またもや、視点はころころと変わります。今回はのび太だけですが。
視点はのび太
「…え?」
僕は瞬きをした瞬間に森と湖の場所に移動していた…いやいや、さっきまで僕部屋に居たんだけど!?なにこれ!?どういう事!?
「それにこの場所…」
今朝の夢に出て来た女の人が居た場所だよね?ちょっと歩いてみるとやっぱりあの夢の場所だ。
「あ!お兄ちゃん!!」
「え?」
そこにはしんのすけくんが立っていた。え?彼もきてるってさらにどういう事!?
「どうして君がここに?」
「オラもわからないゾ!」
何でもしんちゃんはしずちゃんに怒られてから家に帰ったらしくて、その時に飼ってるペットの犬のシロが穴を掘っていたらしい。お母さんにそれを埋めろと言われて埋めていたら頑なに止められていたらしい
「その子すごいね。」
「シロは偉いんだゾ!わたあめもちんちんかいかいもできるんだ!」
「ヘェ…」
ちんちんかいかいは意味わからないけど、それで止められても埋めようとしたらパッと昔話の正直爺さんの事を思い出して、興奮して協力しながら掘り進めたら、ほんとに何かがあったらしい。豪勢な木箱が。
「あったんだ。」
「うん!」
それは宝の地図だと思ったらしいけど手紙だったらしい。
「何て書いてあったの?」
「えッと思い出」
とーちゃん、かーちゃん、オラ、天正2年にいる。お姫様は超美人だぞ。あと、のび太のお兄ちゃんもいるぞ!春日のお城は遠いからお車で来た方がいいぞ。じゃ、そういうことで!らしい。いやぁそれ明らかにここにきたしんちゃんが書いたやつだね。…ってここって天正2年!?その時代は…安土桃山時代…戦国時代の真っ只中じゃないか…そんな危ない過去に飛ばされたの?僕達。
「それで超美人ってあのおねいさんにもう一回会いたいと思って目を閉じたらここに居たんだゾ!」
「じゃあ、しんちゃんもあの女の人の夢を見たんだ。」
「そうだゾ!父ちゃんも母ちゃんもひまわりもシロも見てたんだって!」
「家族で同じ夢を見るのはすごいね。」
「毎回そうだゾ!」
何でも引っ越しする前に家族で平行世界、ジャングル、異世界の冒険をしていたらしい。み、未来の道具を使わずにそんな冒険できるんだ。
「とりあえず、ここから出ようか?」
「うん!」
僕としんちゃんは森から出ることにした。森から出るとそこは平原が広がってい
て、そこには丘があった。あそこならちょっと見渡せるかもしれない。
「なにあれ。」
「…うわ…」
丘の上に登って下を見たら火縄銃でドンパチやってる集団がそこにいた。戦の真っ只中じゃん。
「時代劇の撮影だ!カメラはどこだ?」
「しんちゃん!ちょっとまって!?」
しんちゃんは撮影と勘違いして走りだした。いやいやどう考えても本物の戦だってば!
「お?」
「どうしたの?」
「あれ。」
しんちゃんが急に停まって、指をさした。そこには匍匐前進で進んでる足軽がそこにいた。誰かを狙ってるんだ。
「ここは危ないから…あれ!?」
目を離した隙にしんちゃんがいなくなってた。ま、まさか!?
「おじさんたち何してんの?」
「やっぱり!!」
足軽のおじさんたちに話しかけたもんだからピリつく2人を翻弄してる。
「おお~おじさんたちお笑いの人?」
「しんちゃん!!」
「お兄ちゃん面白いぞこの人たち!」
「いやその人達は!!」
「黙れってんだ!!」
おじさんが小さな刀を取り出した。でもしんちゃんは時代劇と思ってるから偽物の刀だと思ってる。って冷静に言ってる場合じゃない!
