因みに最初ら言えって話ですがドラビアンナイトはしずちゃん視点てんこ盛りになってます。
視点はしずちゃん、モルジアナ、しずちゃん
「ああ?奴隷は奴隷らしく!俺の言う事を聞いとけばいいんだよ!?」
うちとのっちゃん、シンドバット王、アリババとみっちゃんが黄金宮の中に駆け付けると、クソひげがモルちゃんを甚振っていた。ってなんてことになってんの!?師匠、ジャイアン、スネ夫、すーちゃん、ドラちゃん、ウタは見ているだけだった。どうして!?
「師匠たちなんで止めないの!?」
「おれだって止めたさ。」
「モルジアナがそれを許さなかったんだよ。」
「恐怖を克服したいんだって…」
…奴隷商人に恐怖を与えられていたモルちゃん。気持ちはわからなくもないけど、だからってサポートなしであいつに挑むのは…
「あいつは強いって言ったのはお前だろ?」
「そりゃそうだけど。」
モルちゃんにとって奴隷商人は恐怖の元凶。あのクソひげもモルちゃんには暴力をしていた。性的な意味では何もされてなかったけど。
「しず姉、モルちゃんを信じよう?あの子。あのおじさんに挑む前にこう言ったんだよ?」
『あのクソひげには私が徹底的に叩き潰します。』
…ははッ。それうちが言ってた言葉じゃん。そうだよ。たった二週間の仲だけど、モルちゃんは確かに奴隷商人に対する恐怖心こそある、だけどあの子の心は全くもって屈してなかった。でもこれだけは言わせてほしい!!
「モルちゃんそんなクソひげに勝ったらのっちゃんが抱きしめてあげるって!!」
「僕…!?ってなんか闘志が燃え上がった!?」
のっちゃんを犠牲にモルちゃんのやる気が満ち溢れて、クソひげをぶん殴って吹っ飛ばした。うっし、これで負けやしないでしょ!
「モルちゃんが頑張れ!」
「はい!!」
――――――――
「何だ急にぶん殴りやがって!!粋がるなよ小娘!!」
アブジル様…いえ、クソひげと呼んだ方がいい。クソひげに甚振られてたけどしずちゃんからのエールで私のやる気は十分に高まった。のび太様から抱擁ですか…俄然やる気が出てきました。
「ふん!あんな小娘の言葉一つでこの俺に歯向かう気か!!」
「うるさい。あなたに対するヘイトはあの時からずっとありました。」
9歳からジャミルに奴隷にされ、金がないと去年にこの男に売られるまで私は恐怖心でいっぱいだった。いつ死んでもいいと思ってた。けど2週間前にしずちゃんと出会った。
『あんな奴に負けんな!いつかうちの仲間が助けてくれるから!』
最初は何を世迷言を言ってるんだって思ってた。助かりっこない。あの男の魔法に負けてるのに何でこんなに強気でいるんだって思っていた。けど、2週間の交友でこの子の心は頑丈で、正義の塊だって事に気づいた。
「小娘が生意気な!!貴重な【ファナリスの民】だと聞いて買い取ったのに!!命令をあの小娘が来た途端にやめやがって!!」
「私はあの子のおかげで助けられました。だからこそあなたを打ち破って…自由を手に入れます!!」
私は足に力を入れて思いっ切り飛びクソひげの懐に入ってパンチをお見舞いした。しかし、奴は魔法でそれを相殺した。
「眷属器も神器も精霊も宿してもないただのファナリスに俺が負けるか!!
「あガアアアアア!?」
電撃が私の身体を痺れさせる。確かに私は何も持っちゃいない!!それでも!クソひげに負けてたまるかあああああ!!!
