視点はミナモ、直葉、のび太です。
ーー2019年5月16日ーー
「えぇ、こんな時期ではあるが転校生を紹介する。あー!静かに!!」
あの戦いから3日も経ち、この世界に来て1日経った私はのび太様や美夜子様達がいらっしゃる学び舎に転校という形で入ることになりました。
「やはりあの方たちのご両親には感謝しましょう。」
美夜子様もこの世界に来た時にご両親は優しくされたと言いておられました。お母様は確かに厳しいお方です。しかしその中には確かな愛情がありましたし。美夜子様と同様に私を家においてくださりました。ちなみに私の年齢は直葉様と同い年になっております。そしてここは直葉様と同じ教室です。
「ええ、入っておいで。万陽奈さん。」
「はい。満月
「女の子だアアアア!!!」
「ウオオオオオ!!」
男の子は私の容姿を見て、大はしゃぎしていました。女の子はキラキラした目でこちらを見ておりました。不思議な感じです。マヤナ国は老若男女問わず私を畏れや尊敬が入り混じった瞳で私を見ておりました。それは同い年である子達でも同様です。友人と呼べるのはククしかいませんでした。そのククも対等というわけではありませんでしたが…
「静かにと言っただろう!!ああ、実陽美さん。貴女は直葉さんの隣の席にお願い。」
「はい。」
私は一番後ろにいる直葉様の元に歩いていきます。直葉様も笑顔でこちらを見ております。
「よろしくね。みな…万陽奈さん!」
「ふふ、まだ慣れないですね。」
「みんなで考えた名前だしね~」
というのは皆様に考えていただいた名前になります。マヤナ国や太陽にあやかり、万陽奈という名になりました。自身の名に故郷の名が入るとは思ってみませんでした。最初は畏れ多いと思いました。
『でも、私と対になる名前だから好きよ?』
『美夜子様。』
『夜の美夜子、昼の万陽奈。すごく素敵じゃない?』
『そう…ですね。やはりあなたは私の子孫ですね。』
『それを言うなら…まぁ、それはいいでしょ。よろしくね万陽奈。』
『はい!!』
「万陽奈さん?」
「え、あ、はい。」
「大丈夫?」
「はい、あの時の美夜子様を考えておりました。」
「みよ姉って本当にかっこいいもんね!」
「はい、何故、年齢が下がっているかはわかっておりませんが。」
魔力封印はこの世界に来た時だと私は確信しております。しかいながら年齢後退に関してはいくら私の魔術…いえ、魔法でも3日調べてもわかりませんでした。
「こーら!早速仲良くするのはいいが話を聞け!!」
「「あ、はい!!」」
「「「「「「ハハハハ!!!」」」」
―――――――――
「それでそれで!?満月さんて先輩の満月美夜子さんの妹さんなの!?」
「はい、そうなんです。」
授業も終わり、昼休みにクラスメイトの皆さんが話しかけてきました。ほぼ全員ではありませんが。
「だからそっくりなんだ!」
今話してくださってるのは荒川加奈さん。元気いっぱいな女の子です。
「でもなんでこんな時期にここに来たの?」
眼鏡をかけておさげな武田久遠さん
「私が無理を言ってお姉さまと同じ学校に行きたいと言ったのです。」
「ヘェ!じゃあやっぱり、野比先輩の家に?」
「はい!」
「あ!!じゃあ、姉妹揃って野比先輩を好きなの!?」
「な、何故わかったのです!?」
「直ちゃんも静香先輩も美夜子先輩も野比先輩が好きだってお姉ちゃんが言ってたからさ!」
「加奈ちゃん!!!そんな情報ここで言わないでよ!?」
「なんだよ。またあいつかよ。」
「け、やめやめ」
「え?」
男子生徒達の態度が急に変わってどこかに行きました。何ですか?あの態度。すごく不快なんですが。
「ハァごめんね。あいつらの態度。」
申し訳なさそうに謝ったのは久原春香さん。
「い、いえ」
「男子はのび兄に嫉妬してるの。」
「学校のアイドルが全員野比先輩の事好きだから。」
「あ、そういう。」
男の嫉妬という事ですね。しかし露骨なあの態度は見過ごせません。
「ちょっと失礼します。」
「え?万陽奈さん!?」
私は男子生徒達が談笑している場所に来ました。私が着たのを確認した瞬間にまた不機嫌な顔になりました…このガキ。おっと失礼。
「なんだよ。」
「なんだよじゃないですし、露骨なその態度にカチンと来まして。」
「は、ハァ?」
「なんだよ急に」
「なんだよ急にではありません。それはこちらの言葉でもあります。だいたいあなた達初対面の状態からそんな態度を取るのはよくないです。それに私が誰を好きであろうとあなたには関係ないです。初対面からそんな態度を取られたら誰だってイラつきます。」
「うるせぇんだよ!!あー、あー!!何であんなさえないやつがモテて、おれが持てないんだよ。」
