ドラえもん のび太の彼らとの大冒険   作:雷神 テンペスタ

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どうもこれがいつ投稿されるかわかりませんが、おはこんばんにちは!雷神テンペスタです!

今話は設定に書いてあった。明日奈登場回です。
SAO原作より早い登場&のび太達の幼馴染設定(つまりキリアスじゃない)

この話はいわゆる過去回でもあります。ほぼオリジナル入ってますのでそこはご配慮を、視点は和人、のび太の順で参ります

ではどうぞ。


第6話赤い靴の女の子

ーー2018年6月27日ーー

 

ピー助と別れて、驚いた事にドラえもんの言う通り俺達が白亜紀に行って数日経ってたのにほんとに1分前に戻ってきた。ほんとになんでもありだなって思う。それから4日が経ち6月27日。俺達は普通の生活を送っていた。俺は学校が終わり、のび太に向かってこう言った。

 

 

「のび太。今日帰ったら、ゲームしようぜ」

 

「あぁ…ごめん、今日やめておくね。また後でね。」

 

のび太はまだ心に何かつっかえているのか、ゲームに誘っても、断られている。するとしずがこちらに向かって歩いてきた。のび太のことが心配なんだろう。

 

「和君。のっちゃん…まだピーちゃんの事…」

 

「そうみたいだなぁ…心に何かつっかえてるだろうな。」

 

「まさか、また塞ぎ込むって事はないよね。」

 

しずが懸念してるのはこれだ、のび太は何か心にモヤがかかるとすぐに塞ぎ込んでしまう。これで3度目になりそうだな。いや2度目は俺のせいでもあるので何も言えないのだが。

 

「塞ぎ込む事は無いだろ…多分な。でもこのままだと心配だから帰ったら行ってみるか。」

 

「そうだね…帰ったら、のっちゃんの家の前で集合ね。」

 

「おう」

 

俺達は1度帰りのび太の家に集合する事になった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

家に帰り、スグがいたので、スグも誘いのび太の家の前にいた。しずもいる。

 

「よしチャイム鳴らすぞ?」

 

「「うん!」

 

ピーンポーン

 

『はいはい?どちら様?』

 

「和人です!静香も直葉もいます!のび太はいますか?」

 

『あぁ…和人君ね。いいわよ入ってきて!』

 

「はい!」

 

俺達は、家に入りのび太の部屋まで来たが…

 

「お兄ちゃん、何か黒いモヤみたいなのがのび兄の部屋から出てるんだけど!?」

 

「うちにも見える!」

 

のび太の部屋の中から何か黒いモヤみたいなのが、ドアの隙間から出ていた。俺の気のせいかと思ったがどうやら、違ったようだ。というかドラえもんもこの中にいるんだよな?

 

「うーん、いや考えても埒が明かないから開けよう。」

 

「そ、そうね?」

 

「うん」

 

コンコン

 

「のび太、入る…ぞ?」

 

「へ?」

 

「何これ思ってたのと違う!?」

 

「ふぇ?どうしたのさ。3人も揃っちゃって、ケホッケホッ」

 

「のび太君が掃除機爆発させるからでしょう〜」

 

「てへへ〜」

 

俺達が中に入ると黒い煙を放つ掃除機の周りにのび太とドラえもんがいた。どうやら、これは俺達の思い違いだったかもしれないな。

 

「それで?どうしたの?」

 

「あ、あぁ…実はな?」

 

俺は俺達がナゼここに来たのかをのび太、ドラえもんに話した。それを聞いたのび太は。

 

「あちゃー、ごめんね、最近ピー助と別れてちょっと体調が悪かったんだ。なんとか治ったんだけど、今日は掃除しなさいってママから言われたからさ。それで今日ゲーム断ったんだ。帰る前にそう言えばよかったね。」

 

「紛らわしいぞ…俺はてっきりまた塞ぎ込むかと…」

 

「ごめん、ごめん、流石に3度目にも塞ぎ込まないよ!確かにピー助と別れて悲しかったけど、それでも思いは別れる時に、洗いざらい言ったしさ!」

 

のび太は、そう言った。屈託のない笑顔で、俺の思い違いだったみたいだな。ピー助との別れでのび太の心は逆に成長してたみたいだった。親友の心の事もわかんないなんてな。

 

「よかったよ〜、だってのっちゃん心ここに在らずって感じだったしさ!」

 

「あれ?そんな風に見えてた?ごめんごめん、今はこの通り掃除してて元気だよ。」

 

