またオリジナル描写になります。一回劇場版と全く一緒な回もあった方がいいですかね?
視点はドラえもん、のび太です。
のび太君達を見送ってたから僕、美夜子さん、万陽奈さんは残って怪我をしてる渡り鳥パトロール隊員達の治療に当たっていた。僕は[お医者さんカバン]で大怪我をしてる子を、軽傷を負ってる子は美夜子さんと万陽奈さんの回復魔法で治してる。
「…動ける者は何人いる?」
「…10人ですね。ドラちゃんが治してくれてますけど。それ以上は動けません。」
「…そうか。」
イカロスさんが美夜子さんに確認をしていた渡り鳥パトロール隊員は和人君、ジャイアン、スネ夫君を除くと17人、無事だった子や軽傷で済んだ子を含めると10人だった。他は骨や内臓にダメージを負ってたんだ。カラス警備隊は、もう手の施しようがなかった。
「みんな、力を合わせてバードピアを守るんだ。」」
「あんな化け物に俺達が敵うわけないじゃないですか!!」
トビオ君は恐怖でなのか、イカロスさんに叫んだ。…これが普通なんだよね。僕達は何度か死線をくぐり抜けてきたから、トビオ君、ツバクロウ君や渡り鳥パトロール隊員の子達にとってはこんな事…地獄以外の何物でもないか。
「ジーグリード長官までおかしくなって!おれ達は
ツバクロウ君はイカロスさんにそう言った。
「…そうだな。君たちは子供だ。」
「ふぅ…」
「しかし、同じ子供であるのび太君、和人君達、それにグースケは向かって行ったぞ?」
「「え?」」
「彼らは、我々の世界を救う為にフェニキアやジーグリードに向かって行ったと言ったんだ。同じ子供であるあの子らはなんの躊躇もなくバードピアを助けに向かったんだ。」
「……」
のび太君はきっとジーグリード長官を助けに行ったんだ。ヴァサゴに狂わされたジーグリード長官を…
「そんな彼らを見ても君たちは自分たちは子供であるという理由で故郷を、家族を見捨てるのか!!!」
「「「!!!」」」
「君たちはどうして、渡り鳥パトロール隊になりたいと思った?確かにこんな危険な目に遭うとは思ってもみなかっただろう。中には記念程度でこの隊に入隊にした者もいたはずだ。しかし、渡り鳥パトロール隊は世界の鳥を守るための隊だ!!キミ達は翼の勇者たちだろう!!」
イカロスさんの心の叫びは竜の谷に響いた。その言葉は渡り鳥パトロール隊にも響いたのは分からないけど…みんなの顔が変わった。
「…そうだな。」
「イカロスの言う通りだ。」
「うん、俺達が間違っていた。」
「俺は渡り鳥パトロール隊だ!!」
口々にそう言ってるみんな。恐怖の気配はもう存在していない。流石、イカロスさんだ。
「もう一度言う…みんなで力を合わせて、バードピアを救うんだ!!」
「「「「「おおおお!!!!!」」」」」
さっきの意気消沈してた雰囲気と打って変って、ツバクロウ達は声を上げた。渡り鳥パトロール隊はフェニキアと戦う為に弓矢を取って、町へと向かっていった。
「…なぁ。」
「ん?どうしたの?」
手当をしていた子が僕に話しかけてきた。
「僕のキズ。応急処置でもいい。動かせるようにしてくれないか?」
「君は骨折をしてるんだよ?」
「いいんだ!!僕だって…渡り鳥パトロール隊だ!!」
「ふ…うん、いいよ。君は僕の親友とそっくりだよ。」
「え?」
「何でもないよ。はい、これでいたくないでしょ。」
[お医者さんカバン]は聴診器を体に当てるだけで、どんな病気や怪我でも一発で正確に診断し、それを治療する為の薬や器具を鞄から出してくれる。更にレントゲン機能や顕微鏡も兼ね備えているからすでに彼に合った治療をした。
「本当だ!ありがとう!名前は?」
「僕ドラえもんだよ。」
「僕は、ビタノ!!じゃあな!!」
ふふ、名前もそっくりじゃないか彼もツバクロウ達に合流して、準備をしていた。
「あの子、のび太様になんとなく似てますね。」
「あ、万陽奈さんも思った?」
「はい。いい人でしょうね。」
「うん…っていってる場合じゃない!!僕達も急ごう!!」
「そうでした!!」
今頃のび太君達はジーグリード長官とフェニキアと対峙してるはずだ!!