「知らないですし、興味ありませんが…どうです?友達になりませんか?」
「は?」
「え?」
「どういうことだよ!?」
私の言葉にハトが豆鉄砲を喰らったような顔になりました。男子全員が。
「そこはのび太はさえなくなんかありません!!って言うんじゃねェの!?」
「だって、私が好きなのは中身ですし、それに初対面から仲良くなくなるのは私のプライドが許しません。皆さんと仲良くはしたいですし。」
「お、おう。」
「どうですか?友達になってみて気に入らなかったら切ってもらって構いません。」
「お、おれはいいぜ!友達なろう!おれは胡桃深夜!!」
「おれも!桐生戦兎!よろしくな!!」
「…そうだな。俺もだ。俺は後藤雅也だ。」
俺も俺もと私の周りには男子が群がってきました。おっと言葉が下品でしたね。
―――――――
「彼女を敵に回したら怖いわね。」
「うん。」
「まぁまぁ…ははは」
万陽奈さん、人心掌握能力に長けてる。て、敵に回ってたら本当に怖いけど。
「ま、男子があの態度してるのに私もイラついてたけど。」
「それそれ、でもま、万陽奈さんのおかげでピリつきもなくなったね。」
「うん、仲良くなれそう!カッコよかったし!」
よかった、あれを見て万陽奈さんの印象最悪になるかと思ってた。
「ただいま戻りました。ってどうしたんです?」
「さっきのカッコよかった!!」
「あれくらいは皆さんもやればできますよ。」
「え!!教えて教えて!!」
すごい、あっという間にクラスに馴染めてる。のび兄の心配は杞憂だったかぁ…ってこれって私達のせいでもあるし、気を付けないと中学でも同じ事になりそう。
「あ、直葉様はそのままでいいのですよ。今更変わろうなんてしないでくださいね?」
「あ、はい」
「どういう事?」
そうだった。魔法で聞こえるんだった。まぁ、ケアを怠ってた私のせいでもあるし、それにしず姉にもみよ姉にも言っとかなきゃ。
――――――――――――
「なんか騒ぎになってるなァと思ったらそんな事に…」
「万陽奈さんかっこよかったよ!!」
「それって、男子が悪くない?初対面だよ?」
「ま、解決したみたいだし。いいんじゃね?」
「しず、和君の言う通りもう、荒立てしちゃいけないからね。」
「わかってるって~」
「1年前の僕もそうだったしなぁ。」
「お前に関してはナンパするからだろ。」
「ひ、ひどいなジャイアン…」
僕、和人、美夜子さん、しずちゃん、直ちゃん、万陽奈さん、スネ夫、ジャイアン、ドラえもんは鏡の世界で美夜子さんと万陽奈さんの魔法の実験をする為にここにいる。でも…んー
「僕が悪いのかなぁ」
「それはないだろ。嫉妬した男子共が悪い。」
「そうだぞ。のび太。お前は深く考えるな。」
「そうそう!6年の男子は全員のび太の味方だし!」
「3人とも…」
少し気が楽になった。後輩たちにそんな感じで思われてたのが結構効いてたから…やっぱり最高の親友たちだよ。
「スネ夫がまとも。」
「この1年で成長したからじゃない?」
「やっぱりあのノイローゼは効果があったんだね。」
「うんうん」
「ねえ!!聞こえてるからね!!!」
「「「「はははは……」
「では確認をしましょう!!」
「そうね!」
それから美夜子さんの魔法を見たけど圧巻だった。合体魔法や各属性の最大魔法を万陽奈さんのサポートありで最大限に発揮してた。すごい。一通り見たし僕達は元の世界に戻って来た。
「そう言えば、学芸会は成功したの?」
「ばっちり」
「よかったよかった。誰が王子役だっけ?」
「このイケメン」
「真顔で指すなバカ。」
「なぁ、明日は出木杉ん家で鳥の共同研究するんだろ?」
「うん!」
「じゃあ、明日は出木杉の家に集合な。」
「「「「「うん!!」」」」
「私、直葉様とお出かけしたいです!!!」
「んじゃ、私達はデートしますか。」
「はい!」
2人ともこれまで以上に仲良くなった。同い年同士だしね。明日も楽しみだ!
――――――――
「のびたん説明。」
「はい…」
この後鬼の形相で部屋にやって来た美奈ちゃんと菜江ちゃんがやってきて、万陽奈ちゃんの事を説明したのだった。うん、怒られた。
雷神「はい終わり」
銀「なんか美夜子のと一緒だな。」
雷神「二番煎じだよね~」
ハル「書いてる本人が言ってる。」
銀「だがまぁ、よくあるハーレム物のモブたちの心境だよな。」
雷神「あんな感じにしたくはなかったけど結果的に。」
銀「行き当たりばったりはいつも通りかよ。」
雷神「はい。では次回からは翼の勇者たちになります。よろしくお願いします。」
翼の勇者たちの次はオリジナルストーリーが3話は程なります。どの映画がいいですか
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