結論から言うと僕達は捕まった。今いるのは原始人の人間のような何かの集落にいる…さっき捉えたティラノサウルスはもう骨だけになっていた。何かに似た奴らは…何に似てるんだろう…あーいう顔が逆三角の生き物…イヤ生き物じゃないな…伝説上の…あぁ!!そうか!
「カッパそっくり!」
「いや似てるけど今言う事!?」
「黙って何考えてると思ったら、捕まってるのに。」
「お気楽なの?馬鹿なの?」
「のっくんそれは無いよ?」
僕がそう言うと、女性陣から強烈なツッコミを受けた。あれれ?何か目から汗が出てきてるけどなんだろうかこれは…と思っているとカッパに似たやつらがこっちに近づいてきた。あれ?日本語わかるの?
「ジラオカヘンテクコ!」
「ピキピー!ハッハッハ!!」
何こいつら人の顔をジロジロ見て何か喋って笑いだした。
「こいつらにとってのび太の顔が面白いんだろ?」
「イケメンな君に言われたらホントに惨めだね僕って。」
「イケメンの方が辛いぞ。見られすぎるから。」
何その贅沢な悩み!?殴っていい?一発殴っていいよね!?って今手が塞がってるから無理か…確かに僕の顔は平凡さ、イケメンの和人にはわからないだろうね!!平凡な顔の辛さをさ!!って言うかこいつらいつまで笑ってんだ!!
「いい加減にしろーーー!!」
「ギラオ!ゲラオカ!!」
僕が叫ぶと、槍を突き付けてきた。何これもう悪循環?でもないか…
「ガオ?」
「ギオ?」
「グオ?」
「ゲオ?」
「ゴオ?」
何こいつらいきなりが行で驚いてるんだけど、最後のゴオって絶対発音しにくいでしょ?って思いながら上を見るとスネ夫のラジコンがあった。何だスネ夫のラジコンか…ってなんでスネ夫のラジコンが!?
「スネ夫のラジコンだ!?」
スネ夫のラジコンはそのまままっすぐ、下降してきて、カッパ共を転けさせた。いいぞもっとやれ!!と思ったけどカッパ達は慌てたように僕らを連れて移動した。
「何かから逃げてるのかな?」
「多分ね。スネ夫のラジコンを見た瞬間にこれだ。」
「バカに急いでるようだ。」
「ソコダソコダ!」
「いやどこだし!」
「しずちゃん反応しないの!」
みんな口々そう言っていた。しずちゃんはソコダソコダと言ってる奴に反応していた。時々日本語みたいな事言うからなこいつら。
「オ?ワレシツブレロ!」
「ズガタカイズガタカイカクレロカクレロ!!」
1人(一匹)が何かに反応してから、カッパ共は蹲り出した。って今のは頭が高い隠れろって言ったよね!?こいつらなんなの!?日本語本当は知ってるんじゃないの!?
「何かにいるのかな?」
「ハヤクカクレロ!」
もうつっこまないよ…あーちゃんが言ったように奥に何かにいる…。あれは…騎士?その騎士が乗っているのオルニトミムスがこちらに気づいたのかこちらを向いた。
「うほおおおおおおおおおおおおおおお!!ヤッタルデ!!」
「ソヤデソヤデ!」
「やめられない♪とまらない♪」
うわぁ…とうとう関西弁っぽいの言ってる奴まで出てきた。マジでなんなのあいつら…っていうか最後の奴に限ってはカッパ○びせんの歌じゃないか!マジでなんなの!?何て考えてると、カッパ共は騎士に蹂躙されていた。うんそれは字のごとく蹂躙あっという間カッパ共はやられていた。威勢よく出た割にはほんとにあっけなく散った。えぇ…悪魔より弱いんじゃない?
「あれは悪魔より弱いわね。魔法が使えたら、あいつらけっちょんけっちょんにしてやったのに!」
後ろにいる元魔法少女からもお墨付きに弱いんだあいつら…ってそんな奴らだったら、僕達も戦えたんじゃない!?
