ドラえもん のび太の彼らとの大冒険   作:雷神 テンペスタ

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人物・世界設定《ドラビアンナイト編》

 

ドラビアンナイト編

 

アラビアンナイトの世界

 

『ドラビアンナイト』の舞台となった世界。

 

元々のび太達は、行方不明になった静香を捜すために過去のアラビアへ向かった。

 

ドラえもんが《宇宙完全大百科》で調査した結果、《アラビアンナイト》を構成する260の物語の中に、

 

《ハールーン・アル・ラシード》

 

《宰相ジャファル》

 

という実在した人物が存在することが判明。

 

そこから、

 

《アラビアンナイトの中には実話を元にした物語が存在するのではないか》

 

という仮説を立てた。

 

そして時間旅行公社のガイドロボット《ミクジン》に案内してもらい、西暦794年のバグダッドへ向かうこととなった。

 

現実世界との関係

 

この世界は、単純な《過去の地球》だけではない。

 

当初のび太達が到着した794年のバグダッドは現実の過去。

 

しかしその後、静香を追って船で航海を続けるうちに異変が発生した。

 

スネ夫が夜の海で大量の《火の玉》を目撃。

 

さらに地球上とは思えないほど海が広がり、航海を続けても陸地へ辿り着けない状態となった。

 

ドラえもんはこれを、

 

《架空世界と現実世界の間の壁がぼやけてきている》

 

と推測。

 

最終的にのび太達は、現実世界から徐々に《アラビアンナイトの物語世界》へ入り込んでいった。

 

そのためこの世界には、

 

《実在した歴史》

 

《後世に物語として伝わった出来事》

 

《ルフによる本物の魔法》

 

《未来科学による魔法のような道具》

 

が複雑に混在している。

 

バグダッド

 

のび太達が最初に訪れた都市。

 

西暦794年当時、世界最大級の都市。

 

チグリス川が流れ、その中央には《円城》が存在。

 

三重の城壁内部には王宮や寺院が建ち並び、人口は約200万人。

 

この地でのび太達は《サソリ団》と遭遇し、後にハールーン・アル・ラシード王と出会った。

 

ハールーン・アル・ラシード

 

794年のバグダッドを治める王。

 

アラビアンナイトに登場する人物の中で、実在したことが確認された人物の1人。

 

非常に正義感の強い人物で、

 

《悪者は根絶やしにせねばならん。誰もが安心して住める国を造るために》

 

という信念を持つ。

 

砂漠で野宿しようとしていたのび太達と出会った。

 

その直前、のび太達を襲おうとしていたサソリ団約40人がルフィの《覇王色の覇気》によって全員気絶。

 

ラシード王はその礼として、のび太達を王宮へ招待した。

 

静香捜索への協力

 

翌日、のび太達から行方不明になった静香について相談を受ける。

 

写真を見ても心当たりはなかったものの、

 

《静香が奴隷船へ乗せられている夢をのび太が見た》

 

と聞き、世界中の船が集まる港町《バスラ》を紹介。

 

さらに自分の署名入り《交通手形》を渡した。

 

この交通手形は非常に強い効力を持ち、バスラの憲兵達も確認した瞬間に態度を改めるほど。

 

のび太達が静香を発見するための大きな助けとなった。

 

ミクジン

 

《時間旅行公社》に所属するガイドロボット。

 

アラビアンナイト方面の専門ガイド。

 

緑色の身体と黒い肌を持ち、初対面ではジャイアンとスネ夫から《お化け》と言われて怒った。

 

仕事には非常に真面目。

 

特に観光地や時代背景の《解説》へ強いこだわりを持っており、緊急事態でも解説を続けようとする。

 

のび太達に説明を何度も遮られると、

 

《どうせ僕の解説なんて面白くないですよ。三流ガイドなんですから……》

 

と拗ねることもある。

 

また――

 

ドラえもんの名前を頻繁に間違える。

 

「ドラざえもん様!」

 

ドラえもん:

「ドラえもん!!」

 

後日の再訪でも全く同じ間違いをしている。

 

なお映画版とは異なり、本作では大砂漠でのび太達を直接救助する役割を担っていない。

 

