ドラえもん のび太の彼らとの大冒険   作:雷神 テンペスタ

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映画版ではミクジンが助けて陸地に着きますが、まぁ違います。

サブタイにもあるように彼女が出てきます。シンドバットは普通におじいさんですが。

視点はのび太、しずちゃん、のび太、しずちゃんです。


第92話ドラビアンナイト~大砂漠とモルジアナとシンドバット~

「昨日火の玉を見た?」

 

航海を続けて3日が経って、まだしずちゃんが乗った奴隷船の姿は見えてこない、というか陸地した陸地が見えてない、地球の海がこんなに広かったっけってくらいに…そんなときにスネ夫が昨晩火の玉を見たらしい。

 

「本当だってば!火の玉がうようよ浮かんできてこっちに来たんだもん!」

 

「ドラえもん、なんか出した?」

 

「いや?でもそれがもし本当ならこの変に広い海も鑑みても…架空世界と現実世界の間の壁がぼやけてきてるのかもしれない。」

 

ということはアラビアンナイトの世界に入りかけたって事!?この地球の海がこんなに広い理由もわかった。

 

「でも陸地が見えなきゃ…」

 

「…あ、見えたわよ!」

 

僕がそう言った時に美夜子さんが甲板の向こうを見ながら叫んだ。そっちを見ると大砂漠がある陸地がある。

 

「…地球にあんな大砂漠なんてあった?」

 

「エジプトでもあんなものは見た事がない。」

 

「このボロ船ももう消耗激しいからね。」

 

ボロ船はもう、船底には穴が開いて、ドラえもんの道具で補強してる。こんなに余裕そうにしてるけど結構焦ってた、あと1日でこの船ぶっ壊れるってルフィさんが言ってた。

 

――――――――――

 

「それでは私達もこの辺で…」

 

おじいさんたちはここで別れた。警戒していたおかげでこの人たちからは何もされなかった。時々ドラえもんのポケットを狙ってたけど、ルフィさんの覇王色の覇気で毎回気絶させてた。

 

「そう言えば、この帽子さ。ぶかぶかだったんだよね。」

 

とドラえもんが急にそんな事を言いだして、笛を吹いたら帽子が伸びだした。蛇使いみたいな事が出来たんだ。…それ最初から言ってよね。この中で一番小さいスネ夫が帽子の先端に乗って、上から砂漠を見てもらうことにした。

 

「スネ夫!何か見えっか?」

 

「ん?あ!湖!!海みたいにでっかい湖がある!!」

 

ドラえもんはゆっくりとおろしてそっちに向かう事にした。スネ夫が自信満々で案内するけど、行けども行けども、砂漠の砂ばっかりだった。

 

「…ハァ…ハァ!!」

 

「お、いスネ夫…それどこに…あんだよ…」

 

体力を使いまくって、すごくのどが渇いたけど…ドラえもんはこんな時に限って[どこでも蛇口]や[グルメテーブルかけ]をメンテナンスに出していて、飲み物や食べ物を出す道具を持ってない…だから最初から言え!

 

「人魚族に行くときのあの家みたいなの無いの?」

 

「…はは?」

 

「あ、うん、もういいよ。」

 

「それにスネ夫君が見たのは蜃気楼だよ。」

 

「光のいたずらでありもしないやつを見せる幻の?」

 

「…ごめん。」

 

「火の玉の次は蜃気楼か…スネ夫疲れてるんじゃない?」

 

「…そうかも。ドラえもんちょっと中に入っていい?」

 

スネ夫はそう言って、ポケットの中に入った。地下世界の時のノイローゼなのかな。僕達はスネ夫を休ませて、歩いていく。

 

――――――――――

 

「…あーあ、マジであのひげ親父叩き潰してやりたい。モルちゃんも思わない?」

 

「なかなか怖い事言いますね。」

 

うちが絵本の中で迷子になってからあのひげ親父に捕まって、奴隷にさせられてから船が難破して、この大砂漠に上陸して何日かも忘れた日にオアシスで泳いで、あの親父の愚痴を同じ奴隷になってたモルちゃんことモルジアナに言った。

 

「モルジアナも強いんだから叩き潰せばいいのに」

 

「…何されるかわからないですから。」

 

真面目なこの子にはもっと自由になってほしい。モルジアナの戦闘能力はうち以上なのに勿体ないんだけどなァ。9歳の頃に別の奴隷商に買われてから暴力のに次ぐ暴力で奴隷商には逆らえなくて、恐怖心を与えられてるらしい。

 

「ま、うちも逃げれてない訳だけど。」

 

