視点はのび太です。
「こうなると、土地のことが問題になってくる。」
「日本の隅から隅まで持ち主がいるしねェ~」
「こんなのおかしいと思わない!?だいたい土地なんてものはさ!46億年昔に地球が誕生した時からあったわけじゃん!!それを後から来た人間が勝手に切り分けるなんて!!」
「そうだな!絶対におかしいぜ!」
「そんなの早いもの勝ちじゃんか!」
「それにしても、あとから来た人間ね。」
人類が最初に誕生したのが6500万年前って言われてるし、確かに46億年の地球史に比べたら人類史なんて微々たるものだもんね。ピー助の故郷である白亜紀も7,950万年だしね。
「日本に誰もいない時代に行くのはどうなの?」
「誰もいない時代?」
「日本人が誕生する前の土地なら大丈夫かなぁって。」
「その時代なら日本丸ごと俺らの物ってわけか!」
「その言い方はちょっと語弊はあるけどそうだよね。」
「そんじゃあ決まりだ!!行くぞ!」
僕達は、僕の家に移動することになった。しずちゃんの脅し的な感じだったけど、若干僕も楽しみになってきてる。家出って感覚じゃないんだけどね。僕と美夜子さんと万陽奈さんと直ちゃんは。
「お?お前ら何してんだァ?」
「ルフィさん?」
「げ」
「あからさまに変な声出すなよ。しず。」
「だって。」
「あ、静香!お前に話が!」
「…」
ルフィさんの事を無視して、しずちゃんは歩き出す。ルフィさんも家出の理由だし、話したくないのかも。
「静香ぁ…」
「ルフィ!今はちょっと話しかけない方がいいかも。」
「ウタァ…おれ、静香に謝りたくて…」
シュンとなってるルフィさん。あ、反省してるんだ。マイペースなルフィさんだけど、しずちゃんを助けるためにアラビアンナイトの世界にもついてきたしね。
「反省するなら何で見聞色の上の段階を言ったのよ。」
「あいつをもっと強くさせたかったんだよぉ。」
「何で?」
「あいつ、のび太と一緒で一人でやろうとするだろ?見聞色の上の段階ならカバーできると思ってよォ!」
いや待ってどさくさに紛れて僕も言われたんだけど。…いやまぁ、それは僕が悪い所もあるんだけど、何気に僕としずちゃんって似てきてる?
「「何をいまさら。」」
ジト目で見てくる2人を尻目にウタとルフィさんの会話を聞く。
「でも無理にさせたらダメでしょ。」
「そうだよなぁ…もうちょい段階を踏めってナミやビビからも言われたんだよなぁ。」
「そうよ、ルフィは昔からそういう所あるからね。」
「わかってるよォ…みんなからも言われちまったよォ。」
麦わらの一味…特にナミさん、ビビさん、サンジさんが怒り狂ったらしい。いくら冒険をしてる子でも限度があるだろとか、レディを大切に扱いやがれ。ナミさんやビビちゃんにも誠意見せろだの。いや、ほぼサンジさんが言ったでしょそれ。
「まぁ、私からはもう何も言わないけど。」
「…おう、じゃあおれ帰るなァ。」
ルフィさんはとぼとぼと、歩き出した。
「ってしずちゃん先に行っちゃった。」
僕達は、しずちゃんの後を追った。
―――――――――
「追いついたぁ。」
「…ごめん、今は師匠の顔見たくなくて。」
ハァ…この感じは拗れてるなぁ。ま、一回修行から離れてリフレッシュしたら仲直りしてほしいけど。
「…んじゃ、行くぞ!!」
僕達は、[タイムマシン]に乗って過去に行く。
『ところで…どの時代に行きますか?』
「え?タイムマシンが喋った。」
「AIを搭載してる音声制御装置を取り付けたんだ!」
「そういう事。」
「ンでさ遠い昔、日本人が現れる前に行きたいの。」
『その情報はインプットされていません。』
…ドラえもんは知らないの?その時代の事、だいたい石器や化石を調べると3万年前とかには居たらしい。まぁ、証拠が発見されてないだけでもっと昔からいたかもしれないけど。
「じゃあ、3万1年前に行く?」
「単純な発想よのっ君。」
「じゃあ、3万2年?」
「刻むな。」
「まぁ、隣の中国は50万年からな…あれ?何かきな臭いぞ。クンクンクンクン!」
とドラえもんが言った瞬間に時空間に稲妻が走り、そして嵐のような感じになったって冷静に言ってる場合じゃない!!
「どうなってんのこれ!?」
「うわああああ!!