「俺達直ぐに捕まったろ。ドラえもんも手が塞がれちゃ何もできないって」
「それはそうだけどさ…って何普通に地の文字に反応してくれちゃってんの?」
「俺だからな。」
「何その自信ウザイ。」
「ってそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!あの人こっちに来てるよ!」
あーちゃんに言われそちらを見ると騎士がこっちに来ていた
「敵かな味方かな?」
「それは私たちが勝手に決める!」
「そこでそのセリフ聞けるとは思わなかったけど一回黙ろうか。」
直ちゃんからあの有名なセリフを聞かされるとは、思わなかったけど、騎士は徐に剣を振り切って…縄を切ってくれた。
「ふぅ…助けてくれたという事は…」
「味方だね…」
「こんにちわ!僕ドラえもん…は言葉が通じないか、[翻訳コンニャク]!はいみんな食べて!」
ドラえもんは翻訳コンニャクを出してみんなに配り、それを食べてその騎士の方に向いて、言葉を待っていた…
「地上人の諸君怪我がなくて何よりだ…」
どうやら、この人は僕達の事を知ってる様子だった。まさかスネ夫が先に来てるんだろうか?
「地上人って。という事は僕達の事を!」
「ああ、もちろん私は竜騎隊士バンホー。これからの諸君の安全は私が保証しよう。」
「お願いします…僕はドラえもんです!」
「僕は野比のび太です。」
「俺は桐ヶ谷和人です。」
「うちは…いや私は源静香です!」
「私は、満月美夜子です!」
「私は、桐ヶ谷直葉です!」
「俺は剛田武です!ジャイアンと呼んでください!」
「それでですけど、僕達の前に男の子いませんでした?」
「こんな顔した。」
「来たよ。我々が保護している。それも含めて、これからの話をする。」
こうして僕達は自己紹介をしてからスネ夫の事を聞き彼、竜騎隊士バンホーさん彼との出会いが、これから直面する事になる恐竜が何故地下に居るのかを証明する事になるとはこの時の僕は夢にも思ってなかった。
ーーーーーーーーーー
バンホーさんが言うにはスネ夫は今ここにはいなくて、ホワ大陸の首都エンリルという場所にいるそうで、そこまでついて行くことになった。この地底ってそんなに広いんだね。歩いてる間に、スネ夫のラジコンを見つけた。バンホーさん曰く川底で拾って改造して監視用に使っているみたい。ドラえもんが言うにはかなり科学技術が発達してるみたいだ。22世紀から来た科学の結晶がそう言うんだから、相当な化学文明みたいだ。バンホーさんはなんでも原始動物保護区の監察官で地上ではとっくに絶滅しているはずの古代生物がここでは僅かに生き残っている。その貴重な動物達を密猟者から守ったり、地上世界へ迷い込んりするのを防ぐらしい。
「…地上で目撃されたネッシーはそれか」
「みたいだな。ネッシーとかは説明はつくし、日本の妖怪カッパはさっきのだろうな。」
僕と和人はそう推測した。そう考えると恐竜はやっぱり絶滅してなかったんだ。何故ここにいるかはわからないけど。
「…ねぇここって見覚えあるんだけど。」
そんな事を考ええていると、直ちゃんが言い出した。辺りを見るとどこでもホールに出たあの秘密基地の入口が見えた。
「荷物取りたいね。」
「俺もステージ衣装」
「…それはまた後だ。今はスネ夫だろ?」
「それもそうね、止まってても仕方ないし。」
和人と美夜子さんが言った事ももっともだ。秘密基地の事を一旦置いといて、奥へと進んだ。そこには…
「地底湖…すごい」
「君達の友人はこの地底湖で発見され、保護した。まもなく港だ。」
地底湖に感動してた僕達を諭すようにバンホーさんはオルニトミムスを走らせた。地底湖沿いを歩いていくと、港が見えた。そこには戦艦大和のような…いや、海賊船のような鉄の帆船だった。バンホーさん曰く地力を利用して動いてるそうだ。
「乗りなさい!すぐに出航する!」
バンホーさんが乗組員に何かを話した後に僕らにそう言った。船の中に入りバンホーさんに連れられて部屋に入った。そこは広い洋風の部屋で大きな地図がそこにあった。
「エンリル市まで5時間の行程だ。ゆっくりくつろいでくれたまえ。ではまた後で」
バンホーさんはそう言うと部屋を出ていった。優しい人だけど、何か裏がある気がする。
「のっちゃん!見てみて!めっちゃいい眺めだよ!」
しずちゃんにそう言われ僕は窓の外を見た。確かにいい眺めだなぁ。と思っていると船が動き出した。するとどうだろう船はまっすぐ壁の方へ突っ込もうとしていた…は!?
