視点はのび太です。
「よう、起きたか。」
銀さん、ヅラさんが僕が休んでる部屋に入ってきた。
「銀さん、ヅラさん。」
「ヅラじゃない桂だ。」
ちなみになぜ僕が鬼兵隊の事を知ってて顔見知りなのは…昔からの知り合いだから、当時はそんなに強い人たちって知らなかったし、銀さんは親友の師匠のお父さん、ヅラさんは面倒見のいいお兄さんって印象だった。晋助さんは時々、師匠と打ち合ってたのを見てた。坂本さんは今回が初めましてだったけど。
「銀さん。まずありがとう。助けてくれて。」
「気にすんな。あの時も言ったが俺は俺の武士道を貫く。俺の護りてェもんを護るためにな。」
「そっか…僕たちはちゃんとやれたかな。」
クロコダイルの覇王色に僕たちはやられたし、それを抜きにしても、クロコダイルは耐久戦は阿伏兎さん並みで、僕たちは消耗が激しかった。ヴァサゴやレディナよりも実力は上。カイドウが言ってたなぁ…覇気だけがすべてを凌駕するって。ゴール・Ⅾ・ロジャーは覇気だけで頂点に立ったらしいし。覇気だけがすべてを凌駕するってのはカイドウとリンリンの世界だけの話じゃなかったんだ。
「今回はまぁ、あいつ相手に両手足骨折で済んだら及第点だな。」
「銀時!言っておるだろう!この子らは確かに強い、次代の主役は確実にこの子らだ!まだ、七武海相手にする時期ではなかったのだぞ!今度シャンクスに文句を言ってやる。」
「べらべら喋んな。今回でこいつらも自分の実力を見つめなおせるだろうが。」
「…それはそうだが。シャンクスに文句は言うぞ!」
「へいへい。そんで?ナミは何か聞きたいことあんだろ。」
「…ええ、今回のクロコダイルの計画は古代兵器『プルトン』を手に入れることが分かったわ。その『プルトン』はフランキーが持ってた設計図であることは知ってたわ。ロビンの件でね。」
ロビンさんの件、それは僕が引きこもってる間に起きた事件で、遡ること20年前に考古学の聖地であった故郷オハラが日本以外の国の連合によって、世界の禁忌を犯したことで無差別殲滅攻撃【バスターコール】で滅ぼされた、その生き残りであるロビンさんが世界でただ一人の古代文字の記された【
「ロビンは10年もの間、逃げ続けてたわ。日本に来るまでね。」
10年前にロビンさんは命からがら日本にたどり着いていたらしい。鈴斬様はロビンさんを匿うために、ずっと探していたらしい。鬼兵隊の四人も世界中でロビンさんを探し回ってたらしい。
「見つけた時はシャンクスは、すごく安心したって言ってたわ。ロビンは警戒心MAXだったらしいけど。」
「あの時は日本以外が参戦していたんだ。ロビン的には日本も例外じゃないって思ってたろ。日本は言い方は悪いがリスク承知でロビンを匿って、隠した。二年前までな。」
2年前にはロビンさんは身分を隠して、政府公認の高校の教師になっていた。でもCP9が日本に潜伏していて、ある時にロビンさんが発見されてしまい。司法の島【エニエスロビー】に連れて行かれたらしい。
「そうだったんだ。」
「俺も初めて聞いた。」
2年前にはルフィさんは麦わらの一味を立ち上げてて、ロビンさんはその時からルフィさんの底なしの明るさに心が惹かれて、加入したらしい。それで、連れて行かれたロビンさんを麦わらの一味みんなで助けることになった。でも一つの問題…
「しずもついてきたときは頭痛と胃痛が同時に来たわよ。」
「しずちゃんはそういう子だもん。」
「それは知ってるわ。私のそばにいてって言ってもルフィと一緒にバッタバッタと役人とかをぶっ倒してたからね。もうその時点で、似た者師弟よ。本人は似てないっていうけどね。」
それで、国連の代弁者が世界を敵に回すぞって言ったらルフィさんは望むところだ!!って言ったらしい
