あの子が…のび太に…はは♪
視点はのび太、静香、のび太です。
「これが僕の家」
僕達はグースケの家に着いた。グースケの家は大きかった。確かグースケのお父さんはバードピア環境長官を務めており、渡り鳥パトロール隊が保護した鳥の飼育と地球へ帰す事を検討するのを仕事としているらしい。だから豪華なんだ。
「留守にして怒られないの?」
「平気だよ。スノーグース号の練習してたんだもん!」
「グースケ!!!」
すると、女の子の声が空から聞こえた。白い鳥の子がすごい剣幕でこっち飛んできた。グースケの知り合い?
「一体どこ行ってたのよ!!」
「うわ、ちょっとミルクちゃん!?」
来たと思ったらグースケの胸倉を掴んだ。何かこの光景に既視感があるなぁ
「しずちゃんみたい。」
スネ夫が小さくつぶやいた。
「スネ夫なんか言った?」
しずちゃんが睨む。
「それか…」
僕も呟く。
「のっちゃん?」
鋭いまなざしが僕とスネ夫に降りかかった!
「「ナンデモナイデス」」
蛇に睨まれたカエルの如く僕とスネ夫は萎縮する。
「なんかポケモンみたい。」
「そ、それは言わないで。」
っとまぁ、変なやり取りはここでイイとして
「ミルクさん?」
「あら?新しいお友達?初めまして私隣の、フィオーレ・ミルクです。」
「こんにちは、ぼくたち「あんた達ね!!グースケを連れだしたのは!!」
ドラえもんが言う前に食って掛かって来た。うわ、ますますしずちゃんみたい
シュン!!
「ヒィ!!」
「……」
「せ、せめてなんか言ってくれる?」
「ふふ?」
「ごめんなさい。」
「よろしい。」
気迫すごいし、しずちゃんナチュラルに心読んでた。
「え?あ、そうなの?」
僕としずちゃんが喋ってる間にグースケがミルクさんに説明したみたいだった。よかった。あのまま勘違いされてたらややこしくなってた。そして僕達は改めて自己紹介する。
「僕ドラえもんです。」
「源静香!しずちゃんって呼んで!」
「骨川スネ夫です。」
「剛田武、ジャイアンと呼んでくれ!」
「桐ケ谷和人だ。」
「満月美夜子です。よろしくね」
「満月万陽奈です。」
最後は僕か、なんか最後って下手に緊張しちゃうよねぇ。
「野比のび太。よろしくね!」
「……。」
「え?どうしたの?」
「え?あ、な、なんでもないの!!き、気にしないで!」
ミルクさんは少し僕を見てから顔を逸らした。ん?どうしたんだろ?僕の顔に何かついてるのかな?
「み、みっちゃん。」
「け、警戒するわよ。」
「そ、そうですね。」
女性陣3人が後ろで何か話してる。何のことを言ってるんだろ?
「とりあえず。入って。ミルクちゃんも。」
「うん。」
「あれ?バカに大人しくなったね。…え?」
「グースケ!!何かしゃべったらはっ倒すから!!!」
「ヘェ、ミルクちゃんにも春がねェ。」
「……」
「ぐは!?」
グースケとミルクちゃんはなんかこそこそと話していた。え?後ろも前もなんなの?僕、ジャイアン、ドラえもん、スネ夫、和人置いてけぼりなんだけど?
「さ、さぁ入って。」
お腹、というか鳩尾辺りを抑えながら案内するグースケ。大丈夫かな?
