江戸川コナン/工藤新一
本作に登場する少年探偵。
現在は《江戸川コナン》と名乗り、のび太達と同じ学校へ通っている。
のび太達より2歳年下。
2018年頃に転入してきた少年で、表向きは毛利小五郎の家に居候している子供。
非常に頭が良く、観察力・推理力にも優れている。
愛嬌もよく、年上であるのび太達を、
《のび太兄ちゃん》
《万陽奈姉ちゃん》
《美夜子姉ちゃん》
などと呼んでいる。
しかし時折その子供らしい態度が妙に演技じみており、のび太からも、
《時々演技めいた感じになる不思議な子》
と思われていた。
それもそのはず。
その正体は――
高校生探偵・工藤新一。
実際には子供ではなく、ある事件によって身体だけが幼児化している。
工藤新一
コナンの本当の姿。
高校生でありながら数多くの難事件を推理によって解決し、《高校生探偵》として広く名前を知られていた。
頭脳明晰で非常に高い推理力を持つ。
その一方で若干自信過剰な部分もあり、有名になったことを自慢げにしていた時期もある。
のび太も工藤新一の名前を以前から知っており、
《1年くらい前に有名だった高校生探偵》
として記憶している。
しかし現在の工藤新一は表舞台から姿を消しており、世間から見れば消息不明に近い状態となっている。
幼児化
幼馴染で同級生の《毛利蘭》と遊園地へ遊びに行った際、黒ずくめの男による怪しげな取引現場を目撃。
取引を見ることに集中しすぎた結果、背後から近づいていたもう1人の仲間に気づくことができなかった。
そのまま襲撃され、黒の組織が開発した毒薬を飲まされる。
本来なら死亡するはずだった。
しかし――
身体だけが縮んだ。
意識や記憶、知能は高校生の工藤新一のまま。
身体だけが子供になってしまった。
江戸川コナン
工藤新一が生きていることを黒の組織へ知られれば、再び命を狙われる。
さらに蘭をはじめ、自分の周囲にいる人物まで危険へ巻き込む可能性があった。
そのため阿笠博士の助言を受け、自分の正体を隠すことを決意。
蘭から名前を聞かれた際に咄嗟に、
《江戸川コナン》
と名乗った。
その後、黒の組織についての情報を集めるため、探偵である《毛利小五郎》の家へ居候。
子供として生活しながら黒の組織を追っている。
少年探偵団
現在は、
《江戸川コナン》
《小嶋元太》
《円谷光彦》
《吉田歩美》
《灰原哀》
の5人で《少年探偵団》を結成している。
名称はシャーロック・ホームズに登場する少年探偵団から取られている。
コナン本人曰く、参加については《ほぼ強制》。
それでも元太、光彦、歩美、灰原とは日常的に行動を共にしている。
灰原哀/宮野志保
コナンと同様、身体が幼児化している人物。
本名は《宮野志保》。
コナンを幼児化させた薬を開発した科学者でもある。
元々は姉の《宮野明美》と共に黒の組織へ所属していた。
しかし姉が組織によって殺害され、そのことへ反発。
組織に捕らえられ投獄された。
その後、自ら薬を飲んだことでコナンと同様に身体が縮小。
組織から逃亡し、阿笠博士の家で生活するようになった。
コナンにとって黒の組織について事情を共有できる数少ない仲間でもある。
黒の組織
工藤新一を幼児化させた謎の犯罪組織。
世界規模で暗躍しており、構成員がどこへ潜伏しているのか容易に判断できないほど危険な組織。
コナンと灰原にとって最大の敵。
工藤新一が生存していることや、宮野志保が逃亡していることを知られれば、本人だけでなく周囲の人物まで狙われる可能性がある。
そのためコナンは、自分の正体を誰かへ教えることについて非常に慎重。
日本警察へも簡単には情報を共有できない。
鈴斬の存在によって本作世界の日本警察は非常に高い能力を持っているものの、それでも黒の組織は危険。
コナン曰く、
《黒の組織はその上を行く》。
