ラブライブ!~Baseball story~   作:そらよう

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どうもそらようです!!
本当は昨日投稿予定だったのですが、埼玉二日目のLVで高まり、その後打ち上げなどしてるうちにすっかり忘れてました…申し訳ない…
私は都合上、2日目しか行けなかったのですが、何度も泣いてしまうような最高のライブでしたね…
次は大阪公演、現地参戦ということで張り切って行きます!!
前置き長くなりましたが、それではどうぞ!!


第12話「ピッチャーは誰だ?」

優人「さてと、4人とも手を挙げてくれてやる気が見えるのは分かった。とりあえず、年功序列ってことでことりから投げてくれるか?」

 

ことり「分かったよ、ゆうくん。」

 

そう言ってことりはマウンドに立ち、ロージンパックに手を伸ばした。

 

ことり「ゆうくん行くよ!!」

 

シュパーン!!

 

優人「ナイスボール!!かよちゃん、球速は??」

 

花陽「えっと…84㌔です。」

 

意外とスピードは出てないか…

キレは悪くなさそうだし、コントロールが悪くなければ、即席ピッチャーとしては十分対応出来るボールだった。

 

優人「ことり、次はここに投げ込めるか?」

 

そう言って俺は外角低めを要求した。

 

ことり「そこに投げ込めばいいんだね。」

 

シュパーン!!

ほとんどミットを動かしていない。

ということはコースに投げ分けられるということだろう。

 

優人「よしっ、あと一球頼む!!」

 

ことり「うんっ!!」

 

シュパーン!!

内角低めのストレート。

ストレート1本しか無いのが気がかりだが、ピッチャーはことりで行くことになりそうだ。

 

優人「よしっ、もういいぞ!!」

 

ことり「は〜っ、緊張した!!」

 

優人「次は誰が行く??」

 

真姫「じゃあ、私が行くわ。」

 

優人「よしっ、真姫!!俺のミットに全力で投げてくれ!!」

 

真姫「腰抜かしても知らないわよ…」

 

不穏な一言を放ち、真姫は一球目を投げた。

しかし……

 

優人「…ミスピッチか?もう一球頼む。ど真ん中に!!」

 

真姫「…分かったわ…」

 

そう言って投げた二球目もベースでワンバウンドした。

まさか…

 

優人「なあ、真姫…キャッチャーまでボールが届かないのか?」

 

真姫は顔を真っ赤にしてこう言った。

 

真姫「私の肩が弱くて悪かったわね!!まさか、キャッチャーまで届かないとは思わなかったわ……」

 

優人「いや、それは俺のミスだ。言われてみれば、守備練習をしてないから肩の強さまで把握してなかった俺が悪い、ごめんな。」

 

真姫「まあ、私にはピッチャーは無理ね…」

 

優人「じゃあ、次は凛?行けるか?」

 

凛「行くにゃー!!」

 

そう言って軽快にマウンドまで走っていった。

 

優人「よし、いつでも投げてもいいぞ。」

 

凛「じゃあ、行くにゃー!!」

 

とんでもない大暴投。

後ろに立ててあったバットを弾き飛ばしていった……

 

凛「ごめんなさいにゃ…」

 

優人「いや、いいよいいよ。もう一球行くか?」

 

凛「凛はキャッチャーのミットにコントロール出来るイメージがつかないからやめとくにゃ〜、他のポジションになるにゃ!!」

 

優人「オッケー。最後は花陽、行こうか。」

 

花陽「は、はい!!」

 

そう言って自信なさげにマウンドに立った。

 

優人「そんなに緊張しなくてもいいよ。深呼吸して肩の力抜いて、思いっきり投げてみて。」

 

花陽「わかりました。」

 

俺のアドバイスを聞き、硬さが抜けた表情でグラブを胸の前に構えて投げた。

 

スパーン!!

 

優人「…………」

 

花陽「ど、どうでしたか??」

 

優人「かよちゃんって左利きだったっけ??」

 

花陽「いや、もともと右利きでバッターボックスは右に入るんですけど…中学のときに左で投げれるようになりたいと思ってちょっとだけ練習してたんです。」

 

優人「いいボールだったよ!!次はこの外角低めいっぱいのコースに投げてもらえる??」

 

花陽「は、はい!!」

 

正直、驚いた。

かよちゃんが左投げで、しかもあんなにいいボールを投げるとは…俺も左投手のボールを受けたことは無いし、自分自身が左投げだったから分かるのだが、左投手には往々にしてこういう言葉がある。

「左の10㌔増し」

これは誇張でも何でも無く、普段見慣れない左投手のボールの軌道を目にすると球速+10㌔くらいの速さに見えるのだ。

実際、その恩恵は自分も受けていたから良くわかる。

そして、リリースポイントがしっかりしている上にその…大きなお尻がバランスを取ってフォームが崩れないのだろう。

誰だ?セクハラとか言った奴!!

俺は珍しく真面目な話をしているんだよ…

 

スパーン!!

先ほどに続き、いいボール。

コントロールも問題無さそうだ。

さて、俺の想像ではだいたい球速は100㌔ちょっとだが、ボールとしては海未に匹敵するくらいの速さだろう。

このボールを取れるとしたら……

 

優人「海未、キャッチャーに入ってもらえるか??」

 

海未「キャッチャー…ですか?」

 

優人「ああ、お前ならかよちゃんのボールも取れるはずだ。」

 

そう、俺の予想が正しければ……

 

花陽「い、行きますよ!!」

 

シュパーン!!

