東方龍球伝   作:清川 明希

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圧倒的力の差 第112話

フード「さぁ、次はこっちから行かせてもらうぞ!」

 

デゥーン

 

そう告げるとフードの男の周りに白いモヤモヤした炎のようなオーラが出てきた。

どうやら、本気で魔理沙を殺す気のようだ。

 

魔理沙の額からは冷や汗が流れ落ちる。

そして、後悔した自分一人であいつと戦おうと思ったことを……。

 

魔理沙「くっそぉ!」

 

魔理沙はヤケクソになり戦闘態勢をとる。

そして!

 

魔理沙「だりゃりゃりゃりゃりゃ!」

 

弾幕を相手に放った。

今度の弾幕はどちらかというと威力重視でかなりのエネルギーが込められていた。

 

だが、しかし!

 

フード「ふん」

 

フードの男は右手を前にかざす。

そして!

 

フード「だりゃあ!」

 

右からものすごい威力のエネルギー波を放った。

その威力、下手をすれば魔理沙のマスタースパークをも上回る程の威力である。

 

デゥン デゥン デゥン デゥン

 

魔理沙の弾幕はいとも容易く奴のエネルギー波に飲み込まれてしまった。

 

魔理沙「な!私の弾幕が!」

 

戸惑う魔理沙!

 

フード「今だ!」

 

フードの男は魔理沙の戸惑った一瞬を狙い魔理沙に急接近した!

 

ヒュン

 

魔理沙の目の前に現れるフードの男。

フードの男は魔理沙の腹部に重い一撃を放った。

その速度は素早く魔理沙ですらそのスピードについていくことは出来なかった。

 

ドンッ

 

魔理沙の腹部にパンチが命中する。

 

魔理沙「ぐはぁ!」

 

魔理沙の口から血が吹き出る。

今までに感じたことのない程の威力のパンチ魔理沙は絶句したこの戦い負けるのではないかと…。

 

バタンッ

 

地面に倒れ込んでしまう魔理沙。

 

フード「どうした!もう終わりか」

 

倒れた魔理沙を見下すフードの男。

しかし、いくら見続けても魔理沙は動かない。

 

フード「ふん、死んだか」

 

あまりにも動きを感じ取れなかったので勝手に死んだと判断する男。

フードの男は倒れた魔理沙を置いて何処かへ歩き出すのであった。

 

しかし!

 

「待てよ」

 

フード「ん?」

 

フードの男の背中から声が響いた。

フードの男は恐る恐る後ろを振り向く。

そこには!

 

魔理沙「どこにいくんだよ」

 

よろめきながら立っている魔理沙がいた!

どうやら、先程の攻撃に耐えきったようだ。

 

フード「ほぉ、これは驚いた。てっきり、死んだと思ってたよ」

 

フードの男はそう告げるや否や再び魔理沙の方へと体を向けた。

薄ら笑いを浮かべるフードの男。

 

魔理沙「ははは、悪いな私はなかなかしぶとくてなたったパンチ一発じゃしなないぜ!」

 

魔理沙はそう告げるとよろめきながらも戦闘態勢をとった。

 

魔理沙「せめて、そのフードだけでも引き裂いてお前の素顔を拝ませてもらうぜ!」

 

魔理沙は、そう告げるとかをためはじめる。

そして!

 

魔理沙「魔法拳15倍だー!!」

 

魔理沙は魔法拳を一気に15倍まで引き上げた。

 

フード「ほぉ、まだ、それ程の力を残していたとは面白い。いいだろうもうすこし遊んでやろう。はぁ!」

 

そう告げるとフードの男も周りに白いもやを出し戦闘態勢をとる。

 

魔理沙は、思った。

今のこの状況普通に戦っては勝ち目はまずない。

しかし、それはあくまで普通に戦ったらの話。

どんな手を使ってでも勝ってやる!と…。

 

魔理沙は額に指を当てる。

そして!

 

シュン

 

瞬時に消え去った。

 

フード「なにっ!?」

 

さすがのフードも困惑する。

 

フード「ちっ、奴はどこへ?」

 

辺りをキョロキョロ見渡すフードしかし、どこを見ても魔理沙の姿はない。

その時だった!