――――――――――
「ほう、生きていたか。」
「生憎、悪運だけは強いんです。」
僕らが着くころにはフェニキアが町を焼いていた。和人達はフェニキアに気を付けながら、逃げ遅れてる人たちを救ってる。
「何で、飛べてるんだ?」
ジーグリード長官は明らかに翼ではない何かの力で飛んでいた。
「これも奴の悪行の仕業だ。」
「そっか…ジーグリード長官!!僕はあなたを止める!!ヴァサゴの手によって改造されただけのあなたがバードピアを壊そうとしてんだよ!!あなたは鳥たちを愛してる。あの町の事も愛してるはずだ!!」
「…キミは優しい少年だな。人間のくせに。ああ、そうだ。しかしもう遅い。私が死なない限り奴はあの町を破壊の限りを尽くす。」
僕が人間だってバレてたか。ジーグリード長官を倒さないとフェニキアは倒せないって事!?
「だが、やすやすと倒される程私も優しくないのでな。」
と言った瞬間にジーグリード長官は僕の眼前に来た。拳を振り上げて殴って来た。僕はギリギリで避けれた。くっそ早い!?体の動きも見えなかった。…あれも改造の影響!?
「ほう、私の動きについてこれるのか。どんな修羅を少年である君は歩んできたんだ。…あの外道の名を知ってる時点で気づいたが。」
「僕はあなたとは戦いたくないんだけど!!」
「…なぜだ?グースケを失格にしたぞ?」
「そのことは許しませんが。あなたは奴の…奴らの被害者って聞いた時からどうしてもあなたを敵には思えてないんです。」
だからこそ僕は今でもジーグリード長官と呼んでいる。ホウ博士の話を聞いてから僕はずっと思っていたんだ。彼はヴァサゴによって狂わされた。
「…ふん!!」
「長官!!」
僕の言葉が聞こえてるはずなのに長官は僕にパンチを食らわせる。長官の顔は一瞬歪んだ。もうちょい何かがあればいいんだけど…ここは格闘でわからせよう。
「《時雨蒼燕流無刀の型》
「ぐは!?」
「いい衝撃だ。少し効いた。しかし、それでは私には効かんぞ!!」
ドン!!ドカ!!シュン!!
パンチや蹴りで長官は僕を攻撃する。一発一発が重い。けど…
「顎がお留守ですよ?はぁああああ!!」
「ぐお!?フン、やるなァ!!」
僕と長官は殴り合いを続ける。いつまで続くかはわからないほどに…もう、僕と長官の顔はぼっこぼこになってる。けど、なんでだろうかそんなにいやじゃない。口と口で話すより、拳で語った方が逆によかったって事?
「…もうぼっこぼこじゃないですか。」
「…キミもだよ。のび太君。」
殴り合うのをやめて話始めると、ジーグリード長官は答えてくれた。
「…私だって、わかっていたさ。あんな事をしたらバードピアは壊滅してしまうとな。」
「だったら…イカロスに…ホウ博士に…いやバビロン隊長に言えばよかったじゃないですか!!心の中のそれを!!仲間に!部下に!バビロン隊長はあなたにとって息子も同然なんでしょ!!」
ここに来る途中にグースケから聞いたんだ。バビロン隊長は彼が子供の頃からジーグリード長官に引っ付いて回っていたらしい。それをジーグリード長官は煩わしくも思ってなく、慈愛の顔で見ていたらしい。
「…そうだな。心の中のものを吐き出せばよかったのかもしれない。」
「じゃあ、今すぐ言ってあげてください。」
「…は?」
「長官!!!!大丈夫ですか!?」
バビロン隊長がやって来た。あんなこと言われたとしても、バビロン隊長は長官の事を慕っていたんだ。
「バビロン…のび太君…すまない。私は間違ていたな。」
「「長官…」」
ぼっこぼこの顔は晴れやかな顔になっていた。…ジーグリード長官はこれで大丈夫だ。あとは…あの化け物をどうにかしないと…そうだ!
