視点はのび太、和人、のび太です。
そして、僕達はマヤナ国に入った、ルフィさんとウソップさんが最初に入って行った…僕?ちょっと今、行くか悩んでるからまた後で。
「ほぇ~ここがマヤナ国か。」
「なんだよ~。ただのジャングルじゃん!」
「王宮はこの先だ。」
ウソップさんは関心を持っていた、けどルフィさんは少しつまんなそうに周りを見ていた、きっとルフィさんの想像していたものよりジャングルだったからかもしれない。
「すっごい!キレイな緑!」
「うわぁ…神秘的」
「小鳥の声が心地いでしょ?」
「「うん!」」
女性陣はルフィさんと打って変わって感動していた。さすがは女子って感じだなぁ…
「早く来いよ。」
「…何でこんな格好なわけ?」
僕が行くのを躊躇っていた理由は僕の恰好は女子のそれだから、ドラえもん曰く王子様が二人いちゃまずいからしい、だとしても女子の恰好は違うと思うんだよ!女子4人は僕の恰好見て可愛いとか言ってたけどさ…男のプライドってやつがさぁ…
「うじうじと言ってないで行くぞ。のび子」
「地の文字呼ぶな!その名を呼ぶな!!」
「あっひゃっひゃっひゃ」
「ルフィさん笑いすぎィ!?」
僕は強制的にこの格好で行くのだった…とほほ
―――――――
王宮には[どこでもドア]で移動した。いつも通りだけど。
「ここがお前の寝室か?ひろいなぁ!」
「全部石造りなんだ。」
「見たことない文字がいっぱいだな。」
「これが王子様の…すげぇな」
「何かでそう。」
見事にみんなの感想は様々だった。外の方はもっとすごいからそれは観光してる時に言えばいいか。
「王子様。ククです。…あっ。」
ククちゃんだ。僕は話しかけようかなって思ったけど、今は初対面って事になってるし、今はさらに女子の恰好、今までのように話しかけたとしても疑問を待たれるから初対面を徹しよ。
「いいんだ。日本国から来た私とミナモのお客様だ。」
「あの…父が探していましたが。」
あっ、休憩していたの忘れてた。
「わかった。」
「クク。皆さんにマヤナ国を案内してあげてください。」
「はい、ククです。」
ククちゃんは跪きながら、そう言った。…何とも言えないな。
「うち静香って言うの!よろしくね!」
「あたしは直葉」
「俺ぁルフィ!海賊王になる男だ!」
「か、海賊王?」
「あぁ…こいつが言ってるのは気にすんな。俺様はウソップだ」
「俺は和人だ。」
「僕ドラえもん。」
「私はのび子って言うんだ。よろしくね!」
「うん!…あれ?失礼だけどのび子さんどこかで会った?」
「え?」
「……」
ククちゃんは訝しげに見ながら小さな声で僕に尋ねた。王族の人じゃないから敬語がない、逆に新鮮だなぁ…っていやいや、僕の顔は美夜子さんにメイクしてもらって、ティオの顔とは少し違くなってるはずなのに!?
「き、気のせいじゃない?」
「だったらいいけど。」
そう言いながらも僕を見ないで、バレないだろうけどちょっとビクビクしちゃうから!!
「お姫様も来るのですか。」
「私は部屋に戻ります。では皆さまマヤナ国を満喫してください。」
「私も行く。」
ミナモさんとティオは部屋を出て行った。
「じゃあ、案内するわね。付いてきて。」
「わくわくすんなぁ!いったいどんな冒険が待ってんだ~!」
「冒険じゃねえ!観光だっつの!」
「師匠じゃないけど、うちもワクワク!」
「あたしも~」
「僕もこの部屋だけだから、楽しみ!」
ルフィさん、ウソップさん、しずちゃん、直ちゃん、ドラえもんがククちゃんのあと追っていった。
「ククって子お前の正体に気づいてなかったか?」
和人がニヤつきながらこっちを見てきた。何でニヤついてんの?
「バレなきゃいいけど」
「別にバレてもいいじゃない?ククちゃんは誰もバラさないと思うけど」
あぁ、今日ククちゃんは美夜子さんの所にいたから、美夜子さんもククちゃんと面識がある。確かに美夜子さんの言う通りだけど…ククちゃんは優しい子だしね。
「それはまたおいおいと。」
「……いっその事、寝取っちゃえばいいのに。」
「「……さぁ行こう」」
とんでもないことを聞いた気がするけど、僕達はそそくさとみんなの後を追った。…あっ、美夜子さんは眼鏡をかけている。クラーク・ケントもびっくりな変装道具ねって某探偵の言葉を借りて、ウインクした美夜子さんには少しドキッとしたのはさっきの発言で内緒にしておくことにした。
――――――
「ここが市場よ」
ククちゃんに連れられてから最初に屋上に出てから、市場に来た。やっぱりどこでも活気があっていいなぁ。
「ポポルゥゥゥ!!」
そんなこと考えていたら、聞き慣れた鳴き声が聞こえた。ポポルがまっすぐ僕の方に走ってきていた。ちょ、まっすぐ来るなよ!?
