魔理沙「来た」
弾幕に備えていた魔理沙はパチュリーの弾幕に瞬時に反応し避けていく。
ヒュン ヒュン ヒュン
だがしかし、あくまで紙一重で避けるのが精一杯。
少しでも動きが鈍れば終わりであろう。
魔理沙は、無我夢中でひたすら避け続けるのであった。
魔理沙「やっぱり、凄い弾幕だぜ!」
あまりの密度とスピードに思わずそう声が溢れる魔理沙。
魔理沙の顔つきがどんどん曇ってゆく。
しかし、パチュリーの顔は至って平然。
まるで表情のない木偶の坊のようであった。
パチュリー「避けるのだけは上手いのね。でも、これでおわりよ」
避けるだけで反撃を仕掛けて来ない魔理沙に痺れを切らしたのか。
追い討ちをかけるようにパチュリーは、更なる事を仕掛けてきた。
それは…。
パチュリー「火水木金土符「「賢者の石」」 」
そう追い討ちのスペルカードである。
ただでさえ現在、三枚の同時攻撃を避けるので精一杯なのに4枚を発動されては流石の魔理沙もあぶない。
魔理沙「これは、まずいぜ‼︎」
シュン シュン シュン
パチュリーのスベカは魔理沙の体や箒をかすめてゆく。
万事休すか!
魔理沙「やばい、やられる」
魔理沙は、冷や汗を流し必死に避け続けた。
その表情には最早感情すら感じない。
魔理沙「早く、早くこい」
だが、魔理沙は諦めない。
それどころか、まだ、反撃の機会を待っていたのである。
パチュリーは、少し呆れたような表情を見せた。
パチュリー「いい加減にしなさい。もうあなたに勝ち目はないのよ」
どうやら、パチュリーは勝ちを確信しているようである。
その故に魔理沙の耐久のせいで時間がとられるのが惜しく思っているのだ。
しかし、魔理沙は、パチュリーの言葉に耳を傾けない。
例え体中に傷が出来ようとも諦めずに避け続けた。
一体、魔理沙は、何を考えているのだろうか?
と、その時だった!
パチュリー「ゴホッゴホッ」
再び、パチュリーは咳をしてしまう。
パチュリーの弾幕が乱れた。
魔理沙の目つきが変わる!
そして!
魔理沙「今だ‼︎」
そう告げると同時にパチュリーに急接近した。
パチュリーは驚く!
パチュリー「なっ‼︎」
魔理沙の予想外の急接近。
パチュリーは慌てて再びスペカを使おうとした。
しかし、時すでに遅しすでに気がついた時には魔理沙は目の前にいた。
魔理沙「もらったぜ!!」
そのままミニ八卦炉を取り出す魔理沙。
恐らく、これが魔理沙のキーアイテムであろう。
そして、そのままミニ八卦炉をパチュリーにかざした。
魔理沙「この距離なら避けられないだろ!!」
その瞬間、パチュリーは初めて魔理沙の作戦に気がついた。
そう魔理沙は、自分が咳をするのを待っていたのである。
咳をすれば必然的に弾幕は乱れる魔理沙はその隙をついたのであった。
パチュリー「くっ‼︎」
避けようにも身体的にはあまりすぐれていないパチュリー。
魔理沙は、そんなパチュリーにニヤリと笑いながらこう叫ぶのであった。
魔理沙「恋符「「マスタースパーク」」 」
その瞬間、八卦炉から爆発的なエネルギーが放たれる。
勿論、こんな近距離で攻撃を避けれるわけもなく。
ドンッ
そのまま、マスタースパークを直撃してしまうのであった。
魔理沙のマスタースパークはとてつもない威力を持っており四方八方にあった本棚や壁や床なども吹き飛ばした。
周りは爆風に包まれてしまう。
魔理沙は、そんな爆風の中、「決まったぜ!!」と囁くのであった。
それから数分後ようやく爆風が散り周りの様子が見えるようになった。
パチュリー「何て威力なの」
晴れた爆風の中からそう囁くパチュリー。
どうやら、倒れはしているものの意識は保っていたようである。
魔理沙「これが、人間の魔法使いの力だぜ!!」
満面の笑みを浮かべながらそう告げる魔理沙。
余程、魔法使いとしてパチュリーを倒せた事が嬉しかったのであろう。
パチュリー「ふん、どうやら人間を侮っていたようね」
パチュリー自身まさか人間に負けるとは思っておらず初めて人間の力を知った気がした。
人間には無限の可能性があるのかもしれないパチュリーは内心そう呟く。
