視点はのび太
そして僕たちは進行方向を、アラバスタ王国の夢の町「レインベース」にあるカジノ「レインディナーズ」って場所に変更した。レインベースまでは九喇嘛に乗せてもらって、半日で着くことができた。
「いい、ルフィ勝手な行動しないこと!!」
「へーい。」
ナミさんはついて早々にルフィさんに釘を刺してたけど、この感じじゃまた暴走しそうだなぁ…
「やつはカジノにいるようじゃな。」
「おれ、ぶん殴りてェのに!!」
「それをしたら、レインベースにいる人々が危ないでしょ!!確かに外道だけど、今、叩くとうちらが悪者にされる!」
「…分かった。」
即ぶん殴れば、すぐに片が付くけど、アラバスタでのクロコダイルの評価は盗賊とテロ組織をたたいてるから英雄扱い。それも計算に入れた行動なんだろうなぁ…だから、日本人の僕たちがそれをすれば、危ない。国際指名手配なんかされたらたまったもんじゃない。
【おれが隠密で探ってくる。お前はできねェだろうが。おとなしくしてろよ。行くぞ恋次。】
「お前も人使い荒いな。」
九喇嘛はそう言って、恋次さんを連れてカジノに向かって行った。
「それじゃ、腹ごなしでもする?」
「お!それいいな!!行こうぜ!!」
「切り替え早…」
「メシの方がクロコダイルに勝った。」
ーーーーーーーーー
僕、ルフィさん、ゾロさん、ドラえもん、ビビさん、ルナ、みよさん、しずちゃんでご飯屋さんに来た。他のみんなは少し、ボロボロになった服と薬とかを調達しに行ってる。
「…まったくこいつは…」
「ぐぅぅぅうぅ」
近くのご飯屋さんに入ったら、そこには身に覚えがありすぎる二人組がいた。
「エース!スモやん!」
「あ?ああ、お前らか。今日着いたのか。」
警察服で、寝てる方はスペード班でその班長の猿山恵須さんことエースさんと葉巻を三本吸ってて、すっごく気苦労してそうな強面なスペード班の副班長、雲田煙草ことスモーカーさんがそこにいた。
「三日前にはついてた。」
「そうか、ここに来るってこたぁ、もうあの鰐野郎がここにいるって知ったんだな。」
「そうだ。スモーカー。それでエースはまた飯食ってる途中で寝た口か?」
「まぁな。まぁ、じきに起きるだろ。よし、情報共有だ。」
スモーカーさんは僕たちにアラバスタに着いてからの情報を僕たちに提供してくれた。何でも、クロコダイルの部下の1人にマネマネの実を食べた能力者がいるらしい。
「何それ…?」
「右手で触れた人間に偽装できる。厄介な能力だ。」
「…じゃ、じゃあ、その人がもし…国王になってたとしたら…?」
「ありもしない事実を国民に見せたりして、コブラ王に対する疑惑を倍増させりゃ…ビビやルナには苦い話だろうが…反乱は起こるだろうな。」
「そういうことだ。おれ達は二日前に酒場の親父から聞いて得た情報だ。」
「急に起きないでください。」
「こいつは気にすんな。猿山家はそういう体質だ。」
「いや、エースさん、ロジャーさんの…」
「親父の名前を出すな。」
エースさんは五歳の時に見聞色の上の段階をロジャーさんに本気でされてからロジャーさんを嫌って、一時的に猿山家を名乗ってる。なーんかどこかで見たことがある喧嘩の理由な気がする。
「はい、そこ。こっちを見て、今はそんなこと思い出さない!」
「はい…」
ちなみにその本人である、ルフィさんはご飯を食べてるから話を聞いてない。それでいいのか、団長が…
「エース。こいつら鰐野郎を直接叩く気だが?」
「まぁ、十分調べがついた。おれ達も行くか。シャンクスからは思う存分やれって言ってたしな!」
「いいの?町の人が危ないんじゃ?」
「そう思って、ゼロと自来也さんに頼んで。もう町には人はいなくしてる。」
「え?でもここにも…あ。」
さっきまでいた店主さんやお客さんが音もなく消えた。幻覚でいるように見せてたんだ。
