ドラえもん のび太の彼らとの大冒険   作:雷神 テンペスタ

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二大富豪よりも悪質な大富豪として出すことになりました。

視点は美夜子さん、第三者目線、ドラえもん、のび太になります。


第78話FILMRED~大富豪と発狂とトットムジカ~

コビーさんから解放されてから、私達はエレジア島の壊れた城の地下まで来ていた。チョッパー君がネズミに図書館の位置を教えてもらいそこに向かった。

 

「これだけ防音だったらウタの能力も届かない。」

 

「歌声が届かぬところは大丈夫だとコビーも言っておったからのう。」

 

「私の家よりも広い…」

 

「これだけの広さを探すの?」

 

ガタン!!

 

何かが出てきた。ウタの能力じゃなく、多分護衛システムが作動したのね。ってあれは明らかにオーバーテクノロジーな気がする。だって、ここが創られたのは300年前とコビーさんが言ってた。17世紀にそんな技術があるなんて…

 

「三刀流…極虎狩り!!」

 

悪魔風脚(ディアブルジャンブ)揚げ物(フリット)盛り合わせ(アソルティ)!!」

 

「ストロング右!ウェポンズ左!!」

 

水の鋼球(ウォータボール)!!!」

 

そんなロボットはドラちゃんとは違って、土製だったから脆かった。あいつらは私達が引き付けて、ロビンさんには本を探してもらう。総戦力で叩けばいつかは消えるだろうし…ま、無尽蔵に出てくるのだけど…

 

「あ。」

 

「どうしたんです?」

 

「あの天井おかしいわ。」

 

「ん?あ、本当だ。炎の鋼球(ファイアボール)!」

 

私の火の魔法で天井を明るくした、これでロビンさんが見れる。

 

「ありがとう、みよちゃん。」

 

 

―――――――――

 

「犠牲者の数は加速度的に増加中。あと、一時間放置すれば全世界の7割がウタウタの世界の住人となる計算です。」

 

国連、五老星はCP0の一員であるロブ・ルッチから報告を受けていた。全世界の7割と聞いて、五老星の一人で板垣退助の子孫であるマーズ・マーカスである。日本人の子孫ではあるが、お爺さん世代の時にアメリカで帰化したらしい

 

「世界滅亡の危機ではないか。」

 

「何とかして止めねば!!」

 

―――――――――――

 

「だえ~!」

 

「ん?」

 

「気にいったえ~、うちに来てわちしのために子守唄を歌うだえ~?デへへへへへッ」

 

ウタがルフィ達の事を諦めて、LIVEを再開しようしたら、気色の悪いムカつく喋り方をした汚物…人物がやって来た。

 

「チャルロス・ホーリーだ。」

 

「一族揃って、イカレタ金持ちだ。」

 

チャルロス・ホーリー、彼は世界で悪名高い一族の一員だ。世界でもとっとも有名な2大富豪であるロスチャイルド家とロックフェラー家と同じ大富豪一族ではあるが、その権力は国連よりも上であり暴走している。国連はこの一族が何かあればインターポールの実力が高い人物を派遣するほどだ。

 

「チャルロス様が貴様をご所望だ。」

 

「ご厚意に感謝しろ。」

 

彼ら一族は奴隷制度を推し進める一族である。奴隷は世界の禁忌ではあるがこの一族は何の関係もなく、そして躊躇いもなく奴隷を捕まえる。なので捕まりたくない一般人は、彼らの機嫌を損ねないようにいつも頭を下げている。

 

「10憶でお前を買うえ!!」

 

「もしかして、あんたがホーリー一族てやつ?」

 

それを言い出した瞬間にざわめきが観客席全体を覆い尽くす。

 

「知ってるよ。本に載ってた!偉そうに誰でも奴隷にしたがる世界一の嫌われ者でしょ?」

 

「あああえ~?」

 

それを言われたチャルロスはキレた。自分は偉いからなぜこんな小娘にそんな事を言われてるのかわからないからだ。生まれた時から偉い。自分の中ではそう思っている。

 

「いい加減にしろ。ホーリー家の逆鱗に触れるぞ。」

 

「あなた達、インターポールなの?」

 

インタポールの捜査官がウタに注意してもウタはお構いなしだった。というかちゃんと意味を理解していない。

 

