力を解放したフードの男の威圧に圧倒されてしまう霊夢。
霊夢「く、この威圧感!なんて、力なの見てるだけで押しつぶされそうだわ」
霊夢は今までにないほど警戒を入れた。
構えをとる霊夢。
その額からは汗が滲み出ていた。
フードの男は指で霊夢に挑発をいれる。
霊夢の目つきが変わった。
霊夢「ふん、あんまり私をなめないことね。だりゃあ!」
そう告げた瞬間、霊夢はフードの男に急接近した。
しかし、フードの男も霊夢に合わせ霊夢に接近する。
そして!
霊夢「だりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
フード「だりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
再び激しい攻防戦が続いた。
今のフードの男は20倍界王拳の霊夢さえしのぎ兼ねないスピードとパワーを持っている。
そのゆえ、どうしてもこのようなタイマンでは霊夢が不利になってしまった。
フード「だりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
攻撃の速度を速めるフードの男。
ついに霊夢は防戦一方になってしまった。
霊夢「くっ!」
なんとか、攻撃する隙を作りたい霊夢。
このパワー差を埋めるにはあれしかなかった。
霊夢は一度後ろへ力強くバックステップをとった。
そう相手との距離を取ろうと考えたのである。
しかし…。
ガシッ
霊夢「っ!?」
フード「逃がさん」
なんと、フードの男は霊夢のバックステップに瞬時に反応し霊夢の足を捕まえたのである!
なんとか、抜け出そうと対抗する霊夢。
しかし、そのとてつもない握力に霊夢の骨が悲鳴を上げ始めた。
メシメシ
フード「ふん、このまま握り潰してやる!」
フードの男はみるみる握力を上げていく。
その時だった!
霊夢「ふ、はははは」
急に霊夢が笑い始める。
これには流石のフードの男も頭にクエスチョンマークを浮かべた。
フード「なんだ。恐怖で頭がおかしくなったちまったか?」
フードの男は霊夢に尋ねる。
霊夢は笑うのをやめこう告げた。
霊夢「バカね。そんなわけないでしょ。私が笑った理由はあなたがまさに私の予想通りの行動をとってくれたからよ!」
フードの男の目がほんの少し泳いだ。
どうやら、霊夢の言葉に動揺しているようだ。
霊夢「あなたが私の足を掴むこれは私の予想の範囲内だったのよ!」
霊夢はそう告げるとスペルカードを構えた!
霊夢「いくら、あなたでもこの距離からの攻撃を避けられるかしら!」
そう霊夢の作戦はこれだったのだ!
これこそ相手との力の差を埋める方法の一つ。
近距離からの本気の一撃である!
この近距離の状況を作り出した霊夢の勝利なのだ!
霊夢「くらいなさい!これが私の本気!20倍界王拳の!霊符「「夢想封印 集」」 」
近距離から霊夢の最大の攻撃力を誇る技。
「夢想封印 集」が放たれた!
霊夢の足を掴んでたフードの男も慌てて霊夢の足をはなし距離を取ろうとする。
しかし、そんな余裕なのすでにあるはずもなく…。
ドンッ
フードの男は爆風に飲み込まれていくのであった。
ものすごい爆風と衝撃波に体が吹き飛ばされてしまう霊夢。
霊夢自身も近距離で衝撃を受けてしまったためダメージは入ってしまったようだ。
しかし、霊夢はおちついて体制を立て直し上手く地面に着地する。
霊夢「はぁはぁ、なんとか決まったみたいね」
流石の霊夢も界王拳が解けてしまい息も切らしている。
まあ、無理もない。あれはどのエネルギーを消費したのだ。
まだ、立ててるだけでも凄い方だ。
霊夢は消えゆく爆風を見つめていた。
理由は勿論、万が一に備えてである。
もし、相手が仮に少しでも息をしているならばトドメをさす!
そのつもりのようだ。
しかし、霊夢はこの判断を後悔することになる…。
「は、は、は、は、は、!」
急に爆風の中から笑い声が響き渡る。
霊夢は自分の耳を疑った。
黙々と晴れてゆく爆風。
そして!
フード「今のは驚いたぞ」
な、な、なんと!爆風の中からフードの男が出てきたのだ。
しかも、息も切らしておらずピンピンしている。
霊夢「う、うそでしょ!私は確かに全力でやった。不死身なのか!」
流石の霊夢も動揺を隠せないようだ。
あれ程のエネルギーふつうの者なら耐えれるはずがない。
ましてや、ダメージがないなんて!
霊夢「ん?あれは?」
その時、霊夢があることに気づく。
それは、フードの男の顔である。
先ほどの霊夢の攻撃でどうやらフードの男のフードが吹き飛んだようだ。
しかし、霊夢が気になったのは別にフードの男の顔がどうのこうのではない。
その額である。
何かはよく分からないがフードの男の額にボールのような物があったのである。
霊夢「その額の物は一体?」
霊夢はフードの男に尋ねる。
しかし、勿論それに対する返答は返ってこなかった。
フード「どうやら、俺は貴様をなめていたようだ」
フードの男は背中を向ける。
そして、こう告げるのであった。
フード「今回は生かしといてやる。俺らの目的は貴様らの処分ではないからな」
その瞬間、フードの男は飛び出そうとする!
しかし、霊夢は!
霊夢「はぁ!」
残り少ないエネルギーを絞ってフードの男に攻撃を仕掛けた。
フードの男は振り返る。
フード「やめておけ、今の貴様では俺に勝てない。それは貴様が一番わかってるはずだ」
フードの男は強い威圧を霊夢にかける。
その瞬間、恐怖から霊夢は体が震えだした。
霊夢「なら、せめてあなたの名前はなんなの?それを教えなさいよ!」
霊夢はフードの男に名前を要求した。
フードの男は霊夢に背中を見せる。
そして…。
フード「人造人間22号」
そうとだけ告げ何処かへ飛んでいくのであった。
霊夢は棒立ち状態に少しなってしまう。
霊夢「人造人間?」
どうやら、最後のセリフに謎を覚えたようだ。
しかし、こんなところに立っていても何も始まらない。
そう考えた霊夢は紫の元へ瞬間移動するのであった…。