「珍しい。王子様以外の方に懐いてるなんて。」
「私、動物に好かれるタイプなの!」
「そう?」
さらに疑いの目がかかってる、確かにポポルってティオのペットだし。初対面の相手にこんなに懐いてるのも疑う要素は満載だしね。
「なあ、クク…俺腹減ったぁ…」
「あっ、はい。お食事処に案内しますね」
ルフィさんの一言で疑いの目から解放された。本気で腹減ってるだろうけどナイスルフィさん!!
「こちらが、お食事処です。」
「肉ゥゥゥゥ!!」
ルフィさんはお食事処に着くなり入って行った。流石に一人では置いてけないな。
「誰が見張る?」
「僕が行くよ。どら焼きっぽいの見つけたいし。」
そう言って入って行った。どこまでどら焼きが好きなんだか。ルフィさんとドラえもんって、好物にはすごい執着心を持てるよね。肉とどら焼きって対照的だけどね。
「師匠はドラちゃんに任せるとして。次はどこ行く?」
「ピラミッドと聖なる泉セノーテと闘技場どこがいい?」
……セノーテって聞くとあの生贄の子は、無事に親の元へ帰されたそうだ。僕も行きたかったけど、ククちゃんが言うには相当恨みを買っているから迂闊に近づくと殺されるらしい…そりゃ大事な一人娘をなしになったとは言え、生贄に選んだ王子を恨まないわけないよね。
「闘技場がよくない?」
「その心は?」
「見てみたい!」
「あたしも!」
「俺もだな」
しずちゃん、直ちゃん、和人は闘技場。3人とも思うところがあるみたい。やっていることは棒術だから分野は3人とも違うんだけどね。
「ウソップさん、美夜子さんは?」
「俺もいいぞそこで。」
「私も。」
「じゃあ、案内するね」
――――――――
「じゃあここが闘技場。マヤナの男の子は小さい頃から棒術を習います。」
「棒術だけなの?」
「15歳から、剣術や武術をやっていいの。」
ちなみに女の子も志願すればやれるんだとか。それに10歳から花嫁修業の一環として、料理をし始めるんだって。
「俺もやってみたいな」
「ウソ兄にしては珍し。」
「ゾロ、サンジと違って俺は弱いからな。強くなってルフィの役に立ちたいんだ。」
ウソップさんは少し哀愁を出していた。確かにゾロさんの剣術はすごい、あの師匠に引けを取らないほどの実力者だ、サンジさんの足技には右に出る者はいないほどの強烈らしいって、隼人さんが言ってたっけ。あの2人と比べるとそりゃ劣等感も出てくるよね。
「だから俺、棒術を習いたい。」
「クク、王子様は見つかったか。」
「はい、父上、この方々とお部屋にいらっしゃいました。」
「「「「「こんにちわ」」」」」
「あぁこんにちわ。稽古の休憩は終わったというのに王子様…」
ごめんなさい。イシュマルさん忘れてたわけじゃないんだって…忘れてたって言ってったじゃないかって?…反省してます。
「おっちゃん、俺に棒術を教えてください。」
「誰だね君は。」
「日本国から来た王子様のお客様です。」
「日本?…ほう。何かやっていたか?」
ウソップさんの身体見てから、イシュマルさんは聞いた。でもあの様子は断る気はないけど、意思を確認してるようだった。
「…何もやっていません」
「…厳しくするがいいか?」
「はい!」
「よし、稽古をつけてあげよう。」
「はい!どうもありがとうございます!」
ウソップさんは、イシュマルさんと中に入って行った。今回でウソップさんに自信が付いてほしいね。しずちゃん曰く世界一のネガティブらしいから。基準は知らないけどネガティブの。
「ウソ兄って、いっつも悩んでたみたいなんだ。俺は他の奴より弱いって。他の一味のみんなは、改造人間のフランキーを除いて全員が剣術、武術してるし。」
「父はマヤナの棒術指南役です。心配いりません。きっとウソップさんはいい方向に進みます。」
ククちゃんはそう言った後に僕達をセノーテやピラミッドに連れて行ってくれた。そして最後に川の近くで休憩をした。
「それでね!白雪姫と王子様は末永く幸せに暮らしたんだ!」
「これがこっちの世界の物語なの。どう素敵でしょ?」
「とっても素敵!!」
女性陣はククちゃんに白雪姫やシンデレラの話をしていた。僕と和人と美夜子さんは近くでそれを聞くだけにしている。僕も話に加らないかって、言われたけど断った。しずちゃん達は隠れて爆笑していたけど。
「そういやさ、ティオ王子様とミナモ王女様ってククちゃんから見たらどんな人?」
「ちょっと気難しいところがありますけど。」
「あんなのちょっと所じゃないわよ…」
「聞こえるから黙って。」
「むぅ…」
「最近はとっても優しくしてくれます。そう、私にあやとりという遊びを教えてくれたの!それにミナモ様は相変わらずですがとても優しく、私とお話をしてます。」
「意外と楽しんでたのね」
ジト目で見てくる美夜子さん…やめてよ。
「あの子にはあの件内緒にするのか?美夜子さんはバラしてもいいと言ったが。」
「内緒にしておくよ。」
ポポルの件でより一層怪しまれているし。今もしずちゃん、直ちゃんと話しているけど、僕の方をチラ見してる。
「私は教えてもいいと思うけどなぁ。」
「まぁ、お前がいいならそれで…あ?」
和人が川の方を見て、立ち上がってから川の中を見ていた。
「どうしたの?」
「…何かワニがいたような気がしたんだ」
「ふふ、この川にはワニはいません。」
「悪い、気のせいみたいだ。」
僕達は気にしてないから、いいけど…何かあるのかな?
