東方龍球伝   作:清川 明希

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10倍界王拳!霊夢vs天子 第102話

『ヒューン』

 

霊夢に向かって勢いよく剣を振りる天子

しかし、霊夢はなんと!

 

「く、だりゃあ!」

 

崩れた体制から無理矢理回し蹴りをした!

回し蹴りは天子の剣にぶち当たる。

 

『パン』

 

剣は天子の手から抜け数十メートル先へと飛ばされた。

 

天子「しまった!」

 

剣を飛ばされたことに動揺する天子。

霊夢は、その一瞬を見逃さなかった!

 

霊夢「今だ!」

 

そう言いながら天子の腹に思いっきりパンチをした。

 

『ドゴンッ』

 

パンチは見事、直撃する。

 

天子「ぐ、ぐぎぎぎぎ」

 

天子は腹に手を抑えて膝立ち状態になってしまう。

霊夢は、そんな天子を見てこう言った。

 

霊夢「どうやら、自分の力を過信し過ぎたみたいね。動きに無駄が出来てしまったようよ」

 

その言葉を聞いた天子は腹の痛みをこらえつつ立ち上がる。

 

天子「く、まるで自分が最強みたいに」

 

そう言いながら天子は構えを取る。

 

霊夢「あら、私は自分が最強だとは思ってないわよ。むしろおもいたくもないわ」

 

そう言い天子と動揺に構えをとる霊夢。

 

天子「何故だ?生きる者は全て最強を目指しそして、過信したものは自分が最強だと錯覚するはず…」

 

その言葉を聞いた霊夢は一瞬「ふっ」笑った。

 

霊夢「よく考えてみなさいよ。自分が最強だと思ったらそこで成長が止まってしまうじゃない。私はね、強くなりたいだけなのよ。ただ、ひたすらにね」

 

霊夢は天子にそう告げると「10倍界王拳‼︎」を使い天子に接近した。

 

霊夢「貴方の剣は吹っ飛ばした!これで正々堂々バトルよ!」

 

霊夢「だりゃあ!」

 

そう言いながらパンチを放つ霊夢。

しかし!

 

『ガシッ』

 

天子はその攻撃を片手で受け止める。

 

天子「ぐ、なんてパンチだ。手が痺れる!」

 

霊夢のパンチの威力に驚く天子。

しかし、霊夢はそんな天子に驚く暇をなくすように逆の手でさらにパンチを放つ。

 

霊夢「だりゃあ!」

 

『ガシッ』

 

しかし、流石は天人である。

天子は瞬時に霊夢のパンチに反応しもう片方の手で霊夢の手も受け止めた!

 

天子「ぐ、ぐぐぐ」

 

なんとか堪える天子。

しかし!

 

霊夢「甘いわよ!」

 

そう言いながら天子に蹴りを入れる霊夢。

 

天子「ぐはっ!」

 

霊夢の手を受け止めており両手がふさがっていた天子は蹴りを受け止める事が出来ず直撃してしまった。

 

『ヒューン』

 

『クルクル』

 

『スタッ』

 

しかし、天子はなんと空中で体を回して立て直り華麗に着地した。

 

天子「はあ、はあ、はあ」

 

しかし、いくら立て直したとはいえダメージを受けたのは確か、天子は息を切らしてしまう。

 

霊夢「まだ、立てるとわ。流石に頑丈ね」

 

まともに蹴りを食らったのにまだ、倒れない天子に少し驚く霊夢。

 

天子「はあ、はあ、当たり前だ」

 

息を切らしながらそう答える天子。

 

霊夢「これはまだまだ面白くなりそうね」

 

そう言いながら構えをとる霊夢。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「ひえ〜、あいつ霊夢の蹴りを受けて立ち上がりやがった!なんて、頑丈な奴だ」

 

思わず口から言葉が飛ぶ魔理沙。

 

悟空「ああ、でも、凄いのはあいつだけじゃないぞ」

 