「それって大丈夫なの?」
「あの時はその勢いだったわ。私たちもね。実際問題はそれをやったら50億の懸賞金をかけられるわね。」
「ケロッとしてますが。」
「シャンクスやロジャー、ガープ、センゴクさん、ドラゴンさんがそれを許すまいと、五老星と直接対決したのよ。それで今じゃ、日本警察、日本警護部隊は国連と国際警察とは犬猿の仲になったわ。」
「前聞いた時よりか、繊細に聞くとえげつないことしてますよね。」
「世界を敵に回すなんて言われて、大事な仲間を見捨てるわけないでしょ?」
「それはそう。」
「この先、あなたも麦わらの一味なんだから世界の闇とも触れるわ。ヴァサゴの件も私たちに絶対言ってきなさい。巻き込まれ体質だから言う前に巻き込まるだろうけどね。」
「それはそう。ていうか、前はガープさんとドラゴンさんがお咎めなしにしたってしずちゃんが言ってましたけど…?」
「あの時はゆっくりこういう話をするわけにはいかなかったんでしょ。ローはやさしさはあるけど、急いでる時は雑じゃない。」
「確かに…」
あの時は麦わらの一味もほぼウタに捕まってたから、それは後回しにされた。
「それで、ルフィがCP9当時の最強のロブ・ルッチを倒した。それによって、エニエスロビーにまでも【バスターコール】が発動された。」
「…は?何それ、意味わかんない。たかが古代文字を読めるだけで国連は何考えてんの?」
「のび太、落ち着け。覇王色が漏れてる。」
「…はい」
「まぁ、それはルフィがその【バスターコール】は破壊されたから気にしないで。」
「ルフィさんこそチートでしょ。」
「否定できないわね。」
「それで鈴斬様、ガープさん、センゴクさん、ドラゴンさん、ロジャーさん、白ひげさんが話し合いをして、事は済んだんだね。」
「センゴクさんはともかく、
だから、日本と五老星は犬猿の仲になってしまったらしい。ほぼ
「エニエスロビーの事件の同時に古代兵器の話も出てきたわ。それが神の名を関する古代兵器『プルトン』『ポセイドン』『ウラヌス』、それの居場所を銀さんたちは知ってるってことなの?」
ーーーーーーーーー
「『ウラヌス』は知らねェ。『プルトン』と『ポセイドン』がどこにあるかは知ってる。」
「やっぱり、合点がいったわ。…あ。」
「ん?…ビビ。戻ってたのか。」
「銀さん。どういうことなの!!日本政府は知っていたの!アラバスタが無益な争いをしたことになるのよ!!」
ビビさんは銀さんの胸ぐらを掴みながら涙を流しながら叫んだ。日本政府の中枢に当たる『鬼兵隊』の隊長である銀さんがそれを知ってるってことは、鈴斬様も知ってて僕たちを送ったことになる。
「知ったのはお前らが行った後だって言っても信じちゃくれねェか…?」
「…それは…銀さんはシャンクスさんの次に中枢にいるから後付けに聞こえるわ。
「まぁ、そうだよな。わりぃな。本当におれ達日本政府は、お前らが日本からアラバスタに着く前に知った。ロビンのお陰でな。」
「…そうなの?」
「ええ、そうよ。」
「ロビンさん!?」
「シャンクスはもちろん、他の中枢はまだ知らないわ。」
ロビンさんが入ってきた。え!?日本に居るんじゃなかったの!?なんでも『鬼兵隊』に護衛されながら、クロコダイルがいたあの地下にある、【
「ロビンさん…ううう…ごめんなさい。冷静を失って、日本を…。シャンクスを疑ってしまった。」
「大丈夫よ。そんなことで日本は見捨てないわ。」
「…そうね。じゃあ、ロビンさん。その『プルトン』の場所は…?」
「……クロコダイルはバカな男よ。関係のないアラバスタを陥れたんだから。あの【
「はい?」
「日本よ。」
「いや聞こえてないわけじゃなくて…え…何?クロコダイルって全く関係のないアラバスタを狙ったの?アホなの?」