あいつは不思議な力があって、うちとモルちゃんに何かをして拘束している。モルジアナが言うにはこれはルフの力を借りた魔法らしい。みっちゃんの魔法とはちょっと違うけど。

 

「あの方は強いルフに守られています。私やしず様の格闘じゃかないません。」

 

「そういうもんかぁ。」

 

「逃げようと思わねぇようだな。」

 

と小汚い声がうちとモルちゃんの会話に加わった。ひげ親父。…名前はアブジル、アラビアンナイトで出てきた奴隷商。

 

「普通に話に加わんなひげ。」

 

「け、可愛げのない女だ。」

 

「乙女の会話を盗み聞いてる変態親父に言われたくなーい。」

 

「この小娘が…!!まぁいい。お前らを傷つけると王宮に高く売れねぇからな」

 

「べろべろバー」

 

「挑発しすぎですよ?」

 

もし、モルちゃんに手を出したら魔法を突き破って噛みついてやる!モルちゃんの見た目は猫目で無表情だけどむっちゃ可愛い。左側にサイドポニーにした長い赤髪を持つし、助かったらこの子をモデルとして服をめっちゃ着せてやりたい!!助ければだけど。

 

――――――――――

 

次の日、ドラえもんの帽子で砂嵐から身を守ってた。太陽がこれでもかと威力を発揮しててクソ暑い。いい天気なのはいいんだけどさ、もっと手心ってもんをさ。

 

「天候に文句言っても仕方ないでしょ。」

 

「それはそうだけどさ。」

 

「ジャイアン、大丈夫?重くない?」

 

「うん、あんまり大丈夫でもないけど、ほったらかしにはできないだろ。」

 

ジャイアンはスネ夫をおぶって移動してる。ポケットから出てきたけどやっぱり元気はないからジャイアンがおぶってるんだ。

 

「いつも以上にやさしくて君の友情にはジンと来るよ。」

 

スネ夫はジャイアンに泣きながらお礼を言っていた。何だかんだで二人で行動してるジャイアンとスネ夫。僕も泣きたくなるね。

 

「ハァ…ミズゥ…」

 

ルフィさんは木の棒を持ちながら死にかけてた。タケコプターがあればいいんだっけど、うん、まぁいつも通りバッテリー切れになって、回ったからやめてた。この暑さでタケコプターのバッテリーがオーバーヒートしちゃったらしい。

 

「バードキャップは?」

 

「…ハハ?」

 

「うん、わかった。」

 

「…ん?」

 

「どうしたの。る…え?」

 

「…僕耳までおかしくなった?」

 

空の彼方から大きな巨人が飛んできた…いや、あれは瓶の魔人?シンドバットの冒険で見た事がある。

 

「僕だけじゃないの!?」

 

「そうだよ!僕達にも見えてる!!」

 

僕達はさすがに巨人相手…

 

「ギア2…JET(ピストル)!!」

 

とルフィさんが攻撃して、巨人はぶっ倒れた。う、うわお…流石ルフィさん物怖じせずにぶっ倒した。

 

「ぼ、僕らはついにアラビアンナイトの世界に入っちゃった!!」

 

「それ、ルフィさんが攻撃する前に言わない?」

 

「ルフィ!手当たり次第にぶっ倒さないでよ!!その巨人が味方だったらどうすんの!?」

 

「…それもそっか!」

 

巨人は何事もなかったかのように起き上がって僕達を掴んだ。ダメージ全く入ってないって事っすか!?あのルフィさんの攻撃を喰らっても!?僕達は運ばれていく、巨人はスピードをあげながらどこかに向かっていく。

 

「ねぇ!あれ!」

 

ちょっと元気になったスネ夫が地平線の方を見て叫んだ。あれは、なんかめっちゃ光ってる…そこに向かってるんだ!!

 

「黄金の宮殿だ!」

 

巨人はそこに近づくとゆっくり降りていく、僕達をまた掴んで優しくおろしてくれた。

 

「ありがとな!攻撃して悪かった!」

 

ルフィさんが謝ると気にしてないと首を振ってどこかに消えた。僕達は宮殿の中を見ると、噴水やらライオンの像が置いてあった。…ん?噴水?

 

「水だ!!」

 

「やっと水にありつけるわね!!」

 

「うっほぉおぉぉ!!」

 

ルフィさんは腕を伸ばして先に入る僕達も後に続いて、入って水を飲むめっちゃうまい!!僕達は生き返ったとばかりに水を掛け合った。水のありがたさ

 

「ガオオオ!!誰だ!何しにここへ来た!」

 

「ら、ライオンが口をきいたぞ?」

 

「ここの主?」

 

「お前、人間だろ!」

 

ルフィさんはライオンに向けて叫んだ。人間!?見聞色の覇気でわかったって事かな?