のび太達が勝手に様々な問題を解決してしまったため、本人も暇だったらしい。

 

静香捜索隊

 

静香を救出するために過去へ向かったメンバー。

 

《野比のび太》

 

《ドラえもん》

 

《剛田武》

 

《骨川スネ夫》

 

《満月美夜子》

 

《桐ヶ谷直葉》

 

《猿山琉歩李/ルフィ》

 

《ウタ》

 

の8人。

 

満月万陽奈は現代側で何か起きた場合に備えて留守番。

 

桐ヶ谷和人は今回参加していない。

 

静香とのび太の過去

 

今回の冒険では、のび太と静香の幼少期についても語られた。

 

2人が最初に出会ったのは幼稚園入園前。

 

当時ののび太は非常に泣き虫。

 

転んで大泣きしていたところへ、麦わら帽子を被った静香が現れ、

 

《これどうぞ》

 

とハンカチを貸した。

 

これが2人の最初の出会い。

 

双葉幼稚園

 

その後2人は《双葉幼稚園》へ入園。

 

《ひまわり組》で同じクラスとなった。

 

担任は《吉永先生》。

 

同じクラスには、

 

《ジャイアン》

 

《スネ夫》

 

《和人》

 

もいた。

 

3歳の静香

 

静香は――

 

3歳の頃からルフィへ師事していた。

 

当時被っていた麦わら帽子も、ルフィから借りたもの。

 

後になって、その帽子が鈴斬から預けられた非常に大切な帽子だったことを知る。

 

ジャイアンとの事件

 

当時のジャイアンは現在より遥かに乱暴。

 

スネ夫の物を奪うなど、横暴な行動を繰り返していた。

 

ある日、静香がルフィから借りていた麦わら帽子まで奪った。

 

しかし静香は即座にジャイアンの懐へ入り込み、帽子を奪還。

 

さらに、

 

《人のもんにとっちゃダメだって。ママに教えてもらえなかったの?》

 

と注意。

 

その後ジャイアンを転ばせ、

 

《その態度ムカちゅく。》

 

と宣言。

 

最終的にはジャイアンを可能な限りボコボコにし、のび太とスネ夫が止めることとなった。

 

ジャイアン本人によれば、この経験がきっかけとなり、いたずらや乱暴をやめるようになった。

 

つまり現在のジャイアンの人格形成には、幼少期の静香がかなり大きく関係している。

 

サソリ団

 

794年のバグダッド周辺で活動する盗賊団。

 

のび太達を約40人で包囲。

 

しかしルフィには《見聞色の覇気》によって、姿を現す前から人数まで把握されていた。

 

さらに《覇王色の覇気》を使用され――

 

約40人全員が一瞬で気絶。

 

本格的な戦闘にすらならなかった。

 

カシム

 

サソリ団の首領。

 

現在は悪党となっているが、昔は《義賊》だった。

 

さらに――

 

アリババの実兄。

 

ラシード王によって王国全土へ指名手配されていた。

 

のび太達への潜入

 

国外逃亡を企て、蛇使いの老人へ変装。

 

バスラで静香を捜していたのび太達へ近づいた。

 

静香が乗せられた奴隷船について情報を与え、さらに船を紹介。

 

そのまま手下達と共に船員として潜入した。

 

目的は、

 

船の強奪。

 

しかし――

 

のび太達が交代で見張る。

 

女性陣も常に警戒。

 

ドラえもんのポケットへ手を伸ばせばルフィの覇王色。

 

さらにルフィには見聞色があり、美夜子には心の声が聞こえる。

 

そのため――

 

計画が最初からほぼ全部バレていた。

 

本人達だけがそれに気づかず、数日間いたちごっこを続ける羽目になった。

 

最後

 

アブジルと共に黄金宮へ現れる。

 

しかしアブジルとモルジアナが戦っている裏で――

 

ルフィに普通に捕まった。

 

カシム:

「げ、アリババ。」

 

アリババ:

「ようバカ兄貴。」

 

最終的にアリババによって連れて帰られた。

 

バスラ

 

チグリス川河口付近に存在する港町。

 

