悟空「オラの蹴りを受けてもダメージがないなんて…」
流石の悟空も今回ばかりは驚きを隠せない。
ぽたっぽたっと悟空の頰を叩い水が垂れ落ちる。
そう冷や汗である。
26号「どうした。孫悟空。お前の力はその程度か?話にならんな」
悟空を挑発する26号。
その表情には絶対の自信が溢れていた。
悟空はこの挑発に乗ったわけではないが少し闘志を燃やす。
悟空「人造人間が何故こんな場所にいるかはしらねぇが霊夢と魔理沙も今おめぇの仲間と戦ってるというならオラとここで遊んでるわけにはいかねぇな。悪いが本気で行かせてもらうぞ!はああぁぁぁあ!!」
そう告げると再び気を高める悟空。
そして!
ドゥーーン
ビリビリビリビリ
悟空の周りに電気のようなオーラが走る。
そうスーパーサイヤ人2である。
悟空「さぁ、第二ラウンド始めっぞ!」
そう告げると悟空は戦闘態勢をとった。
26号「ほぉ。それがスーパーサイヤ人2か…」
スーパーサイヤ人2へとなった悟空をマジマジ見る26号。
そして、小さく囁くようにこう告げた。
26号「これはあの方に素晴らしいデータを送れそうだ」
そうとだけ告げると26号も悟空と同様に戦闘態勢をとる。
睨み合う悟空と26号。
そして!
ヒュン
ヒュン
二人は同時に攻撃を仕掛けた。
26号「だりゃあ!」
ほんの一手早く攻撃を仕掛ける26号。
26号は手を大きく振りかぶった。
しかし!
悟空「だりゃあ!」
ドンッ
少し振りかぶりすぎたか攻撃が遅れ悟空に先制攻撃をくらってしまった。
悟空「そんな大ぶりの攻撃オラにはあたらねぇぞ!」
そうとだけ告げると…。
悟空「だりゃりゃりゃりゃりゃ」
物凄いラッシュを悟空は26号の腹部にはなった。
26号「ぐががががが」
流石の26号もこれにはたまったものではない。
そのまま悟空のパンチの威力に吹き飛ばされてしまった。
ドンッ
民家に身をぶつけてしまう26号。
26号はそのまま倒れ込んでしまった。
26号「くっ、実際に戦ってみるとデータ以上に攻撃は重いものだな。しかし!」
倒れ込みながらそう呟く26号、流石の人造人間もこれには降参か?
と、そう思われた時!
26号「よっこらしょ」
なんと、26号は再び立ち上がった!
悟空「なにっ!?」
これには悟空もびっくら仰天!
なんと、26号はあの攻撃を耐えきったのである。
26号「あ〜、いたたたた」
そう呟きながら悟空の元へ戻ってくる26号。
悟空は思った。
まさか、こいつは!
悟空「エネルギー永久式!」
心で呟いたつもりが思わず声に出してしまう悟空。
26号「お、バレちまったか。そう俺様は弱点なしの永久式の人造人間なのさ」
そう告げると高笑いを浮かべる26号。
悟空にとってもこれは参った。
永久式の人造人間はエネルギーが減ることはない。
したがって倒すのに時間がかかってしまうのである。
ここは里の中いくら人々が避難しているとはいえそう長々と戦っては被害が出かけないのである。
悟空「しょうがねぇ!」
悟空はそう告げると再び構えをとった。
そうスーパーサイヤ人3になろうと考えたのである。
目の前の人造人間。
どう考えても只者ではない。
正直言うと魔人ブウぐらい厄介である。
何故ただの人造人間がここまで強いのか疑問を思いつつ気をためようと思ったその瞬間!
悟空「ん?」
悟空はあることに気がついた。
26号の顔をまじまじとみる悟空。
そうそれは、26号の顔を隠しているフードが少しさっきの衝撃で破れていたのである。
完璧とは言わないものの少しだけ26号の顔を拝むことができた。
しかし!重要なのは26号の顔ではない。
その26号の額であった。
ほんのちょっぴりだが26号のフードの隙間から何かオレンジ色のものが埋め込まれているのが見えたのである。
一体、なんなのか?
悟空がそれを確認しようとした瞬間!
26号「おっと」
26号はフードを深く被りその何かを隠してしまった。
そして!
26号「どうやら、戦いはこの辺にした方がいいみたいだな」
何か慌てたような反応をする26号。
悟空に額を見られるのがそれ程まずかったのであろうか。
26号「おい、孫悟空よ。このまま勝負を続けお前が本気で戦ったらこの人里の住民に被害が出かけない。いや、少なくともこの里は高確率で焼け野原になってしまう。どうだ、ここは一時引き分けということで」
急に悟空に提案を出す26号。
26号「お前にとっても悪い話ではない。私は必ずお前いや、お前たちの元へ再び現れる。今は一時休戦するだけだ」
確かに今戦っては里にも被害が出る可能性が高い。
悟空は顎に手を当て少し考える。
そして!
悟空「わかった。今だけは見逃してやる。ただし、次会った時は容赦しねえからな」
悟空のその言葉には闘志がこもっておりどうやら、今回は本当に26号を見逃すようだ。
26号はフード越しに薄ら笑いを浮かべる。
そして!
26号「さらばだ」
とだけ告げ何処かへ飛んでいってしまった。
悟空「一体、あいつはなんだったんだ?」
26号が去った後も考え込む悟空。
悟空「あいつはオラに額を見られるのを恐れていた。それにあの一瞬見えたオレンジ色のものは…。それにあの異常なまでの戦闘力。いってぇ、この幻想郷ではなにが起こったんだ?」
今起こった摩訶不思議な出来事に頭がこんがらがってしまう悟空。
悟空「とりあえず、紫の所へ戻るとすっか…。気を感じ取った感じどうやら霊夢と魔理沙も無事みたいだしな」
悟空はそう告げた瞬間。
額に指を当て紫の元へと瞬間移動するのであった。
皆さま、あけましておめでとうございます。
今年も何卒 東方龍球伝をよろしくお願いします。