ラブライブ!~Baseball story~   作:そらよう

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どうも、そらようです!!
無事に3月1日付けで高校を卒業して、少し暇だな〜とか思ってるとこです。
オリンピックが終わってしまってやる事がないのでバイトの予定で春休みが全部埋まっちゃいそうです(笑)
さて、今週からついに本編です!!
楽しんでいただけると嬉しいです、それでは!!


第1話「START:DASH」

医者「残念だが、もう君はピッチャーを……」

 

優人「そんな…それじゃあ、俺の9年はなんだったんですか……」

 

医者「日常生活なら問題なく送れるだろう。だが、以前のようなボールは二度と投げられないと思った方がいい。」

 

優人「俺から野球を取れば何が残るんだ!!あんたに何が分かるんだ!!」

 

医者「君はまだ若い、ゆっくりと自分の…」

 

 

 

―――

 

 

 

ピピピピピピピピッ‼

 

…また、あの夢だ…全く…事実とはいえ、もうあれから一年以上経つというのに…

まあ、それはさておき眠い…今何時なんだ?

 

時計の針は8時はとっくに過ぎていた。

「新学期早々遅刻だ!!!!」

俺は自転車にまたがり、家を後にした。

「えーと、今、8時20分でここから学校までは…30分だな…」

始業時間は8時40分だ。どうやっても間に合う訳はない。

とにかく、一限には間に合うように行くか。

自転車のギアを一段階上げて朝の交差点を俺は駆け抜けて行った……

 

 

―――

 

 

現在8時48分。なんとか到着したが、教室に入るのが辛い…なにしろまだ新クラスが始まって四日目だ。

クラスの人に遅刻魔と思われるのは屈辱だ。

何食わぬ顔で教室に行くしかない…

そう思った矢先、なぜか廊下に人だかりが出来てざわついていた。

何事だ?朝読の時間はまだ終わってないだろ?

とりあえず、人影に紛れようとしたところ、俺は見知った顔を見つけた。

「あれは…海未とことりと…穂乃果??」

 

 

穂乃果「うそ………」

 

ことり「廃校って…」

 

海未「つまり、学校がなくなると言うことですね……」

 

穂乃果「そんな…………バタッ」

 

海未、ことり「穂乃果(ちゃん)!!」

 

おいおい、穂乃果が倒れたぞ…っていうか音ノ木坂が廃校!?

それってかなりまずいんじゃないのか、経営がよろしくないと言うのはことりがだいぶ前にボソッと言ってた気がしてたけどまさか…

 

ことり「あ、ゆうくん!!ちょうどよかった!!穂乃果ちゃんを保健室まで運ぶの手伝ってくれないかな??」

 

優人「あ、まあいいけど…穂乃果は重……」

 

ことり「断るとゆうくんの遅刻を先生に、デリカシーの無さは学校中に広まるけど、それでもいいかな?ニコッ」

 

海未「相変わらず、優人はデリカシーがないですね。デリカシーがあれば今頃この学校でモテモテかもしれなかったのですよ。全く…」

 

優人「…………分かったよ……」

 

断れる…わけもなかった。怖すぎるんだよ…

 

 

―――

 

 

数十分後……

 

穂乃果「学校がなくなる…学校がなくなる…学校がなくなる…学校がなくなる…学校が……」

 

優人「うるせえよ!!休憩時間くらい静かにしろよ!!」

 

穂乃果「だって!!学校がなくなるんだよ!!ゆうくんと海未ちゃんとことりちゃんはいいよ…そこそこ成績いいし…でも私は……………」

 

海未「穂乃果、少しは落ち着きなさい。」

 

ことり「まあまあ、海未ちゃん。」

 

穂乃果「だって!!だって!!」

 

優人「人の話を聞けよ!!全く…さっきから海未とことりが現1年生が卒業するまで学校があるって何度も説明してただろ!!」

 

穂乃果「ホントに!?ホントなんだね!!」

 

優人「お、おう……さっきからそう言ってるじゃねえか…」

 

なんだよ…勉強を頑張るという選択肢は頭の中に存在してないのか??

 

穂乃果「でも、それって二個下の後輩が入ってこないってことだよね…」

 

海未「まあ、そうなりますね。」

 

穂乃果「そんなあ………」

 

ことり「でも、入学希望者が多ければ廃校にならないってことじゃないの??」

 

相変わらず、ことりは上手い返しをしてる。

だけど、それはあくまでも理論上の話だ。

何年も定員割れを続けて今年は40人しか新入生のいない学校に入学希望者が増えるなんてありえない。

 

穂乃果「なら、この学校のいい所を探そうよ!!なにかヒントがあるかもしれない!!」

 

こうして、3人は1日を費やしてこの学校を調べたのであった……

 

 

―――

 

 

優人「んで、調べた結果、音ノ木坂のいい所って見つかったのか?」

 

穂乃果「えーと、歴史がある!!」

 

優人「他には??」

 

穂乃果「伝統がある!!」

 

海未「それは同じです。」

 

穂乃果「えー、じゃあ、ことりちゃん〜。」

 

ことり「うーん、強いていえば古くからあるってことかなあ…」

 

海未「ことり、話聞いてましたか??」

 

ことり「あ、でもさっき調べたら部活動でいい所が少し見つかったよ。」

 

穂乃果「ホント!?!?」

 

どうせ、ろくなものではないだろう。

なにせ、元女子校で男子はスポーツ推薦という名目の共学テスト生の俺ただ1人。

運動系の部活が強いなんて聞いたことがない。

 

