俺の日常に妹が追加されるようです   作:Damy

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初めての勉強会

「よ、朱石」

「おっはー、朱羅」

「なんだよ朱羅ー、眠そうだなー」

「ん?どうしたんだ、朱羅。目を見開いて」

 

 エトセトラ。

 教室に入るとそんな挨拶をかわされ、肩を組まれて、軽く肩パンされた。5組男子の面々に。

 なんの罠?と本気で疑ったが、裏があるような表情はしておらず、尊大に眉を顰めた。

 先に登校していた彩斗に答えを求める視線を送ったが苦笑を浮かべるばかりで、何も言ってくれない。

 

「ホントどうした?顔、変だぞ」

「おい、その言い方には悪意があるだろ」

「あはは、わりぃわりぃ」

 

 平静な様子で軽口を叩きあってはいるが、昨日の「放課後デート」の件でてっきり鬼の形相が待っていると思い込んでいたため、内心ですごく戸惑っていた。

 なにこれ、上げてから落とす作戦?ドッキリ大成功のパネルとか用意されてるのん?

 周囲を見渡すがそんなものはなく、代わりに那由多と目が合った。

 

「あ、朱羅ーちょっといい?」

 

 と、おくびれることなく話しかけてくる那由多。なんなら手首を掴まれて教室の外へと連れ出されていた。

 お、おい……そんなことしたらぁ……と、『反朱石 朱羅同盟』──俺をさっきまで取り囲んでいた奴らを怯えた目(誰得)で見たが、変わらずフレンドリーな笑顔を浮かべていた。なんなら「いってらー」と送り出す奴までいた。

 

「お、おい那由多……あれ何、あれ誰、あそこは5組であってる?パラレルワールド!」

「そう、ここは平行された世界。私も今朝起きてから───って言うわけないでしょ……ちょっと落ち着きなよ。これは日常ものなんだから。作者が狂わない限りはそういうのはないわよ」

「ちょ、おい、メタな発言は──」

「え?なんのこと」

 

 頬に手を当て首を傾げる那由多。おい、そんな仕草普段はしないだろ……

 ってかなんだよ作者って……厨二病かな?僕にはちょっとわからないですね……

 可哀想なものを見る視線を向けていると「まぁ、これぐらいにしといて」と自分勝手に那由多は仕切り直した。

 

「朝ね、説得したのよ」

「誰を誰が?」

「男子を、私が。…………ちょっと、疑いの眼差しで見つめないでよ。……照れる」

 

 照れる要素がどこにあった?と、継続して可哀想なものを見る視線を向けたが、何を勘違いしたのか褒めて褒めて、と言わんばかりに堂々と説明を始めた那由多。

 

「朝ね、直々に説得したんだよ『朱羅とはただの幼馴染なの』って。あ、あと『幼馴染が傷つけられちゃう所は……見たく、ないな……』って目を潤わせて言ってみたよ!」

 

 それであの態度に……? あいつらほんとに馬鹿なのでは?

 正直な所那由多がそんなことをしてくれるとは思っていなかった。俺の過酷な状況を笑って眺めて話の肴ぐらいにはすると思ってたぞ……

 

「……そっか、ありがとな」

 

 だが、嬉しかったのは確かなので正直にその想いを伝えておく。あと、小学生の頃のように頭をポンと撫でた。

「にゃ……! うぅ……」という声をたてて俯いてしまったが、跳ね除けられることは無かったので引き続き撫で続ける。

 

「タコ殴りにされるぐらいの覚悟はあったんだがな……」

「え、タコ殴りにされたかったって?」

「なんでだよ」

「ちょっとそういうご趣味の人とは付き合えないっていうか……」

「だからなんでだよ……」

 

