今回は、魔界大冒険に行きます
それでもしもボックスで魔法世界を作るのですがその場にいるのは、のび太、ドラえもん、和人、明日奈、直葉の5人になります。
静香、ジャイアン、スネ夫は劇場版通り魔法世界の住人になります。そしてジャイアンと静香は原作の性格になっています。原作の性格になっています(大事なことは2回言う)
視点は、のび太、(初)明日奈の順です!
ーー2018年7月2日ーー
あーちゃんと再会、そして和解をして、3日が過ぎた7月2日のこの日。僕は過去を類を見ない絶不調に見舞われていた。テストでは50点取れていたというのに今回は0点だった。その日の放課後に僕は先生に怒られていた。ほんとに僕も何で0点を取ったのか不思議だった。その日の野球も全部三振でジャイアン達にも怒られた。そして家に帰ると…
「のび太!なんで今日はこんなに散らかってるの!!今日は片付けるまで夕ご飯はなしです!」
「…」
ママにそう言われて、僕は今日はほんとに類を見ない絶不調だと思った。僕はやけになりながら、片付けていた。だがボールに足を取られ、思いっきりコケた…
「何でこんなに不幸なんだよーーーーー!!!」
僕は部屋から飛び出て、ドラえもんが居る居間に来た。
「のび太君〜?片付け終わったの〜?ってな、何するんだよくすぐったいよ〜」
僕は少し泣きながら、ドラえもんにしがみつき揉みくしゃにした。そうこうしてるうちにテレビの画面が切り替わり、魔法少女マミが流れ出して、ドラえもんがメロメロ顔で見ていた。
『魔法少女マミ〜!マミマミルルンパ、くるりんぱ!お部屋よ綺麗になーれ♪』
「おー!可愛いー!」
『ついでに宿題もお願いね?…よーし試合に出るわよ!バットくん今日もお願いね?』
『OK♪任せてよ〜!』
僕はこれを見て、何か頭に疼いた…何だろうこれは…いやこれは…
『いってきまーす!』
「いってらっしゃーい」
僕は気づいた。これだよ。何か引っかかってた気がしたんだ。
「ドラえもん…これだよ、これ…」
「ん〜?」
「魔法があればいいんだよ!!」
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「和人君、直ちゃん、明日奈ちゃんからも言ってやってよ!!魔法なんてないって。」
ドラえもんは僕が言った事を遊びに来ていた和人、あーちゃん、直ちゃんに言っていた。ここはちらかった僕の部屋だ。ドラえもんはロボッターっていう道具を使って何かをしてるみたいだ。
「まぁ、面白そうだとは思うけどな」
「のびちゃん、確かに昔は魔法と言われたものはあったみたいだけど、全部科学の今の時代で解き明かされているんだよ」
「魔法はね、迷信なの」
和人、あーちゃん、ドラえもんの順でそう言われた。
「ふぅ、元の場所へ戻れ!」
ドラえもんがそう言うと、散らかってる物達が1人でに動き出し元にあった場所へ戻った。僕の部屋は綺麗に整頓された。
「すごーい…」
「迷信は、息の根を止められて、こういう科学の世の中になったんだ。」
僕はドラえもんのその言葉を聞いて少し不満な顔をしながら、戻り損ねていたオシシ仮面のフィギュアを戻しながら。
「科学じゃなくて魔法が発達すればよかったのに〜。魔法が使えたらもっといい世の中になってたと思うよ。呪文1つで簡単にさ、ホイホイホイっとね。」
「それは確かに思うけどな。今日1日だけ不調だったわけだし、明日には戻るだろ。そんなに腐んなって。」
「そうだけどさぁ、ってあれ?」
僕と和人が話してる途中何故か部屋全体が揺れだした。窓を見ても他の場所は揺れていなかったからここだけだというのがわかる。
「何?これ?」
「地震?…じゃないみたいね。」
「だけど…」
恐る恐る上を見たら、突然天井が崩れ2つの石像が落ちてきた。
「え…えぇー!?」
「いったい…何ぃ!?」
「えぇー!?」
「これは…石像?」
「何これ…」
僕、ドラえもん、直ちゃん、和人、あーちゃんの順で落ちてきた物に驚いた。もっと驚いたことにその石像は…
「これって…ドラえもん…と直ちゃん?」
そう、目の前にある石像はドラえもんと直ちゃんだった。
「空から?何でだ?」
僕達は驚きながらそれを見続けていた。すると…
『のびちゃん?何やってるの?』
「やば!?ママが来るよ!?」
「タイムふろしきを!!あとロボッターも!」
ママの声が聞こえたので、慌ててロボッターで再度散らかっていた本達を戻した。そして4人でこの石像を囲み、ドラえもんはタイムふろしきで天井を直した。
「のび…あら?綺麗になったじゃない。ん?何してるのドラちゃん?」
「え?なんでもないよ!?ははは…よっしょ!」
僕らは石像を隠すように立った。そして…
ピーンポーン!
