東方龍球伝   作:清川 明希

103 / 131
今回は全然ダメです。
自分でも何が書きたいのか全然わかんない。


一か八かの大勝負 第103話

『ヒューン』

 

天子に少し近づいていく霊夢。

 

霊夢「あんた、やるわね。正直ここまでとは思ってなかったわ」

 

霊夢はそう天子に告げる。

そのセリフには天子への尊敬が感じとられた。

しかし、そのような心情になったのは霊夢だけではない。

 

天子「あら、それはこっちのセリフよ。桃を食べた私をここまで追い詰めるなんて驚いたわ」

 

そう天子の方も霊夢の強さに驚きを隠せずにいた。

お互いがお互いの強さを認めあったのである。

 

 

 

霊夢は即座に構えをとった。

 

霊夢「でも、それもここまでよ!」

 

霊夢の目には炎が映し出されておりどうやらかなり燃えているようだ。

そのセリフを聞いた天子は「ふっ」と笑みを浮かべこう告げた。

 

天子「あら、私だって負けないわよ!」

 

そう告げると霊夢と同様に構えをとる天子。

 

『ひゅ〜〜ん』

 

風がなびく中、お互いを睨み合う二人。

 

そして!

 

『ヒュン』『ヒュン』

 

2人は同時に動き出した!

 

霊夢「だりゃりゃりゃりゃ!」

天子「だりゃりゃりゃりゃりゃ!」

 

お互いに距離を取り合い弾幕を放ち合う2人!

どうやら、今度は遠距離戦で勝負するようだ。

 

『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』

 

お互いほぼ互角の威力と密度と数で飛んでいく弾幕。

どうやら、今現状の2人は寸分の狂いがないほど実力が一緒と言っていいであろう。

 

このまま弾幕を打ち続けてもお互い体力を消耗するだけ。

恐らく2人はそう考えいる。

 

霊夢「このままじゃキリがない。やっぱりこっちから仕掛けないと。でも、あいつには中途半端な作戦は聞かない。一体どうすれば…」

 

天子を倒す手段を考える霊夢。

しかし、どう考えても実力がおなじこの状況。

なにか大きなことをしない限り天子を倒すことは出来ない。

 

霊夢は、考えに考えた。

そして、1つの作戦が頭によぎる。

 

霊夢「こうなったら一か八か…」

 

そう言葉をこぼすと霊夢は弾幕を放つのをやめひたすら避けることに専念する。

 

『ヒュン』『ヒュン』『ヒュン』

 

ギリギリで攻撃を避けまくる霊夢。

霊夢は避けるだけで一切の攻撃をやめた。

 

天子「く、ちょこまかと」

 

天子は今が攻め時とばかりにバンバン弾幕を放つ。

しかし、天子もここで違和感に気づいた。

それは、勿論、何故霊夢が攻撃をしてこないかである。

普通ならばこの状況攻撃をしなければ畳み掛けられる可能性が高い。

なのに霊夢はただ避けているだけだというのはどう考えても不自然であった。

 

天子は考える。

何故、霊夢が攻撃をしてこないのか。

そこである1つの可能性が天子の頭の中をよぎった。

 

天子「まさか…」

 

言葉を濁す天子。

 

天子「まさか、あいつは私のエネルギー消耗を狙っているのか?」

 

そう天子は霊夢が自分にエネルギーを使わせまくろうとひたすら避けまくってるのではないかと考えたのである。

たしかにその作戦ならば今霊夢が攻撃をしていない理由に納得がつく。

 

しかし!

 

ふん、甘いな。博麗の巫女。確かにその作戦ならば私を倒すことにつながる。

しかし!それまで貴様が私の弾幕を避け切れるという保証がない!

このペースの弾幕ごとき私はあと数分はもつ。

流石のお前もそれまで避けきれないはずだ!

天子はそう心で呟き。

弾幕の数を少しだけ減らし長期戦に備えた。

 

 

 

霊夢「弾幕の数を減らした?」

 

急に弾幕の数が減ったことを疑問に思う霊夢。

霊夢は少し考察を入れた。

何故、天子が弾幕の数を減らしたのかと…。

 

霊夢「成る程、そういうことか…」

 

考察をした霊夢は天子がなにを考えているか大体を把握した。

霊夢はチラッと天子の方を振り向く。

残念ね。あんたのその考察は間違えよ。

霊夢は心でそう呟いた。

 

霊夢「あと、10秒ほどかしら…」

 

避けながらそう呟く霊夢。

どうやら、あと10秒後霊夢は何かを仕掛けるようだ!

 

天子「ち、思ったより避けるじゃない!だけどこれならどうかしら」

 

天子はそう霊夢に告げると霊夢を囲むように弾幕を放つ天子。

そう霊夢の素早い動きを封じようとしているのである。

 

霊夢は、思うように動くことが出来ず…。

 

『シュッ』『シュッ』

 

何発か弾幕をカスってしまう。

もはや、ここまでか!

そう思われた瞬間!

 

霊夢「ふっ」

 

霊夢は、軽く笑みをこぼす。

 

その瞬間!

 

霊夢「甘いわよ!」

 

そう言うと天子に正面から突っ込んでいく霊夢。

 

天子「なに!」

 

流石の天子もそんな行動は予想しておらず動揺した。

しかし、天子は霊夢のその行動以外に驚いたことがある。

それは!

 

なんと、霊夢は両手を合わせそこにエネルギーを圧縮させていたのである。

天子は霊夢を正面から見ていなかったので霊夢がエネルギーを溜めていることに気づかなかったのだ。

そう霊夢の目的は天子のエネルギー消耗ではなく霊夢自身がエネルギーを溜めることだったのだ!

霊夢は、そんな天子の表情をみてこう告げた。

 

霊夢「やっと気づいたようね!でも、もう遅いわ!」

 

天子に霊夢がそう告げると霊夢はあの言葉を発する。

 

霊夢「か〜め〜は〜め〜」

 

その言葉は悟空が今までよく耳にしてきたあの言葉であった。

 

 

 

 

 

悟空「霊夢、あいつまさか!」

魔理沙「嘘だろ!霊夢!」

離れて見ていた2人もあの霊夢の掛け声と構えに目を疑う。

 

 

 

 

 

天子「く、はじき返してやるわ!」

 

そういうと天子は弾幕を放つのをやめエネルギーを溜め始める。

しかし!

 

霊夢「そんな、即席でエネルギーを溜めた技になんて負けないわよ!波ーーー!!」

 

そう言いながらなんと霊夢はかめはめ波を放った!

勿論、悟空がこの技を教えた事などなく。

霊夢は、見よう見まねでかめはめ波を放ったのである。

 

天子「くっ、だりゃあ!」

 

天子も負けじとエネルギー波を放った。

 

『ドンッ』

 

2人の技が激しくぶつかり合う。

しかし、技の威力は一目瞭然であった。

 

『ぎゅ〜ん』

霊夢のかめはめ波がどんどん天子のエネルギー波をおしていく。

そもそもの話そんな即席で出した技が数十秒溜めて出したかめはめ波に敵うわけもなく。

 

『デゥーーン』

 

霊夢のかめはめ波は天子のエネルギー波を押し切り天子を飲み込んだのであった。

 

天子「ぐわぁ!」

 

かめはめ波の勢いとともに数十メートル吹き飛ばされてしまう天子。

そして!

 

『バタン』

 

勢いよく地面と激突してしまった。

 

天子「ぐ、ぐは」

 

天子はかなりのダメージを受けておりもうこれ以上戦うのは不可能であろう。

そう考えた霊夢は天子の元へと駆け寄るのであった。

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。