「黒い煙を出すほどにね?」

 

「うっ…それは…」

 

ドラえもんがジト目でそう言ったら、のび太はバツが悪そうに目を逸らした。これは終わりそうにないな。俺はこの光景を見て、こう言った。

 

「俺も手伝うか?」

 

「え!?ほんとに!?ありがとう!なかなか進まなくてさ!」

 

俺が提案を出すとすぐにキラキラした顔でこちらに向かってのび太は言った、おいおい仮にもドラえもんが居たのになんでだよ。まぁいいけどさ。

 

「仕方ない、うちも手伝うよ〜なんか時間かかりそうだし。」

 

「私も!」

 

「2人も…ありがとう!」

 

しずもスグも、見かねてかそう言っていた。2人より3人、3人よりも掃除は早く済むからな。

 

「じゃあ和人は窓側からお願い」

 

「任せろ」

 

俺達は、こうしてのび太の部屋の掃除をやるのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

それから1時間が経ち一通り終わった頃。僕はある物を見つけ見続けていた。

 

「ちょっとのび太君!なんだい僕らばっかり働かせて!ってどうしたのポカーンとして。」

 

「どうした?ってそれは」

 

ドラえもんがそう聞いてきて、和人もこちらに来た。

 

「…この靴にはね。思い出があるんだ…今思い出しても心が痛むよ…」

 

「誰の靴なの?」

 

「この靴の持ち主の名前あーちゃんって言うんだそうあれは…」

 

 

僕はドラえもんに言い聞かせるように昔の話、和人達とも出会って間もないの頃に出会った栗色の髪をした日本人離れした容姿の1歳年上の女の子だ。僕の家の隣に住んでいて、僕は和人やしずちゃんとは別にあーちゃんと2人きりでおままごとをしていた。あーちゃんとはそれほど仲が良かったんだ。僕が転んで泣いちゃっても、痛いの痛いの飛んで行けーって言ってくれたりしてとても優しい子だった。でもおままごとの帰り際、今より意地悪なジャイアンと、鼻たれスネ夫が僕をからかってきたんだ。

 

『やーいのび太、明日菜とおままごとばかりしてるのび太やーい!』

 

『のび太は明日菜が大好きだもんなぁ!』

 

『うわぁ…やいやい赤くなった!』

 

『照れてんの〜!』

 

僕は、そんなこと言われ心にもない事を言った。こんな事言っちゃいけなかったんだ。あの時の僕にはそれがわからずに口走った。

 

『あ、あんなの大嫌いやい!!』

 

『よーしそれがホントなら、いじわるしてみろよ!』

 

『え?』

 

『どうした?できないのか?』

 

『やっぱり好きなんじゃないのか?』

 

僕は、2人の口車に乗りあーちゃんの家に戻って、おままごとの続きをしようとしてる、あーちゃんを見ながら、心が少し痛み出した。でも壁の向こうにはジャイアンとスネ夫がこちらを見ていた。

 

『こらーのび太根性見せろ〜!!』

 

『モタモタするな〜』

 

ジャイアンとスネ夫の言葉を聞き僕は半ば投げやりであーちゃんが出してくれた土のハンバーグや草のやつをいたずらした。あーちゃんがそれを見て、大泣きした。すると。

 

『いいぞ!靴をもってこい!!』

 

僕はスネ夫の声が聞こえ、あーちゃんの靴の片っぽを持って走って逃げるようにあーちゃんの家から飛び出た。一瞬後ろを見たらあーちゃんはさらに大泣きしていた。

 

『いいぞのび太!逃げろ〜』

 

僕は大泣きしていた。あーちゃんをほったらかしにして、ジャイアン達と逃げた。もうその後は何をして遊んだのかも、覚えてない。空き地でいた事は多少だけど覚えていた。日が暮れてからも、家に入るのが怖かった。あーちゃんはきっと僕がいたずらした事をお母さんに言いつけてると思ったから。でもそれは思い過ごしだった。今は亡きおばあちゃんが優しい顔で僕を向かい入れてくれた。パパもママも知らなかった。あーちゃんは誰にも言ってなかったんだ。僕はおばあちゃんと一緒に台所に行った。

 

 

『おかえりなさい!早く座って。』

 