「きゃあああ!!」
「ヴァサゴを思い出すうううう!!!」
「落っこちるゥ!!」
『緊急事態、緊急事態!時空乱流発生!』
時空乱流?ドラえもんは引き込まれたら2度と戻れないらしく、全速力で突っ切るからどこかしらに捕まってと言われた。これはヴァサゴから逃げる時や[タイムマシン]が壊れた時に似てる…冷静に言ってる場合じゃないけど。
「しまった!ターボが切れる!…あ、時空乱流を抜けた。」
「ターボ、壊れるの早くない?」
「無理させ過ぎた。」
『依然として時空間が不安定です。これは戦国時代の時並です。早く行き先を決めてください。』
これはまずい、時空間で彷徨うのは見つけられないって言われてるし。
「3万年の倍の6万年にしたらどう?」
「そうだね。念の為にもう1万年、昔にしよう!決定!7万年前の日本へ!」
―――――――――
そしてここは7万年前の日本、車も、飛行機も家も、何もない。澄んだ空気に大きな湖、戦国時代とはまた違った、そして白亜紀の時に海だった台地が広がっていた。
「僕達だけの日本かぁ。」
「意外と乗り気じゃないか!」
「まぁ、悪くはないし。」
「だよなぁ。これは広いぜ。」
「さあ、ここに
「「「「「「「「「うん!!!」」」」」」」」」
和人、ジャイアン、スネ夫、ウタ、万陽奈さん、直ちゃん、しずちゃんは丘の下に走って行った、ウタ、万陽奈さん、直ちゃんも意外に乗り気なんだよね。まぁ、僕も美夜子さんもだけど。
「よしこれでおっけい!」
「[ドンブラ粉]で[タイムマシン]を隠したの?」
「うん!動物がいたずらするといけないからね!」
「それもそうね。早く行きましょ。」
「「うん」」
――――――
僕達も丘の下に来た。
「ハックション!!はぁバカに寒くない?」
「そういや…」
「何で?」
「しょうがないよ、この時代は第4期更新世でヴュルム氷期が辺りなんだよ。」
「そういうのは知ってるのに何で日本人がいない時代はわかんないの?」
「…氷期は氷河が広がって地球全体が寒くなる時期のことだよ!」
「あからさまにごまかさないでよ。」
「寒い
確かに寒いと何かと不便だよねぇ。ドラえもんが後でなんとかするみたい。そして、この世界をどんな世界にしたいかを募集するみたい。
「稽古場!」
「ゲームセンター!」
「コンサートホール!」
「図書館!」
僕、スネ夫、ジャイアン、和人の男性陣は、僕らの時代にもある物を言ったらドラえもんに呆れられた、夢がないなぁだって。いやァ、まぁそうは思うけど。
「ねぇ!!湖のほとりをお花畑にするのはどう?」
「それに妖精とかも欲しいよね!ピクシーとか!」
「うん!私の世界にもあった、お菓子の家とかァ?」
「そうですね!ペガサスやグリフォンなんかも欲しいですね」
「空には大きな虹が掛かってるのも素敵だわ。」
しずちゃん、直ちゃん、ウタ、万陽奈さん、美夜子さんは、女の子らしい感じのアイデアをバンバン出してきた。
「こういう時だけ、乙女感を出すんだから。」
「「「「「…」」」」」
「ゴメンナサイ」
うわお…スネ夫の小さな一言を聞いた5人がスネ夫を睨みつけた。怖い。
「今のはお前が悪い。」
「気を付けます…」
「って、6人とも下に行ったけど行かないの?」
「俺達は男性的な事をやりたいよな。」
「ええ?例えば?」
「ワイルドな冒険だ!」
「いつもしてるじゃん。」
「……」
僕の一言でジャイアンは黙ってしまった。核心をついちゃった。
――――――――――
「[原子生活セット]!あ、違った。[原始生活セット]~!この服はエアコンスーツと言って、身体の周りの空気を温めたり冷やしたりできるんだ!」
まぁ、アイデアはまた後でになって、ドラえもんからスーツを渡された。本当にあったかい。
「この石槍、随分軽いよね~」
「このボタンは?」
ポチっと押した
「しびれびれ!?」
電気が流れて痺れた、なにこれ!?
「今説明するから!これは像でも気絶させられるショックスティックになってるんだ!」
「先に言ってよぉ。でもこの程度なんだ。」
「お前って像以上の耐久なんだな。」
「そこに関心を持たないで。世界一の哺乳類以上なんて嫌だ。」
「現に像を気絶するそれに耐えてるのび太君がやばいんだけど。この程度って言ってるし。」
「ええ?」
まぁ、ちょっとやそっとじゃ倒れないけどさ。あれ?僕人間やめてきてる?
「安心しなさい、分類上はホモ・サピエンスよ。」
「分類上って言われちゃうと何とも。何で学名?」
「普通のホモ・サピエンスじゃないだろ。」
「ぼろくそに言われるの何で!?」
「「「のび太が人間やめてるから。」」」
和人、ジャイアン、スネ夫が真顔で口をそろえて言う。やめてもらえます?
「失敬な!僕だって許容量越えたら倒れるんだい!」
「ああ、忘れてた。そうだな。」
「悪かった。」
「そう不貞腐れないでよ」
「不貞腐れてはないけど。」
言われてることに関しちゃその通りだし。いつか人間やめちゃうくらいの勢いだもんね。このショックスティックを耐えれるくらいの耐久か…ふむ。
「それで耐久を底上げするなんて馬鹿な考えは辞めなさい。」
「やっぱりダメ?」
「ダメです。」
だよね~。ま、やるつもりはないけど。よし、服も決まった事だし、次は家を作らないとだね!
雷神「はい終わり。」
銀「強引に行く割にはのび太達ノリノリじゃねェか。」
雷神「まぁね、何気に楽しんでるからね。」
銀「さてさて、どうなることやら。」
雷神「ハハハ…では次回もお楽しみに!」
アッパレ戦国大合戦の次は同率だった、日本誕生です。その次はどれがいいですか?
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