劇場版の題名はそのままに全中後編はサブタイから消えます。
そして3日後、学校が早く終わったので僕と直ちゃんと和人は走って帰っていた。すぐにピー助に会いたいからだ。
「「「ただいまー(お邪魔しまーす)」」」
僕らは部屋に入り、押入れを開けた。
「ピューーーイ!!」
ピー助は、僕達をみると嬉しそうに飛んできた。僕は一回転してピー助を抱きしめた。
「いい子にしてたかい!」
「今日は俺達もいるぜ!」
「ピーちゃんやっほ~」
「ピューイ!」
僕はピー助を下におろすとピー助はボールがある方へと歩いていった…。
「ピィ!ピューイ!ピィピィ!」
「ボールで遊ぼうって言ってるぞ?」
「え?いやぁ、今日は宿題が山のように出ちゃって、ふーっ!」
「…最初からやるつもり無かったでしょ…」
「へへ…じゃあ、ピー助遊ぼう!」
「ピュイ!」
「それ!」
僕がボールを投げるとピー助はボールを追いかけて、右へ、左へと、ピー助は一生懸命に追いかけていた。
「行くよ!それ!」
「ピィ!」
「上手いぞ!」
「ピーちゃん!ほら!」
「ピュイ!」
「ん?ンハハハ…」
途中でドラえもんも加わり、ピー助と同じ動きをしながら遊んだ。
「あにゅばにゅにゃやびゅにゃ!」
「ど、ドラちゃん…」
直ちゃんがドラえもんの行動にドン引きしていた。実際僕や和人も引いてる。
「ピュイ!ピッ、ピューイ!」
「あばにゅばにゅあばにゅにゅぬば」
ピー助がボールを追いかけているところを追いかけているドラえもんが、シュールで笑える…なんだか僕もやりたくなった。
「あばにゅにゅぬば」
「あばにゅにゅぬば…ずるいピー助!」
「3人とも…きもいよ?」
そう、直ちゃんにジト目で言われてしまった。しょうがないじゃないか意外と楽しかったのだから…それからピー助は、直ちゃんと二人で戯れていた
「んー、狭い押入れに閉じ込めてちゃ可哀想だなぁ。散歩に連れてってあげようかな?びっくりするだろうね。恐竜のペットなんて、日本中…いや世界中の話題になると思うよ。ふふッ」
「確かにそうだな。お前も色々と忙しくなりそうだな?」
「そうだね~」
僕達は、ピー助をもし散歩に出そうと考えていた、そんな傍らドラえもんが……
「そしてピー助は、連れていかれちゃうね?」
「「え?」」
僕達はその言葉に、驚きドラえもんの話を聞いた。
「学者が研究のために解剖するか、見世物にされて、確かに世界中の話題になるだろうね。」
「…うう…わぁ…」
「…」
「どっちにしても、
ドラえもんは淡々とそう語った…それを聞き直ちゃんと遊んでいるピー助を見た…
「ほらこっち!」
「ピィ!ピピピ!ピー!!」
「上手いうまい!!」
ピー助の顔を見ると、今の話に出たことをさせたくない。直ちゃんも遊んであげてるけど、今の話を聞いてるためか、少し顔がこわばってる。
「でもそれは、もしもの話だろ?」
和人がドラえもんに聞いた。でもドラえもんはさらに真剣な表情で続けた。
「…いや、これは絶対にはないにしろありえるんだ。人間というものは珍しい物には興味が湧き、それを調べたいという衝動に駆られる。現に22世紀では、今はいる動物はほとんど見られなくなっているんだ。」
「…俺達はそんな事絶対にしない。現にドラえもんも22世紀のロボットで珍しい物だ。でも俺たちは何も言ってないだろ?ピー助は、絶対にそんなことさせない。そうだろ?のび太?」
「うん、ピー助!」
「ピィ?」
僕は今の話を聞き、ピー助を呼んだ。
「僕が…僕達が今にきっと[タイムマシン]で一億年前へ送り返してあげるよ。」
でもごめん、ピー助…その前にスネ夫達をギャフンと!…これも人間の傲慢なのかもしれない。ごめんよ。ピー助…
それから3日が経った、この日は特別暑く蒸し暑かった。まだ6月だって言うのに、これも異常気象のせいかな。だから僕はプールに入れてあげようと思い準備をして、部屋でドラえもんと待ってるピー助を迎いに行った。和人や直ちゃんは剣道に行ってる。
「ドラえもん!」
「ほんとに出すの?大丈夫?」
「大丈夫大丈夫!」
僕はそろ~っと、庭に行きピー助を泳がせる、ピー助は気持ちよさそうに泳いでいる。
「嬉しいか?ピー助…僕が幼稚園の時のプールだよ」
「ピィ!」
「僕も泳げって?うーん泳げな…」
その時後から声が聞こえた。
「のびちゃん!」
のび「ああっ!あーっ!ププププ…懐かしいなぁ!和人と一緒に入った幼かった頃を偲んでたんです!」
「素直に白状なさい!最近、冷蔵庫の魚や肉がやたらになくなるけど?」
ママは少し溜め僕の顔に近づける、すごく凄みがかかってる。
「犬か猫を拾ってきてこっそり飼ってるんでしょ!」
「んんんッ!神に誓って犬も猫も飼ってないよ!!」
「んー?んーん?」
ママは疑いの目を離さずにこの場を後にした。ママは大の動物嫌いで犬や猫を買う事を許されていない……ドラえもんはいいのかって?彼ははロボットだし見た目たぬきだしいいんじゃない?