 

「おぉ?よくわかったね。久々のお客なもんでついつい」

 

とへらへらしたライオンは二足歩行になって、パッと煙が出てきておじいさんが出てきた。

 

「私はこの宮殿の王。シンドバット。人は船乗りシンドバットと呼ぶ男じゃ!」

 

…え?あの船乗りシンドバット?イメージと違うなぁ…いやまぁ彼も人間だし、老いていくのはそうだろうけどさ…なんか少しがっかり、ずんぐりむっくりであの映画の王様みたいじゃん

 

「でもまさにアラビアンナイトだ!」

 

「《アラビアンナイト》?何だね?それは。」

 

「あ、千夜一夜物語ができるのはもっと後の時代だからわからないか。あのぉ、ちょっとお尋ねしますけど。」

 

「ああ、わかった。一人暮らしは寂しくはないと言うんじゃろ?」

 

「違います。」

 

「たくさんの魔法グッズに囲まれてるから毎日が楽しいよォ」

 

「だから違いますって!!」

 

「なんかルフィにそっくり。」

 

「何でェ?」

 

話を聞かずに宮殿の中に入るシンドバット。違うそうじゃないって!!

 

「わしのコレクションを見せてげよう。」

 

「だから違います!僕達が聞きたいのは!」

 

結局話は聞いてもらえずにコレクションを見せられた。最初は【空飛ぶ木馬】昨晩これに乗ってたら僕達を見つけたらしい。だからここに連れてきたらしい。

 

「そのことはありがとうございます!」

 

「ところで僕達が聞きたいのは…「わかった!あの巨人の正体だろ?」

 

「話聞けクソジジイ」

 

「口が悪いわよ。」

 

「それはこの…【瓶の魔人】。蓋を開けた者の言う事を聞く、だが強すぎて使いこなすのが難しい」

 

だからルフィさんの攻撃で倒れても涼しい顔してたんだ。納得がいく。

 

「そしてこっちは脅威の大宇宙パワーで力を得た【ランプの精】3つだけどんな願いもかなえてくれる。しかし、生物殺害、生物創造、死者蘇生、恋愛事はかなえられないんじゃ。さぁ、こすってごらん。」

 

「はい。」

 

ドラえもんは渡されたランプをこすると…

 

「うおーーい!!ランプの精。ジニーさんでーーーす!!お、これはこれは、タヌキが歩いてるのは珍しい。」

 

「ぼ、僕はタヌキじゃない!!」

 

お約束のやり取り。

 

「ていうかシンドバット!久々だね。10年間ランプの中に居たから首がガッチガチだわさ!うーーんうお!!気分最高!!」

 

青い肌をしたランプの精はめっちゃテンションが高い。そこかしこを飛んでいる。ていうかまんまあの映画のあのランプの精そのもの名前出せないけど。

 

「彼は自由を得ているが、時々ランプの精の仕事をやっとるんじゃ。昔は自由がなく、ある王子になった青年に自由を得たんじゃ。」

 

あの映画って、千夜一夜物語を原作としてるって聞いたことあったけど、繋がってたんだ。シンドバットの世代と一緒だとばかり思ってた。

 

「んじゃ、また眠るね~お休み~!」

 

「中に戻っちゃった。」

 

「自由過ぎてルフィ以上。」

 

「ウタはさっきから何でおればっかいうんだァ?」

 

「自由の権化が何言ってんの?」

 

「そうかぁ?」

 

「あ、あの、これは重要な質問なんですが、僕達がはるばる来たのは女の子を!」

 

とやっとスネ夫が本題に入ってくれた。シンドバットは心当たりがあるみたいで宮殿の中に案内された。よかった、しずちゃん保護されてたんだ!と僕達は座らされて、ご飯を出してくれた…ん?

