そして次の日になり僕とドラえもんは一緒に目を覚ました。ドラえもんと一緒に窓を開けてたら、すごい光景になっていた。すかさず、僕はみんなを起こした。
「あーちゃん!和人君!直ちゃん!!起きて!!」
「…んが?どうしたのあーちゃん…?」
「明日奈…?どうしたんだ」
「うゅ…?」
「外を見て!!」
私はみんなに外を見るように言った。
「…こ、これは…」
「…なんて事だ…」
「…うわぁ…」
あーちゃん、和人君、直ちゃんの順で驚いていた。目の前に広がるのは、空飛ぶ絨毯に乗る人…箒に乗ってる人など、この科学の世の中では絶対ありえない光景が広がっていた。そうこれは…この世界は。
「「「「「魔法の世界だ!!」」」」」
僕達は顔を合わせながらそう言った、その後朝食をとるため下にやってきていた。
「おはようみんな」
「「「おはようございます!」」」
「「おはよう」」
台所に来ると、パパさんから挨拶されたので返した。そして周りを見てみると、ママさんが調理してる姿を見つけたの。チンカラホイと言ってから、目玉焼きを作っていた。そしてそれをチンカラホイと言いながら、それを皿に乗せた。
「「「「「すご…」」」」」
僕達は思わずそう言っていた。これはこちらの世界の住人からしたら、普通のことかもしれない。だけど科学の世界から来た僕達にとってこれはほんとにすごいことだって。
「早く食べちゃいなさ〜い、遅刻するわよ」
「まっさかー、遅れるわけないでしょ。魔法のじゅうたんでひとっ飛びすれば」
「何寝ぼけたこと言ってるの〜、そんな高い物うちにはありません。のび太もいい加減箒に乗れるようになりなさい。」
僕達はそれを聞いてもしやと思ったが、思い違いかもしれないので、朝食を食べたら直ぐに学校へと向かった。そして…学校に着き、授業を受けた。しかし…
「野比君!桐ヶ谷君!こんな事もできないのかね!物体浮遊術は魔法の基本中の基本だよ!」
『『はははは!!』』
僕、和人君は、授業内容の物体浮遊術が出来なくて、先生に怒られていた。
「さぁ…もう一回やってみなさい。心を穏やかにして、チンカラホイと唱えるんだよ。」
「はい…チンカラ…ホイ!!」
僕はは言われた通り心を穏やかにして、唱えた…でも人形は全く動かなかった。
「チンカラホイ!!」
「チンカラホイ!」
和人も出来ていなかった。それを見ていたみんなはまた笑っていた。すると。
「先生!僕がやります!!」
「うん、やってみなさい。」
スネ夫さんがそう言い出した。先生も許可を出したのでスネ夫さんはこっちまできたそして。
「チンカラ〜ホイ!」
スネ夫さんは、そう唱えた…僕に向かって…
「うわぁ!?うご!?うえ!?」
僕は、スネ夫さんに思うがままに動かされていた。その日の授業は終わり、野球をしに川の土手まで来ていた。しかし、そこでも、僕も和人もはいい活躍は出来なかった。そして何より…
「のび太!飛べないやつに用はねぇ!!」
ジャイアンが暴力的かつ暴言の塊の人と化していた。その他にも。
「のび太さん和人さん今日どうしたの?」
「いや、大丈夫だよ…ははは」
「ならいいんだけど、じゃあ私帰るわね?」
しずちゃんの性格も真逆になっていた。そういえば、スネ夫が僕で遊んでいた時もいつもの俊敏な動きも何も無くその場にいたなぁ。この世界とあっちの世界とでは、性格が違うのかもしれない。武術はないはずだから、ルフィさんもいなさそうだし。
ーーーーーーー
そして私、和人君、直ちゃんはのびちゃんの部屋でのびちゃんを待っていた。下の居間でのびちゃんがのびちゃんのママに怒られているからだ。そして…絞られたのびちゃんは、脱力した感じで部屋に入ってきた。
「はぁぁぁ…」
「おととと、にゃァァァ!!」
倒れてきたのをドラちゃんには避けられた。めちゃくちゃドラちゃんが猫っぽく見えた……ネコ型ロボットだったね。
「元の世界より、ダメになってるよ!!どうなってるんだよ〜…」
のびちゃんは駄々っ子みたいに足や手をバタバタさせながら、そう言っていた。ちょっと可愛いって思ったのは内緒だよ?