――――――――
「まあまあまあ!グースケの友達なら大歓迎よ!皆さんご夕飯は食べらしてね。」
グースケのお母さん、ハルキニア・ピッピさんは笑顔で出迎えてくれた。
「母さんの料理はおいしんだぁ!」
「もう、甘いんだからもっと反省させなきゃ。」
ミルクさんは黙って出て行ったことにまだご立腹みたい。ますます、しず
「のっちゃーん?」
「ナニモカンガエテナイヨ」
うん、もうやめよ、命がいくつあっても足りやしない。
「あ、母さん、父さんは?」
「今、ジーグリード長官がバビロン隊長と来てらっしゃるのよ。」
え?ここにいるの?ジークリード長官が?ここで和人、ジャイアン、スネ夫が見つかったらややこしくなっちゃう。3人はジークリード長官に会ってるから
「どうする?」
「バードキャップを見せてれば何とかなるよ。」
「それでどうにでもなるもんかな?」
「なるなる」
――――――――
「もぐもぐもぐ!!うめぇ!」
「相変わらずよく食べるね。」
「うまいんだよ。文句あるか。」
ジャイアンは美味い物ならすごく食べる。人の数倍は食べるからね
「おかわり!」
「はいはい!」
「俺も!」
「はいはい」
「おかわり~!」
「はいはい!」
「おかわり~」
「はいはい」
なんか、いつの間にかジャイアンとグースケの勝負みたいになってる。
「グーちゃんも負けないねェ!」
「イカロスレースに出るんですもの!スタミナつけなくっちゃね♪」
「イカロスレースって?」
「あ、えっとォ…グースケ説明!」
え、露骨に避けられた?ぼ、僕悪いことしたかなぁ?
「はいはい、照れ屋なミルクちゃんい変わって説明するよ。」
「ふん!!」
「ぐは!?だからそれやめてよぉ。んでイカロスレースってのはね。渡り鳥パトロール隊の入隊テストさ。伝説の超人イカロスにちなんで名づけられたんだ!」
パトロール隊員としての技術とスピード、耐久力を競うレースなんだって、グースケはそのレースにスノーグース号と一緒に参加するみたい。ちなみにレース開催は明後日らしい。ふーん…なんか興味あるなそれ。
「それで猛練習してたんですね。」
「うん!僕は「ふはは…」
話してる途中でジーグリード長官がやって来た。タイミングがすこぶる悪い。ほんとにバードキャップで伏せてたらバレなかった。
「翼で飛べぬ者がイカロスレースで勝てると思ってるのか?」
「軽く見られたものですね。」
「まあ、せいぜい頑張りたまえ。」
嫌味たらしくジーグリード長官とバビロンって人はそう言って出て行った。
「何よ何よ!!」
すると、ミルクさんが怒りだした。
「ちょ、ミルク!」
「飛べない訳があるからしょうがないじゃない!!」
「訳?」
―――――――――
グースケは僕達に語ってくれた。赤ちゃんだった頃の話。嵐の夜にいつの間にか生まれていたグースケは嵐の中を飛べない状態の中落ちてしまっていたらしい。何であそこを飛んでいたかは今のグースケもお母さんもわからないらしい。何で鳥人なのに飛ばない理由が分かった。
「それじゃ、グースケは…。」
「うん、自分の翼で飛ぼうとすると怖かったその時の事が思い出されるんだ…」
飛べないんだ。わかる気がする…
『嬉しいのぉ…のび太殿…必ずヴァサゴに一太刀入れて…くれ…』
カシバルさんの事は今でも忘れない。殺さずの誓いを彼に立てたんだ。
「わかるよ。僕も耳をかじられてからネズミが怖くて怖くて。」
「私がネズミになった時なんて大変だったものね。」
「そうそう、猫になった途端に変態になったけど。」
「そ、それは今言う事かな!?」
「「「「はははは!!」」」」
「でもいいんだ。僕にはスノーグース号があるもの!」
「うんそうだよ!自分の力で飛ぶんだからおんなじさ!ねえ!せっかくだし、イカロスレースでグースケを応援しようよ!!」
「お、それいいな!」
「そうだ!のび太達も出場してみれば!」
「いいの?明後日なのに」
「別に受付とかないからさ。」
「そうなの?」
「んじゃ!タコロスレースに出場決定!!」
「ジャイアン、イカロス。」
「あ?タコでもイカでもいいじゃん?」
「ダメだよぉ」