「自来也のおっさんも来てんのか?」
「ああ、隠密系は全員来てる。ルフィ…久々に一緒に暴れるぞ。」
「おう!!」
「「「じゃない!!」」」
「「なんだよ」」
盛り上がりかけてる猿山兄弟をみよさんとビビさんとしずちゃんが止めた。ちなみにゾロさんもギラギラした目で乗り気だったから戦闘狂はこれだから…
「まず暴れない!!」
「町が無事じゃないと戻ってきた人が住めなくなる!!」
「「う、うぐ…」」
ビビさん、みよさんの剣幕にエースさんとルフィさんが気圧された。そりゃまぁそうなるけど…
「師匠もエースも後先考えずにそういうことするの本当にバカ猿。」
「「あ、はい…ごめんなさい…」」
猿山兄弟はしずちゃんの言葉がトドメになって、うなだれた。
「まぁ、ともかく九喇嘛と恋次さんの隠密が終わるまで待機だね。」
ーーーーーーー
「は?」
「なんて?」
「あそこにはもうクロコダイルはいなかった。」
ナミさんたちとも合流してから時間をつぶしてたら九喇嘛と恋次さんが戻ってきた。
【気配に沿って、カジノの裏側まで行きはしたがそこにはやつの姿はなかった。そこにいたのはクロコダイルの…覇気の結びだった。】
「覇気の結び?」
「強者にだけできる技術でな…伊達に七武海なだけあるか…纏う覇王色、流桜、未来まで見える見聞色もあるからな。」
覇気を物体に結び付けて、自分の気配をそこに留めさせることができるらしい。三色覇気も使えて、能力もある。世界の秩序の七武海のメンバーは伊達じゃないってことがわかる。
「じゃ、じゃあ!!クロコダイルは…アルバーナに!?」
「…ああ、ビビの言う通り。クロコダイルは行動を開始している。」
「…ルフィさん、エースさん、のび太君、和人君、しずちゃん、みーちゃん、あーちゃん、九喇嘛さんに乗って。先に王都まで行ってくれる?」
ビビさんは決意した目でルフィさんとエースさんの顔を見る。仲間を信じると決めたからビビさんは僕たちに言ったんだ。それと、万陽奈さんが残るのはツクヨミの能力とエンチャントで残ったメンバーを最速で行けるようにするためらしい
「いいのか?」
「ええ、アルバーナには反乱軍も行ってると思うの。そっちは私に任せて。リーダーは私が止める。アルバーナの町の壁はロギアやパラミシア、ゾオンが暴れても壊れないから。」
「そういう理由…クロコダイルが動いてるならもうここにはいる理由もないからか。」
「ええ。ルナも連れて行ったら、王城に直接行っても大丈夫よ。だから…アルバーナ…お父様とお母さまを守って。」
「「「「「任せて(ろ)」」」」」
僕、ルフィさん、和人、エースさん、あーちゃ、しずちゃん、美夜子さんは声を揃えて九喇嘛に乗って、アルバーナに直行した。
ーーーーーーーー
「ここがアルバーナ。」
周囲を砂漠に囲まれた高さのある断崖絶壁の上に都市全体が広がっており、外敵を寄せ付けない天然の要塞のような見た目をしてる。九喇嘛は王城に向かって駆け出す。
「何者だ!!」
そこにいたのは長めの茶髪で、アラビア風のターバンを巻いていて、両目の周りには、濃い紫色の四角い星(十字・星型)のような独特な化粧を施してある男の人が出てきた。
「待って!おれっちだよ!」
「…る、ルナ様!?ご無事だったのですね!!ビビ様は?」
「姉さまはレインベースからこっちに来る…それとここには敵のスパイが何人かいるヨ。」
「…なんですと!?」
「そいつらはもう捕縛したヨ。この九喇嘛のチャクラで見破ってるから安心しなヨ。」
「それは心強い…してこの者たちは。」
「日本国からの助っ人。ルフィ、エース、和人、のび太、みよっち、しず、あーちゃんだヨ。」
「よろしくお願いします。…先日カルーからの手紙が来ました。内容も一致してる。はるばる日本国からありがとう…」