「長官!あいつに命令してください。」
「……ああ。ううううう!!…なぜだ!?何故止まらない!!」
「え?」
「私の念波を遮断している!!フェニキアからではない!!外部からだ!!」
嘘は言っていない。って事は何?誰かが邪魔してるって事?
「…仕方ないですね。2人は休んでください。」
「しかし!」
「我々も!!」
2人は焦りながらそう言ってきた。
「じゃあ避難させて下さい。」
「「任せろ!!」」
2人は、急いで町へ向かった。あとはあいつをどうにかしないとね。とりあえず和人達に合流するか。
―――――――――
「なんだその顔。」
「長官と殴り合ってた。」
「和解はできたのか?」
「うん、今避難してる人を誘導してもらってる。」
僕が和人達と合流すると僕は適当に話した。平和的じゃないけどジークリード長官とは和解はできたしね。
「しずちゃんとミルクさんは?」
「そっちも避難誘導させてる。」
ドラえもんからスペアポケットを貸してもらってるから、道具を使って避難させてるみたい。
「んで?あいつはどうする?」
ジャイアンが聞いてきた。フェニキアはジークリード長官の呪縛から離れてるから自由に暴れてる。[桃太郎印のきびだんご]は効かないってドラえもんが言ってたし、どうしたもんか。
「渡り鳥パトロール隊も来てるし、バードピアの皆も応戦してるね。」
「ああ、硬いみたいだがな。」
「あれじゃ、のび太の時雨金時でも無理でしょ」
「まず、あいつに銃器が効かんだろ。」
「そうだよねぇ…あ、イカロスさん?」
イカロスが槍でフェニキアの頭を突き刺したけどやっぱり、効いてない…てあ!!
「イカロス!?」
イカロスがフェニキアの炎で焼かれてしまって、落ちてしまった!?
「行かないと!!」
「ああ!!」
―――――――――
イカロスはスノーグース号に救われて何とか無事だった。火傷はしてるみたいだけど、ミルクさんも子供たちと一緒にいた。あれ?しずちゃんは?
「どこかに行っちゃったの。」
「まぁ、しずちゃんなら大丈夫だと思うけどってドラえもんも来てたんだ。」
「うん。あいつを小さくしようかなって思ってたけど。」
ドラえもんはスモールライトを手に持ちながら言っていた。尻尾で弾き飛ばされたらしい。見えてなかった…
「ね、ドラえもん」
「もっとすごい武器は僕は持ってないからね。」
「だよねぇ。」
子守用ロボットにそんな道具あったらやばいしね。地球破壊爆弾って言う危険物は持ってるけど、なんで惑星破壊できるかショックできるかなんだよ。極端が過ぎるでしょ。
「そうだ!!鳥野博士が乗ってたタイムマシンなら何か武器があるかもしれない!」
「…それはいい案だな。」
「鳥野博士?」
「あ、和人達には話してなかったね。実は…」
僕は竜の谷の裏側で起きた事をあの場に居なかった、和人、ジャイアン、スネ夫に話した。
「てなわけで、フェニキアを誘い出してやっつけよう!!」
「そうだね。」
「で?そのタイムマシンはどこにあるの?」
「あ、そうか。」
「私に心当たりがある。」
イカロスが話すには、トマリギの頂上にあるらしい。イカロスさんは一度だけスモークベルトを抜けて、頂上で見たことあるみたい。
「…適当に言ったことが当たってたとは。」
「伏線回収♪」
「やかましい、タイムマシンを見たんですね。」
「おそらく、私がフェニキアを誘い出そう。」
と言いつつ、イカロスは怪我で動けない状態だった。え、この状態じゃ飛べそうにもないよ!?
ブーーーン!!
「ん?グースケ!?」
「フェニキアを誘い出すつもりだ!!」
グースケはそのまま飛び去ってしまった。スノーグース号は鳥人よりも大きいからすぐにフェニキアに見つかってしまった。僕達もすぐに向かう。
雷神「はい、終わり。」
銀「ジーグリードとは普通の殴り合いで和解て…」
雷神「クローズ的な終わり方あるはっはっは!」
ハル「誰がわかるかも。」
雷神「ま、でも次回に終わるからさ、翼の勇者たち。」
銀「終わり方が劇場版と同じ感じになるんだな。」
雷神「あんなバケモンはチート使わないと。」
銀「だな。」
雷神「では次回も楽しみに!