パチュリー「まさか、私が負けるなんてね。完敗よ」
大人しく負けを認めるパチュリー。
どうやら、魔理沙の事を認めたようである。
魔理沙「ああ、でも、お前も凄い魔法使いだったぜ。全体的な魔法の能力はお前の方が上だったしな」
パチュリーの事を讃えるような発言をする魔理沙。
どうやら、相手の事を認めたのはパチュリーだけでなく魔理沙自身もパチュリーの事を認めたようである。
二人の中に何処と無く友情というものが出来た瞬間であった。
パチュリー「それじゃあ、早く行きなさい。仲間があなたを心配しているはずよ」
魔理沙に先へ行くように指示するパチュリー。
恐らく、敗者として魔理沙を敬った気持ちから出た言葉であろう。
魔理沙は、パチュリーの心情を察する。
そして…。
魔理沙「じゃあな」
そう告げながら倒れたパチュリーを背に扉の方へと歩いていくのであった。
どうやら、霊夢達の後を急いで追うようである。
と、その時だった!
???「ねぇ、私と遊ばない?ハハハハハ」
後ろから不気味な笑い声が聞こえてきた。
魔理沙は、慌てて声の方へと振り向く。
魔理沙「誰だ!?」
すると、その方向には一人の少女がいた。
その少女の表情は何処と無く残忍さが感じ取れた。
魔理沙は、慌ててパチュリーに尋ねる。
魔理沙「おい、パチュリーあいつは誰だ?どう見ても正気な奴ではないぜ」
早口でパチュリーに伝える魔理沙。
しかし、いくら待とうともパチュリーの返答が返ってこない。
痺れを切らした魔理沙は、再びパチュリーに尋ねる。
魔理沙「おい、聞いてんのかパチュリー。あいつは一体…」
その時、魔理沙の口の動きが止まる。
その理由は…。
パチュリー「あ、あっ」
パチュリーの表情である。
顔は真っ青になっており冷や汗もかいていた。
そこで、魔理沙は悟る。
あの少女はヤバイやつだと…。
パチュリー「な、なんで、あの子が…結界に閉じ込めてたはずなのに、まさか、さっきのマスタースパークで…」
焦った表情を浮かべながらそう告げるパチュリー。
魔理沙は自分を置いて自己解決していくパチュリーに自分にも説明するよう要求する。
魔理沙「なんだよ、あいつがなんだっていうんだよ?結界ってどういう事だよ?」
それを聞いたパチュリーは簡潔に説明を始めた。
パチュリー「簡潔に言うとあいつは、紅魔館の主の妹よ。名前はフランドール・スカーレット、ものすごい力と能力を恐れて昔、結界の中に閉じ込めたの。でも、おそらくさっきのあなたのマスタースパークで結界が壊れちゃったみたい」
早口で焦りながらそう告げるパチュリー。
そして、自分のせいであんな化け物を復活させてしまったのかと後悔する魔理沙。
そんな魔理沙の心情を察したのかパチュリーは魔理沙に必死な顔でこう告げた。
パチュリー「あなた、今更後悔してももう遅いわ。お願いあの子を止めて!!」
本当は自分がたたかいたいところだが魔理沙のマスタースパークをまともにくらい喋るのも限界なパチュリーは魔理沙に頼む。
魔理沙「お前が私に頼むなんて…」
まさか、パチュリー自身が自分に頼むのに驚く魔理沙。
そして 、パチュリー自身恐れるあの少女。
正直、魔理沙自身恐れていた。
しかし、魔理沙にはフランの封印を解いてしまったという責任があった。
それに敵に恐れて逃げるのも性に合わない。
魔理沙「わかったぜ!!パチュリーあいつを倒してやるよ!」
魔理沙は、フランと戦う決心をするのであった。
パチュリーは、そんな魔理沙の勇気に「ありがとう」と囁く。
魔理沙「そうと決まれば早速いくぜ!」
魔理沙は、そう呟くとフランの前に立ちふさがる。
そして、フランにこう告げた。
魔理沙「おい、お前!さっき遊んでくれとかいってたな!いいぜ!この私が相手をしてやる!」
威勢のある声を張り上げながらフランに告げる魔理沙。
その声には、恐怖のようなものは一切感じ取れない。
一方、フランの方は不気味な笑みを浮かべて「やったー」と子供らしく喜んだ。
その喜んでいるフランを見つめる魔理沙は、もしかして、今がチャンスではないかと考える。
そして!