そう言いながら霊夢の方を見る悟空。

魔理沙はそんな悟空の言葉に少し疑問を持つ。

 

魔理沙「霊夢?確かに凄いがあいつはいつものことじゃねえか?」

悟空「気づかねえか?霊夢の奴、界王拳を10倍まであげたのに息を切らしてねぇ」

 

その言葉を聞いた魔理沙はハッとした表情で霊夢を見る。

 

魔理沙「た、確かに!でも、なんでだ?界王拳は体力を使っちまうのに?霊夢の奴とんでもない体力でもつけたのか!」

 

その言葉を聞いた悟空は「いや、そういうわけじゃねえ」と呟いた。

 

悟空「確かに少しはそれもあるだろうがあいつが界王拳を使っても息を切らしてない理由がもう一つある」

魔理沙「もう一つだって?」

 

悟空の意味深な言葉に思わず反応する魔理沙。

 

魔理沙「一体、どういうことだ悟空?」

 

魔理沙は悟空が何を言いたいのか分からず直接尋ねた。

 

悟空「おめぇ達。最近、瞬間移動の練習の合間に界王拳と魔法拳の練習をしてただろ?」

魔理沙「ああ」

悟空「その成果が出てきたって事さ。霊夢の体が完全に界王拳の圧力に対応出来るようになったんだ。だから、低倍率の界王拳を使ってる分にはきっとほとんど霊夢自身の負担にはならねえ」

 

その言葉を聞いた魔理沙は思わず「成る程」と言葉を漏らした。

 

魔理沙「でも、そのこと自体に霊夢は気づいているのか?」

悟空「さあな、ただ、少なくとも気づきかけてるんじゃねえか?」

 

悟空は魔理沙にそう返答する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天子「くっ、ちょっと押してるからって図になるんじゃないわよ!」

 

そう言うと天子は霊夢に一気に接近する。

そして!

 

天子「だりゃあ!」

 

先ほどの霊夢と動揺にパンチを放つ天子。

しかし、霊夢はすぐに天子の動きに対応する。

 

霊夢「はぁ!」

 

霊夢は天子のパンチに対して対象的になるようにパンチを重ねた!

 

『ドォン』

 

拳と拳が衝突しあう。

 

そして!

 

霊夢「だりゃりゃりゃりゃりゃ!!」

天子「だりゃりゃりゃりゃりゃ!」

 

霊夢と天子の同時ラッシュ攻撃が始まった!

2人のパンチは風を切りながら激しく衝突しあう。

どちらも押し負けておらず全くの互角であった。

 

しかし!

 

天子「ふん」

 

天子はラッシュ中の手をグーからパーへと変えた。

 

そして!

 

天子「はぁ!」

 

0距離エネルギー弾を放ち霊夢の意表をつく!

 

霊夢「なっ!」

 

流石の霊夢もそんな0距離エネルギー弾を避ける事が出来ず。

 

『ドンッ』

 

と直撃してしまった。

 

数メートル吹き飛ばされる霊夢。

天子はその隙にさらにエネルギー弾を叩き込んだ!

 

天子「だりゃりゃりゃりゃりゃ!!」

 

無数のエネルギー弾が霊夢に向かって飛んでいく!

霊夢はとっさに両手を地面の方に向けエネルギー波を放った!

 

霊夢「はああぁ!」

 

霊夢はそのエネルギー波を推進力に使い上へと勢いよく飛びギリギリで天子の弾幕を躱した。

 

霊夢「今のは危なかった」

 

流石の霊夢も今の天子の攻撃は予想外過ぎ驚きを隠せない。

 

天子「まさか、あんな一瞬であんな方法を思いつくなんて」

 

どうやら、天子も天子で霊夢に驚いているようだ。

 

このバトルどうやら現段階の2人の実力はほぼ互角。

勝利を手するのは戦闘テクニックのようだ。

 

お互いどれだけ相手の予想外の事をできるかが勝利へのカギである!

 

 

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