世界中から船が集まる。

 

ラシード王の助言を受け、のび太達は静香の情報を求めて訪れた。

 

蛇使いに変装したカシムから、

 

《約10日前、静香らしき少女を乗せた奴隷船が東へ向かった》

 

という情報を得る。

 

結果として、のび太が見た夢が現実に起きていた可能性が非常に高くなった。

 

静香

 

今回の事件で奴隷商《アブジル》に捕らえられた人物。

 

絵本世界で迷子となった後、アブジルに捕まり奴隷にされた。

 

奴隷船へ乗せられたものの、その船が難破。

 

大砂漠へ流れ着く。

 

そこで同じく奴隷となっていた《モルジアナ》と出会った。

 

モルジアナとの関係

 

出会ってから救出までの約2週間、モルジアナと共に行動。

 

静香は彼女を、

 

《モルちゃん》

 

と呼ぶようになる。

 

モルジアナが奴隷商への恐怖心を植え付けられていることを知り、

 

《もっと自由になってほしい》

 

と思うようになった。

 

静香自身はアブジルへ捕らえられている状況でも、

 

《いつかうちの仲間が助けに来る》

 

と信じ続けている。

 

この姿勢がモルジアナの心を大きく変えることになった。

 

アブジル

 

アラビアンナイト世界で活動する奴隷商。

 

静香からの呼び名は、

 

《ロリコンクソひげ》。

 

若い頃から悪逆非道な人物で、シンドバットとも旧知。

 

過去に何度もシンドバットからお灸を据えられているが、全く懲りていない。

 

魔法

 

ルフを利用した特殊な魔法を使用。

 

自らも強いルフに守られているため、通常の格闘攻撃では簡単に倒せない。

 

静香やモルジアナを魔法によって拘束した。

 

使用技には、

 

《電撃ラムズ連撃》

 

が存在。

 

強烈な電撃によって相手を攻撃し、身体を痺れさせる。

 

黄金宮との関係

 

過去にも黄金宮を訪れている。

 

シンドバットから《忘れ薬》を飲まされたはずだが、黄金宮について記憶していた。

 

シンドバットは、

 

《アブジルの特殊な魔法が忘れ薬の効果を打ち消した》

 

可能性を考えている。

 

最後

 

モルジアナと直接対決。

 

奴隷商人への恐怖を克服したモルジアナによって――

 

飛び膝蹴りを叩き込まれ失神。

 

その後はカシムと共にアリババへ引き渡された。

 

モルジアナ

 

本作のヒロインの1人。

 

10歳。

 

《ファナリスの民》と呼ばれる戦闘民族の少女。

 

長い赤髪を左側でサイドポニーにまとめ、猫のような目を持つ。

 

普段は比較的無表情。

 

しかし笑った時は非常に可愛らしく、静香からも気に入られている。

 

現在の戦闘能力は非常に高く、静香からも、

 

《自分以上》

 

と評価されている。

 

奴隷時代

 

9歳の頃、《ジャミル》によって奴隷として買われた。

 

暴力に次ぐ暴力を受けたことで、

 

《主人へ逆らえば何をされるか分からない》

 

という強烈な恐怖心を植え付けられる。

 

その後ジャミルが金に困ったことで、アブジルへ売られた。

 

身体能力では奴隷商を遥かに上回っていても、精神的な恐怖によって逆らうことができなかった。

 

静香との出会い

 

約2週間前、同じくアブジルへ捕らえられた静香と出会う。

 

静香から、

 

《あんな奴に負けんな!いつかうちの仲間が助けてくれるから!》

 

と励まされた。

 

最初は信じていなかった。

 

しかし2週間共に過ごし、静香が非常に強い心と正義感を持っていることを理解。

 

静香の存在によって、少しずつ奴隷商への恐怖から抜け出していった。

 

ファナリス

 

モルジアナが属する民族。

 

極めて高い身体能力を持つ。

 

アブジルもモルジアナが《貴重なファナリス》であることを理由の1つとして買い取っている。

 

魔法や武器がなくても非常に高い戦闘能力を発揮できる。

 

炎魔導士

 