魔理沙「魔符「「スダーダストレヴァリエ」」 」
初手からいきまりスペルカードで不意打ちを仕掛けた。
いくらなんでもこの不意打ちは避けれないはず!
魔理沙は、内心これで決まったのではないかと思った。
しかし!
フラン「フフフ、無駄だよ」
そう告げると同時にフランはいとも容易く弾幕の隙間を縫い攻撃を躱していった。
流石の魔理沙もこれには驚きを隠せない。
魔理沙「なんて野郎だ!!不意打ちの弾幕を躱しやがった」
魔理沙は、ただ唖然と固まることしか出来ない。
すると、フランが「もう終わり?」と冷たい笑みを浮かべながら告げてきた。
魔理沙は、少しヤケクソになる。
魔理沙「くそ、ならこれならどうだ!」
そう告げると先ほどと同様にミニ八卦炉を構える魔理沙。
そうこれは!
魔理沙「恋符「「マスタースパーク」」 」
先ほどパチュリーを倒したものすごいエネルギー波である。
エネルギー波はそのままフランを飲み込む。
流石のフランもこれなら!
魔理沙は、勝ち確信する。
魔理沙「決まったぜ!!」
魔理沙は、笑みを浮かべる。
しかし!
「ははは、今の少しだけおもしろいわ」
爆風の中からそんな可愛らしい声が聞こえた。
そして!
ヒューーーン
次の瞬間、爆風が一気に吹き飛ぶ。
そして、その中からほぼ無傷の状態のフランが出てきた。
魔理沙「なんだと!!」
流石の魔理沙もこれには焦りを隠しきれない。
なぜなら、今の一撃は完全にフランを捉えていた。
故に今フランが立っているのはおかしいのである。
フラン「今のは、面白かったよ。でも、もう飽きたから壊しちゃうね」
どうやら、フランにとっては本当にマスタースパークも遊びの一環のようである。
正直、魔理沙は絶望した。
しかし、今更投げたところでこいつから逃げれるわけがない。
そう自分に言い聞かせ誇りを胸に最後まで戦い抜くことを決意した。
魔理沙「そう簡単に壊せるかな?」
澄ました顔で余裕そうに告げる魔理沙。
勿論、この表情はハッタリで内心余裕などない。
フラン「ふふふ、じゃあ、出来るだけ粘ってね!」
フランは不気味な笑みを浮かべてそう告げるとスペカを取り出した。
どうやら、ここからがフランの本領発揮のようである。
魔理沙は、限界まで警戒を強めた。
フラン「禁忌「「レーヴァテイン」」 」
フランがそう宣言すると突如、炎を纏った剣がフランの手元にあらわれる。
どうやら、フランは武器を使った戦闘を得意とするようだ。
フラン「じゃあ、いくよ!」
シュン
そう告げると同時に魔理沙に急接近するフラン。
その速度は凄まじく魔理沙は行動が遅れてしまう。
そして、気がつくと剣を振りかざしたフランが目の前にいた。
魔理沙「しまっ!」
避ける余裕すら与えないフランの速攻攻撃。
魔理沙は、覚悟した。
この一撃で自分は殺されると…。
しかし、その時だった!
