ドラえもん のび太の彼らとの大冒険   作:雷神 テンペスタ

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戦国時代の人はこんなに強いだろうなァという実力です。



視点はのび太です


第102話アッパレ戦国大合戦~実力と廉の気持ち~

「何かいる。」

 

金打も終わりまた外を見ていたらしんちゃんが下の方を見て言った。よく見ると、米粒みたいな影が5つ見える。

 

「城下の子供たちだ。」

 

「ふーん」

 

「会ってみたいか?」

 

「おお!」

 

「それはいいかも。」

 

僕達は御守から下りて城下町を歩いて、さっき見えた場所まで歩く。

 

「お店が全然ないけど、お買い物はどうすんの?」

 

「あ、それ気になってた。」

 

城下町には人が住んでる家しかないから、どうやって飢えを凌いでるか気になってた。

 

「たまに市が立ち、その時商人が来て商いをするのだ。」

 

「未来の街にはお店が山ほどあるゾ!」

 

「ほぅ、この春日もそんなに賑わうのか?いや、よい事を聞いた。」

 

「うん、おじさんも一度、おいでよ!お店もお家も人も車もいーっぱいだから!」

 

まず僕達がこの時代から帰れるかなんだけどね。ていうかドラえもん何してんの?道具で僕の事捜してんじゃないの?一向に姿を現さないけど。[タイムマシン]か[タイムベルト]とかで来れるだろうに。

 

「ははは!それは是非見てみたいものだ!」

 

「その時は案内しますよ!僕の師匠とかにも会わせたいですし!」

 

「未来の時雨蒼燕流の使い手か…それも見てみたいものだ。その時は頼む。」

 

「はい!」

 

話していたらさっき見た場所に着いた。しんちゃんは走って先に子供たちの所に行ってる。…ん?なんか揉めてる?ていうかしんちゃんが驚いてる。

 

「何でここにいるの?」

 

「誰だ、おめェ?」

 

…マサオ君?いや、髪の毛がある。あれれ?

 

「オラを忘れるなんてひどいゾ。オラ、しんのすけだゾ!マサオ君でしょ?草履取りの。」

 

「誰が草履取りだテメェ!それに俺はマサオじゃねぇ!オオマサだ!」」

 

うわ、何か昔のジャイアンみたいな性格だから顔が似てるだけかな。と、他の子達も、風間君、ねねちゃん、ボーちゃんに名前が似てるカズマ君、ねねちゃん、ぼうしちくん…っていうらしい。性格はちょっと泣き虫、兎が嫌い、同じだった。それで残りの一人は…

 

「私はすずえです。よろしくです!」

 

しずちゃん似のすずえちゃんいやいやここまで似てることある?ま、歳はしんちゃんと一緒だからそこだけは違うけど。でもやっぱりここまで似ることある?カズオ君とかずはちゃんは和人と一緒だけど、すずえちゃんは万陽奈さんな感じで敬語で話してる。

 

「…」

 

何かすずえちゃんがじっと見つめてくる。

 

「どうしたの?」

 

「…のび衛門くんとおしんちゃんに似てるなァって思いまして。」

 

「そういや、その地味な顔とその腫れぼったい顔そうだよなぁ!」

 

「オオマサ君、それ言っちゃダメです。」

 

「うるせぇ」

 

「あ?」

 

「ごめんなさい。」

 

おっと、しずちゃんの要素が垣間見えるな、すずえちゃん。

 

「のび兵?おしん?」

 

いやまぁ、この7人があの7人のご先祖様なら、僕としんちゃんのご先祖様居そうだけど。

 

「今は遠くに居ますけど、私達の友達です!」

 

「そうなんだ。」

 

…この感じならジャイアンとスネ夫、和人、直ちゃんのご先祖様もいそうだなぁ。名前が出てこないからいるかはわからないけど

 

「まぁ、いい!しんのすけ、のび太って言ったか?」

 

「オオマサ君いきなり、年上の方を呼び捨てとはいい御身分ですね?」

 

「のび太先輩…」

 

「よろしい。」

 

お、おう、この感じはやっぱりしずちゃんだし、万陽奈さん要素もすごい。え?何?万陽奈さんの子孫?それはないか。美夜子さんが子孫だし。魔法の世界だし。

 

「俺達、秘密の場所に行こうとしてんだけどよ!来るか?仲間にしてやっからよ!」

 

「行く行くぅ!」

 

「ちょ、勝手に。」

 

「じゃあ、おめえら行くぞ!このオオマサ様に続けェ!!」

 

しんちゃんはあの子達について行く。僕もついて行った方がいいか。又兵衛さんに断りを入れてから、あとをついて行く。

 

――――――――

 

「ほう、未来からなぁ。ま、信じてやってもいいけどよ!」

 

道中しんちゃんは自分たちが未来から来たことをこの子達に話した。5人とも信じてはくれた。

 