モルジアナ自身にも魔力が存在。

 

ただし魔力量そのものは少ない。

 

属性は――

 

炎。

 

本人も、

 

《炎魔導士の端くれ》

 

と認識している。

 

アモン

 

アリババが契約している《第7迷宮》の精霊ジン。

 

《礼節と厳格》を司る。

 

仙人のような姿をしている。

 

モルジアナが恐怖へ立ち向かう姿を見て、

 

《そなたの心意気しかと見た》

 

と評価。

 

アリババによれば、アモンが誰かを気に入ることは珍しい。

 

炎翼鉄鎖《アモール・セルセイラ》

 

モルジアナが装備する金色の足枷。

 

元々は奴隷時代から付けられていた普通の足枷。

 

しかしアモンがモルジアナを認め、自らの魔力を込めたことで変化した。

 

金色となり、炎の文様が刻まれている。

 

アモンの魔力が大量に込められているため、元々魔力量の少ないモルジアナでも強力な炎を使用できる。

 

力を発動すると、1型の《赤いルフ》が現れる。

 

モルジアナVSアブジル

 

モルジアナ自身が、

 

《奴隷商人への恐怖を自分で克服したい》

と希望。

 

ルフィ達が助けようとしても、自分で戦うことを選んだ。

 

静香から、

 

《勝ったらのび太が抱きしめてくれる》

 

と言われたことで闘志がさらに爆発。

 

アモンから《アモール・セルセイラ》を授けられた後は、アブジルへの恐怖そのものが消えていることに気づく。

 

モルジアナにはもう、

 

《精霊ジンの加護》

 

《友人》

 

《好きな人》

 

がいる。

 

そのため、

 

《私は何もない訳じゃない!!》

 

と自覚。

 

最後は渾身の飛び膝蹴りでアブジルを倒し、長年自分を縛っていた奴隷商への恐怖を克服した。

 

のび太との関係

 

救出された際、のび太を見て強く惹かれた。

 

ただし長年奴隷として生きていたため、最初の愛情表現が、

 

「私を貴方の奴隷にしてください!!」

 

だった。

 

当然全員から、

 

《それ色々とアウト!!》

 

と止められた。

 

その後も、のび太への好意は明確。

 

アブジルとの戦いに勝った後には、静香が約束した《のび太からの抱擁》を要求。

 

気づかないのび太を静香が背中から押し、モルジアナが力いっぱい抱きしめている。

 

現代

 

事件解決後、のび太達と共に2019年へ移住。

 

現在はのび太達の仲間として生活している。

 

のび太の母親へ相談したところ、学校への転入手続きもすぐに完了。

 

現在は直葉・万陽奈と同年代。

 

万陽奈とは初対面で丁寧に握手を交わしたが、互いにのび太へ好意を持っているため――

 

目だけは完全にライバル。

 

一方で普段は仲間として共に行動している。

 

シンドバット

 

《船乗りシンドバット》として後世まで語り継がれた人物。

 

現在は年老いており、黄金宮で暮らしている。

 

初対面時の姿はずんぐりむっくりとした老人。

 

そのため、幼い頃から物語のシンドバットを知っていたのび太と静香から、

 

《イメージと違う》

 

と思われている。

 

性格

 

非常に明るくマイペース。

 

そして――

 

人の話を聞かない。

 

のび太が静香について質問しようとしても、勝手に別の質問だと思い込み、自分の魔法コレクションを紹介し始める。

 

ウタからも、

 

《なんかルフィにそっくり》

 

と言われている。

 

ただし根は非常に優しく、困っている者を放っておけない。

 

大砂漠で遭難していたのび太達を発見すると《瓶の魔人》を派遣して救助。

 

静香が奴隷商に捕まっていると知れば、即座に《空飛ぶ絨毯》を出して救出へ向かった。

 

七海の覇王

 

若い頃のシンドバットの異名。

 

《七海の覇王》。

 

かつて世界各地を冒険した非常に強力な冒険者。

 

現在は老人となっているが、精霊ジンを魔装すると若い頃の肉体へ戻る。

 

外見だけでなく声まで若返る。

 