ヒューーン
ドンッ
フランの攻撃が魔理沙に当たる直前、不意に横からエネルギー弾が飛んできた。
そのエネルギー弾はフランを少しだけ吹っ飛ばす。
これは、一体!
そう思った魔理沙とフランはエネルギー弾の飛んできた方向へと目をやった。
そこには!
パチュリー「なんと、パチュリーが腕をこちらにかざして立っていた」
最早、立つのでさえやっとのはずのパチュリー。
どうやら、なけなしのエネルギーを使って魔理沙を守ったようだ。
フラン「よくもやったわね」
いいところで妨害を受けてしまったフランはパチュリーに怒りを表す。
その表情からは完全に頭に血が上っていることが読み取れた。
フランは、標的を魔理沙からパチュリーに移す。
そして!
フラン「くたばれーー!!」
そのままボロボロのパチュリーに思いっきりエネルギー弾を放った。
パチュリーは、そのままエネルギー弾に直撃する。
ドンッ
魔理沙「パチュリーーー」
爆風に包まれていくパチュリー。
魔理沙は慌ててパチュリーの元へと駆け寄った。
魔理沙「おい、パチュリー。大丈夫か?おい!」
必死にパチュリーに訴える魔理沙。
しかし、いくら待とうともパチュリーからは返事は返ってこなかった。
魔理沙は、ゆっくりとパチュリーの心臓に手を置く。
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
すると、パチュリーの心臓の鼓動を感じることができた。
どうやら、ただ気を失っていただけのようである。
ひとまず安心をする魔理沙。
そして、そのままフランに怒りをぶつけるのであった。
魔理沙「お前、よくもパチュリーを」
感情的にフランに伝える魔理沙。
どうやら、余程、魔法使いとしての仲間を傷つけられた事に腹を立てたようだ。
フラン「もとはと言えばそいつが私を閉じ込めたのが悪い。私は私を閉じ込めた奴らに復讐をするって決めたの。かならず、皆殺しにしてやるってね」
なんの躊躇いもなく怖いセリフを吐き出すフラン。
どうやら、フラン自身もかなり紅魔館の奴らを恨んでいるようである。
魔理沙「皆殺しって、物騒な言葉を使うじゃねえか」
若干、苦笑いをしながらそう告げる魔理沙。
どうやら、フランの恐ろしさをすこし知ったようである。
こいつは、野放しにしてはいけない存在と…。
フラン「私は本気なのあなたを殺したら次はお姉様を殺すわ」
そう告げた瞬間、フランは再びスペカを取り出した。
どうやら、魔理沙にとどめを刺すつもりであろう。
魔理沙は、少し警戒しフランとの距離間を保つようにした。
フラン「禁忌「「クランベリートラップ」」 」
フランの弾幕が魔理沙に放たれる。
魔理沙は急いで箒に乗り弾幕を避けた。
しかし、フランのスペカの威力はそんじゃそこらの奴とは比にならないレベルであった。
スピード、密度、パワー全てを兼ね備えており流石の魔理沙も避け切る事が出来なかった。
ドンッ ドンッ ドンッ
少しずつ体にぶつかってゆくフランの弾幕。
勿論、魔理沙がそんな攻撃をずっと耐え切れるわけもなく。
魔理沙「うわ〜!!」
天井に勢いよく吹っ飛ばされてしまった。
バゴンッ
そのまま天井を貫く魔理沙の胴体。
どうやら、あまりの威力に天井を貫通してしまったようだ。
フランはそんな魔理沙を逃さまいと魔理沙のあとを追った。
天井を超えたことにより一階上に上がってきてしまった魔理沙。
魔理沙「ぐっ‼︎」
魔理沙は、急いで体を動かそうと周りに目を動かした。
その瞬間、魔理沙は驚く。
なんと、目の前に霊夢と悟空、それにフランに似た少女がいたのであった。
最近話が徐々に雑になってしまっています。
誠に申し訳ありません。