チャイムが鳴ったので僕達は慌ててドアへ向かった。ドアの向こうに居たのはしずちゃんだった。
「のっちゃん!和君!大変大変!空き地でのっちゃん達を見つけたの!」
「え?」
「お、俺達を?」
ーーーーーーーーーーーーー
しずちゃんに連れられて、僕達は空き地にやってきた。そこにはジャイアンとスネ夫もいた。
「ジャイアン」
「ん?おーのび太か。これお前らのか?」
「何かここに落ちてあったんだよ。」
「僕と和人の石像だ…一体なんで?」
僕達は疑問に思ったが、夕方なので持って帰ることにした。ちなみに和人、あーちゃん、直ちゃんは僕らの家に泊まる予定だ。
「でもさ、持って帰ったらまたゴミが増えるって怒られるよ?」
「失礼だな!ゴミとはなんだ!僕らの石像だぞ!」
「はぁ、誰がこれ作ったのかしら。」
僕達は家の庭にさっき落ちてきたドラえもん、直ちゃんの石像も並べて置いた。
「ほんとによくできてる…」
「まるで生きてるみたいだ…何か怖いものでも見てこんな風になったみたいだね。ひょっとしてこれ…魔法でこんなふうになった僕達なんじゃ」
僕はなんとなくそう言ってみると、和人がジト目で言ってきた。
「また魔法か?じゃあここにいる俺達はなんなんだよ。ドラえもんが言った通り魔法なんてないんだって。」
「でも…空から来たのは変だよね。」
みんなが話してる途中僕は僕の石像を見ていた…すると石像から一滴の水が流れたこれは…
「み、みんな!!石像が汗を流した!」
「はぁ!?何言ってんだよ!そんな訳…って雨?」
「そういえば、台風が近づいてるって、さっき天気予報で。汗じゃないよ雨だったんだよ!のび兄!」
「えぇ…」
そうこうしてるうち、雨は強くなりだしたので、家の中へ駆け込んだ。
「風邪引くわよみんな拭いて!」
そして…夜になり、寝ている途中何か物音が聞こえたのでドラえもんと和人を起こし下に行ったら、どうやら台所のドアが開いてただけだった…僕らは安堵して、部屋に戻ろうとした時にふと、何かが玄関に居たような気がした…そして…そこを見るとさっきの石像がそこいて…雷が鳴った時に不気味に感じ僕達は叫んだ。
「「「う、うわぁぁぁ!!!」」」
「何!?」
「どうしたの!?」
「なになに!?」
「何!?」
僕達が大きな声で驚いたもんだから、寝ていたパパ、ママ、直ちゃん、あーちゃんが起き出してしまった。
「ん?まぁ、のびちゃんに和人君!?何やってるのこんな夜更けに!」
「ママ…ママ…あっち」
ママが小ボケをしてる間に僕達は恐る恐る石像の前に来ていた。
「なーにこのガラクタ?」
「勝手に入ってきたんだよ!」
「庭に置いてあったんですよ!?」
「そんな馬鹿な、石が勝手に動くわけないだろ」
「夜中にこんな悪ふざけして、早く片付けなさい!」
僕達は必死に弁明したが、信じては貰えずに、パパとママは眠りについた。
「はぁ…片付けろたって…外は嵐なんだけどなぁ。仕方ないひとまずポケットの中に入れとこう。」
「なぁ…のび太…」
「うん」
ドラえもんがそう言ってる間に僕と和人はある事に気づいた。
「ねぇこれさっきと形が違うんじゃない?」
「え?確かにちg「早く寝なさい!」
「ともかくポケットに入れて、部屋で話そう。」
「「「「うん」」」」
僕達は石像4体をドラえもんのポケットの中に入れて、僕の部屋に急いで行ったのだった。
「それでだ…ドラえもん石像おかしいよなぁ」
「まぁ、おかしいけど、明日調べよう。もう眠いよ…」
「…気になって眠れないよ…」
「俺も」
「私も」
「私も!」
僕はあの石像の事を考えていたら、頭が覚醒して全然眠気が襲わなかった。それは和人もあーちゃんも直ちゃんも一緒だった。
「何か楽しいこと考えれば、寝られる。」
「んー…楽しい事ね〜」
「もしも魔法があればねー」
「直葉ちゃんも、やっぱり魔法があった方いいと思ってる?」
「はい!だって、魔法があれば箒も乗れるし、何か色々できるじゃないですか!」
直ちゃんは、あーちゃんに聞かれると目を輝かせてそう言った。僕も同じこと考えていたから共感するよ。
「ねぇ、ドラえもん…」
「君達もしつこいなぁ!魔法なんかないんだよ!」
って言って、ドラえもんはだらーんとなった
「あはは…ドラちゃんも大変ね。」
「ほんとだよ…僕はねr…うぐ!?」
僕達に呆れたのかドラえもんは再度寝ようとした。しかし、急にお腹を押さえだした。
「ど、どうしたの!?ドラちゃん!?」
「お、お、お腹が急に!?ふぐぉ!?緊急事態発生!!ちょっと22世紀に帰る!!!」
「ドラちゃん大丈夫!?」
「だい…じょーぶ!!すぐ戻る!」