精霊ジン

 

迷宮の宝物庫に封じられている伝説上の精霊。

 

金属器へ宿り、契約者の魔力を糧として力を発揮する。

 

地上の王が使用する純粋な《力》としてソロモンによって作られたと伝えられている。

 

その正体は、かつてソロモンへ仕えていた眷属達が《同化》を完了させた姿。

 

シンドバットの七体のジン

 

シンドバットは7体もの精霊ジンと契約している。

 

バアル

 

《憤怒と英傑》を司る。

 

ブァレフォール

 

《虚偽と信望》を司る。

 

ゼパル

 

《精神と傀儡》を司る。

 

フルフル

 

《狂喜と冥闇》を司る。

 

フォカロル

 

《支配と服従》を司る。

 

ヴェパール

 

司る概念は特に存在しない。

 

クロ―セル

 

こちらも司る概念は特に存在しない。

 

シンドバット自身はルフ8型全てとの適性を持つ規格外の人物。

 

シンドバットの過去

 

現在は気のいい老人だが、若い頃にはかなり危険なことも行っている。

 

煌帝国第八皇女だった《紅玉》をゼパルの力によって操り、本人が自覚しないままスパイ活動をさせた過去がある。

 

そのため現在、煌帝国の女王となった紅玉から今でも恨まれている。

 

静香も事情を聞いた瞬間、

 

《最低。え?ボコボコにしていい?》

 

と激怒。

 

本当にボコボコにした。

 

また、さらに過去には――

 

《世界の理を破り、ルフを消そうとした》

 

ことまである。

 

この時は《アリババ》と《アラジン》によって止められている。

 

黄金宮

 

シンドバットが現在暮らしている巨大な宮殿。

 

しかしシンドバット本人が建てたものではない。

 

シンドバットが《9回目の航海》へ出た際、嵐の海で難破していた謎の男性を救助。

 

その人物が後に砂漠の果てへ黄金宮を作った。

 

黄金宮を作った人物

 

シンドバットのことを既に知っていた。

 

実際にシンドバット本人を見た際には、のび太や静香と同様に《思っていたのと違う》という反応をしている。

 

さらに非常に高度な道具を所有していた。

 

これらの情報から――

 

未来人だった可能性が極めて高い。

 

黄金宮に存在する様々な《魔法グッズ》も、実際には高度な未来科学によって作られたものが多い。

 

つまり、

 

《十分に発達した科学は魔法と見分けがつかない》

 

という状態。

 

ただし《ジニー》など、本物の魔法に属する存在も混在している。

 

瓶の魔人

 

シンドバットが所有する魔法道具の1つ。

 

巨大な魔人。

 

瓶の蓋を開けた人物の命令を聞く。

 

非常に強力で、ルフィの《ギア2・JET銃》をまともに受けてもほぼダメージを受けなかった。

 

シンドバット自身も、

 

《強すぎて使いこなすのが難しい》

 

と評価している。

 

ジニー

 

ランプに宿る青い魔人。

 

非常に陽気でテンションが高い。

 

現在はすでに自由を得ているが、時折ランプの精として仕事をしている。

 

かつては自由を持たなかったものの、《ある王子になった青年》によって自由を与えられた。

 

3つまで願いを叶えることができる。

 

ただし、

 

《生物殺害》

 

《生物創造》

 

《死者蘇生》

 

《恋愛》

 

に関する願いは叶えられない。

 

なおジニーは黄金宮を作った未来人の道具ではなく、シンドバットが別の人物から譲り受けた存在。

 

ルフ

 

この世界における魔法の根幹。

 

《生きとし生けるもの全ての魂の故郷》。

 

魔力を生み出し、自然現象を発生させる存在でもある。

 

魔法使いの才能を持つ者には、

 

《鳥の姿をした光の流動体》

 

として見える。

 

通常の人間には見ることができない。

 

ルフ8分類

 

ルフには8種類の型が存在する。

 

1型――炎

現象発生時には赤く輝くことが多い。

 

2型――水

青く輝くことが多い。

 

3型――光

 

4型――雷

黄色く輝くことが多い。

 

5型――風

白く輝くことが多い。

 