 頭を撫でられながら真顔でそんなことを言ってくる様は、どこか可愛らしい。いや、これは気の迷いってやつだきっとそうだ。

 自分を縛めるために手を外すと「……あ」と、名残惜しさを感じる声が聞こえた。何それ可愛──いや、これはあれだ。ちょっとその気になってしまって浮き足立った俺の揚げ足を取りまくり、最大限にからかいまくっておもちゃにしよう、って戦略だなそうなんだな。

 

「ま、貸1ね」

 

 そう言うと、そそくさと那由多は教室へと戻って行った。貸1って……怖い。

 そもそも、『反朱石 朱羅同盟』が結成されたのって那由多のせいじゃ……まぁ、それもなくなったし、もういいか。

 早々に思考を放棄して那由多の後を追って教室へと入った。

 

『おかえり、朱羅』

 

 男子一同による熱いコールが俺を出迎えた。ただただ気持ち悪いだけである。那由多のと冤罪が晴れただけでここまで態度が変わるもんかね……もしかしたら、那由多が俺に言ってないだけで、他にもなにか頼んでいたのか?

 

「朱石くんって、なんかよくない?」

「あーね、ちょいカッコイイかも」

「あ、かもかも」

 

 女子からそんな会話がちらりと聞こえてきた。那由多ありがとうございます……!

 

「あ、朱羅ー今日は放課後デート、どこ行くー?」

 

 世界が、停止した。正確に言うと5組男子(俺を含む)が石化した。

 だが、俺の思考は頭の中を激しく巡っていく。書類の束を抱えたミニ朱羅が見えてきた。

 幸せとは、往々にして儚く、すぐに消え去っしまうものなのだ、と。それ故に、幸せを噛み締めるという言葉は流通し、各所で耳にする。それこそ、味のしなくなったガムとか、アイスのついていないアイスの棒とか並に。

 

『ハァァァァァ!!??』男子一同(俺を含む!)

 

 次の瞬間に外と内で大怒涛が教室と廊下をふるわせた。みるみるうちに男子の顔が、表情が変わっていく。複雑過ぎて表現が難しいが……簡単に言うと鬼になっていった。

 ショック、なんだろうな。俺もだよ……だって女子の話題が「やっぱり朱石くんと那由多ちゃんって付き合ってるのかな」という話題に変わってるんだもん……

 

「おいこら那由多ちょっとこっち来いや」

 

 男子のその大半がショックで未だに動けないうちに、今度は俺が那由多の手首を掴んで教室を出た。キャーという黄色い歓声が後ろから複数聞こえてきた。

 

 ──────────

 

「んで? 俺の期待を上げて落としてそんなに楽しい?随分とまぁ、一緒にいないうちにサドヒストになっちゃってまぁ……」

「……だって、朱羅の人気が、上がってたから……つい」

 

 人気って……あれは、那由多と仲がいいっていうファクターとか、男子に注目されているとか、そういう要素があったわけで俺個人に人気があったわけでわないんだが……?

 それが分からない那由多ではないと思う、んだけど……チラ、と那由多に視線を向けるとそれだけでビクッと肩がはねた。まぁ、悪い事をしたっていう自覚はあるらしい。

 

「はぁ……もういいや」

「あ、ご、ごめ──」

「放課後。デートじゃなくて、かなでに勉強教えてやってくれ」

「ふぇ……? えと……昨日メールで言ってたやつ?そんなので、いいの?」

「俺は数学以外からっきしだからな……やってくれればだいぶ助かる」

 

 自嘲気味に肩をすくませて言うと那由多はポカンとした表情を浮かべた。それから、ふふ、と笑っていつもの調子を取り戻す。

 

「なーんだ、話せばわかってくれんじゃん朱羅ー」

「ちげーよ。お前が話してもわからないから諦めてるだけだ」

「何それひどい!?」

 

 事実じゃん……あ、真実は時に人を傷つけるってやつか。可哀想に。

 

「だから、さっきの貸1はなしな」

「えぇー!それとこれは別じゃない」

「……」

「ひぇ……!ごめん今のなし冗談だよ!」

「どうした?膝が震えてるぞ?」

「……何その強キャラっぽいセリフ」

 

 ぎこちない笑顔をしたまま那由多は先に教室へと向かった。去り際に「さっきの顔を見たら同盟も無くなりそうなもんだけど……」と言っていたがどういう意味なんでしょうね?

