視点はのび太、和人、のび太、和人、のび太です。
「いいか、ここから一気にララアト山へ向かうしっかり掴まっていなさい。」
イカロスの飛行は早すぎて、あっという間に雲の上まで来てしまった。ちょっと耳がキーンってなってるけど。ていうか待って、今から下るの!?
「「「「「「「うわああああああ!!!!!」」」」」」」
ジェットコースター並みのスピードで下に行かれたら。そりゃもうそれはジェットコースターなんだよぉぉぉぉ!!!!!
―――――――
「ついに来たぞ。この竜の谷の下にフェニキアの力が封印されている。その強大な力を復活させるぞ。」
「フェニキアってなんだ…?」
この谷に着いてから作業をする前にジーグリード長官の演説を聞けと言われた。
「環境破壊、一昔前の鳥たちを死滅させ、現在でもそれは続けられている。人間が作り出した物によりどれだけの鳥たちが絶滅させているのかわかっているか?人間は珍しい物を見つけるとおいそれとそれに群がる。」
…ジーグリード長官の言いたいことはわかるかもしれない。ドルマンスタインがいい例だ。あいつは恐竜ハンターに頼んででも珍しい恐竜を捕まえさせていたしな。あいつは未来の人間だが、現在の金持ちにもそういう奴は日本や海外にはごまんといる。
「それではあまりにも鳥類たちが可哀想ではないか!!下等な人間によって弄ばれる鳥類があまりにも不憫ではないか!!私はそのためにも愚かで下等で野蛮な
どうなるのかを知ってるのか?恐竜人でさえ、そんな考えには至ってなかったぞ。いや、待て、恐竜人たちは敵が何なのかわかってなかった分いいのか。
「いかん!!」
「「「ホウ博士!?」」」
もう一つの箱から出て来たのはホウ博士だった。何でいるんだ!?縛られてるから誘拐されてきたのか!?
「そんな事をしたら
ホウ博士は必死にジーグリード長官を説得しようとしていた。俺達も出るべきなんだろうが、俺達が人間だってバレてしまう。
「博士、ここにお連れしたのは戯言を聞くためではない。共にフェニキアの力を研究した仲間…お見せするのが礼儀だとおもい「目覚めさせてはいか…」
ホウ博士は口を塞がれてしまった。
「博士!!!」
俺は咄嗟に博士を助けてしまった。ジャイアンもスネ夫もだ。俺はいてもたってもいられなかった。
「博士を離せ!!!」
「こんにゃろう!!!」
「博士を離せ!!」
こんな事をしたら頼まれてた監視はおじゃんになってしまうな。ジャイアンはカラス警備隊をなぎ倒していく、あのロボット誘拐団を一人で倒す男だ。ちょっとやそっとじゃやられないぞ!!
「何て思ってた時が俺にもあった。」
カラス警備隊は一匹を見つけたら何十匹もいるゴキブリの如くわらわらと出てきて、ジャイアンが押し負けてしまった。流石のジャイアンでも大多数相手じゃこうなるか。
「その四人は閉じ込めておけ。他の者は直ちにこの谷の雪を払いのけろ!!」
「く!!」
「ママぁ!!」
「ここから出せ!!!」
―――――――――
「はっくしょん!!ううさぶ…」
寒い、ララアト山は寒冷地って言ってたから僕達にとっては寒すぎる。グースケ、ミルクさん、イカロスさんは羽毛があるから僕ら程は寒さを感じてない。
「イカロスさん、一度降りましょう!!」
ドラえもんの一言を聞いてイカロスさんは降りた
「ここは竜の谷の反対側だ。」
イカロスさんにそう言われた。…そこは凍ってたし。寒すぎるでしょ!?さすがのグースケとミルクさんも寒さで凍えてるし。イカロスさんはそんなに応えてない。鍛えてるからかな。
「ていうかドラえもん!!」
「わかってるって![テキオー灯]!」
また懐かしい物を出してくれた。この道具は…ってそんな悠長にしてる場合じゃないから!!