6型――音

 

7型――力

黒く輝くことが多い。

 

8型――命

紫に輝くことが多い。

 

8型《命》

 

名前だけ聞けば危険な印象を受けるが、実際には、

 

《治療》

 

《回復》

 

《植物操作》

 

《精神系》

 

などの魔法を得意とする。

 

ヤムライハによれば、主にサポート方面で非常に有用なルフ。

 

のび太のルフ

 

のび太は、ルフの存在を教えられる以前からアブジルの周囲を飛ぶルフを視認していた。

 

つまり――

 

魔法使いの素質を持つ。

 

適性を持つルフは、

 

炎・水・雷。

 

通常は1人1種類程度であるため、3属性の時点でかなり珍しい。

 

さらに《炎のルフ》から特に好かれている。

 

のび太の魔法

 

シンドバットから修行を受け、

 

《炎》

 

《水》

 

《雷》

 

全ての魔法発現に成功。

 

最初の水魔法は力みすぎたため、ビームのような勢いで噴射された。

 

時雨蒼燕流との融合

 

水魔法を覚えたことで、のび太自身が戦闘中に水を生み出せるようになった。

 

そのため周囲に水が存在しなければ使用しづらかった時雨蒼燕流の型も、自力で水を補填できる可能性が生まれた。

 

さらに炎魔法と組み合わせ――

 

《時雨蒼燕流“攻式”十七の型・焔時雨》

 

をその場で開発。

 

水と炎の魔力を融合させた混合技。

 

魔法を習い始めた直後に新型を作るという規格外ぶりを見せた。

 

蒼燕流

 

《焔時雨》を見たアリババが、

 

《それっ蒼燕流か?》

 

と発言。

 

アリババは、この時代に《蒼燕流》を使用していた人物を知っている。

 

しかしのび太が学んでいる《時雨蒼燕流》は、山本武によれば戦国時代に生まれた剣術。

 

時系列が一致しない。

 

のび太は、

 

《時雨蒼燕流が他の流派を模範して成立したのなら、蒼燕流がその源流なのではないか》

 

と推測している。

 

現時点では真相不明。

 

静香のルフ

 

静香もアブジルの周囲にいたルフを最初から視認していた。

 

そのため静香にも魔法使いの素質が存在。

 

さらに静香は《覇王色の覇気》の資質も持っている。

 

ただし現時点では覇王色を自力で使用できるほど成長していない。

 

静香の魔法

 

静香もルフによる魔法発現に成功。

 

のび太との《合わせ魔法》も可能。

 

特に静香の風魔法とのび太の炎魔法は相性がよく、炎の威力を風によって増幅できる可能性がある。

 

美夜子の魔法との違い

 

満月美夜子は、

 

《炎》

 

《水》

 

《草》

 

《風》

 

《光》

 

《闇》

 

《鏡》

 

《雷》

 

の8属性を扱う強力な魔法少女。

 

鏡世界の一部を破壊するほどの技を複数持ち、心の声まで聞くことができる。

 

しかし――

 

ルフは見えない。

 

美夜子自身の魔力はアリババ達にも感じ取れるものの、ルフによる魔法とは別物。

 

つまり本作には、

 

《魔法世界の魔法》

 

 

《ルフによる魔法》

 

という異なる魔法体系が存在している。

 

アリババ・サルージャ

 

シンドバットの知人。

 

金髪の初老の男性。

 

豪快かつ親しみやすい性格で、初対面ののび太の頭を普通に撫でるほど。

 

カシムの実弟。

 

さらに――

 

バグダッドの第三皇子。

 

第7迷宮を攻略した冒険家でもあり、精霊ジン《アモン》と契約している。

 

後世では《アリババと40人の盗賊》の主人公として世界中の子供達に知られている。

 

本人も未来で自分が絵本の主人公となっていることを知り、

 

《俺が絵本の主人公か。へへ、悪い気はしないな!》

 

と喜んでいる。

 

ジャーファル

 

シンドバットの最初の眷属にして最古参の仲間。

 

元々は家臣。

 