「ピィ?」
「実は、恐竜なんて言ったらひっくり返るだろうな?」
それから1週間が経ったピー助は大きくなっていた。ドラえもんが餌に成長を補助する薬を入れてみたみたいで、1週間で大きくなっていた。
「んー…のび太どうするんだ?こんなに大きくなっちゃ、こっそり変えないぞ?」
「のび太君…そろそろ」
「……まだだ!もっとでっかくしてスネ夫を震え上がらせるんだ。」
僕は、そう宣言した。スネ夫には色々嫌がらせされてるし、少しは震え上がらせたいじゃん?ってあれ?この前と言ってる事が真逆になってる…
「この先どうするの?」
直ちゃんに聞かれた。うーん…やっぱり…
「公園の池の方がいいと思う。あそこじゃあんまり見つからないし。」
「そうだね~」
「騒ぎにならないといいけど…」
このドラえもんの言葉がフラグとは思わずにその日のうちに僕はピー助を公園の池に放し、次の夜に餌とボールを持ちピー助に会いに行った。
「はぁはぁ…ふぅ…あッ!?いってぇ…」
小さい崖に落ちはしたものの、到着した。すると水面がぷくぷくしだして、ピー助が姿を現した。
「あっ…はー!ふぅ、ピー助!」
「ピューイ!」
「足音だけで僕がわかるんだ!すごいなぁ。よしよし、寂しかったかい。夜しか来てやれなくてごめんな?今夜のお土産はソーセージだよ?」
僕は、カバンを置きソーセージをピー助に見せた。でもピー助は僕の方を見ずに後ろの方を不思議そうに見ていた。どうしたんろうと思い後ろを振り向いたら。
「ほんとにここに居た。」
「しずちゃん?」
しずちゃんが仁王立ち出っていた。何故に仁王立ち?
「和君に教えて貰ったんだ!それにしても…この子がピーちゃんなんだね?」
「うん、ここまで育つとなんだか嬉しいんだ!」
僕はしずちゃんにそう言ったら、しずちゃんは安心したような顔になった。仁王立ちは相変わらずにやってるけど、それからこう続けた。
「…よかった…前ののっちゃんに戻ったみたいで…この前まで、家で塞ぎ込んでたなんて思えないもん…和くんが戻ってきて、ドラちゃんと出会えたからかな?」
……僕が塞ぎ込んでいた間にしずちゃんから宿題をママ経由で渡されていた。本当に迷惑をかけたと思う。あの時の僕は、和人が居なくってある人の事も思い出し、それも相まって、何もやる気に出せていなかった。それでもしずちゃんやジャイアン(一応スネ夫)達は僕の事を見捨てなかった。しずちゃんも言った通り和人が戻ってきて、ドラえもんが来てから以前の僕に戻ったと思う。
「ごめんね、あの時は和人が居なくなって、ちょっと現実逃避してたんだ。でもこの通り今ではピー助を育てるまで元気になったから、安心してよ!」
僕はしずちゃんに笑顔でそう言ったらしずちゃんは安心した顔になった。
「うん!安心した!スネ夫やジャイアンを驚かせたいんでしょ?」
「まぁね。ピー助のことは2人に言わないでね?」
「わかった。じゃあ、うち帰るね!バイバイ!」
「うん。バイバイ!」
しずちゃんは、手を振りながら去っていた。でも…
「何で仁王立ちだったんだろうか?じゃあ、ピー助。ボール遊びしよっか!」
しずちゃんが帰った後に僕はピー助とボール遊びをした…この日から不穏な影がこちらを覗いていたのも知らずに…
ーーーーーーーー
そして3日が経ち僕は学校で掃除をしていた…スネ夫が何かを話しているが無視をした…というか、ゴミを投げるなよ。掃除の意味がなくなるぞ…しかしスネ夫はその後しずちゃんにぼこぼこのズタボロにされたのは完全な余談だ。
「で?ピー助の公開は今夜なのか?」
「ごほッゴホッ!ズズっそのつもり」
「お前風邪気味じゃないか?」
「そんなわけないでしょ」
二日が経ち風邪じゃないと思っていた僕は風邪で寝込んでしまった。まさか風邪になるなんて、塞ぎ込んだ時でさえ風邪引かなかったのに何でこんな時に。
ガチャ!