ドラえもんはお腹を押さえながら、タイムマシンで未来へと帰っていった。僕達は驚きながらもその場にいることしかできなかった。
「…何が原因だと思う?」
「…昼間ドラえもんがどら焼きを30個買ってたのを見たぞ?」
「…それが原因ね」
「ほんとにドラちゃん…どら焼き好きだねー」
「まぁ、そうだね…それにしても今日は変な事ばっかり起こってる…僕の絶不調にも関係があるのかな。」
「確かにな、今日に関してはのび太の絶不調から始まったって事もあったりしてな。」
「なにそれこわい。そうだとしたら、何か起こるのかなぁ。はぁ…」
和人と2人で僕の今日の絶不調に関して、話し合った。もしもそれが今回のこの怪現象の原因であるなら、説明もつくんだよね。昨日までは普通に野球もテストもちゃんとできていたから、そんなこと考えるうちに枕が目に入り僕はこう言った。
「まくらよ…浮かべ」
「のび兄?」
「のびちゃん…それは…」
「いやぁ…ほんとに魔法ないのかなぁってさぁ」
「ドラえもんや明日奈も言ってる通り、魔法は廃れたんだぞ。」
「そうだけどさ〜…はぁ…もしも魔法が使えれたらなぁ…」
「もしもね〜、ドラちゃんにそんな道具あるか、聞いてみる?」
「「「それだ!!」」」
「うわぁぁぁ!!」
「「「「っ!?あっドラえもん(ドラちゃん)!?」」」」
僕達が、意気込んだら、ドラえもんが帰ってきた、酷く慌てた様子だったので僕はどうしたのか聞いたら。
「あー、いやへへ、大丈夫ただの食べすぎだったよ!」
「ならいいんだけど」
「それでさ、ドラえもん…何かもしもこんな世界になったら!ていう道具ない?」
「もう…そんな道具は…あっ…あった。」
「えっ…あるの!?」
「うん…[もしもボックス]〜!この道具は外観はこんな一昔前の公衆電話ボックスだけど、中に入って電話をかけて、「もしも○○○だったら」「**な世界を」と申し出て受話器を戻し待つ。設定が完了すると電話機のベルが鳴るので、それを確かめてからボックスを出ると、外の世界は実際にその通りの世界に変化しているんだ。電話の周りに居る人もこちら側の人間だから、明日奈ちゃん、和人君、直ちゃんも魔法は使えないけど行けるよ!」
「じゃあ、ちょっとだけ魔法の世界に変えてみようよ!!」
「面白そうだな!」
「ちょっと怖いけど、楽しみだね!」
「魔法の世界かぁ!!」
僕達は、若干テンションが上がって思い思いに言った。まさかほんとに魔法の世界になるなんて思いもしなかったから。
「じゃあ誰が電話かける?」
「僕がかけるよ」
「言っとくけど、ちょっとだけだよ?ちょっとしたら直ぐに戻すんだよ!」
「わかってるって!」
僕はもしもボックスの中に入り、受話器を取り耳に当て…
「もしも…」
これが冒険の始まりとは知らずに
「魔法の世界に」
僕は言った。
「なったら!」
ジリリリリリリリリリリ!!
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のびちゃんがそう言ったあとに私達は何度か魔法を試したがなかなかうまくいかなかった。呪文が違うのか。何なのかわからなかった。でも今1番の問題は…
「ドラえもんの道具はいっつもそうだ!期待して損したよ!!」
「なんだい!元々言ってただろ!!魔法なんてないって!!」
「なんだと!!」
のびちゃんとドラちゃんが喧嘩していた。いや止めないといけないんだろうけどさ、剣幕がすごくて近寄れなかった。
「たぬきになれ!」
「毛虫になれ!!」
「オケラになれ!」
「豚になれ!!」
「ミジンコになれ!!」
もう幼稚な事を言い出した。あれ…これ案外深刻な喧嘩じゃないかもしれない。
「「石になれーーー」」
「いい加減にしろ!!お前ら幼稚か!!」
和人君がそうツッコむとのびちゃんとドラちゃんはこちらに向きながら。
「…うん何か馬鹿らしくなってきた…」
「僕も。はぁ…今日もはもう寝よ」
「そ、そうね…おやすみなさい」
「「「「おやすみ〜」」」」
私達は、今度こそ床につき寝ることにした…
雷神「はいひとまず終了…」
銀「…キャラ崩壊の域超えてるぞお前…特に直葉」
雷神「なんか楽しくなっちゃってww」
銀「はぁ…だが、のび太の一級フラグ建築士ぶりには驚かされたな。出会って数分で」
雷神「まぁ、前に見た小説を参考したんだけどね。その小説消されてたから思い出して書いてたw」
銀「はぁ…そうか…じゃあ、次は満月牧師が出てくる所からなんだな?」
雷神「もち!だからのび太の恐竜と一緒でまた中編後編になるね」
銀「だろうと思ったよ」
雷神「では皆さん!次回をお楽しみに!