それぞれのルートでフードの男いや、人造人間と戦った悟空、魔理沙、霊夢は、紫の元へ瞬間移動した。
悟空「お?」
魔理沙「ん?」
霊夢「ん?」
なんという偶然か3人はほぼ同時に瞬間移動で紫の元へ戻った。
紫は3人を見て驚く。
紫「ど、どうしたの3人ともその体の傷は!」
そう3人の体は傷だらけだったのである。
無理もない生死を分ける戦いを行なっていたのだから。
紫「まさか、フードの男達に!」
紫は心配の眼差しで霊夢達を見た。
魔理沙と霊夢はうつむく。
そして、拳を強く握った。
霊夢「あいつの強さはまさに別次元だったわ。まるで、歯が立たなかった」
魔理沙「ああ、恐らく向こうがひいていってくれなかったら今頃、私達は生きてないぜ」
霊夢と魔理沙の目には悔しさがうつる。
それを見た悟空は二人にこう告げた。
悟空「何言ってんだ二人共。今回もし、負けたんなら次勝てばいいだけだろ。また、一から修行してそいつらに勝てばいいんだ!」
悟空の台詞は根拠もない根性だけの言葉だった。
しかし、今の二人には悟空の言葉が支えにもなった。
霊夢と魔理沙に少し笑顔が戻る。
それを確認した悟空と紫はお互い顔を合わせ「ニッ」と笑うのであった。
悟空「あ、そうだ!霊夢に魔理沙?」
悟空が何やら不意に思い出したかのように霊夢と魔理沙に尋ねた。
霊夢と魔理沙は「え?」という表情を浮かべる。
悟空「オメェ達フードの男と戦ったんだろ?その時、相手の顔特に額の部分なんか見てないか?」
そのセリフを聞いた霊夢と魔理沙は「はっ!」と声を荒げた。
どうやら、覚えがあるようだ。
霊夢「そういえば、相手の額に変な球みたいなのがあったわね。オレンジ色の」
そのセリフを言った瞬間、魔理沙は霊夢の言葉を聞き少し早口になりながら告げた。
魔理沙「私もだぜ。オレンジ色の変なボール」
二人のその言葉を聞いた瞬間、悟空は深刻そうな顔を浮かべた。
悟空「そうか…」
何故か悟空の目には焦りのようなものが写っていた。
悟空「とりあえず、この話の続きは人里ではなく一度、博麗神社に戻ってから話そう」
そう告げると悟空は霊夢と魔理沙と紫と共に舞空術を使い博麗神社に戻るのであった。
数分後…。
悟空「よし、ついたな」
悟空達はすぐに博麗神社に戻ってきた。
つくやいなやすぐに霊夢は悟空に尋ねた。
霊夢「ちょっと、悟空一体どうしたの?博麗神社に一度戻ったってことはかなり重大な話なの?」
霊夢の表情には少し不安がみえた。
無理もない。
今回の異変。正直、悟空ですら焦るほどなのである。
魔理沙「なぁ、悟空。教えてくれよ?あのオレンジ色の球に一体何があるんだ?」
霊夢と同様いや、それ以上かもしれない。
魔理沙の言葉もあたふたとしておりかなり怯えているようだ。
悟空は、ゆっくりと口を開ける。
悟空「あくまでオラの推測だが結論から、言わせてもらうと奴らはドラゴンボールの力を利用して作られた人造人間だ!」
そのセリフを聞いた瞬間、霊夢と魔理沙と紫は数秒固まってしまった。
そして、霊夢はゆっくり口を開く。
霊夢「ド、ドラゴンボールってまさか!前にあんたが言ってた邪悪龍っていうとんでもない化け物を生んだボールのこと!」
霊夢のセリフに悟空はコクリと頷く。
悟空「ああ、間違いねえ。オラもこの目でしっかり見た!一瞬だったから何神球かは分からなかったが間違えなくあれはドラゴンボールだった!」
悟空は拳を強く握る。
悟空「今回は、まだ一人につき相手は1つのボールしか持っていなかったから対処出来た。だけど、もし、一体の人造人間に7個全てのボールが備わったら…」
幻想郷に来て初めて見せる怯えた表情。
これは霊夢と魔理沙を更に不安にするのであった。
紫「悟空。もう一つ聞きたいことがあるんだけど?どうして、相手が人造人間だと?」
紫は重苦しい空気の中悟空に尋ねた。
悟空「ああ、それは向こうが勝手に名乗ってくれたんだ。俺は人造人間ってな。オラの予想だが霊夢と魔理沙もオラと同じじゃねえか?」
悟空は霊夢と魔理沙の方に顔をやる。
霊夢「ええ、そうよ。相手が人造人間って名乗ってたわ」
魔理沙「私もだぜ」
どういうわけかは、分からないが人造人間達は向こうからこちらに人造人間だと教えてくれた。
わざとか単なる気まぐれかは分からないがそのおかげで少し相手の情報が掴めた。
魔理沙「なあなあ?」
不意に悟空達の方に振り向く魔理沙。
魔理沙は、少し頰を赤らめる。
魔理沙「少し言いにくいんだけどさ…。人造人間ってなんだ?」
どうやら、魔理沙今まで人造人間の意味を理解せずに会話には言っていたようだ。
霊夢「あんたよく今までの話についてこれたわね」
霊夢は少し呆れた顔をする。
悟空と紫はくすくす笑っていた。
良い意味でも悪い意味でも今の会話は霊夢達の雰囲気を和増すことになった。
人造人間達のことはまだまだ謎が多いが今後ゆっくり調べていけばいい。
話はそういう風にまとまるのであった。