 2人して教室へと戻ると、『反朱羅同盟・改』が結成されていたのは言うまでもないだろう。……ハァ。

 

 ─────────

 

「ただいまー」

「おじゃましまーす!」

 

 学校が終わり、勉強中につまめるお菓子やジュースなんかを買ってから帰ってきた。そのため、俺も那由多も制服のままだ。那由多は「帰って着替えてから行くから」と言っていたが、女子(那由多)の着替えは長いことで有名なので、有無を言わさずに連れてきた。

 玄関にかなでの靴が置いていないので、まだ帰ってきていないのだろう。もしくは、昨日言っていた友達と遊んできているのかもしれない。

 

「なんか朱羅の家に来るの久々な気がする」

「そうか?中三の時はよくきたてただろ。受験勉強とかで」

「だからほら、1年は来てないよ?」

「……1年って久々にカウントするのか?」

「するでしょ。ほら、高校生の1年は短く感じるって言うし」

「短いんだったらやっぱ久々ではないな」

「あれ?ホントだ」

 

 基本どうでもいい会話をしながら、慣れた手つきで2階へと上がろうとする那由多を止めた。

 すると、何を勘違いしたのかニヤニヤとこちらを振り返った那由多。

 

「なになに、高校生の朱羅くんは隠さなきゃ行けないものでもあるのかなぁー?」

「……かなでのための勉強会なんだからリビングでいいだろ、って言おうとしたんだよ」

「でも、かなでちゃんまだ帰ってきてないんでしょ?私はそれまでお宝探しを」

 

 ベッドの下が朱羅のラフテルなんでしょ。探せ!朱羅の全てを置いてきた、ってやつなんでしょ。離してよー。

 と、じたばた階段で暴れる那由多。危ないからやめなさい。あと、ワンピは全巻揃ってるぞ、本棚に。

 

「待てって。初対面で、宝探ししている人と勉強している人、どっちの方が親しみやすいと思うよ」

「私は断然前者!だから行ってきます!」

「まてまて!普通は後者だから!先に勉強してようぜ、かなでの為にも!」

 

 さすがに、かなでを掛け合いに出されると弱るのかしぶしぶと言った様子でリビングへと向かった那由多。これはこいつがトイレとかに行く時に警戒しなきゃまずいな……い、いや、別に、そういう本とかビデオを持っている訳では無いですけどね!

 

 俺が理系を那由多が文系をお互いがお互いのわからないところを教えあって勉強していく。これが俺達幼馴染の勉強方法だ。ほとんど俺が教えてばっかりなのだが……

 

「あ、ここわかんない」

「またかよ……もうちょい考えてから──ってこれ国語じゃん。珍しい」

「そーなんだよねー。ほら、ここ」

「えと、I love youを月が綺麗ですね、と訳した人物を答えよ……これ有名なやつじゃん」

 

 本当にわからないのか?と視線をあげるとそこには、携帯片手にニヤニヤとしているウザイ人物がいた。question この人物の名前は? answer ウザイ幼馴染。Exactly!

 む、ふ、ふ。と、ウザさに滑車がかかる笑い方をしている幼馴染の携帯からは、聞き飽きた声でI love you。月が綺麗ですね。がリピートされ続ける。その携帯壊してあげましょうかしら?

 

「いやー、これは永久保存版だね……」

「おま、それ消──」

「ただいまー」

 

 消せください。お願いします。と言おうとしたところに、玄関から声が聞こえた。程なくしてリビングのドアが開く。

 

「おー、おかえり」

「……」

「こんにちわー」

「あ、……こんにちわ」

 

 なんだろう、この差は。家族よりも初対面の人の方が好感度高いってどゆこと?