「なにやってんの!?」
「やべぇぞ!?」
僕と和人が驚いてる間に船は壁に入っていく。心臓に悪いよ!?地面の中を進んでいる。これがこの地底にある技術…
「みんな!この世界地図を見て!」
ドラえもんにそう言われ、壁に貼ってあった。地図を見ると、緑色の点が点滅している。これが今乗ってる船か。
「どうも地底の大空洞の地図らしい。」
「あれ?地球の表面からすぐ下はマントルなんだよね?」
僕達が思っていた事を直ちゃんが言ったらドラえもんがすぐに教えてくれた。……ダジャレじゃないからね?
「すぐ下とは言っても、直径百キロくらいの厚さがあるんだよ。地底に大陸があったって不思議じゃない。」
ドラえもんは、真剣な目で僕達に言った。確かに百キロくらいの厚さがあれば、その理屈は通るし不思議でもないか…地底に文明を築くなんて、この世界の人達はすごく努力したんだな。
「…あの辺が日本だ!」
「それは大した事じゃないでしょ?」
「でも気になるじゃん!うちって何かこういうのを見つけたいんだ!日本がどこにあるのかハワイがどこにあるのかも!」
そういや昔からそんな感じだったな、しずちゃん。探究心の塊みたいな感じで。
「この船はアメリカに向かってるのね。」
美夜子さんがそう言った。確かにあの方向だったらアメリカになるね。
「アメリカかぁ…」
あーちゃんが何かに思い出すように呟いた。そういえばアメリカにあーちゃんはいたんだっけ。
「病気が治ったら、すぐに帰るはずだったのに兄さんがまだアメリカにいたいって駄々をこねたの。お父さんもアメリカで何かに勉強したいって言うからね…2年前にアメリカからこっちに戻ったの。まさかこんな形でアメリカに行くことになるなんて」
前には話さなかったけど、あーちゃんは僕らの街に来る前に他の街にいたらしんだけど、その後は前にも言った経緯で僕らの街にいる感じ
「とは言っても地底だからな?」
「それは余計だよ。和人くん」
和人が余計な事を言ってあーちゃんはジト目でツッコミを入れた。なんて言うか妙に息合ってるよね。あーちゃんと和人って…
「なになに?のびちゃんも加わりたいの?」
「うちがやってやろうか?」
「のび兄には私が…」
僕の考えてる事がわかったのか、あーちゃん、しずちゃん、直ちゃんがいじってきた。何かに電波でも出てたのかな?
「その通り、君達は地底世界最大のホワ大陸を目指している。その中央にエンリルがある」
僕達が話していると、声が聞こえ後ろ振り向くと見たことのない人?が入ってきた。誰だろこの人?
「どうしたんだ?僕だよ。バンホーだよ。」
「そういえば、その声はそうだけど。」
「失礼ですけど、変な感じです。」
「本当に失礼だな。僕達から見たら君たちこそ…」
バンホーさんが言いかけてたのはきっと僕達の方も変なんだろう…これは1種の差別発言だよね。気をつけよ。
「いやいい。食事を持ってきた。食べてくれ」
バンホーさんは、目の前にある荷物を出しながらそう言った。
「ありがとうございます。それと色々話し合いたいことが…」
僕はバンホーさんにそう言ったでもバンホーさんはこれから船が着くまでに法王庁に報告書をまとめないといけないと言って、部屋から出ていった。
「忙しそうだな。」
「僕達は言わば、不法侵入者みたいなもんだろうしね。お腹空いたしご飯食べよ?」
「それもそうね。」
僕がそう言うとみんなはご飯を1人ずつ持ってからテーブルに座った。ドラえもんがなんだか辛気臭い顔でご飯を見ていた。どうしたんだろう?