「あたしもダメだったよ。みんなに笑われちゃった。それに剣道の道場が無くなってた。」
「私の方も、実技の方が出来なかった。」
「どうもね〜…魔法も勉強と同じで努力しないとならないらしいね。剣道もないのはこの世界には剣道や武道が必要ないし、僕たちが魔法を使えないのは習ったことがないからなんだよ。」
ドラちゃんはそう私達に説明した。何か釈然としないなぁ。
「それにこの世界ののび太君達はどうやら落ちこぼれの烙印を背負ってるらしいしね。じゃあ、元の世界に戻そうか?」
ドラちゃんはそう言ってきた。前者に関してはいつ調べたんだろうと思ったけど、この世界にも瑠奈ちゃんがいたから、情報を貰ったんだろう。ドラちゃんはうちのクラスメイトとも仲がいいから…でも何かなぁ。
コンコン!
すると窓を叩いてる音が聞こえたので私達はそちらに向いた。そこには武さんとスネ夫さんがいた。
「おいのび太、和人!ホーキング行こうぜ!」
「ホーキング?」
「サイクリングの箒版じゃないか?」
のびちゃんと和人君がそう話し合っていた。この世界には科学の結晶たる自転車や自動車がない。近くて小回りできるのは箒で、遠く大回りをするのが絨毯というのがこの世界の常識みたい。
「直ちゃんも明日奈ちゃんも僕ちゃんが教えるからさ!魔法の出来ないのび太や和人と居ても何もできないよ!」
スネ夫はそう言ってきた。この世界でもスネ夫さんはのびちゃんや和人君を馬鹿にしている。その言葉を聞いて、イラッとした、それは直ちゃんも一緒なのかこちらに歩いて一緒にスネ夫さんに笑顔で。
「「ごめん、そんなのいらないから帰ってください?」」
「グハッ!?」
そう笑顔と敬語を入れ込んだ感じで言った後にスネ夫さんはなにかわからないけど、ダメージを負ったみたいだった。
「…あっ…パパがさ、ドイツ製の最新型を買ってくれたんだよ!明日奈ちゃん乗ってかない!」
それでもスネ夫さんがそう言ってきたのでうっとおしくて怒り気味に。
「行かないからさっさと行ってくれば?」
「うぅ…ママ〜!!」
私がそう言うとあの狐マザコ…失礼、スネ夫さんはどっかに向かった。武さんもいつの間にか消えていた。すると和人くんがやってきて
「容赦ないな。明日奈にスグも」
「しつこいし、ウザかったのよ。のびちゃんのこと悪く言ったし!」
「そうだよ!あのクソマザコンめ!」
「俺も言われてたんだがな…それにスグ、その言葉はやめなさい。」
ちょっと和人君が沈んでたので、ちょっとからかってみる事にした。
「え?なになに?和人君も心配すればよかった?もう素直じゃないなぁ!」
「いやもういい…愛しののび太を馬鹿にされればそうなるか…」
「え!?いや…そ、そうだけど//」
「はいはい、ごちそうさま」
「返された…」
「してやったりと言ってくれ。でもまぁ、世界が変わってもスネ夫は変わらなかったな。のび太」
私と一通り喋ったら、和人君は、のびちゃんに話を振った。
「まぁね…でも…ドラえもんまだ世界を戻すの待って、…せっかく魔法の世界にしたんだ。せめて一つでも簡単な魔法でいいから使えるようになりたいよ。」
のびちゃんは自分の意見を私達に言い聞かせるようにそう言った。さっきのスネ夫さん達ので、その思いが強くなったみたいだった。
「…わかったよのび太君…じゃあ先生の所に向かわなくちゃね?」
「え。先生?」
ドラちゃんは、そう言った。その先生というのは…
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「え?私に?」
俺達が今居るのはしずの家の前にいる。ドラちゃんが言った先生とはしずの事。
「うん!しずちゃんの教えを請いたいんだ!!頼むよ!」
「の、のび太さんがそこまで言うなら、教えるわよ//」
「ありがとうしずちゃん!」
「//」
のび太は嬉しいのかそのまま、しずの手を握り握手していた。この世界のしずもどうやらのび太の事が好きみたいだな。それを見た明日奈はというと。
「……はは♪」
「アス姉…」
まぁ、予想はしていた。口は笑っていたが目は笑っていやしなかった。のび太ってほんとに罪作りな奴だと思う。そして後ろから刺されればいいと時々思ってしまうのは余談だ。そしてしずの家の庭に来た俺達は物体浮遊術の練習をしていた。
「チンカラホイ!!」
「もうだめだめそんな力任せにやっちゃ。落ち着きながらやって」
「チンカラーホイ!!…はぁ…ここまでできないと自信失っちゃうよ。」
のび太は少し自信を無くしつつあった。ちなみに俺もやってはいるが、結果はのび太と一緒だ。するとドラえもんが。
「諦めるな。今ホコリがひとつ浮いたぞ!」
そんなこと言い出したので皆で一斉にドラえもんの方へ向き。
「「「「「ほんと!?」」」」」
「ごめん、冗談だよ。和ませようとして…」
「岡本社長みたいな事言わないでよ。…うーんくそぉ!!チンカラァァァホイ!」
のび太は、それでもめげずにし始めた。
「チンカラホイ!チンカラホイ!!チンカラホイ!!!はぁ…はぁ…」
「焦っちゃ、ダメよ。もうちょっと心を穏やかにしなきゃ!おーきく深呼吸して人形を浮かべることだけを考えるの。」
しずは、懇切丁寧にのび太にそう言い聞かせていた。
「スーーーハーーー…浮かべ…浮かべ…チンカラホイ!」
しかし何も起こらなかった…いや…待てよ?人形のスカートが…俺はドラえもんに目配せをしながら呼んだ。
「ドラえもん」
「し…まだ確証はないよ」
「だな」
「もう1回!!チンカラホイ!!浮かべったらほい!」
すると人形のスカートがひらりとなった。これは…
「見た?これって…」
「軽いものならできるんだよ。」
「よーしっ!チンカラホイ!!