そして僕は席に付きその日の夕飯を見たらハンバーグだった。僕はあーちゃんにやったいたずらを思い出してその日の夕飯は残した。僕は次の日に外へ行ってみると、その日からあーちゃんは外に出なくなっていた。風邪を引いたらしい。それから1週間程が過ぎて、幼稚園から帰ると、あーちゃんの一家が引っ越したとママから聞かされた。僕は居てもたってもいられず走った。話によるとおじいさんが迎えに来て、横浜の波止場から、渡米したって。

 

『はぁはぁ…』

 

あーちゃんの家はガランとして、もう誰も居なかった。僕は悲しくなった。こんな事になるなら、あんなイタズラしたことを謝ればよかったと、ジャイアン達の事を無視すればよかったと、あーちゃんの事が好きだって素直に認めていれば、こんな事はって、あの時の僕は泣いていた。

 

「今思えば、なぜジャイアン達の言葉を聞いてあんなバカなことをしたんだろうって思ってた。この靴を返して、謝りたかったのにちゃんと別れも言いたかったのに。」

 

僕はドラえもんにそう言った、和人やしずちゃん、直ちゃんにはある程度知ってる感じ。これが僕の最初に塞ぎ込んだ理由だった。

 

「じゃあ、謝りに行こう!」

 

ドラえもんは急にそう言い出した、何言ってるんだと思った。昔の、幼稚園の時の話だ。今更謝ったってあーちゃんには迷惑な話だ。

 

「ドラえもん、これは過去の話だ。今更謝ったって明日奈に迷惑…」

 

「…僕がいつの時代から来たか忘れたかい?これがある!」

 

ドラえもんは僕の机に向かってそう言った。僕の机の引き出しの中にはタイムマシンがある。

 

「タイムマシン…そうか!!タイムマシンを使えば!」

 

「そう!タイムマシンを使えば」

 

「「過去に行ける!」」

 

「うちらは留守番してるね。ちゃんと仲直りしてきなよ?」

 

「のび兄ならできるよ!」

 

しずちゃんと直ちゃんは留守番するみたいだ、確かに大所帯で行ったって何も出来ないしな。こうして僕、和人、ドラえもんであーちゃんの引越しした日に行くのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして僕達はあーちゃんが引越しをした日に着いた。

 

「うわぁ…懐かしい。あーちゃん居るかなぁ。」

 

僕達は窓から中を覗くと、そこにはあーちゃんがいた。どこか元気がない様子だった。

 

「あーちゃん。そろそろお爺様が到着しますよ。準備は済んでますか?」

 

「だってのびちゃんや和くん達にお別れのご挨拶が…」

 

「仕方ないでしょ…のび太君達は幼稚園なんだから」

 

そう言っていたあーちゃんのお母さんは浮かない顔で出ていった。僕は咄嗟に入ろうとするが。

 

「バカ!その姿じゃわかんないだろ!明日奈は小さい頃のお前しか知らなんだから!」

 

和人に止められた。それもそうか、今の姿は10歳の姿。このまま会ってもあーちゃんには僕と認識しない。

 

「こういう時は[タイムふろしき]で小さくなればいいんだよ。はいのび太くん。」

 

[タイムマふろしき]、これはピー助の時にも使った風呂敷だ。これは裏から包めば若返るようになる。ドラえもんにふろしきで包んで貰い僕は小さくなった。服はそのままなのでぶかぶかだ。そして僕は意を決して、あーちゃんが居る部屋のガラスを叩いた。

 

「あーちゃん!」

 

「のびちゃん!!」

 

あーちゃんは僕を見るなり笑顔でこちらに来た。和人とドラえもんは影で僕達の動向を見ている。

 

「来てくれたのね!」

 

「ま…間に合ってよかったよ!」

 

僕はあーちゃんと見つめあった。恥ずかしかったけどね。僕は持っていた片方の赤い靴をあーちゃんに渡した。

 

「ごめんね。あーちゃんあんなバカなことをして…」

 

「ううん、そんな事よりあたしのびちゃんに会えて嬉しい。」

 

「あーちゃん//」

 

この子は…この年からなんて可愛いことを…僕はちょっと恥ずかしくなった。でもまだ渡す物があるんだ。

 

 

「あーちゃんにお菓子を持ってきたんだ!船の中で食べて!」

 

「ありがとう!」

 

僕はあーちゃんが嬉しそうにお菓子を受け取った様子を見て、また涙が出始めた。ジャイアン達の口車に乗ったとはいえ、こんないたいけな子にあんなバカなことをした事に心がまた痛み出した。でもそんな僕をあーちゃんは。

 

