さてさて、今回はあの王子が出てきます。VSのび太をとくとご覧あれ!
視点は、のび太、美夜子さん、のび太になります!
お風呂から上がり僕達は上に登っていた。さっぱりしたからすがすがしい気分!この時間からのお風呂は久々だったから、何か気分が上がっちゃうな!何かいいこと…
「「「あっ!!」」」
部屋に入ると至る所が散らかっていた、泥棒!?確かに窓は開けていたけど!向かいには和人の家もあるから聞いてみるか、僕はスマホで和人に電話をかけようとした。
「のっくん…」
「ん?」
「しぃ…あれ!」
ドラえもんと美夜子さんが何かに気づいてそっちを見るとミンク色のしっぽが僕の机の一番下の引き出しから出ていた。あれが泥棒?僕達は忍び足でそこに近づいた。
「なんだろ、猫かな。」
「猫にしては、しっぽの先がふさふさよ?」
それもそうだよね、そう言いつつ僕は謎のしっぽを掴んだ。すると、驚いた謎の動物が飛び出してきた。兎とも猫とも似つかないそんな動物だった。僕は逃げ出そうとしているこの子を逃がさないためにしっぽを力強くつかんだけど、予想以上に力持ちだったから、そのまま僕はタイムホールの中に入っていた。
「のっ君!?」
「あれ!?どこかにつながってるんだ。」
ドラえもん達がそんな事を言っていた、目の前の光景に思わず手を放しちゃってあの子どこにいるかわかんないや。……とりあえずドラえもん達呼ぶか。
「ドラえもん!美夜子さんちょっと来て!」
「どうしたの!」
「いやな予感しかしないけど。」
ドラえもんと美夜子が来てから再びそこを見る、どこかの深いジャングルだった。こういう森は白亜紀の時や地下世界の時にもあったから、少しなれてるけど
「早く帰った方が良さそうだ。」
「でも、参考書とかが盗られてるから、探さないと。」
「そうだけど、こういうのって何かがありそうじゃない?」
美夜子さんの言う通りだよね。だって、ピー助の卵を見つけた時も、美夜子さんに出会った時も、どこでもホールの時も、ソフィアさんを見つけたの時も、夢の時も、パラレルワールドに行った時も、事件が起きる前は何かのきっかけが必ずある。
「ドラえもん、時雨金時出して。」
「わかった。はい。」
時雨金時はドラえもんに預けてある。部屋に置いてママが間違えて捨てないためだ、このボロさの竹刀だからママは問答無用で捨てるからね、もしもボックスがいい例だ。
「でも気を付けなよ」
「わかってるって…ん?」
がさがさと、草の音が聞こえたきっとあの子がいるんだ、僕は気配を探ってから、走った。
「私も行くわ!」
「のび太君!美夜子さん!あんまり離れないでね!迷ったら帰れないから!!」
「「わかった!」」
美夜子さんと探していたら、あのピンクのしっぽが草木の間から出ていた。さっきのへまは踏まないように、美夜子さんにアイコンタクトしてから挟み撃ちで捕まえるために僕はあの子の前にそーっと行った。
「今だ!!」
僕と美夜子さんは同時にあの子に飛びついたけど、避けられたずんぐりしてるのに意外と早い!でも走り方は兎のようにぴょんぴょん飛んでいたからすぐに追いついてしっぽに手が当たる寸前で……
ヒュッ!!グサッ
何かが僕の腕をかすめた、その隙にあの子は逃げた。あと少しだったのに。はぁ…幸いにも袖が破れたくらいだったからよかった。飛んできた物を見ると槍が突き刺さってた。僕はすぐさま時雨金時を構えた。
「誰だ!」
「……」
出てきたのは、青い仮面、壁画なんかでよく見る感じの。
「……!!」
何かを喋ったけど、全くわかなかった。彼?から確かな殺意があるから敵なのは間違いない。どうしてここまで殺気立ってのかはわからないけど。彼は背負っていた槍を構えてきた。
「…!!」
彼は何の迷いもなく、振るってきた。僕は咄嗟に時雨金時でそれを防いだ。くっ重い!!
ジャキン!!
僕が槍をはじいた。それを見た彼は、後退してから足に力を入れてから勢いよく飛んできて、槍を宙に浮きながら槍を何回も突いてきた。どういう運動神経してんの!?