「わざわざ休み取ってきてくれたんだね!ありがとう!」

 

さっき戦った時に現実世界のウタが連れてきたんだろうと何人かは思っていたが口には出さずにいた。

 

「そんな事より、チャルロス様のお言葉に従い、アメリカへと。」

 

「いやだ。」

 

「ふえ~???」

 

「ここではみ~んな一緒!これから仲良く過ごそうね!ホーリー家のおじさんも!」

 

「おじさん!?」

 

チャルロスはこれほど怒りを湧いたのは2年前に殴られて以来だ。2年前に奴隷を買おうとしたら、若造にぶん殴られたのだ。その若造今も日本で平和に暮してるため何もできないが。

 

「この女死刑だえ~」

 

それを言った瞬間に護衛の2人は銃でウタを撃った。しかし、ウタには拳銃が効かない、音符が彼女を守るためだ。

 

「く!うわ!?」

 

護衛2人はチャルロスに討たれた。なかなかウタを殺さないためだ。バカだろ

 

「何てことするの!!」

 

しかしここはウタワールドであるため、ウタの能力で治された。

 

「インターポール共何見てるだえ!そいつを捕まえるだえ!!役立たず者が!!このガキを殺すだえ!!」

 

ウタに近づく捜査官たち、しかし、ウタが怒りのあまり足をドンっと地面に叩きつける。

 

「あんた達インターポールは!!正義の味方を名乗ってるんじゃないの?」

 

「くぅ…その方一族の機嫌を損ねたら、全員奴隷になる。」

 

「そっか!ほんとはこんな奴の命令は聞きたくないんだね!だったら平気だよ!新時代にはホーリー一族も!ロシアとか、アメリカとかも奴隷も!みんな同じなんだから!」

 

「同じだと!?汚らわしい!!お前ら!はやす殺すんだえ~!!」

 

チャルロスは同じと言われて、堪忍袋の緒が切れた。同じと言われると奴隷制度を反対してくる、ロスチャイルド家とロックフェラー家の事がチラついたのだ。しかし、ウタの力で護衛と捜査官は捕まってしまい、自分も捕まった。

 

「ん?みんな!もうホーリー一族の事は怖がらなくていいよ!」

 

そんなこと言われても、ざわめいてしまう観客。ロシアや万国の兵士はともかく、あの一族に手を出すのはさすがにやりすぎだと思ってるからだ。狂信的にウタを推してはいるが、そこまでする事はないと言う人も出てきた。

 

「大丈夫だって!!」

 

「ごめん、ウタ!僕、そろそろ帰るよ!」

 

少年ヨルエカがウタに言ったがウタは否定した。

 

「何で辛く苦しい生活に戻ろうとするの?ここで楽しく生きていけるのに?それよりさ!誰か上に捕まえておいた人達知らない?ドラちゃん!」

 

「いつの間にかどこかに行ってました。」

 

「もう!なんの為の見張りなの!」

 

「…こんな事が本当に望みなの?」

 

ドラえもんの目は元の色に戻った。洗脳は解けていたのだ。

 

「あれ?解けたんだ。」

 

「君が、何かをしたことはわかってた。」

 

―――――――――――

 

僕は何かをされたのを思ったからのび太君にも知らないふりをしていた。盲点星をのび太君としずちゃんのポケットに入れることがやっとだったけど。

 

「じゃあ、どうして元に戻ったの。」

 

「この子のおかげさ。」

 

「ドラドラ!」

 

ミニドラを僕の回路に潜らせて、強引に洗脳された回路を元に戻した。

 

「ふーん、でも君の道具は私が握ってるよ?」

 

「それはダミーだよ。」

 

「え?あ…」

 

僕の渡したのは秘密道具のダミー。本物そっくりだけど時間が経てば朽ちる。

 

「ウタさん、もうこんなことは辞めるんだ!」

 

「あなたもインタポールの捜査官?」

 

「僕は日本警察の警官でみんなを救いに来た!みんなの心を現実世界に返すんだ!」

 

「コビー警視正?」

 

「え?」

 

一瞬にしてどよめきが走る。え?有名な人なの!?