「うおオオオオオ!!!」
【そなたの心意気しかと見た。】
「え!?」
「お、アモンが認めるの珍しいじゃん。」
【やかましい!アリババ。わしを表に出せ。】
「はいはい。顕現せよ!!【礼節と厳格の
アリババさんが唱えると、仙人が出て来た。あれは第7迷宮の
「
「カシムのバカ兄貴と一緒に居たのに聞いてなかったのかよ。」
「あ!?」
「俺は、アリババ・サル―ジャだよ。」
「ば、バグダッドの第三皇子だと!?」
なんと、それは聞いてなかった。
「先も言うたが、そなたの心意気気にいったぞ。」
「
「誇れ、これはわしからの餞別じゃ。」
そう言われた瞬間に私のついてる足枷が強く光った。足枷は金色になり炎の文様が刻まれた。
「
「ありがとうございます。」
「健闘を祈る。」
「はぁああああああ!!!!」
私は再びクソひげに向けて蹴りをお見舞いする。油断してたひげは燃やされながらまた吹き飛んだ。
「あっちいいいい!!!」
「さっさと来てください。まだまだこれからですよ?」
「ふざけるな小娘がぁああああ!!」
奴は魔法を打ち込んでくるけど、遅く感じた。それに今気づいたけどあいつに感じてた恐怖心がない。
「いかないんだああああああああ!!」
「ぶべらあああああああ!?」
渾身の飛び膝蹴りをひげにぶち当てた。あいつは鼻血を出しながら失神した。
――――――――
「モルちゃんが勝った!!」
すごい!あの
「モルちゃん!!やったね!!恐怖心に勝てたんだ!!」
「ありがとうございます!!しずちゃん!」
綺麗な笑顔でこっちに走って来た。やっぱりモルちゃんは可愛い!笑顔が一番だ!
「あ、ルフィさん、ドラえもんさん、直さん、ウタさん、スネ夫さん、ジャイアンさん。私のわがままを聞いていただいてありがとうございました!」
モルちゃんは6人にお礼を言っていた。
「気にすんな!」
「うん、見事な戦いだったよ!」
「かっこよかったよ!」
「すごかった!!」
「一時はどうなるかと思ってたけど。」
「あっぱれだ!」
6人はそれほど気にしてなかった。むしろ戦いぶりを褒めてた。すっきりする戦いなんて久々見た気がするし。
「まさか、アモンに気に入られるとは思わなかったぜ。」
「見事な戦いぶりじゃった。」
「すごいの一言ね。」
シンドバット王、アリババさん、みっちゃんもあの戦いには感銘を受けたみたい。そりゃそうだね。
「モルジアナさん。おめでとう!」
「のび太様…はい。」
「へ?」
とモルちゃんは腕を大きく広げた。ふむふむ、これはのっちゃん気づいてないな。全くこのバカは本当にうちはのっちゃんの後ろに回りとんと押した。
「うわ!」
「しずちゃんありがとうございます。」
「なんのなんの」
のっちゃんとモルちゃんは抱きしめ合う…というかモルちゃんがのっちゃんを力いっぱいに抱き着いてる。うわお、もるちゃんのお胸にダイレクトアタックされてる顔が。
「ってそれはいいがバカ兄貴はどこ行ったんだ?」
「あ、カシム?」
「「「ぎゃあ!?」」」
じゃらじゃら!!
