ハイスクールD×D 〜最後の希望に憧れて〜 作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)
次の日、リアスから裏の世界の事を説明された一誠は見事悪魔になった。
長命な種族で実力と結果さえ出せば出世できて、眷属も持てる。一誠が夢にまでみたハーレム王になる事が可能になるのだ。
「一誠に宿ってた神器が龍の籠手か………流石にそれは無いと思うけどな」
「そうね……………駒8個消費してるだから実はもっと凄いものかも知れないわ」
晴斗は魔法使いという性質上裏の世界についてそこそこ知っている。だから神器というものについて知っているのだ。
「ごめんなさいね、朱乃から通信が来たわ」
晴斗から少し離れてなにやら小声で話をするリアス。何か聞かれたく無い眷属の事情なのだろうと盗み聞きはしない晴斗だった。
「そう………じゃあ今すぐ向かうわ」
「何か急な任務?」
晴斗が尋ねるとリアスは誤魔化すように笑って答えた。
「そうね、そんな所よ」
「それじゃ、俺は帰るよ」
「ええ、また明日」
リアスが転移したのを確認してからバイクに跨り走り去る晴斗。駒王学園では基本的にバイク通学は認められていないが一部の成績優秀者などには特例として認められるという制度がある。
バイク乗りたさに勉強を頑張った晴斗は見事その枠を勝ち取ったのだ。
晴斗の他にも一年生ながら格闘技のタイトルホルダーである生徒もバイク通学が認められている生徒が1人いる。
街中を走っていると目の前に神父服の男が現れた。
この町には教会は無い。悪魔が管理している町なのだから当然といえば当然だ。
そんな町で神父服を見かけるということ自体珍しいのだがそれ以上にその神父の服は血濡れが目立っていた。
「おい大丈夫か?」
「なんかぁ〜〜、お前からぁ〜〜薄汚い悪魔の匂いがするなぁ〜〜!!」
神父は突然銃を構え躊躇なく引き金を引く。晴斗は咄嗟に『ディフェンド』の魔法で身を守る。
バイクから降りた晴斗は万が一の為にウィザードソードガンをソードモードで取り出しておいた。
どうやら神父の弾丸は普通の物では無く、退魔用に加工された弾丸のようだ。つまりこの神父は祓魔師であったという事だ。
「ただでさえクソ悪魔ブッ殺せなくてストレス溜まってんだ!!大人しく殺されやがれカスが!!」
今度は光る剣を振り回しながら近く神父。しかし晴斗はウィザードソードガンで対応する。
「クソクソクソクソクソクソがぁ!!さっさと斬られろよぉ!!」
「男に迫られる趣味は無いんだよ」
「ガフッ!!」
神父の腹に前蹴りをいれ蹴り飛ばす晴斗。神父が体勢を立て直す前にウィザードへと変身する。
ウィザードを目の当たりした神父は若干ではあるが驚愕の表情を見せた。
「お前、指輪の魔法使いって奴かよ………初めて見たぜ」
「そうか、祓魔師崩れに知られてるなんて俺も有名になったもんだな」
「お前殺せば俺が有名になってヤンゼェ!!」
「寝言は寝て言え」
狂人のような振る舞いを見せる神父だがその技術はそれなりに洗練されたもので確かな強さがあった。
剣の腕だけでは晴斗は完全に負けていた。格闘技こそやっていたものの、剣などウィザードになってから実践で磨いた完全な我流なのだ。
ちゃんとした訓練を受けた訳では無いし、基本的には徒手空拳がメインだからと晴斗は自分を励ました。
「レイナーレ様から聞いてた通り鬱陶しい奴だぜ!!」
「レイナーレ?詳しく話を聞かせてもらおうか!!」
一誠を襲ったレイナーレという名前を知っているということはその一味である事は確実である。詳しい事を聞かなければならない。
『バインド』
神父を囲むように魔法陣が展開され鎖が飛び出すが神父は上に飛び上がり鎖を回避する。
「随分と身軽な奴だな」
「ブッ殺そうと思ったが今日はここまでだ!!俺の名はフリード・セルゼン、そのクソッタレな脳みそに叩き込んどけ!!」
「逃すか!!」
「じゃあ、バイチャ!!」
フリードに詰め寄る晴斗だが閃光弾で目眩しをされ逃げられてしまった。
「くそ、また逃したか…………朱乃さんに弄られるなこりゃ」
これまで何度か獲物を逃してしまった事がある晴斗だがその度にリアスの眷属である姫島朱乃にその事を弄られていた。
リアスに知らせたくは無いが事情が事情な為報告はしなければいけない。愉悦に顔が綻ぶ朱乃の顔が見えた気がして萎えた晴斗だった。
リアスと晴斗は一応契約しています。リアス達の任務等に手伝うなら魔法石あげるよ的なのが契約内容です。
なので定期的に魔法石入手して古物店ダウンフォールに持って行ってる晴斗くんでした。
ちなみにお気づきでしょうがダウンフォールはウィザードにおける面影堂的ポジションです。
あとどっかで最近のお気に入りライダーを出せたらなと思っている次第です