「はい掛けるよ!」
僕、美夜子さん、しずちゃん、万陽奈さん、ミルクさん、グースケはこの永久凍土の温度でも完全に適応できた。ふう、何も感じないのはいいことだ。
「しずちゃん、僕とイカロスさんにも。」
「鍛えてるとはいえ、イカロスも寒いよね。」
「あ、ああ、そうだな。」
ていうか、なんかグースケに対してすっごく緊張してるけどどうしたんだろ。
「全くイカロスさんも不器用なんですから。」
「本当に堅物って…」
少し、プンスカしてる万陽奈さんと美夜子さん。どうしたんだろ?
「万陽奈さんも美夜子さんも何か知ってるの?」
「この件が終わればわかります。」
「そ、そうなの?」
バリ、バリバリバリバリ!!
「「うわああ!?」」
「「きゃあ!!?」」
僕、グースケ、美夜子さん、万陽奈さんは突然割れた氷に落ちてしまった。落ちる寸前に美夜子さんが風魔法で浮かせてくれたから、少し安心はしたけど…ていうかなんだろここ、自然にできたようには見えない空間なんだけど
「のび太!美夜子さん、万陽奈さん!これ何?」
グースケに呼ばれてそれを見るとフクロウ型のロボットっぽいものが氷の中に入っていた。なにこれ。僕はそれに触れた。
「って、不用意に触ったら!あ…」
ぴかーん!
「うわ!人間が!」
「これは立体映像だ!」
ドラえもん達もここにやって来た。この立体映像は昔の記録みたい。このおじさんは誰なんだろ?
【私は鳥野守、23世紀の鳥類学者じゃ】
「な、なんで人間がこの世界に…?」
「わからないけど、見てみよう。」
【元より人間嫌いの私は誰よりも鳥を愛した。ある時悪魔のような人間から逃げるためにタイムマシンで哺乳類が誕生しない大昔に行って、まぁ、平和に暮らそうと思い立った。だが…】
その時に時空間が乱れてしまって、超空間の壁をすり抜けて、パラレルワールドに到着してしまったらしい。
「そんなことあるの?」
「聞いたことはある。多分時空乱流が起きたんだよ。」
「時空乱流?」
「その説明は長くなるから今は辞めとこう。」
「ほえ?」
「それに今わかった。ここは別の地球なんだ。」
平行世界の地球。魔法の世界でも
【偶然とは言え、これはまたとないチャンスだった。ここなら人類の歴史を変える心配はない。若い私は悪魔のささやきに耳を貸してしまったのだ。ここをバードピアにしようと、進化退化光線銃であらゆる種類の鳥たちを勝手に進化させてしまった。そして鳥人たちにできる限りの知識を与えた】
「じゃあ、グースケ達の祖先は鳥野博士が創ってしまったんだ。」
神への冒涜になりそうな行為だけど、この世界に神様がいるとも限らない。僕だって、ヘスティア様に会わなかったら神様は信じてなかった。日本には八百万の神々が信じられてるけど。ってそんな事はいいか。
【鳥人たちは我々人間よりも長く生きてほしいと願った。一人が私と同じ年になってもまだ若い期間があったのだ。私の願いは届いていたんだ。】
「進化退化光線銃ってそんな効果あるの?」
「そんなのあるわけないでしょ!?」
「じゃあ、キセキって事になるのかな。」
「そうだろうねぇ…鳥野博士の願いが鳥人たちに届いたんだよ。」
夢のある話だよね、そう考えると。
だが…バードピアにも鳥たちの天敵がいた。】
この世界にも恐竜は存在したらしい…大昔がどのくらいかはわからないけど恐竜が居たんなら白亜紀くらいかもしれない。ってそれがフェニキアって事!?
【私の最後の仕事はこいつをなんとかすることだ。そこで奴を北の果てのこの山に誘き出し…】
どっかあああああああーーーーーーん!!!!
