許嫁は生徒会長   作:高崎瑞希

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長くなりました。初めて3000字越えたかも…
あまりに書いてて楽しくて…区切りがわからなかったです。
すまない。次からはもっと短くします(努力はします)。
長いわ!と言わずに読んでいただければ…うれしい…


許嫁は生徒会長 4

「…すいませんでした…」

「も、もういいから…顔上げて。ね?」

 

僕は土下座していた。なぜなら…彼女のすべてを見てしまったからだ…

 

「お風呂掃除するって言ってシャワー浴びてた私も悪かったし…」

「いや…よく確認せずにドアを開けた僕が悪かったんだよ…」

「そんな…ちゃんと鍵だってしてなかったし…」

「いや…でも…」

「ううん…そんなこと…」

 

ひたすら目をつむり謝りながら頭を床に擦り付ける。

目の前に彼女が座っているのは雰囲気でわかる。

そしておそらく許してくれているであろうこともわかる。

それでも…咲さんを見るとさっきの白い肌が…

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

「ひゃあ!?大丈夫だから!気にしてないから!元の樹来君に戻ってぇぇぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「ご、ごめんね…」

「うん。大丈夫…恥ずかしかったけど…樹来君になら…」

「えっ?」

「あ!あの…その…」

 

顔が真っ赤だ。おそらく俺も真っ赤なのだろうが…お互いまともに相手の顔が見れない…

 

「ゆ、夕食の買い物に行こうか!」

「そ、そうだね!行こっ!」

 

無理矢理に話題を変える。このまま続けていてはなにもせずに一日が終わってしまう…

なにか行動しないと頭からさっきの光景が離れない気もするし。いや、一生忘れないと思うけど!

それでも一時的に忘れることはできるだろう。ひとまず買い出しだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ここのスーパーは色々と安いんだよ。」

「へー。そんなこと知ってるんだ。樹来君はすごいね。」

「いやいや…いつも来てるからね。嫌でも覚えるよ。」

「私は来ないんだ…お母さんが全部してくれるから…」

「そうなんだ。ところで…何食べたい?」

「私はなんでもいいよ。」

「それが一番困るって知ってる?」

 

つい先ほど咲さんに言われた言葉をそのままからかうように返す。

 

「あはは…そうだよね…じゃあねぇ…樹来君の得意料理が食べてみたいな。」

「そう?じゃあ…あれかな。よし、買うもの決まった。行こう。」

「え?なに?何作るの?」

「内緒だよ。」

「えー?樹来君って時々意地悪だよね。」

「そうかな。あまり他人とは関わらないようにしてたからな…よくわからないや。」

もったいない…こんなに魅力的なのに…

「ん?何か言った?」

「な、なんでもないよ!ほら、次は何買うの!?まだお野菜しか買ってないよ。これじゃあ何作るのかわからないじゃん!」

「わからないからいいんだよ。次行こう。」

 

 

スーパーを回り、買い物を進めていく。

時々『もしかしてあれでしょ!?』とか『うーん…ヒント!ヒントちょうだい!』とか話しかけてくれる。

僕はひたすら『楽しみにしててね』を繰り返した。

そのたびに『むー…』とほっぺたを膨らませる。それを見ているともっと意地悪したくなってしまう。僕ってもしかしてSだった…?

 

 

「買いすぎた…」

「大丈夫?少し持とうか?」

「いやいや、これは男の仕事だよ。気にしないで。」

 

少し買いすぎてしまった。二人分買ったし、咲さんは僕と同じかそれ以上に食べるみたいだから、多めに買ったのだ。

大人なら車で帰れるから楽なのだろうが…僕たちは徒歩だ。

だいたい家まで十分くらい。まだ夕方だしゆっくり帰ろう。

 

「ところで…なに作るの?」

「内緒。」

「むー…」

 

プクー

可愛いオモチャも横にいるしね。

 

 

 

 

 

 

 

「疲れた~…」

「お疲れさま。お茶淹れるね。」

「え?大丈夫?淹れられる?」

「だ、大丈夫だよ!それくらいは私でもできるもん!」

 

もー…バカにしてー…と言いながらキッチンへ歩いていく。

僕は一旦荷物を居間の机の上に置いて休む。

牛乳なども買ったから早めに冷蔵庫に入れなきゃなんだけど…まぁ少し休んでから入れよう。

 

「はい。どうぞ。」

「お、ありがとう。上手にできたね。」

「冷蔵庫のお茶をコップに入れただけだよ!?バカにしすぎだよ!」

「痛い、痛いよ…ごめん、ごめんね。」

 

お茶を置いてからポカポカと肩を叩かれる。

正直まったく痛くないのだが…雰囲気に飲まれた。

 

「もー…じゃあ改めてお風呂洗ってくるね。」

「うん。あ、そこに新しい洗剤があるから。持っていって。」

「はーい!」

 

よし、おやすみ完了。仕事しますか!