「あっ、ドラえもん悪いなぁ…ピー助元気だった?
風邪を引いた僕に変わってドラえもんや和人が代わりに公園にいるピー助の遊び相手やソーセージをやっていた。
「でも食べないし遊ばないんだよ。君を恋しがってる。君が風邪で寝込んでから会ってないんだ、無理もない。」
「う、うぅ…ピ、ピー助ぇ」
僕は立ち上がり、公園の池に行こうとした。風邪だっても、行かなくちゃピー助が寂しがるから。
「お、おい!どこいくんだよ!よせ!ぶり返したらどうするんだ!治るまで大人しく寝てろ!」
のび「ピー助…」
ごめんよ、ピー助。僕が風邪なんか引いたから…そんな時だった。
ど…んどーん!!どん!
「「ん?」」
足音が聞こえ僕とドラえもんは顔を見せ合った。
「ん?うん?」
どん!どーん
「何だろ?ん?あぁっ」
僕は机の上に登りカーテンを開けた…そこには…
「ピュイ!」
「「ピー助!?」」
そこにはピー助がいた。すごく心配した顔でこちらを見ている。
「ウッ…ば、バカ!こんな所まで出てきて!誰かに見られたらどうするんだ!」
「きっとのび太くんをお見舞いに来たんだよ…」
「ピ?ピー!」
ドラえもんがそう言った後にピー助の首だけが部屋に入ってきた。
「あっ…くっく…こらー!うわぁっと」
「ピー!ピィ!」
「わかってるよ。僕も会いたかった…風邪が治ったら、またみんなでうんっと遊ぼう?それまで我慢しておくれ」
「ピュイ!」
「ふふッ…ドラえもん悪いけど、ピー助を公園まで…」
「わかった。これを使おう。[透明マント]~! これを被せると姿が見えなくなるんだ!」
「それじゃあ、誰にも見つからないね。」
「じゃあ、行こうか」
「ピィ!」
「ちゃんと餌を食べるんだよ~」
僕は姿が見えなくなったピー助を見て決心していた…もう…グズグズしていられないな…
ーーーーーーー
そして僕は風邪も1日で治り道路を焦りながら和人と直ちゃんと走っていた。その理由は…
「ほんとにいるのよ。怪獣が!」
「公園の池で?」
など。
「ものすごーく長い首でね、すごいらしいのよ!」
「それろくろっ首じゃないの?」
「それだと、見つかったのろくろっ首でしょ?」
「それもそうね。」
等と、ものすごーく長い首、公園に怪獣…ピー助の存在が噂されている…今聞いたのは何故かろくろっ首の話だったけど。公園に着いたら人で溢れかえっていた。警察、メディア、記者…いわゆるマスゴミ…失礼。マスコミがこの公園にいた。見物人も大勢いて、とてもじゃないが入れそうになかった。
「どうする?」
「1回家に帰って作戦を考えよう。」
「そうだね」
僕達はそう言った後に、家に戻りふと居間を見るとママがテレビを見てていて、生物なんちゃらとテレビで話していた、テレビでも公園に怪獣…ピー助の特集をやっていたのだ。今夜ダイバーが潜るという話が出て、僕達は一目散に部屋に戻った
「和人!直ちゃん!どうしよう!ピー助が…ピー助が!」
「今は落ち着け!落ち着かないと冷静に物事が考えられない!」
「1回深呼吸して!」
「…すー…はー…すー…はー…」
僕は直ちゃんに言われた通りに深呼吸をした。
「落ち着いたか?」
「うん。」
「じゃあ、今からピーちゃんのところに行きましょ!」
「そうだね!ボールっと!」
僕は、ピー助が好きなボールを手に取り、カバンの中へ入れた。
「ん?ボール落ちてるぞ?」
「え?あれ?なにこれ?」
僕はいつものボールを入れたと思ってたけど、カバンの中を見ると黒い目玉みたいなボールが入っていた。なにこれ?