「なんだ!?」
「どこかで何かを爆発させたみたい。」
「…ねェまさかとは思うけど。」
【氷の下に眠らせることは出来たが…わしももう…長いことはない…】
急にノイズが走りだした。さっきの爆発の影響?いや、これは昔からここにあったからこの機械がぼろくなってるんだ。
【バードピアの子供たちよ…フェニキアをを目指せさせてはならん…】
ここで映像が終わった。…じゃあやっぱりさっきの爆発はジーグリード長官がやらせた奴だ。
【…奴にも、きをつけるの、だ。】
「あれ?まだ続きがあったの?」
「奴とは誰の事でしょうか。」
【奴は悪。まだ。】
そう言えば鳥野博士は誰かから逃げてここに偶然やって来たんだっけ?23世紀でそんな悪魔みたいなやつは一人しか思い浮かばないんだけど…
【9代目ヴァサゴ・カサルズに…はきをつけて…く】
映像はここで途切れた。うっわぁ…マジかぁ。9代目が出てくるのか…最初に会ったヴァサゴとトリホーは10代目と8代目。てっきりトリホ―だと思ってた。鳥だし。
「ヴァサゴ・カザルス…ジーグリードをあのような性格に変えた人間か。」
「ですがヴァサゴ・カザルスと言う人間は合わせて8人はいます。」
「そうなのか?」
イカロスさんにヴァサゴがどういった人間かを教えた。
「反吐が出る。そんな人間にジーグリードは…」
イカロスさんは拳を握りしめて怒りを露わにしていた。ジーグリードは昔は本当に同族にも人間にも、それこそ鳥たちにも優しかったってイカロスさんは言った。人の努力を平気で無下にするし、一概にそうは思えない。元同僚だからって事もあるかもしれないけど。
「こうしちゃいられない。急ごう。」
考えてたって何もならないから急がないと、和人達は無事だろうね。
――――――――
ジャイアンが口で縄をかみ切ろうとしていた。さっきの爆発は絶対ただ事じゃないからな。よし、俺の縄は切れたな
「ほら、急いで俺達のも。」
「ああ」
俺達、ジーグリードの所へ走って行くがそこには…化け物がいた。恐竜にも見えるが背中には翼が生えている。何だこの化け物は…
「静まれ!フェニキア!」
「イカロス!!」
は?イカロス?それってイカロスレースの名前の由来になった伝説の鳥人か!?昔の人だと思っていたら、まだ生きていたのか。そりゃそうか、鳥人は俺達の寿命より上だって、言ってたしな。
「伝説の英雄の…」
「イカロスだ!」
って周知の事実だったのか。あの様子からすると鳥人全員知ってたんだな。
「和人!」
「のび太!?」
「ホウ博士!」
「グースケ!」
「イカロスを捕えろぉ!!」
は?何をしてるんだ!!イカロスはあいつを止めようとしてるんだぞ!?
「ジーグリードは、フェニキアを操って。」
「
「そうはさせないぞ!!えっとえっとえっと!![進化退化放射線源!!]」
――――――――――
ドラえもんも鳥野博士の道具を持ってたんだ!!ていうかフェニキアの姿は恐竜なんてもんじゃない、今までに見たことがない化け物だった。
「これで退化させちゃうぞ!!」
「余計な事をするな!!」
ドラえもんが撃とうとしてたらバビロン隊長がそれを阻止してきた。もう!!
「やめて、なにするんだ!!」
「うるさい!!」
「ああ!!」
バビロン隊長が進化退化放射線をフェニキアに向けてはなってしまった。いやでも、ドラえもんは退化させるって言ってたから退化して…
ギャオオオオオオオオオオ!!!
ない、むしろ進化してる。きっとさっきバビロン隊長がドラえもんを邪魔した時にいじくったんだ!!ウソでしょ!?