 

「え?有名な人なの?」

 

「ロッキーポート事件で民衆を救ってくれた英雄じゃよ!」

 

「「そうなんだ。」」

 

ロッキーポート事件なんて、聞いたことがない。未来では消された事件なのかな。

 

「あ、いやァ。」

 

「おい、英雄。俺は能力を使い過ぎた。お前から伝えろ。」

 

「はい。皆さん聞いてください!」

 

コビー警視正が語るところによるとここは、この世界は現実の世界じゃないみたい。ウタの能力によって眠らされてこの世界に来た…、こんな歴史、未来にはないんだけど、もしかしてあまりにもやばすぎて、これも消された?こんなの人類史上最悪の事件じゃないか!!

 

「皆さんは騙されているんです!ここから脱出するべきです!」

 

「…ウタ!本当に騙して閉じ込めたの!?}

 

「だましてない!私はみんなを騙してなんかいないよ!違うよみんな!私はみんなが幸せになれるように導いてるだけ!」

 

「でも、実際そいつ操ってたよな。理不尽に。」

 

「ここはみんなが望んでいたとこだよ!もうこんな醜い時代はおしまい!平和で自由な世界が来るんだよ!」

 

パン!!

 

そしてウタが手を鳴らすとお菓子やいろんなものが出てきた。

 

「最高でしょ!ひどいことする人や病気や苦しみはないんだよ!」

 

「うん、ここで生きて行った方が幸せか。」

 

「私も!」

 

「でも仕事があるし。」

 

「だから仕事なんてしなくっていんだよ!勉強だって!」

 

「それでもずっとは困ります!!」

 

「頑張ってきたこともあるし…」

 

「遊んでばっかりってのもなァ。」

 

「お家に帰りたい。」

 

「社会が全部変わっちゃうのは…」

 

「ついていけないかも。」

 

1人、また一人とウタの世界を否定する人が出てきた。好きな仕事をやったのにそれを全否定されても困るんだよね。いくらウタの言葉でも…

 

「ウタさん。あなたの計画は中止すべき。」

 

「ちょっと黙って。みんな!みんなは自由になりたかったんじゃないの?病気やいじめから解放されたいって言ったのはウソ?こんな時代から怯えなくて済む毎日が欲しいって言ってたじゃない!!」

 

ウタから翼が生えてきて空を飛んで訴えた。この感じは嫌な予感がする。ウタは少し焦ってる気もするし。

 

「帰りたいっつってんだろ!!」

 

1人の男性の言葉が会場をシーンとさせた。ストレスから解放はされたいけど、言われるとなんかいやになる、人はそういう生き物だしね。

 

「そんな言い方ないでしょ!?」

 

「そうだよ!ウタはみんなのためにやってくれてんだよ!?」

 

「オレ、頼んでねェし。」

 

「私も。」

 

「あんたらうるさい!!」

 

「私はウタに賛成。」

 

「やだよ。」

 

「学校好きだもん」

 

「今関係ないでしょ!」

 

「関係なくない!」

 

「やりすぎなんだよ!ウタは!!」

 

「ひどい!」

 

さっきよりも賛成派と否定派が苛烈な戦いをし始めた。ダメだ。そんな言い争いをしたら!!ウタの心が!!

 

「そっか!ごめん、わかったよ!!もっと楽しいことにすればいいんだねェ!!」

 

ウタは虹色の水を発生させて、観客たちをアイスやお菓子、人形に変えてしまった。僕、コビー君、ブルーノさんはドアドアの力でなんとか難を逃れたけど…ウタの心は完全に壊れてしまった。

 

――――――――――――

 

「何とか逃げられたが…」

 

「お前、誰だべ。」

 

「ん、ブルーノ!」

 

ブルーノさんがマスコット化した…っていうか!!

 

「ドラえもん!?」

 

「あ、のび太君もみんなも無事だったんだね!」

 

「無事だったんだね!じゃないよ!こっちのセリフだって!!」

 

「わりいわりい。何とかこの子のおかげで治せたんだ。」

 

「ドラドラ!」

 

ドラえもんはミニドラで脳回路を強引に戻したらしい。ご、ごり押し過ぎてドン引きなんだけど

 

「どうやら、説得は失敗したようだな。」

 

「そっちは」

 

「見るべ。」

 

「うおオオオ!」

 

「戻って来たのね。ドラちゃん。」

 

「うん、ごめんね。みんな。」

 

ま、人数は集まった、ロシアの偵察隊と万国の人達が協力してくれるらしい。麦わらの一味も、戻ってきてる。ちなみにチョッパーは戻って来た時にサニーとぶつかった。

 