「どうしたの!お腹痛いの!?痛いの痛いの飛んで行けー!ほらもう痛くないよ?」

 

僕は泣くのをやめた。こんな涙を見せるためにここに来たんじゃないと、笑顔で送りだすと決めていたから…

 

「うん!痛くないよ!」

 

「じゃあちょっとまってて。」

 

あーちゃんは部屋から出ていき、ギイギイといっぱいおもちゃが入った台車を持ってきた。

 

「これのびちゃんにあげるね!」

 

「うわぁ、ありがとう大切にするね!」

 

そして僕はあーちゃんからの提案で再びおままごとをした。昔を思い出しながらおままごとは終わった。あーちゃんは最後まで笑顔だった。おままごとが終わり僕達が帰ろうとしたところ、

 

「のびちゃん!また会ったら一緒に遊ぼうね!大好きだよ!!」ちゅ

 

あーちゃんは僕にそう告白し頬にキスをした…その時僕は気づいた。この子が僕の初恋の子だったんだって。

 

「うん…!僕も大好き!!また…!」

 

こんな奇跡はないって思ってる、だからそれ以上は言わなかった。初恋とわかったとしてもこの子はアメリカに行ってしまうから、だから僕は言えなかった。そしてあーちゃんとその一家はタクシーへと乗り、アメリカへと行ったのだった、僕達は帰るためのタイムマシンに乗っていた。

 

「長い間の心残りが多少消えた気がするよ。僕は前を向いて歩くよ。それにピー助もそう望んでるはずだしね。」

 

実を言うとピー助の事もまだ心に引っ掛かっていた。でもこんなんじゃいけないって思ったんだ

 

「やっぱり、ピー助の事も心に残ってたんだな。」

 

「うん…ピー助もこんな僕を見たくないだろうし。」

 

「それと…明日奈が初恋の相手って気づいたんだろう?」

 

和人はいたずらっ子みたいな笑顔でこちらを見てきた。って。

 

「気づいてたの!?」

 

「当たり前だろ?何年親友してると思ってんだ」

 

「ははは…うん…初恋の人があーちゃんって気づけてよかったよ。この思いは大事にしておくよ。僕は。

 

「そうか(こりゃ、しずとスグが騒ぎそうだな。内緒にしとくか)」

 

「のび太君、和人くん、もうすぐ着くよ!」

 

「「うん(ああ)!!」」

 

 

そうして僕は過去の罪の意識から開放されたのかもしれない。これからどんな事があっても前向きに行ける気がする。そう思いながら、僕は元の時代戻ったのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーー2018年6月29日ーー

 

「おっはよ〜のっちゃん!」

 

そして2日が過ぎ、僕は学校の教室についていた。後ろから声が聞こえたから振り向いたらしずちゃんがいた。

 

「おはよう、しずちゃん」

 

しずちゃんに挨拶されたので返した。

 

「のっちゃん!転校生が2人このクラスと上の学年に来るってよ!!」

 

「転校生?もうすぐ一学期終わるのに?それも2人も?」

 

一学期も1ヶ月で終わるのにこんな時期に転校生が来るなんて。

 

「うん!情報屋の提供で!」

 

「…その情報屋ってまさか…」

 

「オレっちだヨ。のーちゃん?」

 

「やっぱり瑠奈ちゃんかぁ。」

 

いつの間にかここにいるこの子は、荒川瑠奈。通称アルゴ。情報が何よりも大好きな女の子だ。僕やジャイアン達はよくこの子から情報をもらっている。

 

「どこからの情報源なの?それって。」

 

「ふふん、いくらのーちゃんでもそれは秘密サ」

 

「まぁいいけどさ。で?その転校生っていつ来るのさ。」

 

「今日には来るヨ」

 

「そっかぁ、しずちゃんもよく瑠奈ちゃんから情報貰えたね〜?結構がめついのに瑠奈ちゃんは」

 

「え?あぁ…まぁ友達だしね。瑠奈は。」

 

「がめついってひどいなぁ。男の子だけにやってるんだヨ?それにしずには利害の一致で渡してるだけサ」

 

「利害の一致ね〜それ以上は聞かないどく」

 

「そうしてくれるとありがたい。じゃあオレっち戻るからネ」

 

「うん〜」

 

そしてチャイムが鳴り、先生が来た。しずちゃんは急いで席に戻って行った。…鳴る前に行けばよかったのに…。

 

「えー、朝の挨拶の前にみんなに紹介したい子がいる。ほら入ってきなさい。」

 