「「「「「はははは!!!」」」」」
今夜は早めに寝ることにしたけど、スネ夫がトイレに向かった。ま、ずっと緊張したのが解けたのかもね。
「うわあああああ!!」
「スネ夫が叫んだ。大きいのでも出たのかな」
「んなバカな事言ってる場合か!ジークリード長官の刺客だったらどうすんだ!」
「それもそうか!」
僕達は急いでスネ夫の元に向かう。
「どうしたの!?」
「ジークリード長官のし…かく?」
「あぁ、可愛い。」
「お父さん、男の子ですよ!」
「僕の弟だね!」
「グ~
急いでいくとスネ夫の頭には赤ちゃんが乗ってた。あら可愛い。スネ夫によく懐いてる。そっか多分、卵が孵った時にスネ夫が前に居て刷り込みがあったんだ。
「スネ夫、その子の面倒しっかりね。」
「ぼ、僕がやるの!?」
「他に誰がいるの?刷り込みだよ。スネ夫がしっかりしなきゃ。」
「わ、わかったよぉ。」
ピー助の時もそうだけど、赤ちゃんは可愛いな…ピー助…元気にしてるかなぁ。
―――――――――
そして次の日、僕達は練習のための場所にやって来た。ここには
「あ、あのペンギンたち、ニュースで見たのじゃない!?}
「本当だ!原油が取れてるし、気持ちよさそう。」
「あ、トキだよ!のっちゃん!綺麗だよ!」
「それに絶滅しそうな鳥たちを繁殖させて、いつか
ジャイアントモアやドードー、リョコウバトもいる。…日本で絶滅させた鳥たちもこの世界で元気にしてるのかな。
「あ!!」
「どうしたのしずちゃん。」
「ピーコ!!」
しずちゃんの肩に黄色い小鳥が…そうだった。ピーコはバードピアに来てたんだった。
「よかった。無事で」
「ぴぴ!」
「そう言えばドラちゃん、[動物語ヘッドホン]貸して。」
「いいよ。はい。」
「これピーコと話せる♪」
嬉しそうなしずちゃんを見て僕達は微笑む。
「そろそろ、練習開始よ!」
ミルクさんがやって来た。イカロスレースは中央庁からスタートして、表示通りにコースを回り、再び戻って一気にトマリギのスモークベルトのすぐ下に自分の羽根を突き刺すらしい。
「聞きようによっては簡単だな。」
「そうはいかない。途中に色んな障害物があるんだ。」
「そうなの?」
「うん、とにかくスピードが基本さ!まず、向こうの崖まで競争しよう!」
「「「「「「「「うん!!」」」」」」」」
「はい」
僕達は各々飛び始める、スノーグース号に乗ったグースケ、んでそのスノーグース号のスピードに追えるスピードを持つミルクさんはハンデとして、少し遅めに飛行するみたい。
「気持ちいいなぁ」
「しずちゃん、呑気だね、んで後ろ。」
「え?うわお!?」
グースケ、ミルクさんはスピード特化で勢いよく僕らの前に出た。
「早いなぁ。よし。」
翼を動かすコツは前もって予習済み…
「はぁ!!!」
ビュー――――ン!!!
「のっちゃんすごぉ。」
僕はスピードを上げて、グースケとミルクちゃんに追いついた。
「のび太さん、す、すごいね。」
「ミルクさんもやっぱりすごいね!」
「そ、そうかなぁ?」
「のび太!負けないよぉ!あとミルク!よかったねェ話せて!」
グースケはニヤついてミルクさんを見ていた。何でニヤついてんだろ?
「後で憶えときなさい!」
「何のことだか!!」
あ!スピードが上がった!!負けるもんか!!
「着いた!!」
「お、お前ら…早すぎるだろ。」
先を行ってたはずのジャイアンがいつの間にか後ろから来ていた。
「ありゃいつの間に。」
「もっと速くないと優勝は無理だよ?」
「あれで?」
「ぼ、僕は遠慮します。」
「わ、私もちょっと体力に自信がありません。」
「わ、私もそうする。」
「ウチはもっと磨きたいから参加する!」
ドラえもん、美夜子さん、万陽奈さんは辞退宣言をした。ドラえもんはともかく2人は体力に自信がないみたい。
「飛行中はこれに集中してるので無理です」
「そうなの、じゃあ、グースケ僕は優勝を狙うよ!」
「そう来なくっちゃ!のび太飛行能力すごいもん!」
「何言ってんの?そんなの当たり前じゃない?」
しまった、ミルクさんには僕達が人間だって知らないんだった!