 

「いい女の子達が揃っておるよ?」

 

「揃っておる?」

 

「さあ出ておいで!」

 

と出て来たのはアラブの映画でよく見る踊り子だった。ロボットみたいでネジ巻き式らしい…ってやっぱり違うじゃん。

 

「違います!!僕達は奴隷商人に攫われた女の子を捜してるんです!!」

 

「何だってェ!?大変じゃ!なぜそれを先に言わん!」

 

「喋らせてくれなかったんだもの!!」

 

「【空飛ぶ絨毯】!」

 

と絨毯が飛んできた。この絨毯はあの映画に出てきたあの絨毯と違って、ピンク色の絨毯だ。これに乗って、しずちゃんを捜す。ジニーに応援をしてもらって、探してもらったら、すぐに見つかった。しずちゃんとなんかもう一人の女の子が奴隷商人から魔法で拘束されてるらしい

 

―――――――

 

「おじさんはね。ほんとは優しい人なんだよ。」

 

「キモイ。」

 

「おい、調子乗ってるとその身体を「なおキモイ。」

 

マジで鳥肌が立った。なに急に発情してくれてんの?マジでもう何か普通に生理的に拒絶反応が出てきた。モルちゃんがいるから強気でいるけど、一人だったらやばいかも

 

「…まぁいい。これは約束してね。さあ言いなさいご主人、私の身体を好き勝手にしていいって。」

 

「子供相手に行ってるロリコンクソひげに言うわけないじゃんバカなの?死ね。」

 

「…ううっ!!この強情者!!きつくしてやる!!」

 

と言ってクソひげが動かなくなった。よく見ると紐みたいなのに身体を締め付けられてる。

 

「しずちゃん!」

 

「のっちゃん!?それに師匠にみんなも!」

 

のっちゃん、師匠、みっちゃん、すーちゃん、ウタ、スネ夫、ジャイアン、ドラちゃんが知らないおじいさんと絨毯に乗りながらこっちを見てた。

 

「助けに来てくれたんだ。」

 

「うん!」

 

クソひげが動かないのはドラちゃんの笛で動いてる縄みたいなのだったんだ!そしてのっちゃん、スネ夫、師匠、ジャイアンが下りてきた。でもクソひげの魔法ですぐに捕まっちゃう。あ、師匠が居るんだなら。

 

「師匠!!こいつに覇王色をありったけの力でぶつけて!!」

 

「な、なんだよ?「早く!!」わかった。」

 

「なんだ貴様ら、こ「黙ってろ」……」

 

クソひげの意識は師匠の覇王色で意識を刈り取られた。ふぅ…一安心。

 

「あ、しずちゃん!」

 

「ありがとね。来てくれるって信じてた!」

 

「…安心したよォ!!」

 

「ちょ、のっちゃん!?」

 

のっちゃんが泣きべそ掻きながら抱き着いてきた。うわ、泣き虫を卒業したのっちゃんが珍しい。…いやまぁうれしいからいいけどね。のっちゃんに心配させすぎちゃったなァ。みっちゃん、ウタ、すーちゃんに睨まれる…って思ったけど、3人共優しい顔してた。今回だけは許してね。

 

「僕のせいでごめんね。」

 

「そこは気にしてない。この子が居てくれたし。」

 

うちは名残惜しいけどのっちゃんを離してからモルちゃんに近づいて言った

 

「その子は?」

 

「うちと一緒にこのロリコンクソひげに奴隷にされてた子なんだ。」

 

「…しめるか。」

 

のっちゃんは泡吹いて倒れてるロリコンクソひげに言った。それはうちの仕事だからと断った。倒れてる間にぼっこぼこにするつもりだしね。

 

「名前はモルジアナ。何か戦闘民族らしい。」

 

「どこのサイヤ人?」

 

「違うって。」

 

「…皆さま助けていただきありがと…ござい…ま…す?」

 

モルちゃんがのっちゃんの顔を見て固まった。めっちゃときめいてる?…およよ?このパターン見たことあるぞよ?即落ち二コマ?

 

「私を貴方の奴隷にしてください!!」

 

「どういう事!?」

 

「「「「それ色々とアウト!!!」」」」

 

モルちゃんらしい言い方だけどそれはダメ!?あ、あれ?急に視界がぼやけてきた?

 

「…しず!!」

 

あちゃー、これは無意識に緊張してのかもなぁ。モルちゃんを助けたかったのもあるし、あのひげを警戒してたし。ぼっこぼこにしたかったけどぉ。これでうちの意識はここで終わった。




雷神「はい終わり」

銀「またぶっこんだな。」

雷神「前書きでも言ったけどやっぱり、モルジアナは外せないなって。」

銀「おれがいってのはジニーの方だ。」

雷神「名前だしてないからギリセーフ。」

ウタ「なんか危険な香り。」

雷神「そういう事言わんといて。」

ウタ「それにしても、のび太のハーレムメンバー膨大になってる。」

雷神「ドラえもんの映画だけじゃなく、SAO本編もいるからねハハハ。」

銀「まあいいが、のび太さされないといいな」

ウタ「まぁ、大丈夫じゃない?ハーレムメンバーの友情も堅そうだし。」

銀「それもそうだな。では次回もお楽しみにな。」

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