「捕まえたぞ。」
叫び声と何かが落ちた音と師匠の声が…ああ、もう捕まえたのね。よかった。師匠は腕でカシムとその部下2人を捕まえていた。
「ようバカ兄貴。」
「げ、アリババ。」
「親父が待ってるぜ。」
「う、うっぐぐ…」
これで一連の騒動はあっさりと終わった。シンドバット王は忘れ薬を飲まなくていいって言ってくれた。今度からはこの宮殿を観光スポットとして運営してくらしい。
――――――――――
「どうしても帰るのかね?」
「はい、しずちゃんは無事でしたし。家族も心配しますから。」
アブジルたちは、アリババさんが連れて帰ることになった。そしてうちらは帰ることになる。あ、ちなみにモルちゃんも一緒に帰ることに決まった。あの2人がカンカンになりそうだけど、モルちゃんは大事な仲間だしね。シンドバット王と一緒に暮らす手もあったけど、シンドバット王が断った。
「そうか。家族か。」
シンドバット王は少し寂しそうだった。ずっと一人だって言ってたし寂しかったんだろうしなぁ。
「シンドバット様。」
「…ジャーファル!?それにおぬしらも!?」
すると、声が聞こえて、若々しい人が立っていて、その後ろに7人立っている。
「俺が呼んだ。」
「アリババ。ありがとう。ジャーファル、マスルール、ヤムライハ、シャルルカン、ピスティ、スパルトス、ドラコーン、ヒナホホ…その久しぶりだな。」
「この宮殿に住まわれて20年ですしね?だいたいあなたは!!」
とジャーファルさん?はお説教をシンドバット王にしていた。
「あいつも生き生きしてるぜ。」
「あなたは?」
「俺はドラコーン、こんな成りしてるが人間だ。」
ドラコーンさんは竜のような姿をした男性でシンドバット王の眷属器でこの姿になってるらしい。
「シンドバットは昔から一人でなんでもしちまうんだ。世界の理を破って、ルフを消そうともしたしな。」
「え!?」
「ま、アリババとアラジンが止めたから何とかなったが。」
「そ、そうなんですか。」
「いいですね。1年に一回はかえって来てください!!」
「善処する。」
「あ?」
「前向きにする!」
「よろしい」
お母さんじゃん…
「ってまたすぐに来るよ?」
「そうなのか?」
「うん、タイムマシンならすぐですから。」
「そうだ!今度シンドバットの絵本を持ってきますよ!アリババと40人の盗賊も!」
「おお、そりゃ嬉しい。約束したよ。お前たち彼らは…」
「アリババ様から聞いてます。」
「そうか。」
「その時はまた我が社のツアーをご利用くださいませ!」
と緑色の幽霊みたいな子が喋った。なんでもこの子に連れられてこの時代に来たらしい。それにのっちゃんや師匠たちが何でもやっちゃうから普通に暇だったらしい。
「肝心な時に幽霊みたいに現れたくせに。」
「あ、またそうやってバカにして!ふんだ!」
あら、可愛い、すねちゃった。うちらはそれを見て笑ってから未来に帰る。
―――――――――
「静香様アアアア!!!」
「おっと、心配させてごめんね。まやちゃん」
「いいんですぅぅぅぅ!!」
と大号泣でまやちゃんが抱き着いてきた。心配させすぎちゃってた。いつも冷静なまやちゃんまで泣かせちゃって。
「罪な女よね。うちって。」
「調子に乗ると凍らしますよ?」
「うお、戻った。甘えんぼまやちゃんでもいいんだぞ?」
「も、もう甘えたりしません!」
とぷんぷんと小さく叩いてくる。
「ごめんごめん、ただいま。まやちゃん。」
「はい!おかえりなさい!!」
抱き着くまやちゃん。落ち着いてからうちらはアラビアンナイトで起きた事を軽く説明した
「ではよろしくお願いしますね。モルジアナ様。」
「はい、よろしくお願いします!」
モルちゃんとまやちゃんは握手をしたけど、その目は闘争心でいっぱいだった。まぁ、のっちゃんの事が好きなライバルでもあるし。そこは仕方ないか。モルちゃんは10歳、すーちゃんとまやちゃんの同い年だしね。
「しかし、のび太様も静香様も魔法が使えるようになろうとは。」
「それは僕も驚いてるよ。流石に心の声は聞こえないけどね。」
「これは私と万陽奈の特権よ。いくら魔法を覚えたからって覚えられるもんですか!」
と鼻高々に言うみっちゃんの規格外な魔法を見てると納得しちゃう。魔法の修行も向こうでする事になってるし。
「煌帝国にも行ってみたいし。」
「マジで観光も考えようか。」
「おれも行かせろよ!」
「もちろんさ。」
「……」
とすーちゃんがなんか浮かない顔してる。どうしたんだろ?とここでうちが攫われたアラビアンナイトでの冒険は終わった。新しい仲間も手に入れたし。よかったかな?
雷神「はい、終わり。」
銀「モルジアナもレギュ入りか?」
ウタ「なんか膨大ね。」
銀「それに直葉の様子もおかしかったな」
雷神「まぁ。それは次回になればわかるよ、」
ウタ「そうなの?」
雷神「うん、では次回もお楽しみに!
アッパレ戦国大合戦の次は同率だった、日本誕生です。その次はどれがいいですか?
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