「それ本物だって!」
「お兄ちゃんまで何言ってんの?本物な訳ないじゃん~」
「しんちゃんも見たでしょ?あの鉄砲隊!!時代劇なんかじゃないって!!」
「ええ?偽物だって」
「この!」
おじさんは赤くなってしんちゃんを斬りつけるけど、しんちゃんはお尻を出しながらそれを避けていた。ど、度胸がすごい…
「気づかれた!!」
言い争ってるとおじさんが叫んだ。向こうから馬に乗った武将が走って来てる。おじさんはその人を撃つけど全く当たってない。
「ち、退け!」
諦めてすぐに退いていった。こっちに来ていた武将は馬を止めた。
「お前の声と尻のおかげで命拾いしたわ!…仁右衛門、よい!捨て置け!」
「何故じゃあ!命を狙った奴らですぞ!」
「取られはせなんだ」
「はぁ…全く甘いのぉ。若は。」
「礼を言うぞ…しかし、ここは子供の来るところではない。すぐに立ち去れ。」
…いやまぁそれはそうしたいけど、ここがどこかわからないしなぁ。しんちゃんは全くもって理解してないみたいでほ~ほ~言ってるし。
「狙われておるぞ。ここに居ては良い的じゃ。」
「うむ!!」
おじさんはそれだけ言うと馬で侍たちに号令をした。あの人が号令した瞬間に活気づいて押し出した。すごい!あの人の声1つで侍たちが元気になった。そしてあっという間に押し出して、槍陣がさらに押し出すと相手側は完全に退いた。
「すごい。」
あのおじさんと居たおじさんが相変わらず逃げ足は速いって言ってたから戦は長い事続いてるんだ。おじさんはお尻ぺんぺんをしていた。
「あのおじさん御下品だなぁ。
「おい、坊主ども、まだ居たのか。」
「坊主じゃないゾ。オラ、野原しんのすけだゾ!お兄ちゃんは野比のび太だゾ!おじさん誰?」
「井尻又兵衛由俊!」
「いじり?おまた?ぷっ!変なお名前!」
「それは言っちゃいけないよ。」
「まぁよい。しんのすけ!のび太!妙ななりをしているがどこから来た?」
これって、行った方がいいのかな?何か未来が変わらない?…いや待てよあの手紙には僕の事も書かれてて、稽古って言ってた。
「そうそう!オラ達、春日町に帰りたいんだけど!ここはどこ?」
「春日町?ここは武蔵の国、春日領だが?」
僕達の住んでる場所は杉並区にある春日部町。埼玉に春日部市とは少し違うんだ。武蔵の国って…戦国時代の東京から埼玉まであるから、どっちをさしてるかはわからないけど。
「ともかく、この辺りに人家はない。城下まで送ろう」
「じょーか?」
「城の下って言うんだよ。」
「そう言えばいいのに。」
僕としんちゃんはとりあえず、又兵衛さん達について行くことになる。道中にしんちゃんは又兵衛さんに質問をしていた。ここはやっぱり、2019年じゃなく天正2年だった。もうあれを見ればわかる。
「え?何ここ!?」
「春日の城に決まっておろうが。」
「お城!?」
「全然聞いたことがない。」
「お前ら、本当にどっから来たんじゃ?」
それで僕達は又兵衛さんにここに来た経緯を話してから、又兵衛さんはお殿様に話してくると言ってから、少し待ってから又兵衛さんが来た。殿様が謁見してくれるらしい。
「そんな話が信じられるか!!」
「殿も物好きな。」
しんちゃんは落ち着きがなく、床を滑って遊んでいた。僕は、武士の心構えを師匠から聞いてたから、静かに座っていた。
「やめんか!」
「ほほ~い…」
「殿がお見えだ。座れ!」
足音が聞こえてきて、又兵衛さんがしんちゃんを座らせる。又兵衛さんも、他の人も会釈をした。僕もそろえてするけど、しんちゃんは又兵衛さんに強引にされてた。
「隼人…勝ち戦執着である。」
「はっ!恐れ入ります!岩月の者共田畑でも荒らしに参ったのでしょう。あっさり引あげましてございます!なに某は何もしておりまぬ。先手の指揮はいつものように鬼井尻めが。」
「うむ!見事じゃ。又兵衛!」
「恐れ入ります。」
どうやら又兵衛さんはよくできた武将さんであるみたいで戦では負けなしの指揮をしているらしい。小さな国がこうして生きて行けてるのも又兵衛さんのおかげらしい。
「その者たちか。未来から来たと申すのは。」
「よっ!」
「しんちゃん!!」
「何と!!」
「無礼な!!」
「まぁよい。」
しんちゃんは良くも悪くもマイペースが過ぎてキャラが濃い!いや、女の人ナンパして、お尻を出してる時点で濃いんだけどね
「この者たち、名を野原しんのすけ、野比のび太!某も最初は信じられませなんだが、話を聞き、身につけたる着物の作りなど見ますところ、どうも。」
「いやぁ、参っちゃうよね~気が付いたら違うとこに居たんだゾ!チョーびっくりでござる!」
「そうなんです。急にこの時代に飛ばされたんですよ。」
「しんのすけはひどく訛っておるのぉ。」
現代人と戦国時代の人の言葉は少し違うからやっぱりそう思われちゃうか。しんちゃんは無茶苦茶に現代語ではあるんだけど、訛ってるわけじゃない。僕達からすると殿様たちが訛ってるように聞こえる。
「しんのすけ、のび太とやら。この安綱にも未来の話聞かせてくれぬか?遠慮はいらん、好きなように申してみよ」
「おっけい!」
「わかりました。」
「桶?」
僕としんちゃんは殿様に未来の話をする。殿様はウキウキでそれを聞いていた。他の家臣さんたちは信じられなそうに聞いてたけど。仕方ないよね。僕だって未来の話をドラえもんとセワシ君の話ほぼ、信じてなかったし。
雷神「はい、終わり。」
銀「練馬区に春日部あったか?」
雷神「…わかんなから調べてみたけど、春日町ってのがあったからそれを採用した。」
ウタ「ギリギリアウトな気がする。」
雷神「まぁ、武蔵野国は大きいし。」
「「レンジが長い!」」
雷神「ハハハ…では次回もお楽しみに!」
アッパレ戦国大合戦の次は同率だった、日本誕生です。その次はどれがいいですか?
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