「のび太君!!これ!」
いつの間にか来ていたドラえもんが何かを投げてきた。翻訳こんにゃくの欠片だ!僕はそれを口で受け取って食べた。これで何言ってるかわかる!
「お前!魔術師レディナが作り出した魔物だろ!!」
「レディナなんて僕知らないんだけど!?」
「正体を現せ!!」
予想はしてたけど、話は通じないみたい!!第二ファイトが始まった!?怒涛の槍の追撃が放たれた。ていうか謂れのない事で殺されかけるのは困る!!幸いここには水溜りがある僕は時雨金時を振り上げ…
「《時雨蒼燕流“攻式”九の型》うつし雨。」
彼から攻撃は僕は水しぶきになって消えた。そして懐に入って…
「
を与えた、けど彼はありえないひねりでそれを避けた。マジか!?あんな避け方、ヴァサゴもしなかったよ!?ヴァサゴ以上の運動神経ってわけ!?今までの敵より強いじゃないか!!
「ほう、そんな技も使えるのか」
「余裕そうだね。」
「こんなもの俺には効かん。行くぞ偽物!」
そう言って再び槍を向けてきた。まだ続けるつもりなの!?こうなったら!!
「《時雨蒼…」
「ちょっと待った!!」
僕が時雨蒼燕流を出そうとしたら美夜子さんに止められた。
「でも美夜子さん」
「無駄な争いはしないで!!!」
美夜子さんは悲しそうな顔で叫んだ。…急に売られたことだとはいえ、冷静じゃなかった。僕は、時雨金時を竹刀に戻した。
「…ごめん。冷静を欠いてた。」
「わかればいいの。」
少し怒らせちゃったかもしれないな。美夜子さんのフォローはあとにして、襲ってきた彼に向き直した。
「君、なんで僕の事を襲ってきたの」
彼は、動きを止めて仮面を取った。
「…!!」
「まさか」
彼の顔は僕にそっくりだった。いや少し違う。僕は眼鏡だけど彼は裸眼だ。だから彼は僕に偽物と言ったんだ。顔がそっくりな人が急に現れたから、でもいきなり仕掛けてくるのはやめてほしい。
「さっさと正体を現せ!!」
でも僕は戦う気を失ったけど、彼はまだ仕掛けてきた。まだ偽物と思ってるわけ!?
「だから僕はレディナって人は知らないって!」
「危ない![手品ステッキ]!」
後ろにいたドラえもんが出した道具で槍が花束に変わった。だけど彼には無駄だったみたい、だって、またしても魔術使ったとか言って襲ってきたからいい加減うっとしい!!
「話を聞言いてくれない?」
「ふん!聞く耳もたん!!」
「なんなの、君いい加減イラつくんだけど」
「お前が正体を現すなら普通の態度でやってやろう」
「もういいよ!」
もう付き合ってらんないから、逃げることにした。だけど、彼は僕を追いかけてくる、しつこい!?
「何かややこしい話になってきたね」
「でもあの人、身勝手すぎ!」
後ろの方でドラえもんと美夜子さんの声が聞こえるけど何言ってるかまでは聞き取れない。相変わらず彼がぎゃんぎゃんわめいてるから、ぼくはさらに草木を駆け抜けると、目の前に崖があったから止まった。
「はっ!うわ!?」
僕が避けると彼は崖に落ちそうになった。僕はすかさず手を掴んだ。彼は不思議そうに僕を見ていた。出会い頭の戦闘に謎の追いかけっこしてたのに僕も不思議だけど、落としたくはなかった。いくら敵でも僕は誰も殺さないし、死なせたくない。
『嬉しいのぉ…のび太殿…必ずヴァサゴに一太刀入れて…くれ…』
もうあんな思いはしたくないんだ!!
