ペルソナ使い鳴上悠と魔法科生   作:ローファイト

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感想ありがとうございます。
誤字脱字報告ありがとうございます。

番外風のバレンタインの続きです。上中下の中のつもりです。
なんか下が長くなりそうな気配なんです。もしかすると、バレンタインは4話になるかもです。


第四十七話 悠の自宅でバレンタインデー

 

2月14日(月)

ドッペルゲンガーによる第一高校襲撃事件から10日間が経つ。

第一高校は本日から授業再開となった。

この10日間で校舎は修繕され、なんとか授業ができる体制となったが、ドッペルゲンガーからサイオンと生命力を奪われた生徒の多くはまだ入院生活を余儀なくされている。

この日、学校に出ることができたのは全校生徒の半分程度だ。

因みに、著しく破壊された練習棟や野外訓練施設は復旧のめどが立っていない。

 

生徒達の身体的なダメージからの回復もそうだが、心の傷はなかなか癒せるものではない。

たとえ学校に出ることができたとしても、あの事件のショックで魔法がまともに扱えなくなる生徒もいるだろう。そうでなくても、授業に集中できないなどの精神的影響は計り知れない。

学校は暗い雰囲気に包まれているだろうと思われたのだが………

 

意外とそうでもなかった。

 

今日はバレンタインデー。

日本では、女性が男性にチョコレートを贈り。自分の思いの丈を伝える日。

そして、親しい男性に日ごろの感謝を込め、義理チョコなるものを配る日でもある。

世の男性たちは、この日ばかりは気が気でない。

チョコを贈る方も贈られる方も一喜一憂する。

そんな男女をしり目に、普段通りの日常を過ごす人々も多々居るのだが……

 

 

第一高校では朝から、生徒たちはお互いの無事と再会を喜びあうと同時に、女子生徒からチョコレートを気恥しそうにお目当ての男子に渡す風景があちらこちらで見られた。

 

1時限目から2時限目にかけて大ホール講堂での学校再開についてと、この事件の経緯の説明がなされた。もちろん生徒達にはドッペルゲンガーによる襲撃事件とは伝えていない。表向きはテロリストが第一高校を占拠し生徒達のサイオンを利用し、式神による大規模魔法実験を行ったと伝えられている。

また、そのテロリストを撃退した立役者として、真由美、リーナ、達也、深雪、エリカ、幹比古、美月が表彰された。

 

その後、授業が一応再開されるが、特別カリキュラムが組まれる。

内容はほぼ自習に近いものだ。

その間も、バレンタインチョコをめぐる男女のやり取りは行われていた。

 

 

 

「……深雪、ちょっといい?」

そんな雰囲気に戸惑いながらリーナはクラスメイトであり、生徒会から留学生のリーナのサポート役を受けていた深雪に話しかける。リーナはこの前の深雪との勝負以来、深雪とは気軽に話ができる友人関係となっていた。

 

「どうかしたのリーナ?」

 

「バレンタインデーって、日本ではかなり重要なイベントのようね。まさか、チョコレートを渡しながら、男性に告白する日だったなんて……」

 

「それだけじゃないわ。親しい方に日頃の感謝を込めて、チョコレートを渡す日でもあるわ」

 

「……USNAではそんな習慣はなかったわ。深雪は誰かに………聞くだけ野暮ね。達也にチョコレートを渡すのでしょう?」

 

「もちろんお兄様にはお渡しするわ。それと西城君や吉田君、五十里先輩にも日頃の感謝を込めて渡すつもりよ」

 

「そう……」

 

「リーナはどうなの?」

 

「こんな大々的なイベントだって知らなかったから、その一応、昨日シルヴィと作ったのだけど、少しだけよ」

よく見るとリーナの指や手の甲に絆創膏が3か所張られていた。

 

「………やっぱり、鳴上さんに?」

 

「……私が親しいのは悠だけだし……その、いろいろとその、助けてもらったりしてるし、一応よ。……でもどう言って渡したらいいのかわからない」

リーナの頬は若干赤みを帯びながら、困ったような表情をしていた。

 