先生は、ホームルームを始める前にそう言った。瑠奈ちゃんの情報は100%当たってる。でもその情報を得るには100円が必要。なおさっきのしずちゃんとの会話である通り、利害の一致があれば無償で情報をあげている。まぁ、とにかく瑠奈ちゃんの情報はあってたみたいだ。

 

「はい。」

 

僕の知らない人だった。転校生だし分かるわけないよね。

 

「えぇー、今日からみんなと一緒に勉強する。有村雀宮(すずめ)さんだ」

 

有村さんは僕の席から少し離れた、席になった。時間は過ぎ昼休みになり僕は和人の席に来ていた。しずちゃんと瑠奈ちゃんもいる。

 

「いいのか?ここにいても。」

 

「何でニヤつきながら言うわけ?」

 

「有村さん可愛いもんナ〜」

 

横にいる瑠奈ちゃんもニヤつきながら言ってきた。…しずちゃんが睨んできてるからそう言わないでよ

 

「有村さんこっちみてるぞ?」

 

「え?ほんとだ」

 

和人が言ったから有村さんの方を見たら、有村さんが僕に向けて微笑んでいた。

 

「…」

 

「しずちゃん?僕はあの子と本当に初めてあったんだからね!?」

 

「浮気を目撃された彼氏かお前は。」

 

いや、しずちゃんの睨みが凄かったからね!?

 

「…まぁ、いいか。あっ、こっち来た。」

 

しずちゃんの声でそっちを見たら、有村さんが来ていた。

 

「ど、どうしたの?有村さん」

 

「いえ、あなたが先輩の言っていた『のびちゃん』かと思いまして。」

 

「「「え?」」」

 

僕、和人、しずちゃんはその呼び方に反応した。それはあの子に呼ばれていた呼称だから…

 

「先輩の言う通り、あなたは優しそうですね。」

 

「ね、ねぇ!その先輩って!!」

 

キーンコーンカーンコーン

 

するとここぞとばかりのチャイムが鳴り出した。有村さんは続きは放課後と言ってから、自分の席に戻って行った。僕は有村さんの言葉が頭に回っていが、授業は進み、あっという間に放課後になった。

 

「のび太!この後ゲームやろうぜ!」

 

ジャイアンが僕にそう言ってきた。でも僕は、有村さんの言葉の続きが気になりジャイアンに断りを入れてから有村さんの所に行った。そういえば和人がいなかったけど、もう帰ったのかな?

 

ーーーーーーー

 

「有村さん」

 

「来ましたね。あなたは今から裏山に行ってください。あなたに会いたい人がいるので。」

 

「え?うん。」

 

有村さんはそう言われてから、僕は1人で裏山に来た。一体何があるんだろ。

 

「…のび太」

 

「え?」

 

声が聞こえ、後ろを振り返ったら、ドラえもんと和人がいた。いなかったと思ったらドラえもんといたのか…ってあれ?有村さんが言ってた会いたい人って和人とドラえもん?いやでも和人は有村さんと初めて会ったはずだし。

 

「会いたい人って2人なの?」

 

「いや、俺たちじゃない。この人だ。」

 

そう言って、和人は1人の女性を前に出した、その人は栗色の髪に赤と白が混ざっている服を来ていた。

 

「久しぶりね。…のびちゃん」

 

この声を僕は知っている…いやあの子より少し低くなっているけど…この声はあーちゃんの声だ。

 

「あー…ちゃん?」

 

「そうよ。」

 

あーちゃんは険しい顔で肯定した。何でこんなに険しい顔に…?

 

「な、何でそんなに怒ってるの?」

 

「へぇ?分からないのかなぁ。私はこの2人から聞いて知ってるんだよ〜?」

 

あーちゃんは、笑顔(尚目は笑ってない)でそう言った。し、知ってるって、まさか…

 

「ドラえもん…和人。喋ったの?」

 

「悪いと思ってるさ…でも僕は気づいたんだ、この行為は過去を変えるってことに…あの黒マスクの男達とやってる事が一緒だったんじゃないかって。軽い気持ちでやったけど、事の重大さに気づいたんだ…」

 

「俺もドラえもんに言われなかったら、何も考えずにいた…」

 

ドラえもんの言う事もわかる…確かに過去に行って、過去を変えたらそれで終わりになる。でも過去に干渉する…それはヴァサゴ・カザルスと同じようなものでは無いかと。規模は確かに違う、でもこの行為も時間犯罪の一種ではないかと。