 

魔理沙「魔符「「スターダストレヴァリエ」」 」

 

フードの男の背後から魔理沙な声が聞こえる。

フードの男は慌てて後ろに振り向いた。

そこには!

スペルカードを持った魔理沙がいた!

どうやら、魔理沙は瞬間移動で相手の死角に回り込みスペルカードを構えたようだ。

フードの男は慌てて距離をとろうとするが時すでに遅し。

魔理沙の放ったスペカがフードの男を捉えた。

超近距離からの弾幕流石のフードの男も避けることが出来なかったようだ。

 

フード「ぐ、ぐああぁ!」

 

 

バン バン バン バン

 

次々と命中していく魔理沙の弾幕

その素早さと密度は相手にバリアをはらせるスキすらも与えなかった。

 

魔理沙「はぁはぁ、ザマァみやがれ!」

 

ヒゥーン

 

魔理沙の魔法拳が解除される。

どうやら、エネルギーを使い果たしたようだ。

少し距離を取り爆風を見つめる魔理沙。

 

魔理沙「はぁはぁ、決まったのか?」

 

息を切らしつつ今ので決まったことを祈る魔理沙。

正直、これで倒せていなかったらもう魔理沙に勝ち目はないだろう。

しかし、現実とは酷いものであった。

 

「はああああああ!!」

 

突然、爆風の中から叫び声が響く。

爆風はその叫び声と共に一気に吹き飛ばされた。

 

魔理沙「おいおい、冗談じゃないぜ」

 

もはや苦笑いですら浮かび上がらない魔理沙。

それもそのはず、なんと、爆風の中からほぼ無傷で奴が出てきたのだから…。

 

フード「今のは少し焦ったぞ」

 

フードの男は少し動揺の表情を浮かべる。

だが、恐らくダメージは少ししか入っていないであろう。

しかし、魔理沙のやったことは無駄では無かった。

な、なんと、フードの男のフードが完全ではないにせよ少し破れていたのである。

 

魔理沙「ふん、どうやら、少しだけ顔を拝めたようだな」

 

フードの男をマジマジ見つめる魔理沙。

そして、あることに気づいた。

 

魔理沙「ん?」

 

それはフードの男の額である。

先程まではフードが邪魔で見ることが出来なかったが今フードの破れた隙間からなにやらオレンジ色の球のようなものが見えたのである。

 

フード「ふはははははは」

 

急に笑い出すフード。

 

フード「よくぞ、私のフードの中を少しでも覗くことが出来たな。気に入ったぞ!」

 

そう告げるとフードの男は破れた部分を隠す。

 

フード「よかろう。今回は貴様を見逃してやるぞ。あの方の命令も貴様らの処分ではないからな」

 

意味ありげな言葉を並べるフードの男。

魔理沙は、そこに疑問を覚えた。

 

魔理沙「あの方?命令?お前一体、なにを入っているんだ!」

 

威圧のある声で告げる魔理沙。

しかし、フードの男は、薄ら笑いを浮かべ魔理沙に告げる。

 

フード「ふふふ、残念ながらまだ、貴様らにその事を話すわけにはいけないんでなあの方の計画を…」

 

フードの男はそうとだけ告げると魔理沙に背中を向ける。

魔理沙は、とっさに手を伸ばし「待て!」と叫んだ。

 

フードの男はチラッと魔理沙の方を振り向く。

 

魔理沙「せめて、お前の名前を教えてくれないか?別に名前ぐらい問題はないだろ?」

 

魔理沙は、フードの男に名前を教えるよう要求する。

すると、フードの男は少し悩んだ後こう告げるのであった。

 

フード「人造人間27号」

 

そうとだけ告げフードの男は飛んでいくのであった。

 

 

魔理沙は、27号の飛んでいった先の空を見つめる。

 

魔理沙「人造人間だと?」

 

訳の分からない事を言って何処かへ飛んで言った敵に不安と恐怖を感じる魔理沙。

魔理沙は、額に指を当て紫の元へと瞬間移動するのであった。

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