「リーナ…自分の今の素直な気持ちを伝えて鳴上さんに渡せばいいと思うわ」

 

「……素直な気持ち?……わからないわ」

 

「……リーナのチョコレートを鳴上さんが受け取ってくれて喜んでくれたら、どう思う?」

 

「そ、そんなの……」

 

「私も鳴上さんにバレンタインチョコを渡すつもりよ」

 

「え?深雪も?」

リーナはショックを受けた顔をする。

 

「私は私の感謝の気持ちを伝えて、受け取ってもらえて、喜んでもらえたら私も嬉しいわ」

 

「………よくわからないわ。悠は当然受け取ってくれると思う……でも目の前で食べてくれて喜んでくれたら嬉しいかも……」

リーナは悠が自分が作ったチョコを美味しそうに食べてる風景を思い浮かべると、自然と顔が綻び熱ってくる。

 

実はリーナは一昨日まで、バレンタインデーでチョコレートを渡す習慣すら知らなかった。

四葉家本家が崩壊したあの晩、悠が四葉から帰ってくる前に、りせがバレンタインをどうするかという話題をリーナと真由美に振り、一方的にリーナと真由美に勝負を吹っかけてきたのだ。

悠に食べさせ感想を聞き、誰が一番おいしかったかという勝負だ。

リーナは何の事か最初はわからなかったのだが、真由美に説明を受け、何となくだが理解する。負けず嫌いのリーナはとりあえず、りせの挑発にのり、その勝負を受け、昨日、腹心のシルヴィと思考錯誤をしながら、チョコクッキーを焼いたのだ。

料理など全くしたことが無かったリーナは、かなり苦労したようだ。

 

リーナはなんと無しに、親しい友人にチョコを渡して食べてもらうぐらいのイメージしか思っていなかったのだが……

今日学校に来ると、生徒たちはバレンタインチョコイベント一色のこの空気に……。しかも、女子生徒たちは緊張した面持ちで、真剣に男子生徒に思いの丈を込めて、チョコを渡し告白をしてるのだ。

まさか、こんな事になっているとは思いもしなかったのだ。

 

そう思うと、自分が作ったチョコを悠に渡して食べてもらって感想を聞く………ただ、それだけのハズなのに、……リーナの中で得も言われぬ感情が蠢き……どうしたらいいのかわからなくなっていたのだ。

それで、深雪にこんな質問をしたのだった。

リーナは悠を肉親にまさる親しい間柄の人だとは感じていたが、そこに恋愛感情があることを自覚していなかった。

リーナは幼い内から軍に在籍し、軍務に携わってきたため、年近い人間も周りには存在せず。気軽に話せる友人などもいない。リーナの年頃で経験するだろう甘酸っぱい思い出や青春など皆無な生活をしてきたのだ。

リーナにとって軍務に関係なく知り合いとなり、そして友人となったのは悠が初めてだった。

そんなリーナは恋愛感情というものが、どういうものかという事自体知らなかったのだ。

だから、今、リーナは自分の中で蠢く感情の正体がわからず、翻弄されていた。

 

「リーナも鳴上さんのご自宅に?」

 

「そうね。行く約束はしたわ。深雪も来るんでしょ?」

リーナやりせ、真由美は悠から深雪たちが来ることをあらかじめ聞いていた。

悠の提案で、四葉が落ち着くまで、四葉の話題を出さないようにしようと口裏を合わせ、深雪たちに配慮したのだ。

 

「はい、お兄様と一緒にお伺いする予定です」

 

「達也は悠に用事がないでしょうに」

リーナは達也を警戒していた。

四葉家の縁者と知り、ますます警戒心が高まっていた。

悠は大丈夫だと言っていたが、今迄の達也の行動がそうさせる。

深雪については、深雪の振る舞いや言動から、四葉の意思は感じられない上に、嘘はない。それに友人だとも思いだしてる相手なため、警戒心は自然と緩む。

 

