ペルソナ使い鳴上悠と魔法科生   作:ローファイト

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感想ありがとうございます。
誤字脱字報告ありがとうございます。


ちょっと、時をさかのぼって始めます。


第四十話 アンタッチャブル稲羽

悠はドッペルゲンガー第一高校襲撃事件翌日の夜。りせのヒミコを通じて、稲羽の仲間達全員と携帯端末の同時通話で話をした。りせのヒミコを介するのは、盗聴やハッキングを防ぐためだ。

 

「みんなごめん。俺がペルソナ使いだということを、軍関係者や警察に話さざるを得ない状況に陥り……知られるところとなった。………ただ、皆の事はなんとしても伏せる」

 

悠は第一声で皆に謝る。

 

その後、東京で起こっているドッペルゲンガーの件、第一高校襲撃事件の件、そして、話さざる得ない状況に陥った経緯を最初から皆に話した。

 

「わたしがペルソナ使いなのを隠すために悠先輩が………ごめんなさい」

りせは涙声で悠と皆に謝る。

 

「くっ…悠……お前、一人で抱え過ぎなんだよ。しかし………その状況じゃあな」

陽介は悔しそうな声を上げる。

 

「先輩……桐条美鶴さんを介したのは最善手ですね。さすがです。これで先輩に国防軍や警察はうかつに手をだせません」

直斗は悠を褒める。

 

「どういう事なの、直斗くん?鳴上くんに軍や警察が手をだすとか………」

雪子は何やら物騒なものいいの直斗に質問する

 

「先輩のペルソナ能力は政府……いえ、国防軍や警察、魔法師は喉から手が出るほど欲するでしょう。そして、その能力解明のために、先輩は理不尽な扱いを受ける可能性があったということです」

 

「理不尽な扱いってどいうこと?」

千枝はさらに質問をする。

 

「軟禁……最悪は監禁し、実験動物のような扱いを受ける可能性です」

 

「そんな……」

「そんなのおかしいよ!」

雪子は悲痛な声を、千枝は声を荒げる。

 

「………ちょっくら軍やら警察ぶっ潰してくる。場所教えろや直斗」

今まで黙って聞いていた完二は静かに切れる。

 

「落ち着いてください巽君。そうならないように先輩は桐条グループを引き込んだんです。しかも桐条美鶴さんを前面に押し出すような形で……、桐条美鶴さんも元々政府に食い込もうと考えていたため、先輩の提案は魅力的だったでしょう。お互いの利害の一致により、貸し借りを作らずに先輩はいいポジション取りを行ったのです」

 

「よくわからんクマが、さすが先生クマ!」

内容が全く分かっていなさそうだが、取り敢えず悠を褒めるクマ。

 

「……何時も思うんだけど…鳴上くんってさ……何ていうか……」

千枝は呆れた声を上げていた。

 

「里中、言いたいことはわかる。こいつって、大胆というか、肝が据わってるっていうか」

陽介は千枝にすかさずフォローを入れる。

 

「先輩に交渉術で右に出る人はそうそういませんよ。それは探偵である僕が保証します」

 

 

「こっちの事は、俺がなんとかする。りせは守ってみせる。みんなにも波及しないようにやってみせる。しかし、みんなに頼みたいことがある………」

 

「お前が頼み事って珍しいな。何でも言ってみろよ!協力するぜ!」

「そうそう!みんな鳴上くんの頼みだったら何でもするよ!」

「鳴上くんに頼まれるのは嬉しいわ」

「先輩!俺は先輩の頼みだったら何でもするっす!」

「先生!何でも言ってミソ!」

陽介、千枝、雪子、完二、クマは口々に答える。

 

「……先輩、菜々子ちゃんのことですね。正確には堂島さんも含めて」

直斗は悠の言葉で察していた。

 

「…そう。………菜々子や叔父さんを守ってほしい」

 

「鳴上くん、直斗くんどういう事?……守ってほしいって」

雪子は皆の疑問を代弁する。

 

「先輩の能力に目を付けた連中が堂島親子を狙ってくるということです。先輩であれば、滅多なことではやられないでしょう。今は桐条グループと手を組み、事実上手出しが難しい。ならば……先輩の個人的に繋がりがある親族はどうでしょうか?………菜々子ちゃんを人質に取り、先輩に無理な要求をするかもしれません」

 

「なんだそりゃ?そんな汚い手を使ってくるのかよ!」

完二は声を荒げる。

 

「先輩の能力はそれほどの価値があるということです。もう一つの懸念は、ドッペルゲンガーも狙ってくる可能性があるということです。ドッペルゲンガーにとって先輩は天敵です。先輩を排除するためなら何でもやってくるでしょう」