 

「過去を改竄してまで私に許しを請いたいなら、直接こっちに来なさいよ!私はそんなことも知らずにこの6年を過ごした!あの時ののびちゃんの顔に何の疑問も持たずに!!」

 

あーちゃんは、怒りながら僕に言った。…僕の軽はずみな行動であーちゃんを怒らせるなんて最低だよ。僕は、今度こそ謝る為に、怒っているあーちゃんの前に来た。

 

「あーちゃん…」

 

「何よ!」

 

「ごめんなさい…あの時、ジャイアン達の口車に乗ったとはいえ、あんな馬鹿なことをして…そして僕達はそれを過去へ行って精算しようとした事も…」

 

「本当に反省してる?」

 

あーちゃんは、険しい顔から真剣な顔に変わってそう言った。僕のこの行為は到底許されるべき行為ではないだから僕は、誠心誠意の気持ちを込めて、僕はこう言った。

 

「…もう二度とこんな事はしないって誓うよ。あーちゃんが僕を許してくれなくてもいい。」

 

「はぁ…許さないって言ってないでしょ。反省してくれればそれでいいの」

 

あーちゃんの声に僕は頭を上げると優しい笑顔になっていた。口調は呆れ具合だったけど。

 

「許してくれるの?」

 

「許すに決まってるじゃない。怒っていたのは、過去を改竄した事。それにあの行動って武君とスネ夫くんのせいでしょ?」

 

「…俺達もすまなかったな。」

 

「僕が言い出した事でもあるし。本当に…本当にごめんなさい」

 

和人とドラえもんも謝った。ドラえもんは僕よりも深い反省をしてるようで深々としていた

 

「だ、か、ら!許すに決まってるでしょ!だからもうそんなに思い詰めないで。」

 

あーちゃんは笑顔で許してくれた。僕達がやった行為も全部…。そういえば…

 

「有村さんって、何者なの?」

 

「すっちゃんは、私の後輩なの。私が日本に帰るって言ったら着いてきちゃって。」

 

着いてきちゃってって、あの子の行動力すごいな。

 

「…そっか。あっ、先輩にあーちゃんって呼ぶのはダメかな。」

 

「もう今更じゃない?別にいいじゃない?」

 

「…いいのかな?」

 

「いいの!」

 

呼び方はあーちゃん呼びのままになった。

 

「あーちゃんってどこに住んでるの?」

 

「あぁ!のびちゃんの家の隣だよ!またあそこに引っ越せたんだ!」

 

あーちゃんは笑顔でそう言ってきた。もうそんな笑顔で言われたら、勘違いしちゃうじゃないか。確かにあの時に僕に向かって大好きって言ってたけど、あれは友達としてだろうし。僕の初恋が実るのはまだ遠そうだなぁ。ってそんな事思ってる場合じゃないか。これを言わないと。

 

「あーちゃん…」

 

「ん?何?」

 

「色々と反省したけど……おかえりなさい!」

 

僕は笑顔でそう言った、僕達はピー助の事も忘れない。そしてこの前やった時間犯罪の事もきっと忘れない。でもこれだけは言わないといけなかった。

 

「うん…ただいま!」

 

あーちゃんは笑顔でそう言ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




雷神「フゥ何とか書けた…」

銀「何か重くなってないか?」

雷神「シリアスにするつもりはなかったよ。でも原作とかで見るとさ時々思ってたんだ。のび太達がやって来た事って、一種の時間犯罪じゃねって、だって、あれだけ過去に行ってるのにタイムパトロール隊何も言って来ないじゃんってさ」

銀「まぁ、それでのび太の恐竜に繋げたかったんだろ?しかし強引じゃないか?」

雷神「多少強引だったかもしんないけどね。でもこれも書きたかったことなんだよね〜」

銀「お前な…まあいいか。次回は、魔界大冒険なんだろう?できるのか?」

雷神「できるできないじゃないやるんだ(*`ω´*)ドヤッ」

銀「言いたかっただけだろ…」

雷神「てへっ、ではでは次回もお楽しみに!」

追記

雷神「明日奈を同い年ではなく原作通りにしました。」

明「何でいま?」

雷神「よくよく考えてみると、同い年じゃ。SAO編の最初荒れてる理由がわからなくなっちゃうから。」

銀「…色々変えないといけないな」

雷神「そうなんだよね〜、では次回もよろしくお願いします!」
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