「やあ」
そのボールを持った後に男の声が聞こえた。ドアの方を見ると、線が入り穴が空きその向こうに黒マスクの男がいた。
「だ、だれ!?」
「誰だ!」
「なんなのよ!こんな時に~!!」
男は、穴から出てきてこう言った。
「ふふふ、私が誰でどこから来たのか…それはこの際関係ない。まして、要件に時間をかけるつもりもない。ズバリ言おう…君は…のび太君は首長竜を飼っているね?」
「くびなが…ピー助の事?!」
その男は急にピー助の話をし始めた。一体なんなんだ。
「そうだ。私は今までこんなに人に懐いた首長竜を見たことがない。」
「くっ…何が目的だ!」
「欲しいんだ。」
「何?」
「欲しい?」
「欲しいんだ。タダでとは言わない。欲しいだけ金は払う。」
「ッッ!!それって、ピーちゃんを取り引きしてるって事?」
「そうだ。なるべく手荒な事はしたくないんでね。こうやって、優しく言ってるんだ。」
僕はそう言っているこの男の胸にあるものを見て、直感でこの男はやばいと悟った。だからこう言った。
「お断り!ピー助は白亜紀の海へ返すんだ!」
「しょうがない…なら手荒な事に…」
ブーッ、ブーッ!
男…黒マスクが喋った瞬間、警告音が鳴り響き黒マスクの顔が焦りに変わった。
「ちっ、邪魔が入ったか…ピー助は諦めないよ…じゃあ」
そう言って黒マスクと傍にいた黒いボールは消えていった。
「和人…直ちゃん…ホントにピー助の幸せを願うなら…」
「取るべき道は…」
「一つ…だね?」
そして夜になり、僕達は公園に居た。本当にダイバーを池に潜らせてピー助を探すみたいだ。
「僕がうまく引きつけるからこれを渡しておくよ![スモールライト]!これはガリバートンネルと一緒で物体を小さく出来る!赤いボタンが、スイッチだからね!」
「わかった!ありがとうドラえもん!
「こっちに出たぞー!!」
ドラえもんが言ったことにより、大勢の人々が向こうへ行った。
「のび太!早く!」
「うん!ピー助!来てくれ!ピー助ー!!」
僕は、小さいながらも聞こえるであろう声でピー助を呼んだ。すると水面がぷくぷくしだして、ピー助が出てきた。
「ピィ!」
「今からお前を白亜紀の世界へ送るよ!」
僕はそう言うとスモールライトをピー助に向けてボタンを押した。ピー助はみるみる小さくなっていった。
「これでよし!じゃあ帰ろう!直ちゃんが待ってる。」
「ああ!」
ピー助を小さくして、ボックスの中に入れた、僕達は、家に帰り待機していた直ちゃんと共に[タイムマシン]へと乗った
「じゃあ、行くよ!掴まってて!」
「「「うん!」」」
「一億年前の白亜紀へ!出発!」
「あれ?前見た時青くなかった?」
僕は超空間が薄暗かった。なんで?