気がつけば18時過ぎてるし。そろそろ夕食の準備を始めてもいい頃だろう。

まずはお米を炊き始めて…しばらく待つ。

待ち時間どうしようかな…ち、ちょっとお風呂の様子を見に行ってみようかな…

べ、別に下心があるわけじゃないけど…心配だし!洗剤入れられるかわからないし!よし!行ってみよう!

 

 

 

 

 

 

 

ザーっと音が聞こえる。

その音に混じって鼻歌も聞こえてくる。とても楽しそうだ。

聞きようによっては気持ち良さそう…と言うこともできるだろう。つまり…この先には楽園が…!

 

ザー…ピタッ

音が止まる。聞こえる音は咲さんの鼻歌のみ。

や、やっぱりダメだよね。一度ならまだしも二度目は…

 

「ふんふーん…あれ?樹来君、何してるの?」

「うぇ!?」

 

目の前のドアが開いていた。そして咲さんがこちらを見ている。

服は着ていた。残ね…じゃなかった!よかった!

 

「あ…もしかして…」

 

目がだんだんと細くなる。俗に言うジト目と言うやつだ。

可愛いな…なんて考えてる場合じゃ…なにか言い訳を…

 

「私がちゃんと掃除できてるか見に来たんでしょ!もー…それくらいちゃんとできるよ!ほら!ちゃんと見て!」

「え…あ、ああ!そうなんだよ!ちゃんと洗えたの!?」

「当たり前だよ!」

 

よかった…ばれてなかった…

ちなみにお風呂はピッカピカだった。どこの家のお風呂だろうと思うくらいにきれいだった。

どやぁ!

さすがは咲さんだ。どや顔も可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

「こ、これは…!」

「チャーハン。僕の得意料理のひとつだよ。」

「うわぁ…すごい…食べてもいい?」

「もちろん。」

 

パクパクと食べ進めていく。

恐ろしい早さでチャーハンが無くなっていく。

す、すごい…早すぎる…

 

「おかわり!」

「あ、うん…」

 

初めて来た家でここまで自分をさらけ出せるものなのか…

それだけ僕を信頼してくれているのかな。それとも男として見られてない…?

よく気になる男の前では緊張したり、少食に見せようとしてあまり食べなくなる…みたいなことを聞いたことがある。

つまり僕は…男として…それは…ちょっと悲しい…

 

「ごちそうさま。美味しかったよ。」

「それはよかった。お風呂入ってきなよ。もういい時間だし。」

「うん。じゃあ先に入らせてもらう…」

 

突然黙りこむ。どうしたんだろう。

 

「私…着替えがない…」

「…え?」

「荷物準備してたんだけど…カバンがないの…」

「えー…ど、どんなカバン?」

「小さな白いリュックサック…」

 

少なくとも僕は今日一日見ていない。おそらく学校に持ってきていないのだろう。

咲さんはバス通学だったはずだから…バスに忘れたのかな…?

 

「家に電話してみる。」

「うん…」

 

部屋から出ていく。数分して戻ってきた。

 

「家にあるって…」

「そ、そっか…」

 

忘れちゃったのか…今着ているのは制服。そのまま寝かせるわけにはいかない。明日も学校はあるのだ。ということは…

 

「服…貸してください…」

「は、はい…」

 

 

 

 

 

 

 

「あ、上がりました…」

「はー…い…」

 

貸したのは少し大きめのセーターとジャージのズボン。

春だしセーターでも大丈夫かな…って思って。決して体型が出にくいから…とかじゃないよ。…ないからね?

だが着ていたのはそのセーターのみ。ズボンは持っている。

つまり…セーターから惜しげなく生足が…

 

「あの…大きくてずれちゃって…」

「あ…ご、ごめんね。でもそれより小さいサイズなくて…」

「こ、このセーター大きいから大丈夫…ただ…」

 

 

「下着…汗のにおいがすごかったから…」

 

 

………え?

 

 

 

 

 

 

 

お風呂に浸かる。

温かい…けど安らげない…

 

「下着の…汗が…ってことは着てないのかな…下着…

で…ジャージは大きくて着れない…つまり…今、咲さんはセーター一枚のみ…」

 

ブクブクブク…

顔をお風呂に浸ける。

どうしたものか…上がったら絶対まともに顔見れないよぉ…

どんどんお風呂が熱くなる。否、僕の体温が上がっていく。

同時に…いや、これは生理現象だから…しばらく出れないな…

僕は限界までお風呂に入っていた。

 

 




区切りがおかしい…?
でも…このままいくと5000文字くらいいきそうで…
本当にすまない。続きも急いで書くので…ゆ、許してね♪
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