組織内部には誰が所属しているのか分からず、不用意に刑事へ事情を教えれば、その刑事本人が殺害される可能性まである。
烏丸蓮耶
黒の組織のボスとされる人物。
約50年前に死亡したとされている大富豪。
しかし実際には黒の組織の頂点に関係する存在。
この《50年前》という時期が、のび太達にとって別の事件とも重なっているため、のび太は多少引っかかりを覚えている。
ただし現時点で、それらの事件に直接の関係があると確定しているわけではない。
組織のNo.2
黒の組織にはボスだけでなく《No.2》も存在する。
非常に高い知略を持ち、作戦によってFBI捜査官を死亡させたとされている。
事件そのものも表向きには《謎の変死体》として処理されており、組織が自分達の痕跡を徹底的に消していることを示している。
そのため、のび太も事情を聞いて、
《厄介な相手》
と認識した。
9代目ヴァサゴへの疑惑
黒の組織の事情を聞いたのび太は、一瞬ある可能性を疑った。
《9代目ヴァサゴ・カザルス》。
9代目は23世紀の科学者であり、これまでの歴代ヴァサゴ以上に厄介な人物とされている。
さらに黒の組織のボスとされる烏丸蓮耶が約50年前の人物であることなどから、
《まさか黒の組織にもヴァサゴが関係しているのではないか》
という疑念が生まれた。
美夜子からは、
《ヴァサゴが2人いる可能性》
まで指摘されている。
当然のび太は、
「ねぇもうそれ言い出したらキリがないんだけど!?」
と全力で嫌がっている。
ただし現時点ではあくまで推測。
黒の組織と9代目ヴァサゴに関係があるとは確定していない。
ウタへの疑惑
『FILM RED』事件後、ウタはしばらく表舞台から姿を消していた。
ところが2019年6月、コナンは自分の学校でウタ本人を発見。
しかも本来20歳程度であるはずのウタが、自分達と同じように子供の姿となっていた。
当然、
《なぜウタがここにいる?》
《なぜ身体が子供になっている?》
と疑う。
自身や灰原が薬によって幼児化した経験を持つだけに、単純な偶然として流すことができなかった。
そのためウタを観察。
しかし――
見ていた相手が悪かった。
満月美夜子との遭遇
ウタを調べていたことで、美夜子がコナンの存在へ注目。
そして美夜子には、
心の声が聞こえる。
コナン本人は自分のポーカーフェイスに自信を持っていた。
しかし美夜子にとって顔は関係なかった。
コナンが心の中で、
《満月美夜子》
《満月万陽奈》
《黒の組織の刺客か?》
などと考えていたことまで全部聞こえていた。
そして――
「急な猫かぶりは危ないわよ……工藤新一君。と宮野志保さんだっけ?」
開始数分で正体がバレた。
子供演技
正体を指摘されてもコナンは即座に、
「な、何がそう言う事なの!美夜子姉ちゃん!」
と子供の演技へ切り替えた。
しかし美夜子には心の声そのものが聞こえているため意味がない。
美夜子から、
「顔じゃなくて心が駄々洩れだからよ。」
と言われる。
それでも頭の中で推理を続けた結果――
「だああ!うっさい!!聞こえてるっつってんでしょ!!このクソガキ!!耳が逝かれる!!」
と美夜子がブチギレた。
美夜子ブチギレ事件
コナンの心の声があまりにうるさかったことに加え、美夜子がコナンの性格をティオに重ねてしまったことで完全に苛立たせた。
コナンが美夜子の魔法について、
《人体発火現象が――》
などと考えている最中、美夜子は実際に、
《炎の鋼球ファイアボール》
を発動。
コナンのすぐ横を通過させ、背後の木を燃やした。
コナン:
「何……が起きた?」
美夜子:
「炎の鋼球ファイアボール。」
コナンは灰原へ、
「俺が見てるのは幻か?」
と確認。
灰原から、
「いいえ……間違いなく現実よ。」
と言われたことで、魔法が本当に存在することを認識した。
「さん」を付けなさい
正体を明かしたコナンが、
「美夜子。お前は何者――」
