仮面ライダーW 『Case of Chaotic City』   作:津田 謡繭

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注意
設定集④は第四話の重大なネタバレを含んでいます。
第四話の読了後に閲覧されることをお勧めいたします。


設定集④

◇オリジナル技

 

 

 

〇斗流血法カグツチ

 

●刃身の参拾壱『蟒蛇下(うわばみおろし)

 刃渡り一丈一尺、メートルに換算して約3.3mという超弩級の大太刀。

 同様に巨大な刀である紅蓮骨喰と違って、刀身は焔丸よりも細く、光が微かに透けるほど薄い。その長さと細刃ゆえの脆さからやや扱いが難しく、振り回して打ち合うような戦闘には向いていない。

 この刃身の真骨頂は居合。限界まで重さと空気抵抗を削ぎ落したことで、切っ先の速度は亜光速に達するとも。

 条件さえ整えば、スピードとリーチ、そして無類の切れ味を兼ね備えたまさに必殺の剣となる。

 

●奥義 火龍天昇

 蟒蛇下を用いるカグツチの奥義。原作に登場したシナトベの奥義『轟天招来』に対応する。

 不発に終わったため詳細不明だが、ツェッドは修業中、斗流の師によるこの技を一度だけ見ている。その際には山一つが中腹からスリ鉢状に焼失したとか。

 メタ的な名前の由来は、まあ『轟天』とくれば『火龍』でしょうという安易なもの。さすがにエクレールとかランブリングとかは、斗流の技には使えないしね。

 

 

 

〇954血弾格闘技(ブラッドバレットアーツ)

 

Rapid Impulse(ラピッドインパルス)300(スリーハンドレッド)

 自身の血液を媒体に電撃を付与した銃弾を、両手のハンドガンで連射する。

 付与された電撃のエネルギーは大部分が推進力として使用されるため、威力は大きく落ちるが着弾が早い。殺傷ではなく対象の動きを止めることを目的とした技。

 ただし電流は相手の末梢神経にじかに作用するよう調整されているため、めちゃくちゃ痛い。着弾点ではなく全身の神経に電流が流れるので全身が痛い。例えるなら、全身を連続してパラポネラに刺されまくっているような痛みらしい。気絶しても痛すぎてまた目が覚める。

 ザップ曰く、師匠とタメ張れる地獄の拷問。痛みが続くのは2秒ほどだが生命の危機に感覚が暴走して2時間くらいに感じたらしい。

 なお、電流には心筋の規則的な収縮を補助する役目もあるので、痛すぎて心臓発作を起こしショック死することはない。とってもやさしい。

 

 

 

◇オリジナルドーパント

 

 

 

〇テンプテーションドーパント

 

●見た目

 女性の体から性的衝動を煽りそうな部位(乳房、局部、等)を抽出して寄せ集めた、歪な肉の人形のような醜悪な外見。日曜朝のテレビに映ろうものならば、お茶の間は凍り付き苦情が殺到しスポンサーが激怒し番組が打ち切りになるレベル。

 なお当然ながら、男性がメモリを使用した場合、見た目も男性器を彷彿とさせるものへ変化する。使用者によって姿が大きく変わる稀有なドーパント。

 プロット段階ではハートモチーフのラブリーな外見でイメージしていたが、土壇場でこっちのエログロパターンに変更。

 寺田克也さんが限界まではっちゃけたとすれば、作風的にはこういうドーパントも全然アリなんじゃないかと思う。

 

●能力

 メモリが内包する記憶は『誘惑』。とくに異性に対する性的な誘惑を象徴している。

 体内で生成し放出する特殊なフェロモン(正確にはある種の匂い物質)による、異性に対しての強力な催眠・洗脳能力をもつ。

 影響下にある異性はドーパント及びその変身者に無条件で強い愛情を抱き、その望みを最優先で叶えようと行動する従順な奴隷となってしまう。なお、あくまで自分の中の行動規範、その最上位にテンプテーションドーパントの命令が押し込まれるだけで、元の人格が変わってしまうわけではない。

 洗脳できる人数に限度は無いが、その効果は一時的なものなので、長時間テンプテーションから離れていれば支配力は弱まる。

 メモリの浸食が進むにつれて能力は強化され、本編で見せたような「一定範囲の異性を自動的に隷属化し、意のままに使役する」ことも可能になる。

 反面、洗脳が深くなるのに反比例して、洗脳下にある人間の思考能力、判断力は低下してしまうというデメリットも。

 

 上記のように非常に強力な特殊能力を持ったドーパントだが、自身に戦闘力はほとんどない。

 自己再生能力だけは優秀だが、身体能力は一般人をわずかに上回る程度である。

 

 

 

●正体

 その正体は娼婦(兼、占い師)のタマラ・サローヤン。蠱惑的な言動で男を魅了する妖艶な美女。

 魔性の女と思われがちだが、タマラの本質は悪ではない。ただ純粋に愛を求めた悲しい女性だった。

 思春期を迎えてから今まで、タマラは生来の魅力で男達を虜にしてきたが、そのすべてが彼女の意思によるものではなかった。

 しかし男からは過分な情愛を押し付けられ、近しい女性から向けられるのは妬みからくる冷ややかな悪意がほとんど。その経験が積み重なり、彼女の無意識には「男は自分を愛してくれるもの」で、「女は自分を憎むもの」という偏った人間観が刷り込まれてしまう。

 それ故に、タマラは『本当の自分』にずっと気づけずにいた。男に愛され女に憎まれる自分は、()()()()()()()()()()と思い込んでしまっていたのだ。

 だからタマラは恋をしたことが無かった。誰かを心から愛することができなかった。

 結局、一方通行の愛情でタマラの心が満たされることはなく、その渇望がテンプテーションメモリを呼び寄せることとなってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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