シンドバットが黄金宮へ住み着いてから長期間シンドリア王国へ帰ってこないため、現在では保護者のような立場になっている。

 

黄金宮へ迎えに来た際には、

 

《1年に一回は帰って来てください!!》

 

と説教。

 

シンドバット:

「善処する。」

 

ジャーファル:

「あ?」

 

シンドバット:

「前向きにする!」

 

完全にお母さん状態。

 

なお本人は――

 

ルフを見ることができない。

 

そのため魔法修行では解説役になろうとしたものの、ヤムライハだけで全部説明できてしまい、

 

《……私いらなかったですね?》

 

となった。

 

ヤムライハ

 

シンドバットの仲間である魔法使い。

 

黒い帽子を被り、珊瑚と真珠で作られた杖を使用する。

 

現在も非常に若々しい姿。

 

魔法に対して強いプライドと情熱を持つ。

 

ジャーファルから、

 

《魔法のプロフェッショナル》

 

《教えることには右に出る者はいない》

 

と評されるほど。

 

現在は《マグノシュタットの学長》。

 

水魔法を特に得意としている。

 

シンドバット八人将

 

シンドバットの仲間達。

 

《ジャーファル》

 

《マスルール》

 

《ヤムライハ》

 

《シャルルカン》

 

《ピスティ》

 

《スパルトス》

 

《ドラコーン》

 

《ヒナホホ》

 

の8人。

 

シンドバットが長期間黄金宮へ引きこもっていたため、アリババによって呼び寄せられた。

 

ドラコーン

 

八人将の1人。

 

外見は竜人のような姿だが本人曰く《人間》。

 

シンドバットの眷属器によって現在の姿になっている。

 

シンドバットの過去についてもよく知っている。

 

アラジン

 

《マギ》と呼ばれる人物。

 

シンドバットやアリババの仲間。

 

現在もシンドバットを心配している。

 

かつてシンドバットが世界の理を破りルフを消そうとした際には、アリババと共に阻止した。

 

現在もヤムライハとの関係など、性格的には昔からあまり変わっていない様子。

 

煌帝国

 

中国付近に存在する国家。

 

現在の女王は《紅玉》。

 

シンドバットは過去に紅玉をゼパルで操ったことから、現在でも恨まれている。

 

のび太はこの国に強い興味を持っており――

 

今度絶対に行く気。

 

シンドバットからも、

 

《アリババに聞けば行ける》

 

と言われている。

 

覇気の伝授

 

今回の冒険では、ルフィがのび太達へ《覇気》について本格的に教えている。

 

覇気とは、

 

《世界の全ての人に潜む意志の力》。

 

大きく、

 

《覇王色》

 

《見聞色》

 

《武装色》

 

の3種類に分類される。

 

のび太の見聞色はすでに発現し始めている。

 

ウタが怖い顔をした際などに感じていた《ゾクゾクする感覚》も見聞色の兆候だった。

 

ルフィから、

 

「お前は取得してるぞ?見聞色。」

 

と指摘され、本人も初めて自覚。

 

ルフィがレイリーから受けたのと同様の《目隠し修行》を開始している。

 

見聞色を磨けば相手の位置・気配・感情などを察知でき、さらに極めれば《数秒先の未来》を見ることも可能。

 

時雨蒼燕流との相性も非常に良く、のび太自身も戦闘力向上を期待している。

 

ルフィ

 

静香の武術の師匠。

 

今回の静香捜索にも参加。

 

普段は自由奔放でアホな言動も多いが、弟子である静香の実力を強く信頼している。

 

静香を心配して焦るのび太へ、

 

「あいつは大丈夫だって!おれが鍛えてんだからそんなにヤワじゃねェって!」

 

さらに、

 

「お前らはここまで戦ってきた仲間だろ?あいつを信じろ。」

 

と諭した。

 

普段とは違う師匠らしい一面を見せている。

 

覇気

 

レイリーから覇気を学んでいる。

 

《覇王色》

 

《見聞色》

 

《武装色》

 

を高水準で使用可能。

 

見聞色については《未来視》まで習得済み。

 