 

「わかった!こっちの事は任せて鳴上くん!」

「菜々子ちゃんを狙ってきたら、真っ先に燃やすから!」

「菜々ちゃんはクマが守るクマ!」

「先輩はそっちで頑張ってください!こっちは俺らが居るんで!!」

「相棒!こっちは任せろ!」

「そういうことですよ。先輩。こんな事はお願いのうちにも入りませんよ」

皆は明るい声で自分なりの言葉で悠に答える。

 

「み…みんな」

りせはそんな皆の声に感動する。

 

悠は再度皆に謝る。

「みんなごめん……結局俺はみんなを巻き込んでしまった」

 

「そういうのはいいっこなしだぜ。相棒!」

「鳴上くん、そんな事言わないで」

「俺は先輩に全然借りを返してないんすから!」

「そうですよ先輩!」

「鳴上くんの役に立ててみんな嬉しいんだから!」

皆の声は明るい。

 

「………ありがとう」

悠は改めて皆との絆を感じる。

 

 

「私もその話混ぜて……」

そこで、意外な人物の声がこの会話に入ってきた。

マリーだ。今は久須見鞠子と言う名で地元ローカル放送局でお天気お姉さんをしているが、クスミノオオカミというれっきとした神だ。今はこの八十稲羽近隣一体の土地神として、この地に定着してる。

 

「ま、マリーどうして」

悠も驚くが皆も驚きの声を上げる。

特にりせの驚きは大きかった。

 

「そんなに驚く事?私も彼に……悠と皆に協力したい」

マリーは不思議そうに聞き返す。

皆が驚いたのはその部分ではない。

 

「いや~、マリーちゃん?どうやってこのアドレスに入ってこれたの?りせがハッキング無効にしてるはずなんだけど」

陽介は恐る恐る聞く。

 

「ハッキング?……悠の声と皆の声がした気がしたから、スマホで普通に電話したら繋がった」

 

「「「「「……………」」」」」

 

「まあ、いいんじゃない?マリーちゃん一応神様みたいなもんだし、細かいことは」

千枝は相変わらず順応性が高い。

皆はそれに習ってうなずく。この仲間達も相当順応性が高いようだ。

 

「一応じゃなくて、ちゃんと土地神」

マリーは少し不満そうだ。

 

「なんにしろ、マリーちゃんが協力してくれるんなら、100人力だよな!」

陽介はマリーを歓迎する言葉を発するのだが………

 

「あはははは!花村くん。マリーちゃんは人じゃなくて神。100人力じゃないし、ぷふふふふっ!」

相変わらず笑いのツボがおかしい雪子は陽介の言葉に反応しバカ笑いをする。

 

 

「マリー助かる」

 

「うん、任せて悠」

 

 

 

 

 

こうして、稲羽の仲間たちは自称特別捜査隊を再結成し、堂島親子のガードを始めたのだ。

悠は叔父である堂島遼太郎には……詳しい内容は話していないが東京で事件に巻き込まれたことをそれとなく電話で話す。

「………お前なら何があろうが大丈夫だろう。こっちの事は気にするな」

遼太郎は何かを察したのだろう。悠にこう答えた。

 

 

 

 

2月11日(金)

 

ドッペルゲンガー2体がこの八十稲羽周辺に侵入したことをマリーは感知する。

マリーは土地神としてこの地に訪れるどんな異物も瞬時に把握できるのだ。

その報告を受け、完二や陽介はすぐにでも倒しに行こうとするが、直斗がそれを止める。

ドッペルゲンガーは堂島親子に近づかずに、この街自身を調べている様な素振りを見せていたからだ。もしかすると、2体は斥候でドッペルゲンガー本体がこの街に後に現れる可能性があると……そして、できるだけ多くのドッペルゲンガーを引きつけ、東京の悠の負担を減らしたいと話す。

皆はその提案を受け、堂島親子をしばらく24時間体勢でガードすることにした。主にはクマを中心に菜々子のガードを直斗が遼太郎の様子を伺っていた。

 

 

2月12日(土)早朝

マリーはドッペルゲンガー3体が新たに八十稲羽周辺に侵入したことと同時に、外からこの地に踏み入れた魔法師の一団を感知したのだ。

その一団、黒羽家一党はどうやら、堂島親子を監視するような動きを見せ始めたのだ。

 

マリーは皆と連絡を取り合う。もし、その一団が菜々子に接するようであれば、クマが動く手はずとなった。そして、予定していた場所で皆と合流し返り討ちにするところまで決めていた。

 

ドッペルゲンガーも合流し5体に、菜々子を遠巻きに監視するような動きをしだした。

 

