ラブライブ!~Baseball story~   作:そらよう

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どうもそらようです!!
最近、よく分からない気候のため、週の始めに風邪にかかりました……
みなさん、暖かい格好をして、コーヒーでも飲みながら体調管理にお気をつけください!!
ちなみに作者はコーヒーよりカフェオレ派です(笑)
それでは第5話始まります!!


第5話「希の提案」

帰ろうとしたところに突然、後ろから声をかけられてびっくりしない奴がいるだろうか…

そんなとんでも行為をやってきそうな奴は練習後でグラウンド整備をしてるはずなのにだ。

俺はすっかり油断して、警戒レベルが下がっていた……

 

希「ごめんやん。そんなにくろっちが驚くと思わんかったんよ。」

 

優人「後ろから声をいきなりかけられたら誰でも驚きますよ!!それで、何か用ですか?」

 

希「聞きたくないん?えりちの野球を辞めた理由。」

 

優人「聞きたいですけど…本音を言うと絵里さんが野球部に入ってくれたらチームも強くなるし、俺が指導する必要がなくなる…ただそれだけの理由での打算的な考えです。それでもいいんですか??」

 

希「ええんや。今のまま、過去から逃げてるえりちなんてよくないに決まってるから。その代わり、一つだけ条件があるんや。」

 

優人「条件?何ですか??聞ける範囲のことなら聞きますよ。」

 

希「3つあるけどええよな??」

 

多くないか!?!?普通、一つだけって言ったら多くても2つだろ!!図太いというか、恐ろしいなこの先輩は……

 

優人「で、なんですか?話だけは聞きます。」

 

希「1つ目はこれから行く喫茶店のお金を奢ってくれること。2つ目は生徒会に入ること。3つ目は…野球部にとりあえず、せいしきにゅうぶすること。これくらいかな?」

 

優人「冗談ですよね?俺が楽をするために絵里さんを勧誘してるのに…しかも、野球部に入部ってなんですか??」

 

希「くろっち、人の話は最後まで聞くもんやで。ウチは野球部に正式入部して欲しいとは言ったけど、辞めないでくれとは言ってない。えりちが加入したら、いつでも辞めてもええ。」

 

優人「そういうことですか。分かりました。じゃあ、その喫茶店に行きましょうか…」

 

希「せやね。まあ、くろっちが可愛そうやからストバで許してあげるわ。ほな、いこか!!」

 

そう言って俺はのんさんに手を引かれ、ストバに連れていかれたのであった……

 

 

―――

 

実を言うと俺はストバに来たことがないのだった。ストバとはストーンバックスコーヒーの略で女子高生達がよく来るオシャレなコーヒー屋だという話は聞いたことはある。

だが、中学時代は野球漬け、高校生になってもあの3人と某ファストフード店に行くくらいしかないので行ったことがなかったのだった……

 

優人「クリームがたっぷり乗ってる!?これがコーヒー屋だと……」

 

希「その様子やと、ストバ来たことなかったんやね。何頼んだらええか分からなそうやから、ウチが代わりに頼んだるわ。」

 

優人「ありがとうございます…こんな店来る機会なくて…」

 

希「ええんやええんや。あっ、店員さん、ストロベリーベリーマッチフラペチーノをホイップ増量、チョコレートチップ増量で2つ!!」

 

店員「かしこまりました。お会計、別々にされますか?」

 

希「いえ、一緒でお願いします。」

 

店員「かしこまりました。お会計1468円になります。」

 

高過ぎ!!いやいや、ドリンク1杯で一人あたり734円!?ラーメン1杯食べれるじゃねえか…

呆然としながら、会計を払うと、美味しそうなストロベリーなんとかを2つ持ち、ご満悦ののんさんがいた。

 

希「くろっち、ごちそうさまです!!」

 

これ、喫茶店よりも高いよな…完全にハメられた……

お財布が寂しくなったことを嘆いていると、のんさんが席を見つけてくれたため、そこに座った。

 

希「いやー、人の奢りで飲む新作は美味しいなあ…」

 

優人「そりゃ、美味しいでしょ!!これでまずかったらストバ訴えますよ!!」

 

希「まあまあ。それはさておき、本題に入ろうか。えりちのことや。ウチはえりちの野球を辞めた理由をおおまかには知ってたんやけど、どんな選手やったとかそこまでは知らんかった。やから、くろっちの言うてた西中のKKEっていう愛称でネット検索したらいろいろ出てきたんよ。そこから推測するえりちの辞めた理由やけど……」