「そうね。アホではあるわ。彼には【
ああ…そういうことかぁ。ロビンさんはオハラの生き残りだからこそ【
「行っても意味なかったんだ。」
「そういうことね。」
「…本当に意味ないことをクロコダイルはしていたのね…よし、私は日本に行って、クロコダイルを鬼詰めするわ。」
「「「待て待て待て!!」」」
ものすごい勢いでビビさんが部屋から出て行こうとしたから、銀さん、和人、ナミさんがその勢いを止めた。
「お前が行くこたァねぇ!!やつは日本警察で公安と別班が尋問してる!!お前がこの国を離れるのはそれこそだめだ!!」
「…ゼロはともかくとして、別班も?」
「ああ、別班とゼロは今回は協力関係だ。そもそも別班は日本愛がすごいスパイ過激派だ。」
「じゃあ、黒の組織も?」
「何人か入ってた時期もあったが…ナンバー2が気づいて、その命令でジンとウォッカに殺された。」
「ていうか別班のことも知ってるんだ。」
「知ってるも何も、ドラマと大体一緒だ。あいつらは。」
「そ、そっか…え?乃木さんっているの?」
「いるぞ。そんなこたァどうでもいいだろ。ビビ。今はこの国は疲弊してる。これ以上は言わないでもわかるな。」
「…そうですね。」
ーーーーーーーーーー
「うわ、すごい、本当に雨が降ってた跡がある」
僕が寝てる間に、三年ぶりに雨が降ってたらしい。三日三晩やまなかったその雨は僕が目覚める前に止んだらしいけど。それで僕は車いすに乗せてもらってる。コブラ王とティティ王妃が、恥ずかしいけど僕たちに民衆の前で感謝をするらしい。
「あー、あーマイクテストマイクテスト。」
「お父様、それは前にやっててください。」
「しかし、ルナ。これは恒例みたいなものだ。」
「いいから言え。」
「はい…」
「はっはっはっは!コブラ王!娘の前じゃ形無しだな!!」
「本当にすまねェ!!」
「コブラ王!ルナ様!ビビ様!!ティティ様ぁぁ!!」
「愛してる!!」
「こらあ!!誰だ!私の妻と娘たちに愛してるといったのはぁ!!」
「「「今はそれはいいです」」」
「はい…」
何か既視感がある光景…うん、コブラ王、女性を敵に回したらいけないですよ。
「のっ君が言うことじゃない。」
「ビビ姉まで手籠めにしたくせに。」
「その件もあった…」
「こほん…この国で起きたことで失ったものは大きく 得たものは何もない…だが これは前進である!!戦った相手が誰であろうと、戦いは起こり、クロコダイルが討たれた今。終わったのだ…過去を無きものになど誰にもできはしない!!!この戦争の上に立ち!!!生きてみせよ!!!!アラバスタ王国よ!!!!」
この言葉を聞いて、鳥肌が止まらなかった。この人はこの国を本当に愛し、そして国の人を心の底から愛してる。だからこそあの何気ない会話も納得できた。
「クロコダイルはどうなったんだ!」
「…日本で処罰を受けている。」
「なぜ日本は俺たちを助けてくれたんだ!!なぜ国連は助けてくれなかった!」
「国連は、彼を七武海に選出した身だ。メンツが立たないんだろうな。国連に加入していない日本国の主である。鈴斬がこの者たちをこの国に送ってくれた。」
「…麦わらのルフィ!!なぜ、鈴斬の命令でこの国を救ってくれたんだ!!」
「この国は別にお前たちには関係ないだろう!!」
「答えてくれ!!!お前達は、アラバスタ王国の敵なのか…味方なのか!!」
クロコダイルは、悪事が見破られる前はこの国の悪党を狩って、英雄扱いをされてたって聞いた。七武海な事もありクロコダイルの人気は高かった、でも今回の件で、部外者を懐疑的に見るのはしょうがないかもしれない。
「敵か……、味方か?……そんな事、お前らが!!勝手に決めろォ!!」
ゴン!!