別で動いていた直斗は、堂島親子周辺や自分たちを探る中年男の存在に気がつく。

 

 

ドッペルゲンガーの動きの方が慎重を期していたが、魔法師の一団、黒羽家は不用意な行動に出てしまった。四葉真夜の命令は飽く迄も堂島親子の監視であり、今の所は彼らに何らかの行動にでる手はずではなかった。しかし、黒羽家の亜夜子と文弥が短絡的な思考により監視任務の大枠として菜々子に接触をしてしまったのだ。

 

そして、クマはすぐに動く。

 

マリーとクマからの連絡を受け、自称特別捜査隊のメンバーは返り討ちを行う地点に集まっていく。

 

ドッペルゲンガー側も自分たち以外に堂島菜々子に接触、監視する一団に気が付き、慎重に事を運んでいたが、動かざるを得なくなった。

先に菜々子をその一団に持っていかれることはなんとしても避けたかったからだ。

 

 

 

 

そして、クマは菜々子を連れ、予定のポイントへ向かっていく。

 

 

 

そのクマと菜々子に先に立ちはだかったのは不運にもドッペルゲンガー達だった。

既に時遅し、クマは予定のポイントへ到達し、皆は集まっていたのだ。

そして、ドッペルゲンガー5体は雪子、陽介、千枝、クマ達ペルソナ使いと兎歩転移術で現れた現人神マリーとで瞬時に撃滅されたのだ。

 

その間、完二は様子見をしていた黒羽の諜報員を全員気絶させ、黒羽亜夜子、文弥を威圧させ動けなくする。

直斗は追っていた中年男、黒羽貢が菜々子達の方向へ進路をかえ動き出したが、到達した瞬間に捕らえたのだ。

 

 

 

そして、今に至る。

 

黒羽親子3人は稲羽のペルソナ使い6人にペルソナ6体、さらにと現人神に囲まれる。

黒羽貢はなんとか隙を見つけようとするが……脱出は無理だと判断する。

黒羽亜夜子と文弥は既に生きた心地がしないようだ。

 

「こいつらどう落とし前付けてやろうか?」

完二はいかつい顔で3人を威圧する。

 

「いっそ燃やす?」

 

「燃やすな!雪子過激すぎ!」

 

「…でもな、おっさんはともかく女の子二人はな」

 

「陽介~!こっちの子は男の娘クマ!」

 

「げっ、マジかよ」

 

「とりあえず、尋問でもしましょうか?なぜ菜々子ちゃんを監視していたのかを……そう言うの得意なんで」

 

「直斗もやめろって……はぁ、うちの女どもは、どうして過激なんだ?悠、やっぱお前がいないとしまんないっての!」

 

「…………」

マリーは黙ったまま3人に手を翳す。

 

「ちょっとマリーちゃん?なにやってるの?」

 

「ゴートゥーヘル。こいつらちょっと地獄に落としてくる」

 

「ちょ!シャレんなんねーよ。マリーちゃん。君が言うとさ!…おっさんと君たち、自分からしゃべった方がいいよ。ここの女性陣は容赦ねーから」

陽介は血の気の多い女性陣を抑えるのでやっとだ。

 

「…………」

 

「しゃべらなくていい……、この痛い子と女装とおっさんは、四葉真夜とかいう魔女っぽい人に命令されて菜々子を監視してた」

マリーは貢に手を翳し、記憶を読み取る。

 

「な!?」

黒羽貢はそれを聞いて驚きの表情を顕にする。

 

「……やっぱり菜々子ちゃんを!!」

 

「ドッペルゲンガーと目的が同じってか?先輩の人質に使うつもりだったのか!!」

完二は指を鳴らしさらに凄む。

 

「……愚かな事を……貴方たちは、先輩、いえ、鳴上悠唯一の逆鱗に触れるところでしたよ」

直斗はそう言って銃を構える。

 

「この人たちやっぱり燃やしていい?」

雪子は恐ろし気な事を千枝に聞く。

 

「燃やすな!でも、それ相応の覚悟はしてもらおうかな?」

千枝もカンフーの構えをとる。

 

黒羽貢は覚悟をする。

亜夜子と文弥はお互い抱き合って怯えていた。

 

「おいおい!手荒な真似はよそうぜ!天城も燃やすの禁止な!!」

陽介は必死に彼女らを抑える。

 

「……ヨルお姉ちゃんとヤミお姉ちゃんは菜々子に道を聞いただけだよ?なんにも悪い事してないよ。だからいじめないであげて」

そんな中、菜々子は自称特別捜査隊に悲しげな表情をする。

 

「「な、菜々子ちゃん」」

亜夜子と文弥の双子は菜々子の優しさに思わず涙が出そうになる。

 

