それにしても野球グッズがいっぱいあるなあ…
イチローモデルのバット、グローブ、バッティンググローブ、サイン色紙などなど…
もしかしたら西木野さんは野球ファンなのかもしれない。
それも熱烈なイチローファン。
そんなことを考えていると……
真姫「ただいまー、ママ、誰か来てるの?」
真姫の母「真姫のお友達が来てるわよ。生徒手帳を届けに来てくれたんだって。」
花陽「同じクラスの小泉です…勝手に家に上がってごめんなさい…」
真姫「謝ることないわ。ママが強引に上がって行きなさいって誘ったことくらい想像が付くから。それよりも生徒手帳…ありがとう。」
花陽「全然いいよ。それよりも西木野さん、イチローのグッズがいっぱいあるけど、イチロー
のファンなの?」
真姫「そ、そうよ。イチローは私の目標にしてるバッターよ。あんなに綺麗に打球を広角に打ち分けるなんてなかなか出来ないわ。」
花陽「守備もいいもんね。スーパーキャッチ、レーザービーム。すごくカッコイイですよね!!」
私はつい熱く語ってしまうと、
真姫「アナタ、よく分かってるじゃない。イチローの良さを打撃面だけで語らない辺り、相当な野球ファンね。野球はやったことあるの?」
とこんな風に聞かれた。
花陽「全然。やりたかったけど小さい頃から運動音痴だったから自分には野球なんて無理だって思ってたんだ。西木野さんは?野球部とかに入らないの?」
真姫「……あなたにだけ言っておくわ。実はね…私は……」
そして、彼女は衝撃的な発言をした。
真姫「ボールがバットに全く当たらないの。」
花陽「全く…ですか?」
真姫「そうよ。イチローのバッティングフォームを真似しても全く打てるようにならないの。だから、そんな私が入っても戦力にならない。そういうことよ。」
花陽「でも!!やりたいならやるべきだよ!!あんなに野球が好きなんじゃないの??さっきのイチローを語ってた西木野さんは嘘だったの??」
真姫「そんなことない!!ただ、私が逃げようとしてたのは事実。だから、それを踏まえてアナタに一つだけ聞くわ。」
花陽「何…かな?」
真姫「アナタは野球があんなに好きでやりたいのに野球部に入らないの?」
彼女の言葉は私の胸に深く刺さった。
―――
こうして、西木野家を後にした私だけど、ずっと西木野さんの言葉を思い出していた。
真姫「アナタは野球があんなに好きでやりたいのに野球部に入らないの?」
その通りである。私はいつも出来ないこと、怖いことから逃げてばかりだった。
でも、野球が好きという気持ちは本物だった。
だから、あの時の西木野さんの言葉は核心を突いていた。
そんな風に頭の中がぐるくるしている中、私はとある和菓子屋さんでお母さんにお土産を買っていくことにした。
穂乃果「いらっしゃいませ!!」
優人「いらっしゃいませー。」
穂乃果「ちょっと!!ゆうくんちゃんと店番手伝ってよ!!そんな棒読みじゃお客さん怒っちゃうよ!!」
優人「うるせえな!!だったら、海未かことりに手伝わせろよ!!」
穂乃果「二人とも練習で疲れてるんだよ!!全く、少しは気を遣ってあげてよね!!」
花陽「あの…注文いいですか?」
優人「あ、小泉さんじゃん。どしたの??」
花陽「えっと、ここのほむまんが母の大好物なんでお土産に買って帰ろうかと思って。えっと、黒原先輩の横にいるのはこの前の野球部の……」
穂乃果「えへへ、二年の高坂穂乃果だよ。確か、一年の花陽ちゃんだったっけ?ゆうくんから話は聞いてるよ。ここのお店は私の両親が経営してるから私もときどき、店番してるんだ〜。あ、よかったら商品買ったあとに私の部屋に上がっていきなよ!!美味しい熱いお茶くらい出すから!!」
花陽「ありがとうございます!じゃあ、ほむまん3つお願いします。」
穂乃果「まいどありー!!」
優人「こっちの階段から上がってすぐの階段からゆっくりしていってな。」
穂乃果「ちょっと、ゆうくんがなんでそんなこと言ってるの!!ここは私の家なんだからねー!!」
優人「正確に言うとお前の家ではねえだろ。屁理屈言わずに早くそこを通してやれ。小泉さんの邪魔になってるぞ。」
穂乃果「おっとごめんね。それじゃあゆっくりしていってね!!後で向かうから!!」
こうして、私は穂乃果先輩の部屋に案内してもらった。
花陽「おじゃまします…」
そう言って入ると…
??「このくらいになれれば!!うぬぬ………」
きっと部屋を間違えたのでしょう。
見なかったことにして隣の部屋を開けました。
すると……
海未「4番園田海未、左中間へサヨナラ満塁ホームランです!!やりました!!」
なにやら、先輩の妄想が炸裂している見てはいけないものを見てしまいました…
どうしよう………
そう考えていると……
ガラッ!!
ほぼ同時に部屋のドアが開いて2人はこう言いました。
2人「見ました??」
私、絶対絶命のピンチです……
はい!!
本編で優人以外の視点で書いたのは初めてですね!!
かよちんが可愛い…としか、コメントが出てこない語彙力の低い筆者で申し訳ないです…
あと1話か2話でまきりんぱな終わると思うのでよろしくお願いします!!
お気に入り、高評価、感想などお待ちしております!!