東方龍球伝   作:清川 明希

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超絶、お久しぶりです。

今回の話の時系列は108話の悟空と霊夢と魔理沙で団体行動に移行した時の魔理沙時点です。


謎のフードの男 第110話

時は少し坂戻り魔理沙が悟空達と離れて単体行動をとっていた。

 

魔理沙「悟空に言われた通りそれぞれ別の道でフードの奴らを探すことにしたけど、やっぱり、人里は広いなぁ〜。フードの奴らなんてちっとも見つかる気がしないぜ」

 

魔理沙はぶつくさ文句を言いながら人里を探索する。

まあ、無理のないことであろう。

魔理沙の言う通り人里の広さは狭いと一言で収めれる大きさでは決してないのである。

いくら手分けして探したとしても見つけるのはそう容易なことではないだろう…。

 

しかし

 

魔理沙「ん?」

 

魔理沙は不意に目を尖らせる。

その目はまるで獲物を見つけた肉食動物のような目であった。

そうもう察しがついていると思うが魔理沙に向かって何者かが歩いて来ているのである。

 

ガシッ

 

その人物は強く地面を踏みつけると魔理沙の目の前で止まった。

魔理沙は無言のまま視線を相手に集め睨みつけた。

そうその人物こそが例のフードの男であるのだ。

よくよく考えてみれば向こうもこっちを探しているのである。

別にこっちが顔を合わせたくなかろうともすぐに合う運命だったのだ。

 

魔理沙「お前が例の私達を探してたっていう奴らの一人か?」

 

魔理沙はその静けさの漂うフードの男に尋ねた。

しかし、悟空の相手とは違い。

今、魔理沙の目の前にいる者は一向に口を開こうとはしない。

 

そして!

 

ヒュン

 

魔理沙「なっ⁉︎」

 

バゴンッ

 

魔理沙に一気に接近し不意打ちをかけた。

流石の魔理沙も油断しておりまともに攻撃をくらってしまう。

 

魔理沙「ぐ、ぐはっ!」

 

魔理沙はそのまま腹を抑え込み膝立ち状態になった。

そして、抱え込んだ痛みの中あることを理解した。

それは……。

 

魔理沙「こ、こいつ、強い」

 

そう相手の戦闘力である。

よくよく考えてみると何故か相手の戦闘力をさっきから感じることが出来なかったのである。

ここ最近、気を感じることに頼りきってる魔理沙にとって今の相手の行動はまさに暗黙の中からの攻撃に等しいといっても過言ではなかったのだ。

 

魔理沙は少しよろけつつ立ち上がる。

そして、強い眼光を相手にみせた。

 

魔理沙「いきなり攻撃なんてやってくれるぜ。どうやら、お前が例の奴らの一人で間違えないみたいだな」

 

自分を急に攻撃して来た事から相手が例のフード男の一人であることを確証する魔理沙。

しかし、フードの男は…。

 

???「…………」

 

魔理沙の声がまるで聞こえていないかのように無言の表情を続けた。

 

魔理沙「また、だんまりかよ。まあ、いいけどな」

 

そう告げるやいなや無言の表情の相手に不思議な思いを持ちつつも魔理沙は戦闘態勢をとった。

 




久しぶりに小説書くとめっちゃ難しい
次の投稿は受験に合格したらです。
受験に合格したら必ず毎日投稿に戻しますので待っていてください。

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