 

海未「いいボールですね!!キャッチャーミットの乾いた音!!キャッチャーのポジションも面白そうですね。」

 

優人「ああ、お前の化け物並の運動神経、反射神経、そして肩の強さがあればキャッチャーはお前しかいないさ。試しに2塁のベースカバーに俺が入るからかよちゃんが投げたボールを取って俺に投げてくれよ。」

 

海未「分かりました。」

 

優人「まあ、かよちゃんなら分かってると思うけど、ボール投げたら海未の送球線上からすぐに離れておいてね。そうじゃなかったら、穂乃果の二の舞になる……」

 

花陽「はい!分かりました!」

 

そして、かよちゃんがボールを投げ、海未のミットに収まり、すごいスピードのボールがベースカバーの俺にストライク返球で来た。

 

優人「ナイス送球だぜ。その送球能力があれば大抵のランナーの盗塁なら刺せるぜ。」

 

海未「分かりました、今日からキャッチャーの練習ですね!!」

 

花陽「それで私のピッチングはどうでしたか??」

 

優人「うーん、他のポジションも守ってみてから発表するよ!!」

 

花陽「分かりました!!」

 

ああ、かよちゃんのピッチャーとしての能力は問題ない。

だが、春風学園との試合に使うということは相手に小泉花陽という左投手がいるとバラすようなものである。

それは避けたい…出来れば、公式戦でそして変化球も覚えて化け物ピッチャーとして登板させたいと思っている。

ということは答えは一つしかない…

春風学園戦のピッチャーは………

 

 

―――

 

 

優人「さて、ここからは守備テストもやりたいと思うんだが、いいか?」

 

8人「はーい!!」

 

優人「まずはセンターラインを固めたいから、ショート、セカンド、センターの3つのポジションを海未以外の7人で守ってもらおうと思ってるんだ。」

 

ことり、「そういえば、気になったんだけど、穂乃果ちゃんはどこを守るの?今、保健室で寝ているからテストは無理そうだし…」

 

優人「俺はサードを考えている。あいつの反応力、俊敏性、ボールに飛びつけそうな根性、どれを見てもサードしかないと俺は思っているんだよ。」

 

海未「なるほど…よく見ていますね。」

 

優人「さ、みんな守備テストだ!!」

 

こうして、守備テストをなんとか終えて、今日の練習が終わったのであった……

 

 

―――

 

 

穂乃果「うーん、あんこ嫌だ!!助けてゆうくん!!」

 

優人「何を寝言言ってんだ!!早く起きろ、バカタレ!!」

 

穂乃果「あれ?ゆうくん!?なんで、寝てるの?…って、もう辺り真っ暗って夜!?どういうこと??説明してよ!!」

 

優人「あーもう、いっぺんに言うな。順に説明するから落ち着いて聞けよ…」

 

そして、俺は穂乃果が海未のボールを取ろうとしたらみぞおちにボールが当たり、今まで気絶していたこと、ピッチングテストも守備テストも終わったということを話した。

 

穂乃果「あのさ、こんなこと聞くのもどうかと思うんだけどさ?」

 

優人「うん?なんだ?」

 

穂乃果「穂乃果のポジションってどこなの??まさか…ベンチスタート……」

 

優人「9人しかいないのにどうやったらベンチスタートになるんだよ!!お前のポジションはサードだよ!!」

 

穂乃果「サード??なんでサードなの??」

 

優人「お前は飛んできたボールなら何でも飛びつくだろ。そんなプレースタイルに合ってるんだよ、サードは。」

 

穂乃果「なるほどね。それでピッチャーは誰がやることになったの?やっぱり、海未ちゃんがやるの??」

 

優人「それは……ことりに決まったよ。」

 

穂乃果「へー、ことりちゃんならいいピッチングしてくれそうだね!!」

 

優人「ああ、期待して試合に臨もうぜ!!」

 

まさか、あんなやり取りがあったとは穂乃果に言えねえしな……

そう思いながら俺達は夜道を帰っていった。

 

(回想)

優人「ことり、かよちゃん、ちょっと来てくれるか?」

 

2人「はい!!」

 

優人「ピッチングテストでピッチャー適性があったのはことり、かよちゃん、そして、海未だったが、海未はキャッチャーで使おうと思っているから、ことりとかよちゃんの2人になる。そこで、春風学園との試合の先発は…ことりで行こうと思う。ことり、やれるか?」

 

ことり「うん!頑張るね!!」

 

優人「かよちゃんは打球判断が良くて内野も上手く守れるから次の試合はショートを守ってもらおうと思っている。やれるか?」

 

花陽「一生懸命頑張ります!!」

 

優人「よし、じゃあ話は終わりだ。ことりはもう行っていいぞ、かよちゃんだけここに残ってくれ。」

 

ことり「分かったよ!お疲れ様〜。」

 

そう言ってことりは部室に戻っていった。

 

花陽「あの、私に話ってなんですか?」

 

優人「かよちゃんのピッチング自体はことりより上だと俺は思った。でも、次の試合の先発ではない。なんでか分かるか?」

 

花陽「私に体力がないからですか?」

 

優人「それは違う。ホントは今すぐに投げさせたいんだ。でもな、俺は本気で全国制覇したいと考えている。だから、かよちゃんはピッチャーが出来るということをUTX学園に当たるまで隠しておきたいんだ。そこでピッチャーとしての能力を伸ばすためにやって欲しいことがあるんだ。」

 

花陽「なるほど…何ですか??」

 

俺は息を吐いてこう言った。

 

優人「サイドスローに転向して毎日10球の投げ込みをしてくれないか?」

 

2人の間に強い風が吹いた気がした。

 

 

 

 




はい!!先発ピッチャーはことりちゃんに決まりましたね〜。
いったいどんな試合になるのか楽しみですね。
来週もライブですので時間ずらしの投稿か土曜か月曜にずらすことを考えていますのでよろしくお願いします!!
お気に入り、高評価、感想などお待ちしております。
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