「そんなことはないわ。きっと、お兄様も鳴上さんに会いたいと思ってるわ」

確かに達也は悠と会って話をしたいとは思っている。しかしそれは深雪が悠と会いたいと思うのとは全く別のものだ。

達也は四葉家崩壊の真相を悠に直接聞こうと思っていたのだ。

ただ、その思惑は外れることになる。悠の家にはリーナも訪れるのだ。

それだけではない。真由美も当然、悠の家に居ることだろう。

そうなると、四葉家の話題を出すわけにもいかない。

悠からリーナや真由美に四葉と自分たちの関係を知らせているかもしれないが、わざわざこちらからだす話題ではない。

 

 

 

放課後リーナは一度USNAの拠点兼自宅に帰った後、悠のマンションへと向かった。

深雪と達也は制服姿のまま、悠のマンションへと向かう。

そこにはエリカや美月、レオ、幹比古の姿もあった。

エリカと美月は悠にバレンタインチョコを渡す名目で悠の自宅に訪れるつもりだが、本命は悠の家に来るだろうりせに会うためだ。レオはただ単に、悠の家でおいしい茶菓子を食べるために、幹比古は美月が悠にバレンタインチョコを渡すと聞いて、気が気でなくついて来たのだ。

 

これで達也の悠に直接四葉崩壊の真相を聞くという思惑は完全に崩れた。

 

 

 

 

悠は学校から自宅マンションに帰った後、直ぐに夕飯の下ごしらえをし始める。

 

悠の自宅マンションに一番乗りしたのはやはり自宅が近いリーナだ。

リーナは授業が終わると脱兎のごとく自宅に戻り、悠の家に訪れたのだ。

誰よりも、早くバレンタインチョコを渡すために。

 

「……悠、日本ではバレンタインデーにチョコレイトを渡す習慣があるって聞いて、私もチョコクッキー作ってみたの、初めてだからそのおいしくないかもしれないけど、受け取ってくれる?」

リーナは緊張した面持ちで悠に可愛らしくラッピングされたチョコクッキーを渡す。

 

「ああ、リーナありがとう」

 

「……食べてくれる?」

リーナは上目使いで聞く。

 

悠はその場で、ラッピングを外し、出てきた形やサイズが不ぞろいなチョコクッキーを口にする。

 

「……どう?」

リーナは恐る恐る聞く。

 

「初めてにしては、おいしくできてる。リーナありがとう」

そのクッキーはサイズや形はともかく、それなりにおいしく仕上がっていた。リーナの努力がうかがえるクッキーだ。

今までもらった手作りバレンタインチョコは……ひどいものばかりだったため、悠は少々感動していた。

さらに、あまりこういうのが得意そうじゃないリーナがちゃんとおいしく仕上げてきたことも……

 

その悠の返事に、リーナは嬉しさが込み上げる。思わず悠に飛びつきたい衝動に駆られるがぐっと我慢する。

「そう、よかったわ。……その、また作って上げるわ」

 

悠は思わずリーナの頭をなでる。

「そうだな。また作ってくれ」

 

「……こ、子ども扱いしないでよ」

リーナは悠に褒められ、また、作ってほしいと言われ、心の中で爆発しそうな勢いだったそれが何かを自覚するにはまだ時間を要する……顔を真っ赤にして、恥ずかしさを隠すかのように早口で悠にそう言った。

 

 

その後、深雪と達也とエリカ達第一高校の一年生組が訪れる。

 

「鳴上さん……色々と助けていただいた上に、私たちの事も受け入れていただき本当にありがとうございます」

深雪は恥ずかしそうな笑顔で悠を見上げ、手作りチョコの入った小箱を渡す。

 

「ありがとう。それとこれからもよろしくな深雪」

 

「はい」

深雪は満面の笑みで返事をする。

 

達也はその様子を鋭い目つきでじっと見つめていた。

 

そんな達也の耳元で……

「達也君、達也君。深雪が取られちゃうわよ」

エリカは達也にいたずらっぽい笑顔でそう言う。

 

「おお、凄いな。あの司波が達也以外の男にあんな顔をするのか……こりゃ、兄離れも近いな。達也もシスコン卒業しないとな」

空気の読めない男代表レオはそんなことを達也に言ってしまう。

 