「早くもう片っぽの腕で掴んで!!」
「何故助ける!」
「人が死にそうになってるのに助けないやつなんているもんか!!」
そして僕の掴んでいた、草が抜け、僕たち二人は崖下に落ちた、意識の最後は沼が最後に見えた。
ー------
「ドラちゃん、2人とも沼に落ちたみたい!」
2人が落ちた先を見て私は叫んだ。
「はい、タケコプター!」
ドラちゃんと私はタケコプターで下に降りて2人を助けた。
「助けたのはいいけど」
2人は見分けがつかないほどに泥だらけだった。よかったと言えばよかったけど私は彼を許せない。いきなり仕掛けて来たのにずっと偽物偽物と言っていたし、話も聞き入れもしないし。のっ君は違うと散々言っていたのに私もちゃんと言っていたけど彼には私の声は聞こえていなかった。この格好からして、このジャングルの集落のひとっぽいけど、男尊女卑意識が高いのかもしれないわね。
「ポポ?」
すると、あの兎っぽい子が出てきた。この子って、まさか彼の知り合い?多分のっ君の方に行って、摩っていた。そしてぺロペロと顔を舐めだした。すっごく癒されちゃう。盗人だけど。
「ちょ、ちょっとやめ!やめて!?くすぐったいやめろよ!?ははは!!ちょ、本気でやめて!?」
するとのっ君が起きて、逃げだした。ってまってそんなに引っ張るとのっ君のお尻が……あっ
「美夜子さん見ないで!?」
「もう遅いよ」
「ははは!なんだあの格好は!」
「笑ってないで助けてよ~!」
「ポポル~!」
するとあの子はこっちを振り向いた、ポポルって言うんだ、あの子。
「ポポル、私はこっちだ。」
彼が呼ぶとポポルはのっ君のズボンを離した、後その拍子でのっ君は地面にめり込んだのは余談だよ。そしてポポルはのっ君と彼を見比べて泣きながら彼の肩に飛び乗った。
「しかし、ポポルが間違えるほどに私達は似ているのだな。」
「ほんと、僕も間違えそうだったもの!」
「どうやら、お前達はレディナとは関係なさそうだな」
「…さっきからそう言ってたじゃない」
「美夜子さん、落ち着いて。」
今の言葉にさらにイラつきそうになった私を、ドラちゃんが止めてくれた。はぁ…
「だいたい君は何者でここはどこなの?」
いつの間にか来ていたのっ君が聞いていた。私はもう彼の姿を見るだけでイライラしちゃうから、彼が見えないようにのっ君の後ろに行った。
「ここは太陽の王国、マヤナ国。」
ーーーーーーーーー
彼は上を向いてそう言った。太陽の王国マヤナ国。聞いたことがない
「僕はこの国の王子、ティオ。」
「「王子様!?」」
「世も末、あんなのが王子?」
美夜子さんは完全にティオの事が嫌いになったのか後ろで、めっちゃ悪口言っていた。
「女聞こえてるぞ。」
「聞こえるように言ったもの」
「あ?」
「っと!ややこしくなるから、美夜子さんは喧嘩を売らないで!」
「……」
黙ることを選んだのか、美夜子さんは喋らなくなった。ふぅ、っていうか
「ドラえもん、マヤナ国ってどこにあるの?マヤ文明とかと関係あるのかな。」
「どうやらタイムホールが時空を超えてどこかに繋がっちゃったみたいなんだ。」
さっき美夜子さんと話してたのはそれなのね。そしてティオはピンクの生物の事も教えてくれた。ティオのペットで名前はポポル、なんでも収集する悪い癖がある。その被害にあったの僕なんだけど。絶対返してもらうから。
「お前達こそどこから来たんだ!名乗れ。」
「偉そうに」
「僕は、野比のび太で、この子は満月美夜子。」
「僕ドラえもん」
「日本から来たんだ。」
「日本?聞いたことがない。北か南か」
どう説明すれば、このわがまま王子に通じるんだろう。ドラえもんも困ってるし、説明が綺麗にできるであろう美夜子さんは顔を隠して喋らないし、とりあえず、あの穴に連れていくことになった。
ーーーーーー
「何?この穴を通ってきた?じゃあこの穴の中に日本があるんだな?」
いや合ってるけど、合ってるけども。これは素で言ってるからツッコミようがない。ティオはそのまま入って行った。ドラえもんはそれを追っていった。僕は用事があるからあとで行く、でも美夜子さんは微動だにしない。
「美夜子さんはいかないの?」
「あいつがいるからヤダ」
「そこまで嫌わなくても」
「…」
黙らないでよ。まぁいいかとにかく僕は、ポポルに参考書の在りかを聞いたら逃げるように草木を分けていった。
「行く?」
「うん」
僕は知らなかったこの後、よくわからない勘違いが起きることを……
雷神「よし終了」
銀「めっちゃギリギリだな」
雷神「ほんとだよ、いつのまにかこんなにかかったw」
ハル「次回がどんなことになるのか楽しみかも!」
雷神「では皆さん次回もお楽しみに!」
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