そしてのび太はコツを、掴んだらしく勢いよくやった。すると…しず、明日奈、スグのスカートが浮いて、3人のパンツが顕になった。
「「うあ!」」
「きゃあああ!!」
「やったぁ!チンカラホイ!チンカラホイ!チンカラホイ!」
のび太は調子に乗って、どんどんスカートをあげて行った。いや…今ののび太の顔は変態のそれだった…ってこれは!
「そろそろやめたれ!!!」
「「あっ…」」
のび太とドラえもんはしまったという顔になっていた、おいおい。
「「「……のび太さん(のび兄)(のびちゃん)覚悟はできてる…?」」」
しかし3人は怒り心頭みたいで、のび太に向けて、そう言った。ドラえもんはノーカンなのか?
「ご、ごめん!!わ、悪気はなかったんだよ!?」
「「「問答無用!!」」」
「ぎゃあああああああああ!!!!」
こうして、のび太は…安らかに眠ったのであった…
「勝手に殺さないでよ…」
という訳でもなく、ボロボロなのび太がそこにはいた。
「自業自得だろ?それに俺も一発かましてやりたいんだからな。」
「勘弁してよ〜…あれ?」
「…何かしらあれ」
「流れ星?」
「黒い流れ星なんて…」
空には黒い流れ星があり、森の方へ行き消えた。
「なんだろう…行ってみよ?」
「そうね…でもみんな箒に乗れるの?」
「僕と直ちゃん、和人君、明日菜ちゃんはこれがあるからね。タケコプター!」
「え?じゃあ僕はしずちゃんの箒に?」
「仕方ないだろ?じゃあ、はい和人君、明日奈ちゃん、直ちゃん」
ドラえもんは俺、明日奈、スグにタケコプターを渡してきた。まぁ、仕方がないが…
「「むぅ…」」
2人は、のび太がしずと乗るのが不満そうにむくれていた。まぁさっきのことがあったとはいえ、やっぱり好きな人がほかの女の子と二人っきりで乗るのは嫌なんだな。
「二人共何してるの?行くよ〜」
当の本人は気にせず、しずの箒に乗っている。はぁ…先が思いやられそうだな。
「それでね。要はバランスなのよ。」
「バランスが大切ってわかってるんだけどね〜、なかなかうまくいかなかったんだよ」
「そうなのね…そういえば思ったんだけど、ドラちゃん達が持ってるの変わった魔法ね。」
しずが言ったそれとは[タケコプター]の事を指している。
「これは魔法じゃないよ。科学の力で超小型化したプロペラ機なんだ」
「ははは!冗談ばっかり、科学なんてそんなの迷信よ!この魔法文明の世の中で、ふふっ。」
しずは、笑いながら、そう言った。やはりこの世界では、魔法が主流なので科学は廃れたみたいだった。これは向こうの世界と逆の事が起きてるんだな。そして、俺達は流れ星が落ちたであろう所に着いた…酷く枯れている木々がそこにはあった。
「ひどい…」
「これは…あの流れ星普通じゃないぞ…」
すると突然俺達の目の前が爆発した。
「なんだ!?」
「何か爆発したよ!?」
そして、その爆発した所から、何かが飛び出してきた。あれは…
「なにあれ?猿ぅ?」
そう、猿のような者と後から来たジャイアンとスネ夫がそれを追って…そして2人に向けて手からビームを放った。
「助けるぞ!!」
「当然!!」
「僕達も!」
「うん!!」
「「待って!!」」
俺とドラえもん、そしてのび太としず、明日奈、スグはそう言って全速力で落ちていくジャイアンとスネ夫を受け止めようとしたが、煙が立ち込める所に2人が落ちたのでわからなかったが直ぐに見つけたが、謎の人物が2人を助けていた。しかし、俺達のスピードが止まらず、その人が乗っている絨毯とぶつかり落ちてしまった。
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「いてて…あっ!のび兄大丈夫?」