「超空間はメンテナンス中なんだ。でも時間旅行はちゃんとできるよ」
「超空間にメンテなんてあるんだな。」
「うーん、まぁね。」
「ドラちゃん…時間かかるの?」
「まぁ、そこそこかな。」
「…よっしょっと。」
「ピューイ!」
「シー!いい所へ連れってってあげるからね?」
「お前が言ってるそれ…言葉だけで見ると大人が幼女を…「違うからね!?」冗談だよ」
「たくっ…ん?」
シューーーー
「ドラえもんなにか来るよ?」
「え?まさかこんな超空間に…」
「そのまさかだよ…どんどん近k…あいつは!!」
超空間に居たのはあの黒マスクだった。
「あいつだ!ピー助を狙ってる!!」
「えぇ!?」
「待ちなさいのび太君…待て…止まれぇぇぇぇぇ!!!」
「「「逃げてー!!」」」
「うん!」
ドラえもんは、僕達が言った通りに急いで逃げた。黒マスクは追いかけてくる。
「ふん!!!」
「やば!ドラえもん!もっとスピード出せないのか!?」
「これが限界!向こうの方が性能がいいんだ!!」
「えぇ!?」
黒マスクのタイムマシンからアームのような物が出てきて、ドラえもんの[タイムマシン]を捕まえようとしていた。
「「「「うわぁぁぁぁ!!」」」」
ドラえもんは必死に逃げていた。
「ド、ラ、えもーん!!」
「あばばばば!!」
「きゃァァァ!!」
「避けられるのが、不思議~!!」
「ピィー…」
ドラえもんは、避けられるのが不思議と言ってる。それもそうだ。あっちの方が性能がいいんだから、ピー助も僕達と一緒でほっぺたがやばくなってるのは可愛い話だ。ついに黒マスクのアームが[タイムマシン]に突き刺さった…刺された部分はバチバチと放電しながら、煙が出ていた。
「ピィー!ピィ!」
「ピー助!」
ピー助が今の衝撃で落ちてしまいカゴを口で掴んだのをいい事に、黒マスクは捕まようとしていた。しかしピー助は、避けに避けまくっていた。そしてさっきと同じように警告音が鳴り響き黒マスクは逃げて行った…いずれまたな、という言葉を残して…
「ふん!ん?おっ?正常航行に戻った!」
「ふぅ…何とかなったか。」
「何ていうか。ジェットコースターより怖かった。」
「ピィー!ピューイ!」
「よかったぁ…あと少しで捕まるところだったな…偉いぞ!ピー助!」
「ピューイ!」
「…あの黒マスクピー助をどうするつもりだろう?」
「譲ってくれとは言われたがそのあとはわかんないな。でも…」
「またピーちゃん狙われないかな。」
「平気さ!首長竜の群れに入っちゃえば見つからないよ!」
「それならいいけど…」
そして僕達は、白亜紀へと着いた。ここでお前とはサヨナラになるんだな。ピー助…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕達は、歩いて海の近くまで行った、そこでピー助とお別れするつもりだからだ。
「ピー助?」
「ピュイ?」
「ここがな?お前の世界なんだ。」
「う…っぐ…ここで幸せに暮らすんだよ…ピーちゃん…うぅ」
直ちゃんは泣いていた。僕の次にピー助と関わっていたからしょうがないのだ。僕が剣道で忙しい時に家に来てドラえもんと遊んでくれていたと聞いた。僕達は、ピー助を置いて行こうとしていた…しかし
「ピューイ!」
ピー助はついてきたのだ。それも笑顔でいつもの顔でついてきたのだ。僕は可哀想だったがこう言い放った。
「ついてきちゃだめだよ!向こうへ戻れ!じゃあな!」
「のび太…ピー助!わかってくれ!ここはお前の故郷なんだ!」
「うぅ…ピーちゃん…」
「ピュイ!」
「あっ、こらッ!!」
ピー助は僕の襟を掴み上へとあげた。僕は強く言い放つ。
「わっかんないやつだな!!やめろ!離すんだ!ピー助!」
「ピィ…」
「ダメだったら、ダメなの!!近づくと!!」
そのあとの言葉が出なかった…いや出したくなかったのかもしれないが…嘘でも言っちゃいけないと思ったんだ。僕は、一瞬だけピー助を見た…涙を流していた。いたたまれなくなって、僕は走り出した。みんなが後を追ってきた。
ピー「ピューーーーーーーイ!!」
僕は、走った…ピー助の声が聞こえなくなるまで、走り続けた。途中転けそうになったけど、それでも構わず走り続けた。僕はいつの間にか泣いていた…涙の味を噛み締めながら僕達は[タイムマシン]についた。
超空間でも僕は泣き続けた。僕の涙や直ちゃんの涙が超空間に漂っていた
明日菜がのび太のハーレムに入ります。和人は誰がいいと思いますか。
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原作では苦い思いに終わった。リズベット
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アイドル級のかわいさのシリカ
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やっぱり切ないからサチ
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お前のオリキャラだ!!