「前にも言ったが……俺と深雪は兄妹だ。深雪が誰を好きになろうと受け入れるつもりだ」

そう言う達也だが、明らかに憮然とした顔をしていた。

 

そんな皆の様子を美月と幹比古は苦笑し、眺めていた。

 

 

この後、エリカと美月は二人で悠に、感謝を込めてということで、義理チョコを渡し、悠もお礼を言う。

幹比古はどこかホッとした顔をしていた。

 

 

 

しばらくし、真由美が訪れる。

真由美は学校から一旦自宅に戻り、オシャレな服装に着替え、ここに来たのだ。

 

「みんなこんにちは。達也君や深雪さん、千葉さん達も来てたのね」

真由美は皆に挨拶をし、皆も挨拶をそれぞれ返す。

 

「な、鳴上くんちょっといいかしら」

真由美は悠をマンションの屋上に連れ出す。

 

「……あのね。チョコレートを作ったのは初めてで、その鳴上くんはお菓子作るの上手だから、どうしようかと思ったのだけど、でも……これを受け取ってください」

真由美は恥ずかしそうに頬を赤く染め、きれいにラッピングされた小箱を渡す。

 

「ありがとう七草」

 

「その、恥ずかしいから、後で一人の時に開けて食べてね。りせさんが誰がおいしいか勝負とか言ってたけど……私はいいの、鳴上くんが食べてさえくれれば」

 

「そうか、わかった後で食べる」

 

「うん。……そ、それとね。そろそろね。あのね」

真由美は顔を赤らめながら何かもじもじして言いにくそうにする。

 

「………」

悠はそんな真由美の次の言葉を黙って待つ。

 

「……前はその断ったのだけど……そろそろいいかなって、私の事も下の……名前で呼んでほしくて」

真由美は最後は消え入るような声で言う。

 

「そうか、じゃあ真由美。俺の事も悠でいい」

悠は恥ずかしげもなく下の名前で呼ぶ。

 

「………その…ありがとう、悠くん」

真由美は茹でタコのように顔全体が真っ赤になっていた。

 

 

そして、屋上から戻った悠と顔を真っ赤にしたままの真由美を見て、エリカはニヤニヤと、美月は何故か目をキラキラとさせる。

幹比古は何かを察したような顔をし、達也も気が付いたようだが、ポーカーフェイスのままだ。

レオは何も気が付いていないようだ。

リーナと深雪はそんな二人を見て、なんとも言えない顔をしていた。

 

 

 

そして、最後にりせが……

 

「あれ?みんな来てたんだ。あの襲撃事件ぶりかな?」

 

「りせ姉さま!ご無沙汰してます」

「りせお姉さま!会いたかったです」

エリカと美月がりせがリビングに入ってくるなり、勢いよくりせに迫り挨拶をする。

 

「りせさん、こ、こんにちは、この前はありがとうございました」

「まじで、アイドル来たぞ。思ったより小さいな」

幹比古は恐々挨拶をし、レオはアイドルの久慈川りせが目の前に現れた事に驚くが、そんな感想を漏らす。

 

「りせ、遅いわよ」

「りせさん。こんにちは」

リーナと真由美はいつもの感じの挨拶だ。

 

「久慈川さんお久しぶりです」

「その節は」

深雪と達也も挨拶をするが、他所他所しいのは仕方がないだろう。あの襲撃事件では、顔は合わせはしたが、まともに言葉など交わしていないからだ。

 

「悠先輩待った?」

 

「いいや」

 

りせはコートを脱いで、ハンガーにかける。

「もう、みんなバレンタインチョコ渡した?」

 

「もう、とっくにね」

リーナが代表して答える。

 

「じゃあ、私が最後ね!」

 

「それじゃ、ハイこれ、りせ特製手作りバレンタインチョコレート!久慈川りせから愛を込めて悠先輩に!!今回も手作り気合い入れて作っちゃった。去年よりパワーアップしてるんだから!!」

 