「これ食べれるのかな…」
「「じゃあ、食べなくていいよ。」」
僕と美夜子さんがそんな事をのたまったドラえもんにそう言ってドラえもんのをとった。美夜子さんは家で食事担当だし、当然だ。僕がなぜ言ったか?食べ物を粗末に扱ったドラえもんに怒ったから。善意でくれたってのに。
「あっ!!ごめん!!食べるから!!食べるから返して!」
「じゃあ、次からそんなこと言わないように!食べ物は粗末にしないこと!」
「…はーい」
美夜子さんがそう言うとドラえもんはしゅんとなりながら、そう言った。
「ドラちゃんが、みっちゃんの弟みたい…」
しずちゃんがそう呟いていた。まぁ、確かに今のドラえもんって嫌いな物を前にした子供みたいだったけどさ。……美夜子さんの実年齢を鑑みても…
「……」
よしこの考えはやめよう!え?なんでかって?美夜子さんが今にでも使えない魔法を使いそうな勢いでこっちを見てたからさ!何でこういう事って女性陣気がつくんだろうね!…まぁ、それはともかくとして僕は目の前にある食べ物を食べてみた。…前にいるジャイアンはガツガツ食ってるけど。
「…これ美味しい!」
「本当だ…これは地上と同じ味付けね。」
美夜子さんは料理人としての方で感心してた。何か今にでもレシピを聞きに行きたそうな感じなってる。
「ちょっとレシピを聞いて来るわ!」
「待って待って!調理室わかんないでしょ!?」
案の定、行こうとした美夜子さんを止めた。もう少し遅かったら美夜子さんが迷子になるところだった。
「あら、いけない。てへ♪」
美夜子さんは舌を出しながら頭をかいていた。いわゆるてへぺろってやつだね…
「全く…でドラえもんは次に何が不満なわけ?」
「どら焼き」
「OK…もうドラえもんは黙って食ってて」
ドラえもんの不満を聞く前にわかったので聞いた瞬間黙らせて食わせた。僕の家に住んでる人は何でこんなのばっかなの?まぁ、素直に食べてるからいいか。
「大変ね〜のっちゃんも〜」
「何て言ってるしずちゃんは何してるの?」
「貰おうと思って♪」
「僕の分取らないで!?しずちゃんもいっぱいあるでしょうが!?」
「もう食べちゃった。」
「何その無駄なはやさ!?僕食べてないからあげません!!」
「ぶう…のっちゃんのケチ」
ケチも何もないよ!?僕は慌てながら、ご飯をかっこんだ。しずちゃんは名残惜しそうに人差し指を顔に当て見ていた。どんだけ食い意地はってるの!?
ーーーーーー
「のびちゃん」
食事も終わり、僕は窓の外を見ていたらあーちゃんに声をかけられ。振り向くとみんながいた。
「どしたの?」
「私達を連れて行って何されるのかなと思って。」
「うーん、スネ夫に会わせてくれるとは聞いたけど。」
「うちは信用できると思うよ?」
「…問題はスネ夫に会った後にすんなり地上へ帰してくれるかだ。」
「そうね…?…何か暑くない?」
確かに暑い。外を見ると何故か辺りが赤くなっていた。どんどん暑くなっていくと僕ら男性陣は服を脱ぎ暑さを凌ごうとしたが横を見ると…
「ってあーちゃん達まで脱がないの!?」
女性陣まで服を脱ぎ始めていた。危機感持ってよ!?スタイル人一倍すごいんだから、みんなは…
「だって暑いんだもん〜。」
「まずいな。実にまずいな。げへへ」
「「青だぬきはむこう向いてろ!!」」
何でこのロボットは人間の女子の裸を見て欲情するんだよ!?猫だからか!?獣だからか!?なんて考えていると…
ピーピーピー!!
『うっかりしていた。今火山帯を通過中だ。ドアの横のスイッチを押しなさい』
バンホーさんの言う通りに、ジャイアンがボタンを押していた。その後に部屋が涼しくなってきた。ふう、安心…
「残念だなぁ…」
する前にこのロボットには手厚いお仕置きをしないといけないね。反省を全くしてないし、和人と目が合い頷き合うと僕達はドラえもんの腕を掴みこう言った。
「「ドラえもん、ちょっとOHANASIしようか?」」
「え?ちょっとのび太くん?和人くんなに…ぎゃあああああ!!!」