 と、思ったがそんなことは無かったようで、そそくさと階段へと向かおうとするかなで。

 

「あ、ちょっと待てって」

「……なに」

「今さ、勉強やってるんだけどよ……ってあ、こいつは赤城 那由多な。隣に住んでる」

「初めましてーかなでちゃん。那由多って呼んでね」

「あ、はい、どうも……那由多さん」

 

 手を振って軽快に挨拶をする那由多とは違い、かなでは律儀に頭を軽く下げていた。こういう所は見習った方がいいと思いますよ?那由多どん。

 

「んで、なに。彼女さんとの仲を邪魔するなって言うなら、元からそんな気は無いけど?」

 

 この発言は気を使って言っているのだろうか。それとも、わざわざ俺と同じ空間に行くわけないでしょという意味なのだろうか。うーん……後者だな。

 

「こいつは彼女じゃな──」

「そうそう、彼女なんだよ!おじさんとおばさんにも言っといてね!」

 

 おいやめろそのネタ。かなでがついていけなくて困惑してるから。しかし、やめろと言って聞く那由多ではないので、俺は「まぁ、それはどうでも良くて」と話を元に戻した。

 

「その勉強会な、かなでの為なんだよ」

「え?」

「昨日言っただろ? 国語と英語ができる人」

 

 そう言って手を向けると那由多が無い胸を張って少し偉そうにした。なんかテンション高いな……こいつ。

 ちなみに、「昨日」のところでかなでが少し赤くなって慌てていた。やっぱり後悔しているのね……

 

「だからさ、かなでちゃんさえ良ければ一緒に勉強しない?」

 

 そう那由多が優しく語りかけた。かなでのめがどんどんと見開いていき、昨日程ではないにしろ既に輝きを帯び始めていた。

 

「はい! お願いします! あ、今カバン上に置いてきちゃいますね!」

 

 とたたたた。と、素早く2階へと上がっていくかなでを見て、横で那由多が「……かわいい」と呟いていた。まぁ、確かに、日頃のトゲがなければ俺も素直に、素直なあのかなでを可愛いと思えたのかもな。

 

 ───────────

 

「ふんふん……あーこれはね、この傍線あるでしょ? 大体はそのちょっと前に答えが隠れているから──」

「あ! これですね!」

「そうそう! じゃあ、この問題の答えはどこだろ?」

「え、えと……むぅ……」

 

 隣合って問題集を一緒に解く2人は、傍から見ると姉妹のように見えた。まぁ、とても1歳差には見えないが……

 

「ここ……で、ここ、だから……これですか?」

「お、正解ー。よしよし〜」

「あ、那由多さん撫でないで……」

 

 かなでは嫌がるような声を出しているが、気持ちよさそうな顔をしている。それを見て満更でもなさそうな吐息を漏らす那由多はいつもとは違う雰囲気を帯びていた。なんというか……お姉さんっぽい。

 にしてもさ、俺の存在忘れてない? え、俺ちゃんとここに居るよね? 見えてるよね?

 

「あ、那由多。俺もちょっとここが──」

「あんたは黙ってて。あたしが今教えて貰ってるでしょ」

 

 えぇー……かなで懐きすぎじゃない?

 撫でられながらこちらを睨んでくる様はシュールで面白いけど。

 

「いいよ。かなでちゃん、ちょっとまっててね?」

「……はい」

 

 立ち上がって向かってくる那由多はいつにもなく満足そうだ。頬がちょっと紅潮しているようにすら見える……え、そういう趣味持ってたっけ?