「ロビンさん、ウタを倒す方法は分かりましたか?」

 

「ええ、昔の記録によるとウタウタの世界に取り込まれた者は自分の力では現実に帰ることはできない。確実に。」

 

…うっそ、何の希望もないじゃんそんなの。

 

「ただし、ウタウタの実の能力者がトットムジカを使えば、チャンスは訪れる。」

 

「トットムジカ?」

 

「何それ?」

 

「響きは悪いけど。」

 

「古代から続く人の思いの集合体。寂しさや辛さなどの心に落ちた影。魔王と呼ぶときもある。」

 

それは兵器なの?ロビンさんは触れてはいけないものとしか読み取れなかったみたい。

 

「そのタブーをウタウタの実の能力者が使った時、どんなチャンスが?」

 

ロビンさんが読んだ記録によると、トットムジカを使い呼び出された魔王はこのウタウタの実によるウタワールドだけじゃなく、現実の世界にも姿を現すらしい

 

「そのため、魔王を接点として、ウタワールドと現実世界がつながってしまうらしいの。」

 

その時に魔王を2つの世界から同時に攻撃すれば魔王を倒してからウタワールドを消すことができるらしい。

 

「ほんとかい?」

 

「うまくいった事があるから記録として残してるんだろ。やってみるしかねェ」

 

「で、でもさ!僕らはここにいるんだよ!?現実世界は誰が攻撃するんだよ!!」

 

スネ夫の疑問ももっともだ。

 

「攻撃するといや、日本警察かインタポールかCP…」

 

「無理です。スペード班ならともかく警察機関は一般市民がいる以上手は出せません。折角の情報ですが現実世界に誰かいなきゃ。」

 

「旧ボンゴレの人達は?」

 

「残念ながら、彼らもこちら側にいます。アルコバレーノの皆さんも。」

 

「その通りだぞ。」

 

「いや、普通に出てこないでよ。リボーンさん。」

 

リボーンさんがどこからともなく現れた。頼みの綱だったのに。

 

「師匠たちは?」

 

「人形になっちまった。」

 

「ええ!?」

 

それにしても日本警察の諜報力すごすぎない?ボンゴレの情報誰も知らないはずなのに。アルコバレーノもマフィアだけの情報なのに。

 

「他の戦力は…あ。」

 

恐竜人、人魚族の事は黙ってないといけないんだった。でもバンホーさんやソフィアさんの力でも無理か。

 

「ってリボーンさんいないし。」

 

「一人いる。」

 

すると、声が聞こえた。ゴードンさんだ。べポが運んできた。

 

「誰だ?あのおっさん。」

 

「ウタの育ての親だって。」

 

「「「「は!?」」」」

 

「おい、一人いるって誰の事だ?」

 

「シャンクス。」

 

鈴斬様が!?

 

「シャンクスゥ!?}

 

「シャンクスが来れば、現実世界のウタを止めてくれるはずだ。」

 

「おっさん、シャンクスとウタにやっぱ何かあったのか?おっさん!」

 

するとルフィさんは、多分ウタの所に向かっていった。

 

「のっちゃん追いかけて!!」

 

「僕が!?」

 

「師匠をほっとけないでしょ!!」

 

「しずちゃんはこないの?」

 

「ウチは、ウタとシャンクスの過去聴きたいから。」

 

「ねぇ、それって僕損な役回り押し付けられてない?」

 

「……いいからいって!」

 

「うわ、もう黙った時点でわかったよ!わかった。行くよ!」

 

僕は走った。でもルフィさんの姿は見えなかった。話してたって事もあるし仕方ないか。

 

 




雷神「終わり。」

ウタ「次々回あたりに昔のカランドが出るね。」

銀「カランド?」

雷神「トットムジカの事。」

銀「つうことは魔王と和解したのかよ。」

ウタ「ま、ルフィが強引にだけど。」

銀「そうか、しかしまぁ、ドラえもんの治り方、強引だな。」

雷神「不思議のラビリンスの応用的な?」

銀「それはそれでやれっての」

雷神「それもそうか…ってあれ?ウタは?」

銀「どっか行ったぞ?」

雷神「え?そなの?ま、いいかでは次回もお楽しみに!」
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