「あ、ありがとう…りせ」

悠は可愛らしいパッケージに包まれた小箱を恐る恐る受け取る。

りせの言葉から不安がよぎっていた。今回も手作りで、しかも何かがパワーアップしてるらしいのだ。あれ以上何があるのだろうかと……悠の脳裏には昨年の苦い記憶が蘇り、額に汗をにじませる。

 

そんなりせのバレンタインチョコをうらやましそうに見る美月とエリカ。

レオは堂々と悠にバレンタインチョコを渡すりせを見て感心していた。

 

「あっ、こんなに人数居るとは思ってなかったけど、みんなの分もあるから食べてね」

りせはそう言って、大きめの箱のラッピングを解き、箱を開け、リビングテーブルに置く。

それを聞いて、美月やエリカだけでなく、幹比古とレオも嬉しそうに箱の中身を覗く。

箱の中には真っ赤なチョコと緑色のチョコが並ばれていた。

普通に考えれば、緑色のチョコは抹茶チョコだろう。真っ赤なチョコは普通は食紅など表面だけをコーティングしたチョコなのだろうが……これはチョコ自体が赤いのだ。

 

「緑色はちょっと甘口で、赤いのが辛口だから!食べてみて?」

りせはそんなことを言って皆に食べることを促す。

チョコに辛口とかあるのだろうか?

 

「じゃあ、遠慮なく」

レオは躊躇なく、赤色のチョコを数個一気に口に入れる。

そして………

 

喉を抑え声もなく、顔を真っ青にし、その場で後ろに倒れる。

 

「ちょっとレオ?あまりのおいしさに倒れた」

エリカはそんなことをにこやかに言うが、横に座っていた幹比古はレオが明らかに苦し気なのに気が付いてた。

 

「………」

悠はそれを見て、額に汗をする。

 

「えーっと、今回のチョコは緑色のがハラペーニョ(ハバネロに匹敵する辛さの青唐辛子)入りのチョコで、赤いのがキャロライナ・リーパー(ハバネロの5倍から10倍辛い唐辛子、もはや触るだけで痛いレベル。常人では口にすることもできない辛さ)入りチョコでーす!ちなみに悠先輩のチョコにはこれを3倍に濃縮したものが入ってます♡」

りせから衝撃的な事実が皆に伝えられる。

 

「「「………」」」

それを聞いて全員が沈黙する。

 

「幹……あんた、ちょっと食べてみて、私、今日チョコを食べるの医者に止められてるの」

「エリカ……りせさんが折角作ったものだよ。ほら」

エリカと幹比古はチョコの擦り付け合いを始めてしまった。

 

 

「りせ……チョコは後にしよう。まずは夕飯だ。今日はいい魚が手に入ったから南蛮漬けと刺身を用意した」

悠は皆の命の危険を感じ、起死回生の提案をする。

 

「悠先輩のごはん!そうね。チョコを食べて悠先輩のごはんが食べれられなくなるのは残念だしね。皆にもってかえって貰えるよう小分けしとくね」

りせはそう言って、テーブルの上に置いたチョコの箱を片付ける。

 

皆はそれを聞いて、ホッと胸を撫でおろす。

そして、皆は心の中で悠に感謝の言葉を述べる。

 

 

悠は夕飯の準備にかかる。深雪は自前のエプロンを掛け悠を手伝うためにキッチンに入る。真由美もそれに習うかのようにキッチンに入った。

 

リーナはキッチンカウンターの外から、悠たちが料理する様子を伺っていたが、食器を並べる用意を手伝いだす。

 

りせは嬉しそうに、激辛チョコを小分けしていく。

エリカと美月はそれを手伝いながら、りせとの会話を楽しんでいた。

 

達也と幹比古は青白い顔をし倒れてるレオを介抱しようとするが、意識がない。

悠がこそっと、この日のために作った自前の対激辛中和オリジナルドリンク(ヨーグルトに各種ハーブと果実が入ったジュース)をレオに飲ますようにと幹比古に渡す。

 

 

 

夕飯の準備も終わりかけの頃。

悠の自宅のチャイムが鳴る。





明日投稿できればいいな。
バレンタインの本番はこれからです。
今迄は序章です。
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