 

「かなでちゃん……かわいい」

 

 誰にともなくそんなことを呟く那由多。やっぱりそっちの趣味が……

 小声だったこともあり、さっき那由多に教えて貰ったところを解いているかなでには聞こえていないようだった。

 

「ここの英文なんだけどさ。文法が──」

 

 そうして2、3言話してからすぐに那由多はかなでの元へと戻って行った。

 そうしてまた勉強を再開していき、俺の存在も希薄なものへとなっていった……

 

 ────────

 

 あれから1時間ほど勉強してから今日はお開きという形になり、俺は那由多との別れを名残惜しそうにするかなでと見送りに来ていた。

 

「またやろうね、かなでちゃん」

「はい、是非に!」

「うんうん、連絡するねー」

 

 え、いつの間に連絡先交換してたんだ? ってか俺まだかなでの連絡先とか知らないんだけど……

 

「かなで、俺にも連絡先くれね? こういう時連絡つかないと不便だし」

「は? なんであんたに。那由多さんに連絡すればいいじゃん」

 

 ですよねー……。那由多にちらりと視線を送っても見たが静かに首を振られた。味方じゃないのかよ……

 

「あれ? そういや、今日ってなんで帰り遅かったんだ?」

「なんであんたにそれを──」

「あ、それ私も知りたーい」

「部活の創立について先生と話してたんです」

 

 部活創立……意外だな。素直にそう思った。かなではそういった表立って目立つ行動をするとは思っていなかったのだ。というか俺がそう。

 うちの高校に無いような部活……といくつか候補を頭の中であげてみるが、ピンと来るものは出てこなかった。

 

「なに部を創るの?」

「将棋部です」

 

 将棋……? これもまた、意外だと思った。かなでの部屋の内装などからはそういったものは想像しづらかった。

 将棋部というのに那由多も驚いているようだったが、何かを思い出したように俺の方を向いた。

 

「そういえば、朱羅もやってたよね、将棋。似たもの兄妹だ」

「まぁ、一応な」

 

 俺が那由多の言葉を肯定すると、今度はかなでが意外という目で見てくる。

 意外かな? 将棋ぐらい男子なら誰でも……いや、やってなかったわ。誰もやってなくて将棋離れしちゃってたくらいだしな、俺。

 最近ではインターネットでのオンライン将棋が俺的に主流。

 

「てか、部活ってそんな簡単に創れるのか?」

「……部員5人に顧問1人いれば創れる」

 

 5人……そんなに集まるのか? そう考えていると、那由多も同じことを思ったらしく質問した。

 

「かなでちゃんの他に4人も集まりそうなの?」

「はい、一応。名前だけ貸してくれるって人もいて」

 

 へぇ、そういうのもありなのか。勉強は得意じゃない代わりにそういう所で頭が回るんだな……

 

「じゃあ、そろそろ帰るね」

「ん、あぁそうか。じゃ、明日な」

「また明日です。那由多さん」

「うん、ばいばーい」

 

 そう言って玄関から出ていった那由多を笑顔で見送ったかなでは、ドアが閉まるとほぼ同時に2階へと上がって行った。

 そんなに俺と一緒に居たくないかね……と、項垂れているとまたドアが開いた。那由多かと思ったが、お母さんだった。

 

「ただいまー。……どしたの朱羅」

「いや、まぁ……」

「そう言えば、那由多ちゃんと今会ったけどなにかしてたの?」

「ん、勉強会」

「相変わらず仲良いわねぇ」

 

 そう言ってからお母さんはリビングへと入って行き、1人玄関に残された。

 ハァ、と1つため息をついてから諦めて自室へと戻る。

 その道すがら那由多にメールを送った。

 

「かなでの連絡先くれ」

『ちゃんと本人からもらいなさい』

 

 無理ゲーにも程があるだろ……あと返信早い。

 




最後までお読みいただきありがとうございました!
感想、指摘、アドバイス等々ご遠慮なくお願いします!


──こちらはリメイク版となっております。
もしも、リメイク前を読みたい場合は、コメントなどでお申し付けください。
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