私は起き上がり、近くにいたのび兄にそう言った。
「大丈夫…ジャイアン達は?」
のび兄がそう言って向こうを見てみるとジャイアンとスネ夫君が向こうに居て更に奥に女の人が居た。
「ひどいよ!潰れちゃうよ!」
「イッタァ…フゥ…あなた達大丈夫?」
その人は、そう2人に聞いていた…見てみると陽の光に照らされて、その人は少し魅力的な感じになっていた。
「ふふっ…結局落っこちちゃったわね。ほら立てる?」
あの人は、そう2人に言っていた。2人は鼻を伸ばし赤くなっていた。これだから男は…
「あのー…2人を助けてくれてありがとうございます。」
「いいのよ」
アス姉がそう言っていた。
「あれ?なんだお前ら来てたのか?」
「うん」
ジャイアンがそう言ってきたのでのび兄が返事をしていた。…変態狐はいつまでも女の人を見てるけど。
「あの…怪我はないか?」
「大丈夫よ。あなた達こそ平気?」
「「「はい!」」」
「でもすごかったわ!あなたの絨毯の操縦!」
「ありがとう!こう見えて絨毯の操縦はA級ライセンスなのよ!」
そう言いながらのび兄の頭に乗っていた草を取っていた。それを見てのび兄は顔を赤くしていた…は!?あののび兄が!?やっぱり年上のお姉さんにはそういう感じなの!?
「あ、ありがとう//」
「ふふっ」
きゃあああ!!?のび兄が落ちちゃう!?落ちちゃうよぉぉぉ!!ってアス姉としず姉は!?
「……プシュッ」
「……プシュッ」
何!?プシュッて!?オーバーヒートしちゃった!?2人共!?と思っていた矢先…辺りが揺れだした。
「うわぁ!?地震だ!?」
これはチャーンス!!これを便乗して…のび兄に…って…
「あ、ありがとう」
「いえいえ、大丈夫ですか?」
「う、うん//」
Oh My God…目の前に広がるは、女の人がコケて、のび兄の腕に収まっていた。何この展開!?ってそんな場合じゃない!?なんなのこの地震!?
「またこんなに大きいのが!?」
「またって…?」
「昨日も、一昨日も!!ってお前らも知ってるだろ!?」
「そ、そうだね…」
「さ、最近ずっとよ。一体どうなっちゃってるの…」
「世界の終わりが来るんだよ!?」
うん、話が進んでるけど全く入ってこない!?ちょっとそこの2人早く離れてよ!?もう…あっ…地震が止まった。
「…早くここを離れましょ!」
「「「「「「「「え!?」」」」」」」」
女の人はそう言った。私達は驚いたが、女の人は更に続けた。
「ここは謎の魔力で満ちてるわ。この森が枯れてしまったのも、何か強い魔力を浴びたせいよ。こんな森に長くいては危険よ。」
女の人がそう告げた一瞬シーンとなったが。
「あっ!僕のドイツ製が!?」
「あっ!俺のも!」
「いいわ。みんな私の絨毯に乗って」
女の人はそう言うと、絨毯を操ってここまでやってこさせた。そして…ジャイアン、スネ夫君、お兄ちゃん、アス姉、しず姉、ドラちゃん、私、のび兄の順で乗り、最後は女の人が乗った…のび兄の隣にそれも密着させながら…ってなんで!?
「ど、どうして僕の、隣に?//」
「ちょっと狭いからね。迷惑だった?//」
「いや…そんな事はないです///」
そんな会話が繰り返されていた。それを見ていたみんなは……
「なんでいつものび太ばっかり!」
「のび太のくせにィ!!」
ジャイアンとスネ夫君は、涙を浮かべながらそんなことを言い。
「のびちゃんの隣に!?」
「なんで!?」
しず姉とアス姉は驚き。
「うわぁ…またか…のび太…」
「はぁ…先が思いやられるよ…」
ドラちゃんとお兄ちゃんは、呆れながら言っていた。ほんとになんでよ〜
「じゃあ、出発するわよ!!///」
女の人の名前…そういえば聞きそびれちゃった…こうして私達は彼女の絨毯に乗りこの森を去ったのであった。