と言った瞬間、再び魔法を撃たれる。
美夜子:
「はい、もう一回。」
コナン:
「……美夜子さん。あなたは何者ですか?」
美夜子:
「はいよくできました。」
この事件以降、少なくとも美夜子相手に年下扱いを忘れるのは危険。
のび太達への正体発覚
美夜子によって工藤新一と宮野志保の正体が見抜かれたことで、のび太と万陽奈も事情を知る。
コナンは、
《自分の正体が黒の組織へ漏れれば周囲まで危険になる》
ことから当初は話すことを拒もうとした。
しかし、のび太達側にもウタ、美夜子、魔法世界、ヴァサゴなど通常では到底信じられない事情が存在する。
そのため双方が自分達の事情を説明することになった。
のび太への信頼
事情を聞いた後、灰原は、
「私はのび太さん達を信用するわ。」
と判断。
コナンも、
「俺もだな。のび太さん達の話にいっさい虚偽の心がなかった。」
として、のび太達を信用することを決めた。
それまで黒の組織について事情を話せる人物は非常に限られていたため、コナン達にとって新たな協力者が増えることとなった。
黒の組織に対する仲間
コナン達だけで黒の組織と戦っているわけではない。
味方には、
《阿笠博士》
《FBI》
《公安》
《工藤優作》
《藤峰有紀子》
などがいる。
さらにFBI捜査官《赤井秀一》も協力者。
黒の組織との戦いは非常に危険であるため、それぞれが正体や立場を隠しながら徐々に組織を追い詰めている。
赤井秀一/沖矢昴
FBI捜査官。
黒の組織との戦いに関わる人物。
現在は死亡したように偽装し、《沖矢昴》という別人として工藤家で生活している。
普段はピンク色の髪と糸目が特徴的。
さらに普段の声も地声とは異なるものを使用している。
鈴斬の協力によって、FBIが日本国内で捜査活動を行える環境も整えられている。
のび太とは工藤家で初対面。
赤井自身は鈴斬から、
《のび太とルフィがウタを救った》
ことを聞いており、以前からのび太について知っていた。
工藤優作
工藤新一の父親。
世界的に知られる小説家。
新一の事情を知っており、黒の組織と戦う息子を支える協力者でもある。
非常に高い推理力を持つ。
自宅には大量の本が存在しており、のび太も、
《こんな環境で育ったら平成のシャーロック・ホームズとか言われるね》
と納得している。
ジャイアンとスネ夫も優作の作品のファン。
特に《怪盗バロン》はのび太も読んだことがある。
藤峰有紀子
工藤新一の母親。
有名な女優。
新一の事情を知る協力者。
非常に明るい性格で、新一のことを、
《新ちゃん》
と呼ぶ。
のび太達が工藤家へ来た際にも歓迎している。
静香は有紀子を知っており、本物を見てかなり興奮。
「だってみんなかわいいじゃん!!可愛いは正義だから!!」
と女優好きな一面を見せた。
有紀子本人も、
「ありがと♪まだ私もいけるわね新ちゃん♪」
と喜んでいる。
現在
現在も《江戸川コナン》として子供の姿で生活している。
毛利家に居候しながら、少年探偵団の仲間達と学校生活を送り、その裏で黒の組織を追っている。
身体が縮んでから約1年が経過しているものの、黒の組織の全貌はいまだ掴めていない。
しかし2019年6月6日、ウタを調べたことをきっかけとして――
野比のび太達と接触。
美夜子に開始早々正体を看破されるという本人としては想定外すぎる事故が起きたものの、最終的には互いの事情を共有。
のび太達を新たな協力者として信頼するようになった。
そのため今後は、
《ヴァサゴ・カザルス》
を追うのび太達と、
《黒の組織》
を追うコナン達という、これまで別々に動いていた2つの勢力が関わる可能性も生まれている。
ただし、
《9代目ヴァサゴ=黒の組織関係者》
という疑惑については現時点では完全に未確定。
銀「コナンは別枠か」
雷神「コナン関連は今の所、動かせてないし…」
銀「そりゃそうだろ」