ペルさんはお礼を言ってから、城の中に案内され、玉座まで着いた。
「…君たちがビビとルナの仲間たちか。よろしく頼む。」
「ルナも無事でよかったわ。」
「父様も母様もご無事でよかった…パパ!!ママ!!!」
今まで落ち着いていたルナちゃんは二人に抱き着いた。…そうだよね。ルナちゃんは情報屋や潜入なんてしてても、ルナちゃんもやっぱり不安でいっぱいだったと思うし…こうなるか…
「達観してるけど、私たちもだからね。」
「うちらも子供。」
「そこはお忘れなく。トラブルホイホイさん。」
「はい…」
「しまらねェ…」
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「じゃあ、クロコダイルはここに向かっているというのかね!?」
コブラ王は驚きのあまり目をひん剥いてしまった。そりゃこうなるかぁ…だからこそ僕たちは迎撃するために来たわけだから。
「君たちは大丈夫なのかね…?」
「大丈夫だよ。のーちゃんはアホみたいに強いし、和君は三色持ち、しず、みーちゃん、あーちゃんは能力持ち、ルフィとエースは規格外だからネ」
「…そういう心配ではない。シャンクスから実力の旨は聞いている。私が言いたいのは…」
「それを含めて、大丈夫です。死線は潜り抜けてますから。」
「このバカのお陰で、修羅場は慣れてます。」
「はい。」
「……うむ。そうだな。君たちの眼は光に満ち溢れている。絶望や苦難を乗り越えたように見える…」
「わかるんですか?」
「長いこと、人々を見ていると観察眼が長けているのだよ。国民全員が私を恨み、それで討たれるなら、私はそれでいい。今回の件で国民たちの負の感情が溢れている。」
「あなた…」
「パパ…」
「ティティ、すまないな。国民の負の感情も納得がいくのだ。ダウスパウダーの一件以来、何者かがこの国を陥れようとしていたのは私も気づいていた。私が七武海というだけでクロコダイルに信頼を寄せて、このような事態になった。その黒幕が分かったのなら、反乱軍にも理解を求めないといけないな。」
気迫がすごい。アラバスタ王国は内戦前は日本に次ぐ治安の良さだって言ってたし。
「人がいなくなれば王などただの愚の骨頂。国とは…人なのだ。」
王族たるものの何かをコブラ王は知ってる。…そっか。コブラ王は国民の反乱は自分の責任だって感じてるんだ。これまで会った王族も確かな責任を持っていたから…国は人か…
「あのバカ王子は違うけど。」
「みよさん…それは否定できないし。今は違うでしょ…多分だけど。」
「いつか見ればいいのよ。あそこにはいつでも行けるし。」
「…もはや何の犠牲もなく終結を見る戦いではない。と私は思っていたが…ルフィ君、エース君、のび太君、和人君、静香君、美夜子君、明日奈君、どうか協力してほしい。」
「「「「「「…了解!」」」」」
僕たちは絶対にクロコダイルを倒す。世界の秩序でありながら…一国を乗っ取るなんて許されない。
雷神「終わり」
銀「コブラ王…いい王だな。」
ウタ「私もこの人守りたい。」
銀「原作じゃあ、二年後に世界一の闇を見て消された…煮え切れねぇな。」
ハル「クロコダイル…この世界じゃどんなモルペコをされてるのやら…」
銀「すでに開示してるようなもんだけどな。」
雷神「まぁ、新世界編のクロコダイルの実力もまだわかってない状態だからね。クロコダイルなら、覇王色持ってるでしょと。」
ウタ「まさかと思うけど、こっちのクロコダイルもこうなの?」
雷神「あっちは原作水準、スナスナの実に頼りにしてるから。慢心はしてるだろうね。」
ウタ「まぁ、あんな奴ちょチョイのチョイよ!」
銀「まだリトルガーデンだろ。」
ウタ「聞こえなーい。」
ハル「それはそれで、いいの?」