「おお、フェニキアがさらなる成長を…フェニキアよ。私の言うことを聞くのだ!!!」
「……」
え?フェニキアの動きが停まった?い、言うことを聞いたって事?
「ふふふ…憎き人間で得た力がここで役に立つとは…」
「何を言ってるんだ!!」
「…のび太君か。そうか、キミかイカロスをここへ呼んだのは。」
「ここには私の意思で来た。」
「そうか。」
僕を見たジーグリード長官の顔はすごく歪んでいた。狂気に満ちている。何だ。一体、ヴァサゴにどんな実験をされたんだ!!
「ジーグ…リード?」
「あなたはどんな実験をされたんです!!」
「…ふふふ、そうだな。死にゆく君やイカロスには伝えておこう。」
狂気に染まったまま話をする、ジーグリード長官は捕まった時にヴァサゴの名前を聞いたらしい、襲名制だからヴァサゴの他にも名前はあるか。
「奴の名前は9代目ヴァサゴ・カザルス改めDr.クロン…」
…うわぁ、マジかぁ、鳥野博士がこの世界にやって来た奴と一緒かぁ…
「なんと
強く念じれば従わせることができるチップと奴は言っていたらしい。いやいや、それだと人間普通に従わせられる気がする。
「だが用意周到な奴はこれには人間やそれに準ずる種族には通じないとほざいた!奴が人間だからだ!!」
ということは鳥人、恐竜人、人魚には通じないって事になるのか。フェニキアは如何にもな化け物だし。
「しかし、それは私にとって好都合!!フェニキアの存在を知った私はあいつに!!人間に復讐を果たし!!バードピアを平和にさせるのだ!!…手始めに、あの町には消えてもらうが。」
「バードピアを救うって言ってんのにどうしてそんな事を!?」
「…お前たちは知りすぎたのだ!!」
「狂ってるよあんたは!!」
「ジーグリード!!そんな事をしたら愛するバードピアがどうなるかわからないぞ!!」
「フン、何とでも言え。」
「ジーグリード長官…」
「バビロン隊長?お前は用済みだ。フェニキアを進化させたことには感謝する」
「なんですと!?長官!!」
バビロン隊長はショックを受けながらもジーグリード長官を呼んだけど、聞く耳を持たないジーグリード長官はフェニキアの上に乗る。
「フェニキアよ。ここにいる者全員を始末しろ!!」
「ギャオオオオオオオおおおお!!!!」
そう言われたフェニキアがまた動き出して、氷に向かって炎を吐いた。そんなことしたら!!
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
氷が解け始めた!!ていうかみんな動揺しまくってて、飛び立とうとしない!!そりゃそうか!渡り鳥パトロール隊になったとしても昨日までは平和に暮してたんだもんね!!
「氷の中から私が征服する所を見ているだな!!フハハハハハ!!!!」
そう言いながら、フェニキアが中央庁のある場所に向かっていった。今すぐ追いかけたいけど!!みんなをほッとけるわけない!!解けた氷がみんなに近づいてる!!
「ドラえもん!!」
「わかってる!!![手ばりDXVer.]!と[フエルミラー!!」
ドラえもんはブイキンとの決戦の時に使った[手ばりDXVer.]を出した。[フエルミラー]でそれを量産して、逃げ遅れた渡り鳥パトロール隊員たちを助け出した。
「ここは無事だね。」
「でも、このままじゃグースケ達の町が!」
「わかってる!急ごう!!」
僕達は急いで町に向かっていく、ジーグリード長官!!それ以上やったらあんたは戻れなくなる!!
雷神「はい、終わり。」
銀「また劇場版と変えたな。」
雷神「ま、人体実験されたって言ってそのまま何もないわけないじゃん。」
銀「まぁ、それはいいが…次回の劇場版は南海大冒険なのか?」
雷神「名前は出たけど、次の劇場版は決まってない。」
ハル「じゃあ、アンケートの結果次第って事かも?」
雷神「そそ。では次回もお楽しみに!」