 

優人「ここまで来て聞かないわけにはいかないでしょ。お願いします。」

 

希「分かった。えりちは西中のエースとして2年の春からMAX120㌔のストレートを武器にチームを引っ張ってた。そこはくろっちも知っとるやろ??」

 

優人「はい。それで、俺が最後に見たのは俺が代表に入った1年の冬の合宿です。」

 

希「やっぱりな。夏合宿ではえりちの姿を見てないってことやな。」

 

優人「たぶんそうです。どういうことですか??」

 

希「えりちのチームは3年の春の大会で準優勝しとるんや。でも、それ以来、えりちが当番した記録は残っていない。」

 

嫌な予感が俺の頭をよぎった。

 

優人「まさか、再起不能の怪我をしたんですか……」

 

希「うーん、怪我はしたんやけど、再起不能ってことは無いレベルやったんよ。」

 

どういうことだ?再起不能では無いレベルの怪我……それで野球を辞めたわけでもないが、関係はするということは……

 

優人「まさか!!」

 

希「そう。さすがくろっち、なかなか頭の回転速いみたいやね。」

 

優人「絵里さんのガンコな性格を考えるとそれしか思いつかなかったんです。」

 

希「まあそれもそうか。えりちが怪我を隠して登板。その後、決勝は怪我で途中降板。そのせいで優勝を逃したと思って野球を辞めた。考えられへんストーリーではないからなあ。」

 

優人「野球が好きでたまらなかったはずなのにどうして……」

 

希「チームへの申し訳なさ、自分が怪我なんてしてなければっていう思いもあったんやろ。やから、えりちは野球が好きという感情にフタをした。だから、余計にあの子達が輝いて見えてすぐに反対したんやと思う。」

 

優人「そういうことですか……俺は絵里さんを野球部に誘っていいんでしょうか……」

 

希「……あくまで入るかどうかはえりちが決めることや。でもな、くろっちが動かんかったら状況は変わらんと思うで。」

 

優人「どうしてそう思うんですか?」

 

俺がそう言うと満面の笑みでこんなことを言ってきた。

 

希「ウチの勘はよう当たるんやっ!!」

 

優人「そうですか。それは当たるといいですね。」

 

希「くろっちは野球、諦めるん?」

 

優人「諦めるしかないでしょ…治す方法が化学的に見つかってないって2年前に散々聞きましたよ。希望を持たせるようなことやめてもらえませんか?」

 

希「くろっちは甘いなあ…医学というのは日々進歩しているのだよ。くろっちがなっているのは一般的な野球肩。ボールのリリース時に痛みが発生したりする症状やな。」

 

優人「それはそうですけど……」

 

希「この近くにスポーツ医学で有名な病院があるんや。名前は西木野総合病院。問い合せてみたところ、野球肩の改善、治療も行ってるらしいで。」

 

優人「じゃあ、もしかして俺の肩は……」

 

希「そう、リハビリとトレーニング次第でいい所まで持って行けるかもしれない。一度、話を聞いてみるだけでもどうや??」

 

優人「…分かりました!!ご丁寧にありがとうございます…」

 

希「ええんやええんや。可愛い後輩の頼みやからな〜、お姉さんサービスしちゃうんやで。」

 

どうしても、サービスと言われるとイケナイ想像をしてしまい、のんさんの豊満な……を無意識に見ているとお盆でしばかれた…

 

優人「痛っ!!これでも怪我人なんですよ!!」

 

希「ウチだって一応、女の子やで!!デリカシーのない行動は以後、控えるように!!」

 

優人「すいません………」

 

 

―――

 

 

まあ、あれからあっさりのんさんが許してくれてよかった……これがことりだったら…って考えるだけでも恐ろしい。

海未の強烈なビンタが飛んでくること間違いなしだ……

それよりも絵里さんとの勝負だ…

3年野球をやってないとはいえ、素人の穂乃果達が対応出来るような相手ではない。

まあ、考えても仕方の無いことではある。

とりあえず、明日は帰りに西木野総合病院に向かうことを決めて帰路につくのであった……

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
のんさんの……はさすがにデリカシーの欠片も無いのでアウトですね。
でも、男子高校生ならこんなノリだったな〜って思いながら書いてました(笑)
西木野総合病院で一体何が起きるのか僕も楽しみです。
お気に入り、評価、感想などお待ちしております!!
それではまた来週〜。
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