「それは…のび太、最近まで翼の調子が悪かったんだ!」
「そうだったの!?大丈夫なの!?よくそれで全速力の私達について来れたね!すごい!!」
キラキラした目で見てくるミルクさんに僕は照れた。
「いやァ…それほどでも…んぎぃぃ!?」
しずちゃんに背中をつねられた。
「い、痛いんだけど。」
「鼻の下伸ばしてたけど?」
「き、気を付けます。」
「スネ夫はどうする?」
「僕も参加するよ!楽しそうじゃん!」
「それじゃあと10回往復しなくっちゃね♪」
意外とエグイことをさらっと言ってきた。え、あれを10回も!?
「うわぁ。」
「何?のび太。怖気づいたの?」
「ムカ、そんなわけないでしょ、負けられない!」
「そう来なくっちゃ!」
僕はメラメラと燃える!必ず優勝してみせるぞ!!
―――――――――
メラメラと燃え上がるのっちゃんを見てうちが思った事。
「やっぱのっちゃんって単純。」
「そう言うなよ。」
うちの近くにいた和君が苦笑いでそう言ってきた。和君も結構早いからイカロスレースいい感じになりそう。
「和君、自信のほどは?」
「まぁ、あいつらを見たらほぼ消失したけどな。やる気はある。」
「さっすがぁ。」
のっちゃんはコツをつかんだみたいだし、負けてられない!ってこういうのが単純なのか、のっちゃんの事言えないや、ハハハのハ♪
「で?いいのかミルクさん。」
和君はのっちゃんの隣にいる、ミルちゃんを指した。ミルちゃんの顔はそれはもう綺麗な見本のような恋する乙女の顔。昨日の挨拶の時から疑ってたけど、まさかねェ…
「…やっぱ、和君も気づいてた?」
「気づいてないのはあのバカだけだろ。」
そうだよね~。アスミアの時だって最初気づいてなかったし。ソフィアさんの時はソフィアさんが自分で言って気づいたし。あ、アスミアはキスだったっけ。
「こういう時何で気づかないのかな、あのバカは。」
「あいつはそう言うバカだからな。」
「はぁ…人の気も知らないであのバカは。」
「ねェ、2人ともバカバカ、うるさいんだけど」
おっと、大きな声でしゃべっちゃってたからのっちゃんに気づかれた。
「あ、聞こえてた?」
「僕を見ながら何の相談?」
「ベッツにぃ!この朴念仁!」
「な、なんでなの!?急に何!?」
「そんな事いいから、さっさと往復10回するよ!!」
ウチは慌ててるのっちゃんを無視して、往復10回をする為に飛んだ。
――――――――
しずちゃんは飛んで行っちゃった。また朴念仁って言われたの?なんかアスミアの時とデジャブだなぁ。
「まぁ、一つだけ言えるのは。強く生きろ。」
「は、ハァ?」
よ、余計に意味わかんないんだけど!?
雷神「ふぅ、終わり。」
銀「お前どんどん増やすなァ。」
ハル「見ようによっては最悪かも」
銀「グースケはミルクの事好きなのか?」
雷神「おれの中ではミルクの事は大事な姉貴分ということになってます。」
ハル「そうならそうと、書いとけばよかったのに。」
雷神「一回そう書いたし、修羅場にしたけど不採用にした。」
ハル「何で?」
雷神「映画を重点に置いてるし、ハーレム要素は薄くしておきたいんだよ。」
銀「万陽奈が好きな時点で薄くねェよ」
雷神「あ、そっか。」
銀「ま、流石についてくるこたぁねぇだろうが。」
雷神「さて次回もお楽しみに!」
銀「オイこら!!そのまさかなのかお
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