「泣く子も黙る春日隊!おーー!!」

 

「「「「「おーー!!」」」」」

 

オオマサ君が掛け声をするとみんなが掛け声を出した。春日隊っていい響きだね。

 

「ファイアー!」

 

「「「「「「ふぁいやー?」」」」」」

 

しんちゃんの掛け声いいな。なんでも、いつも気合入れる時はファイアーを言うらしい。僕達はそれを言いながらその秘密の場所に着いた。

 

「…ここはあそこじゃないか。」

 

「ほんとだよ。」

 

秘密の場所は僕としんちゃんが夢に見て、そしてこの時代に最初にやって来た場所だった。導かれたようにここに来るなんて…偶然にしては出来過ぎてない?僕としんちゃんは最初に来たとこに立った。

 

「そのうちここにオラん家が建つんだァ。」

 

「そうだねェ。埋める?」

 

「おじさんがいないしなァ。」

 

「誰か来た!野伏かもしんねえ!」

 

野伏…戦国時代で山野に隠れて、追いはぎや強盗などを働いた武装農民集団のことか。

 

「みんなは隠れてて。」

 

「のび太お兄様!危険ですよ!?」

 

お兄様ってしずちゃんの声で言われると少しむず痒い気がする。

 

「大丈夫、僕強いから!」

 

「…わかりました。」

 

 

 

―――――――

 

「のび太?」

 

「やっぱり廉姫様でしたか。」」

 

来たのは廉姫様だった。僕の見聞色は殺気には感じるけど何もない人の気配

 

「そなた、何故ここに?」

 

「ちょっと町の子供たちと仲良くなっちゃって。」

 

「そうか。」

 

廉姫様はそれだけ言うと、原っぱで大の字になった。お姫様だし、重圧半端ないからこうやって気晴らしをしているらしい。

 

「見張りを頼む。」

 

「子供に頼むのもどうかと思いますよ。」

 

「そなたの実力。知っておる。」

 

「見せたことないですけど…」

 

「時雨の者と聞いたぞ。」

 

うわ、それ知ってるの、殿様、長老、又兵衛さんくらいしか知らないのに…まぁ、あの殿様も親バカそうだし、廉姫様に言ったのかも。又兵衛さんは論外、緊張してるから。

 

「わかりましたよォ。」

 

「殺すなよ。」

 

「僕は不殺主義です。」

 

…と話してる間に見聞色が反応した。五人分だけど、2人くらいは実力が高いのか他の人よりすごい殺気だ。と、ぞろぞろとやって来た。

 

「金目のもんを出せ。」

 

「ない!」

 

「ない?」

 

「「「へっへっへ!」」」

 

「のび太。」

 

「はい。《時雨蒼燕流“守式”十六の型》氷雨」

 

僕は氷雨で3人を凍らせた。

 

「次はあなた達だ。」

 

「ほう?ガキのくせにできるな。」

 

凍らせたのにも関わらず、リーダー格の男は余裕綽々な表情でこっちを見てくる。何でこんなに余裕そうなんだ?

 

「時雨の者がこんな場所にもいるなんてな。」

 

どうやらこの人も時雨蒼燕流の使い手に会ってたみたい。意外と時雨蒼燕流って知られてるんだな…殺しに特化した流派だからそりゃ噂や継承者に出会うか。まぁ、僕と同じ型かは知らないけど。

 

「《時雨蒼燕流“功式”一の型》車軸の雨」

 

ちょっと警戒をしながらもリーダー格の男に向けて車軸の雨を浴びせたけど、それをバックステップをしながら避けた。半分不意打ちだったのにあの人やるな。

 

「それは知ってる!!それがおめェの実力じゃねぇだろう!!」

 

同じ型の人?車軸の雨はどの型の最初に教えられる型だから一概には言えないけど。

 

「《時雨蒼燕流“功式”十五の型》走り梅雨!!」

 

走り梅雨を説明してなかったけど、これは鋭い水の衝撃を1点集中させて、相手の脳天にぶち当てる型なんだ。あれ?これってゾロさんがやってた飛ぶ斬撃と一緒?あの時は必死にしてたし。師匠に説明する時も普通に気づいてなかった。

 

「はっ、こんなもん効くかボケェ!」

 

「うっそ~ん!?」

 

それを男は弾き飛ばした。はい?これ一応、悪魔のレディナに効いたんだけど!?何で!?