「いってェ!?」
「そんな言い方するな!!」
ルフィさんは他国では麦わらのルフィっていう通称で、通ってるらしい。ウタの事件の時に有名になったのもあるけど…別世界のルフィさんと同じ異名になるって運命なのか…
「麦わらのルフィらしいな…ウタの時もそうだったし。あの子も」
「知ってるか?普段はふざけてるが、いざって時はあいつ頼りになるって、噂だぜ。」
「好きになりそう。」
「あの子もルフィと一緒に魔王を倒したやつじゃねェか。時雨ののび太だっけか?」
「三刀流のゾロや、黒足のサンジ、泥棒猫ナミ、ゴッド・ウソップ、わたあめ大好きチョッパー、悪魔の子ニコ・ロビン、鉄人フランキー、ソウルキングブルック、世界の歌姫ウタ、王女ビビ。麦わらの一味はメンツがすごすぎる。」
「俺たちは決めたぞ!!麦わらの一味!!そして!!麦わらのルフィ!時雨ののび太!おれ達はお前を信用するぞ!!」
「天皇シャンクスも好きだあああ!!」
「日本国に全幅の信頼をするうううう!!」
「僕って時雨ののび太って言われてるんだ…」
「時雨蒼燕流は知られちゃいねェだろうがな。」
「お前も愛してるぜ!白夜叉!坂田銀時!」
「野郎に好かれたくてェェェ!!!」
「そういうところも好きよ~!」
「これだこれ!!」
「中継されてますよ。」
「…あ…お妙に殺されるぅぅぅ!!」
そうして、アラバスタの危機は終わった。僕は負けたけど、こうやって褒めてくれる人たちがいるんだったら…よかった。と思う。
雷神「終わり。」
銀「魚人島編のあの民衆の言葉をアラバスタの民衆が言うとはな。」
雷神「原作では王族と民衆の麦わらの一味の認識の違いが激しすぎるからさ。」
ウタ「何か、確かにそれはいいかも、あっちは海賊だからしょうがないけどここでは自警団だし。」
雷神「そうそう、異名はゾロ以外は同じ。」
銀「海賊狩りはあの世界だからこその異名だしな。」
ウタ「そうだよね。」
ハル「コブラ王の言葉も好き!」
雷神「前書きでも書いたけど、コブラ王のあの言葉はワンピース史上一番好きだから」
ハル「そっかぁ…」
雷神「それと、前回言った本編銀さんとここの銀さんは同一人物とします。」
ハル「…え?」
銀「お前が前回言ったんだろうが!!おれとあいつは似て非なる者って!!」
雷神「ここの銀さんはすごく長い付き合いだからそういう処置にします。」
銀「おれはウタと同じ感じなのかよ。」
ウタ「私の場合は顕現だけど…」
雷神「銀魂だから」
ハル「くそでか解釈…だけど的は得てる…かも?」
銀「じゃあ、おれはお妙と…結婚して銀子がいるってことかよ…っていいのか…?あとがき劇場を知ってる俺があっちにいることになるぞ。」
雷神「今更でしょ。それに銀魂の小説書けてないからの処置でもある」
銀「満を持して、出たのが長年書いてる『大冒険』…まぁ、長い間こっちで見てる分、その情報をひけらかすこともできるか…」
雷神「それはすんな!!」
ウタ「これによって、主役じゃないけど、銀さんの出る小説もかけたってことか。」
雷神「そういうこと。では次回もお楽しみに…いつかはハルカも出すよ」
ハル「締めに言わないで…?そもそもウタは『ウタのやり直し』のウタだし…」
雷神「それはそう…次回も楽しみに!」