時は少し遡り霊夢が魔理沙と悟空も別行動をとっていた。
霊夢「それにしてもやっぱり人里は広いわね〜。全然、見つかる気がしないわ」
単体行動をとることになった霊夢はどうやら、人里の広さに少し困惑しているようだ。
霊夢「こんな風に歩いててもキリがないわね。少し休もうかしら」
霊夢はそう告げるや否や人里のお団子屋さんの方へと目を向ける。
霊夢「お団子か…そういえば、最近食べてないわね〜」
霊夢は、トコトコとゆっくりと団子やに近づいて行く。
しかし、、、
霊夢「おっと、危ない。危うく娯楽に走ってしまうところだったわ」
ギリギリの所へ我に返り自分の使命を頭に再度浮かべた。
霊夢「紫をも倒すほどの敵がこの人里に潜伏してる今そんなことしてる暇はないわね」
霊夢は、自分にそう聞かせると足早と団子屋を去って行くのであった。
数分歩いたところだろうか……。
霊夢は、目の前に怪しげな男が1人こちらへ歩いて来ているのに目をやった。
霊夢は目を尖らせる。
そして、一言告げた。
霊夢「あらあら、どうやら向こうからこちらに来てくれたみたいね」
そう霊夢が見たのは例のフードの男であったのだ。
何故か、気を感じることが出来ないがその男から出てくる威圧感から恐らく間違えないであろう。
霊夢は、戦闘態勢とまでは言わないが少しだけ身構える。
霊夢「あなたが例の私と魔理沙と悟空を探してたっていうフードの方かしら?」
10メートルほどの感覚を保ちつつ霊夢はゆっくりとフードの男に質問をした。
フードの男はニヤリと笑う。
フード「ふふふふ」
その笑みは不気味さをさらけ出すだけでなく霊夢に恐怖すらも与えた。
霊夢「ちょっと、あんた何笑ってるのよ!」
霊夢から冷や汗が流れ落ちる。
どうやら、霊夢は体ではなく直感で感じとったようだ。
この相手はヤバイと!
霊夢は戦闘態勢をとる。
霊夢「いいあんた?もし、私の質問に答える気がないなら。少し荒っぽいけど力づくでやらせてもらうわよ!」
霊夢はフードの男に警告を交えたセリフを伝えた。
すると、フードの男は……。
フード「は、は、は、は、は、面白い。なら、力づくで喋らせてもらおうか!」
霊夢の警告に従うどころか霊夢の警告に乗ってきたのである。
それには、流石の霊夢も驚きの声が漏れた。
霊夢「何ですって…」
一歩後ずさりする霊夢。
その時だった。
ヒュン
霊夢「なっ!?」
フードの男は霊夢の目に捉えられないような速度で霊夢に接近してきた!
眼光をこれでもかというぐらい開ける霊夢。
フードの男はそんな霊夢の表情を楽しむかのように手を大きく振る。
そして!
バゴンッ
霊夢の腹部めがけ信じられない威力のパンチを放った。
霊夢「ぐはっ!?」
霊夢の腹部から唾液が飛び出る。
霊夢は、そのまま膝立ち状態になってしまった。
霊夢「く、ぐぐぐ」
痛みに耐える霊夢。
人里の人々はその光景を見てパニックになってしまった。
人々「うわぁ!」
人々「悪魔だ!」
人々「逃げろー!」
次々と逃げて行く人々。
これは、逆に霊夢にとっては都合が良かった。
人々が勝手に逃げてくれたのなら思う存分戦えるそう思ったのである。
霊夢「ふん」
シュン
霊夢はジャンプするり
フード「ん?」
フードはそんな霊夢のジャンプを見上げた。
その瞬間!
霊夢「はぁ!」
バゴンッ
霊夢はフードの男に力一杯の回し蹴りを放った。
流石のフードの男もそれを避けきることは出来ない。
フード「ぐっ!」
少し吹き飛ばされてしまうフードの男。
フードの男は思った。
こいつ、思ったよりやるな!と…。
フード「思ったよりやるではないか!俺に攻撃を当てるとわな」
フードの男はそう告げると霊夢を鋭い眼光で睨みつけた。
霊夢「ふん、そりゃどうも」
霊夢もそれに合わせてフードの男を睨み返す。
しかし、霊夢は内心ビビっていた。
何故なら、今の回し蹴りはまともに奴を捉える事が出来た。、
しかし、やつにはこれっぽっちのダメージも入っていないのだから。
正直、もう降参スレスレである。
両者、共に構える二人。
そして!
霊夢「はあああ!」
フード「はあああ!」
両者とも気を解放し始めた。
どうやら、ここからがお互い本領発揮のようだ。
ヒュン ヒュン
同時に超スピードで近づきあう二人。
そして!
霊夢「だりゃりゃりゃりゃりゃ!」
フード「だりゃりゃりゃりゃりゃ!」」
ものすごい攻防戦を繰り広げた。
霊夢はパンチを放てばそのパンチをフードの男が受け流しフードの男がパンチを放てば霊夢が受け流すというまさに互角!まさに超人と言わんばかりの戦いであった。
しかし、そんな中!
霊夢「はぁ!」
霊夢はその攻防戦の中で一瞬の隙を見つけフードの男に超近距離でエネルギー弾を放つ!
だが、それを瞬時に判断したフードの男は!
フード「無駄だ!」
負けじと霊夢とほぼ同じ威力のエネルギー弾を放った。
ドンッ
二人のエネルギー弾は互いにぶつかり合い大きな衝撃波を生み出した。
ビューン
霊夢「ぐ、うわー!」
フード「な、なにー!」
その衝撃波を近距離で浴びてしまい二人とも互いに線対称になるよう吹き飛ばされていった。
しかし!
霊夢「ぐっ!」
フード「はっ!」
二人ともすぐに体の態勢を立て直し空中で急ブレーキをかける。
霊夢「はあはあ、強い!」
息を切らしつつ告げる霊夢。
フード「強い?ふん、そのセリフはこっちも一緒さ。驚いたよ生身の人間がここまで戦えるとわね」
フードの男も霊夢を褒める。
どうやら、お互いの強さを認めあったようだ。
フード「いいだろう。お遊びはこのへんにしてお互い本気でやろうじゃないか?」
フードの男は霊夢に告げる。
霊夢「本気ですって?」
霊夢はそのフードの男にへんな疑問をもった。
フード「とぼけるな。貴様、まだ、力を隠しているだろう。その力を全てみせてみろ!そして、私もみせてやる!お互い本気と本気をぶつけ合おうじゃないか!」
どうやら、フードの男は霊夢との本気のバトルを望んでいるようだ。
この霊夢との短時間の中フードの男の心で燃えている炎にガソリンのようなものがまかれたのであろうか!
フードの男は燃えるような心で霊夢に告げた。
霊夢ら軽く微笑む。
そして!
霊夢「いいわ。やってやろうじゃない!あんたの望む通り本気でね!」
相手の提案になったのであった。