 

「3人をやっていい気になるなよ。クソガキ」

 

「それは確かに。」

 

僕はすごく慢心してたのかもしれない。ここは戦国時代。時雨蒼燕流が生まれた時代だ。それにいくら魔法や覇気を覚えたからって、僕はこの人たちと違って、冒険以外では戦っていない。毎日戦ってるこの男達には通用するわけない…か

 

「己らぁ!!」

 

「又兵衛さん!?」

 

「又兵衛!!」

 

「次から次へと…おい儀助ぇ!」

 

棍棒持ちの男が又兵衛さんに襲い掛かるけど、又兵衛さんは棍棒を避けてから男の顔面を一発殴った。男はそれだけで悶絶してた。や、やっぱり強い。

 

「野郎!」

 

リーダー格の男が又兵衛さんに斬りかかるけど、刀でそれを受け止めた。そしてものすごい速さで二人は刀をぶつけ合った。

 

「うらぁ!!」

 

リーダー格の男が又兵衛さんの懐に入れようとしたけけ、それさえも又兵衛さんは刀でそれを弾く。そして首に刀を押し付ける。男はひるまずにまた一撃浴びせるけど、又兵衛さんはやっぱりそれも避ける。す、すごい。そしてぶん殴ってダウンさせた。

 

「す、すごい。」

 

「お又のおじさん、強~い。」

 

「お怪我は?」

 

「ない、皆も無事だ。のび太が守ってくれた。」

 

「ほ、翻弄されてましたけど。」

 

「それでもすごかったぞ。誇れ。」

 

「ありがとうございます。」

 

野伏相手に僕の時雨蒼燕流が利かなかったことにすごくショックではあったけど。慢心を粉砕してくれた。戦国時代の武将は規格外の人が多いんだって。小国の又兵衛さんでもこんなに強いんだから、天下人に近かった織田信長や天下人になった羽柴…豊臣秀吉はどんだけの化け物だったんだろ。

 

「引き揚げだ。」

 

リーダー格の男が湖から出てきてから去ろうとしていた。

 

「待て、お前たち!」

 

「……」

 

「大してないが、これを持って行け。」

 

又兵衛さんは自分のお金を野伏に渡した。

 

「お前達も以前はどこかの家中に仕えておったのだろう。侍になったのであろう。もう一度仕官してやり直せ。」

 

リーダーの男は黙ってそれを受け取って、部下たちと一緒に去っていた。あ、ちなみに凍らした3人は又兵衛さんが来た時に溶かした。

 

「しんのすけ。出て来い。怖くはなかったか?」

 

「ほい!おじさんや師匠が居なくてもオラがやっつけてたゾ!」

 

「ふ。」

 

「よくここが判ったな。」

 

「は、姫君がただならぬ御様子で城を出たと聞き、何故かこの場所が頭に浮かびました。」

 

「そうか…」

 

又兵衛さんが言うには廉姫様はこの場所が子供の頃から好きらしくて、又兵衛さんをお供にしてよくここに来てたらしい。

 

「今でもよくいらっしゃるので?」

 

「ああ…」

 

又兵衛さんが意外と緊張してない。しんちゃんと僕に言ったから少し気が楽になったのかな?

 

「来ては…お前が戦で死なぬよう祈っている。」

 

「ご、御冗談を!!」

 

…おや?

 

「いやあ、姫様も人が悪い。」

 

蝶々が又兵衛さんの髷に停まった。平和なの?

 

「ここは昔と変わらず美しいですなァ。」

 

はい、緊張しだしたこの人。ちらちらと廉姫様を見てるし。

 

「私達も随分変わってしまった。昔は虫を殺さなかったお前が…今では戦で多くの敵を殺め、お前自身、いつ命を落とすやも知れん。」

 

「まぁ…武士ですから。」

 

「武士か…そうやってお前の父や兄弟、私の兄たちは死んだのだ。」

 

「姫様は武士が御嫌いか?」

 

「嫌い!」

 

お、おう、ハッキリ言っちゃった。ちょっと又兵衛さんが不憫な気がする。しんちゃんも気まずそうにしてるし。

 

「私は直、顔も見たこともない、殿の元へ嫁ぐだろう。そうしたらもうここへも来れぬ。………又兵衛!血だ!」

 

そして、廉姫様は又兵衛さんの方を見ると、少し焦った顔になって又兵衛さんの手を見て叫んだ。

 

「ああ、あしの葉で切ったのでしょう。何を!」

 

「動くな!」

 

「そんな大げさな!かすり傷です!つばでもつけておけば!!」

 

「お前は…昔も私のわがままのせいでよくキズを作っていたな。」

 

「いえ…」

 

…ん~と、なにこの雰囲気。大人な感じがむんむんする。

 

「……」

 

「……」

 

いや待って、黙んないで!?そして廉姫様はうつむいていた顔をあげて…又兵衛さんに抱き着いた…

 

「え?」

 

「ほえ?」

 

「は!?」

 

抱き着いた!?…やっぱり廉姫様は又兵衛さんの事好きだったんだ。…又兵衛さん顔がこれでもかと真っ赤になってる…あとが大変そう…主にしんちゃんが…

 

 




雷神「はい、終わり。」

銀「えらいとこで終わったな。」

雷神「ここはもうね。ニヤつきが。」

銀「きもい」

雷神「ひっでぇ…」

銀「では次回もお楽しみにな」

雷神「え?はy

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