「う……菜々子ちゃん?お姉ちゃんたちは別にいじめているわけじゃないんだよ。この人達は菜々子ちゃんや悠お兄ちゃんに酷い事をしようとしたから、なんでそんな事をしたか聞いてただけなんだから」

千枝は慌てて菜々子に釈明する。

 

「そうなの?悠お兄ちゃんに酷いことをしようとしたの?」

菜々子は泣きそうな顔をし亜夜子と文弥に聞いたのだ。

 

「な、菜々子ちゃん………そ、そんな事はしないわ」

「うん……そんな事しない」

 

「うん。お姉ちゃんたちは、悪いことしないって言ってるから。ね?」

菜々子スマイルだ。

 

「菜々ちゃんは優しいクマね!」

「う……菜々子ちゃん」

「はぁ、まあ、なんだ。直接菜々子ちゃんをどうこうしようとはしてなかったしな」

皆、黒羽親子も自称特別捜査隊も菜々子スマイルにやられてしまい、毒気が抜かれる。

 

「しかし、対処に苦慮するところです。そのまま解放するのもまずいですね。しかも十師族四葉家の間者となれば……報復される恐れもあります」

直斗は考え込む仕草をする。

 

「こいつら、察に引き渡して、やりゃーいんすよ」

 

「巽君。それは開放と同じ意味なんですよ。十師族の力ですぐに開放されるでしょう」

 

「……そんな。直斗くんどうすれば?」

雪子は眉をひそめる。

 

「じゃあ、この人達、最初っからここに居なかったことにすれば?記憶を消すとか」

千枝はこんな突拍子もない事を言い出す。

 

「里中さん??流石に俺たちのペルソナでも無理だぜ?」

「里中先輩流石にそれは」

陽介も直斗も呆れた様な顔をしていた。

 

「なら、一発ずつ殴って記憶を消しゃーいいんすよ」

完二の思考も相変わらずだ。

 

 

 

「できるよ」

 

 

皆はこの一言を言った人物に一斉に振り向き注目する。

「「「えええ?」」」

 

マリーはその視線に不思議そうに答える。

「何?わたし変なこと言った?わたしは自らの存在そのものも消そうとしたし、人の記憶ぐらいある程度消せるし………」

 

「ま、マリーちゃんなら出来るか……神だし」

「マリーちゃん…やっぱ、半端ないわー」

「じゃあ、1年分ぐらいいっとく?」

その言葉に反応する陽介と千枝と雪子

 

「でもよー、その後どうするんだよ。結局コイツらの親玉の魔女みたいなのが居るんだろ?」

完二は意外と考えてものを言っているようだ。

 

「マリーちゃん、その魔女さんの記憶も消せる?」

雪子はマリーに聞く。

 

「流石に無理。わたしはここを離れることが出来ないから」

マリーは土地神だ。この八十稲羽周辺地域にくくられた神だからだ。

 

「そっかー、マリーちゃんでも無理かー」

千枝は他の案を考え出す。

 

「そこは鳴上先輩に相談したほうがいいですね。十師族が絡んでますし、鳴上先輩は政府との交渉で東京ではかなり優位な立場を得ているようなので、なんとかなるかもしれません」

直斗は考え込む仕草を止め、皆にこう提案する。

 

「あいつ、日本政府に交渉とかどんだけなんだよ。ったく」

陽介は苦笑交じりだ。

 

「流石先生クマ!」

 

 

「そんじゃマリーちゃん。このおっさんとこの子達と、完二がのしたあの黒服の連中の記憶をサクッと消しちゃって」

陽介はマリーに軽い感じで言う。

 

 

 

黒羽貢は思う。

 

こんなとんでもない連中が、まだ、日本に居たことに驚くとともに絶望する。

そして、彼らは一人一人は戦術級魔法師の力を擁し、更に不可思議な術を操る神と名乗る少女まで居るのだ。

 

貢は亜夜子と文弥と別行動をとっていたのは、堂島親子と鳴上悠の交友関係を探っていたからだ。

四葉真夜の思考を先読みして、堂島親子以外にも鳴上悠の弱点となるものは無いかと………

 

弱点どころか、いつの間にやらとんでもない魔窟に足を踏み入れてしまっていたのだ。

絶対に手をだしてはいけない連中だった事に後悔する。

 

 

マリーは貢達に手を翳す。

 

 

 

貢は記憶が消される前に最後に……彼らに人の心があったことと……庇ってくれた堂島菜々子に感謝する。

そして従姉妹である真夜に彼らを絶対敵に回してはいけないと伝えられないことが心残りであった。

 




今回のアンタッチャブル編上中下になりました。
次に下です。
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