ことり「最近、目立った活動は…珠算関東大会6位!!」

 

穂乃果「微妙過ぎ……」

 

ことり「合唱部地区予選、奨励賞!!」

 

海未「もう一声ほしいですね。」

 

ことり「最後はロボット部、書類審査で失格……」

 

穂乃果「ダメだあ……」

 

海未「考えてみれば、目立つ所があればもう少し生徒が集まってるはずですもんね…」

 

海未の言う通りである。

さすが、このメンバーで唯一のまともな人材の意見と言う訳だ。

 

穂乃果「私、この学校好きなんだけどなあ…」

 

ことり「私も好きだよ。」

 

海未「私も。」

 

重い空気のまま、廃校を防ぐための作戦会議が終わってしまった……

 

 

―――

 

キーンコーンカーンコーン‼

 

どうすれば、廃校を防げるのか…

授業が終わるまで冗談抜きで考えてみても何もいい案が自分には浮かばなかった…

もう、7限の後のSHRも終わったし帰るか…

自転車置き場に向かい、自転車を押しながら校門から出ると、

 

穂乃果「ゆうくん遅い!!ずっと待ってたんだよ!!」

 

なぜか、穂乃果が俺を待っていた。

 

優人「なんで、お前が俺のこと待ってるんだ?お前と帰る約束をした覚えがないんだけど。」

 

穂乃果「だって、2人で話したいことがあったんだもん!!」

 

マジか…2人?そういえば、海未とことりの姿がさっきからない。

これって……

 

穂乃果「とりあえず、帰りながら話すよ!!ゆうくんと帰る方向は一緒だからね!!」

 

優人「俺はお前の家の倍の距離があるっつーの。全く…仕方ねえな。」

 

穂乃果「さっすが、ゆうくんやっさしーい!」

 

優人「別にそんなんじゃねえよ。ほら、もたもたしてると置いてくぞ。」

 

断ったらどうせ、次の日に海未とことりとで俺にグチグチ言ってくるのがオチだ。

ここは乗っておくのが吉だろう。

それに穂乃果の最初の言葉が正直に言うと気になるのであった…

 

 

―――

 

 

数分後…

会話が止まった。さっきまで今日の授業の話や明日の時間割の話をしてたら、話題が無くなってしまった…

すると……

 

穂乃果「あのね、ゆうくんに聞いて欲しいことがあるんだ!!」

 

優人「なんだ?何でも言ってみろよ?」

 

これっていわゆる告白って奴なんじゃないのか??ついに俺にも春が??

いやいや、相手は穂乃果だ。

女の子として意識したことも無いし、あの性格だ。どうせ、恋愛関係の話ではないだろう。

穂乃果がまさかそんな……

 

穂乃果「あのね、私、ゆうくんのこと………」

 

こ、これは来た!!確定演出!!少女漫画でありがちな夕焼けをバックにした告白…

夕焼けと共に穂乃果の顔がほんのり赤く…

 

優人「ちょ、ちょっと待て!!俺のどこがそんなによかったんだ?それだけ教えてくれ!!」

 

穂乃果「うーん、いざというとき、海未ちゃんにはない賢さを発揮するところかなあ…」

 

優人「そんなことで!?!?」

 

穂乃果「うん!!だって、それって一番大事なことじゃない??」

 

優人「いや、訳わかんねえよ!!そんなことで惚れる奴がいるか!!ちゃんと説明しろ!!」

 

穂乃果「ゆうくん、さっきから何言ってるの?話が噛み合ってないような?」

 

優人「え?お前は何の話をしてるんだ?」

 

穂乃果「もちろん、廃校阻止の話だよ!!ゆうくんなら頭が切れるし、頼りになるかなあって思ったんだ!!」

 

ええええええ……告白じゃなかったのかよ……

っていうか、俺恥ずかしっ!!なんで、さっきまで穂乃果なんかにときめいてるんだよ…

いや、あれは仕方ない。条件的には今のはことりでも、海未でもOKしてしまった感じだ。

事故ってやつだ…

 

穂乃果「おーい、ゆうくん話聞いてる??」

 

優人「ん?なんだ??廃校阻止??」

 

穂乃果「そうだよ!!何かいい案ないかな?」

 

優人「うーん………」

 

いい案なんてある訳ない。それなら、最後の2年間を何か部活に費やしていい思い出を作るべきだと俺は考えた。

 

優人「新しい部活を作って、それで日本一になって学校の名前を売るとか??」

 

我ながら苦しい意見だ。

夢物語もいい所である。だが…………

 

穂乃果「それだっ!!!それしかないっ!!」

 

優人「え??」

 

穂乃果「やっぱり、ゆうくんは天才だよ!!じゃあ、また明日!!」

 

そう言って、穂乃果は走り去って行った…

なんだったんだ、今のは……

そんなことより新しい部活??そんなもの……

出来るわけない。

だが、実行しようと無茶するのが穂乃果だ。

その恐ろしさは身をもって知っている。

妙なこと企まなければいいけど……

 

 

一抹の不安と共に俺の2年の新学期はとてつもない春の嵐の到来の予感がしたのであった……

 




自分が優人の立場なら、たぶん100%勘違いしちゃいますね(笑)、天然系の穂乃果のような女の子はホントに恐ろしい…(笑)、来週も楽しんでいただけると嬉しいです。

高評価、お気に入り、感想などお待ちしております(*ˊᵕˋ*)
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