「クク様!王子様がサカディをなさいます!」
すると、僕が初日に身体を洗ってくれたおばさんが慌てた様子でやってき来た。
「えぇ何ですって!?」
「サカディってなんなの?」
「マヤナ国に伝わる球技です。話は歩きながらしますので付いてきてください!」
そのまま僕達は、急ぐククちゃんについていく、ていうか大勢の人が僕達と同じ方向を歩いていた。そんなに大事なことなのかな。そしてククちゃん曰くサカディとは足を使ってジャガーの口にボールを入れて、3点最初に取った方が勝ちらしい
「サッカーみたいなものか。」
「でも、少し大ごと過ぎない?」
ククちゃんは、曇った顔になっていた。その足で僕達は球戯場にやってきて、観客席に入った。球戯場にはティオと太った少年とやせた少年がいた。
「この試合は命を懸けてやらなくてはいけないの。」
「「「「「えぇ!?」」」」」
「負けた方は何でも言うことを聞かなくてはならないのです。たとえ命を奪われても…」
ティオは一人なのに何でそんな無謀を!?ティオはいったい何を考えてるんだよ!!するとよくは見えないけどティオと二人は何かを話していた。
「美夜子さん聞こえた?」
隣にいる美夜子さんに聞いた。美夜子さんは耳を澄ませていたから聞いていたんだろう。
「うん、あのバカ、本気でかかってこいだって。」
ぶ、ぶ、ぶっぶっぶ~!
そして始まった、サカディ、まずはティオがボールを蹴ってから二人はそれを追っていく、ゴール手前まで来たけど、太ってる方がカットしたからボールはジャガーの口の横に行ってしまった。惜しい!そしてはじかれたボールはやせた少年に持たれてしまって、そのままゴールを決められた。
「今のって反則じゃない?」
「ボールに手を触れなければいいの!」
そういうルール有りなの?サッカーじゃないことだけは分かった。そして第2試合が始まったけど、やっぱり二人対一人じゃ分が悪い…よし。僕はこっそりと観客席から出た。和人にもバレなようにするのは骨が折れるけど。
――――――――
「また決められた!」
第2試合もあの2人の点になった。ティオはもう後がない。このままじゃあいつの命が危ない
「待って!!」
すると、さっきまで隣にいたはずののび太が球場内にいた。あいついつの間に行ったんだよ。
「私が、王子様の味方になるわ!」
大きな声で宣言したのび太…本当にあいつはお人よしだな。
「のっちゃん…全く。」
「のっ君らしいけど。」
「のび兄って無茶するよね。今までの戦いもそうだけど。」
「のび兄?」
「あっ、気にしないで!」
女性陣からは呆れられているぞのび太。まぁそれでこそお前って感じだ。
――――――――――
「私に味方など要らん!戻れ!」
はぁ…なんでこうも会う人は一人で片付けようとするかな。美夜子さんやソフィアさんもそうだったし、え?君も夢幻三剣士の時に一人でやろうとした?…そうだった。ははは。って今はティオだ。
「王子様、僕一人が増えたって大した戦力にはならないと思うけど、1+1は1よりも少なくなるとは僕思わないよ。だって、一人じゃないんだもん、頼りたいときは頼っていいんだよ。」
美夜子さんがどうして彼を毛嫌いするのかわかった気がする。出会いが最悪なのは当然だけど、根本的に似てるんだ。一人で無茶する所や肉親が敵にやられてしまった事への責任感。今のティオはあの悪魔を一人で倒そうとする美夜子さんそっくりだ。
「ふっ、いいだろう。」
ティオの表情が変わった。僕の思いが届いてくれたかな。サッカーは一応得意な方だし、きっとうまくいく。
「こっちも二人で試合再開だ」
「へへへ、一人増えたって相手は女の子だぜ?」
「俺結構タイプかも」
何とも言えない悪寒が全身を駆け巡った。マジで?女の子に見えるの
「そんなに女の子してる?」
「結構な」
意外や意外、ティオも思ってたみたい。まぁそんな事はいいとして、こうしてティオと僕のサカディは始まる。
雷神「よし終了」
銀「ウソップの件でどうなる事かと思ったぞおい。」
雷神「俺も思って、強引に終わらせた。」
銀「しかしまぁ、これで傲慢王子が改心の手前に入ったな。」
雷神「まぁこの後」
銀「その先はなしだ。」
雷神「おっと、失礼、では皆さん次回もお楽しみに!」
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