サソリ団約40人を覇王色だけで気絶させ、アブジルも静香の指示によって最大出力の覇王色を浴びせ、一瞬で意識を刈り取っている。

 

直葉

 

ドラビアンナイトへ途中から参加。

 

稽古が終わった後にのび太の家へ遊びに来たことで静香の事件を知り、自ら同行を希望した。

 

事件後は少し元気を失っていた。

 

その理由は、

 

《最近みんなの冒険へ参加できないことが寂しかった》。

 

特に、自分の知らない間にみんながバードピアへ行っていたことを後から知った際には大きなショックを受けた。

 

今回も偶然事件を知ったから参加できただけで、自分が大して役に立てなかったと思い込み、さらに落ち込んでいた。

 

静香との関係

 

静香を《しず姉》と慕う。

 

静香にとっても直葉は大切な妹分。

 

自分だけ冒険へ参加できていないと思い込んでいた直葉へ、静香は、

 

《魔界大冒険には自分達も参加していない》

 

《夢幻三剣士では自分もほぼ見ていただけ》

 

《今回なんて和人が参加していない》

 

と説明。

 

直葉:

 

「……そうだった。お兄ちゃんの存在忘れてた。」

 

静香:

 

「ハハハハ!!何それ!それはダメじゃん。」

 

これによって直葉は、自分だけが仲間外れになっているわけではないと理解。

 

最後には、

 

「ありがとう。やっぱり大好き。」

 

と笑顔を取り戻した。

 

直葉とルフ

 

直葉も実は――

 

ルフを見ることができる。

 

アブジルの周囲を飛んでいたルフを視認していたが、タイミングを逃して言い出せなかった。

 

後に静香へ打ち明けた。

 

確認できた色は、

 

《白》

 

《紫》

 

《青》

 

《無色系》

 

など。

 

作中では《六色》と評されている。

 

少なくとも、

 

白=風

 

紫=命

 

青=水

 

の適性を持つ。

 

初魔法

 

後日、シンドバットの時代を再訪。

 

ヤムライハから直接指導を受け、

 

「2型のルフ……我に水の魔法を発現させたまえ!」

 

と念じることで水魔法の発現に成功。

 

ヤムライハからも、

 

「うんうん、最高よ!」

 

と高く評価された。

 

後日談

 

2019年6月12日。

 

のび太達はシンドバットとの約束を果たすため、再び過去へ向かった。

 

今回のメンバーは、

 

《のび太》

 

《静香》

 

《直葉》

 

《和人》

 

《ドラえもん》。

 

前回不参加だった和人にとっては、シンドバットとの初対面となった。

 

絵本を本人へ

 

のび太達は現代から、

 

《船乗りシンドバット》

 

の絵本を持参。

 

後世に自分がどのように伝えられているのか、シンドバット本人へ読んでもらった。

 

シンドバットは、

 

「おお、昔のわしじゃのう。」

 

と読み始め、

 

「面白かったよ。」

 

と満足。

 

さらに、

 

「わしの過去を後世に伝えてくれた人には感謝しなければならんな。」

 

と、自分の冒険が遥か未来まで語り継がれていることを喜んだ。

 

一方、ジャーファル達やシンドバットが王となった事実など、実際の歴史と絵本には違いも存在する。

 

《千夜一夜物語》そのものが彼らより遥か後の時代に成立したため、実際の出来事が長い年月を経て脚色されたと考えられている。

 

今後

 

シンドバットとの関係は今回だけで終わらない。

 

のび太・静香・直葉は今後もタイムマシンを使い、過去へ赴いてルフ魔法の修行を続ける予定。

 

シンドバットだけでなく、魔法の専門家であるヤムライハからも指導を受けられる。

 

さらにのび太は――

 

煌帝国へ行く気満々。

 

シンドバット本人は紅玉から恨まれているため同行しづらいが、

 

「アリババに聞けば行けるぞ。」

 

と教えられている。

 

そのため《煌帝国》は今後訪れる可能性のある新たな舞台となっている。




雷神「ドラビアンナイトだけでえげつない量」

ウタ「ウタの時もそうだけど、多分全編をやらないと分からない所がある特に日本誕生とか」

雷神「それが問題…」
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