東方龍球伝   作:清川 明希

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昨日は、勝手に休んでしまい申し訳ありませんでした。


月を返せ!八意永琳 第43話

無事に魔理沙の回復を確認した霊夢は、鈴仙の方を見て

『タッタッタッタッ』

と足音をたてながらゆっくりと鈴仙に近寄る。

霊夢「さぁ、月を返さない!」

鈴仙「う、うぅ、うぅぅ」

倒れた体に鞭を打ち立ち上がろうとする鈴仙

しかし、

『バタンッ』

再び体を地面に落とし倒れ込んでしまった。

霊夢「もう、貴方に力は残ってないんでしょ?」

倒れ込む鈴仙を見下ろすように見る霊夢

その表情には、圧倒的な威圧感が溢れ出ていた。

そして、再度 霊夢は、鈴仙に言う。

霊夢「月を返しなさい!!」

鈴仙は、そんな霊夢に逆らう事は到底出来ない。

悟空、魔理沙、紫は、異変解決を確信した。

しかし、鈴仙が予想外の言葉をこぼした。

鈴仙「私じゃ無理なのよ」

鈴仙は、自分では出来ないと主張した。

霊夢「はぁ!」

霊夢は、思わず声を漏らす。

それを聞いた悟空、魔理沙、紫は、霊夢の近くに行った。

鈴仙「この月を隠したのは私じゃないわ」

鈴仙は、再度 霊夢達に言う。

魔理沙「じゃあ、誰が月をかくしなんだ?」

鈴仙「この廊下のや更に奥にいる方よ」

鈴仙は、永遠にあるのではないかとも思える廊下の方に指を指して言った。

霊夢と魔理沙と悟空と紫は、ジッとその廊下の先を見る。

霊夢「そう、わかったわ。じゃあ、月を隠した奴の所まで歩いてやろうじゃないの!」

霊夢が気合を入れる。

そうして、4人は廊下を歩き出した。

と、思いきや急に霊夢が鈴仙の方を振り向く。

霊夢「そういえばこの建物はなんなの?」

鈴仙(今更………)

そう今更ながらこの建物が何なのか霊夢達は、把握 出来ていなかった。

鈴仙「ここは、永遠亭 月の奴らから隠れ住むために建てた場所」

鈴仙は、軽くだが説明をした。

どうやら、この建物は、永遠亭と言い月の連中から隠れるために建てられたようだ。

この説明を聞いた4人は、勿論 ある疑問が頭に残る。

そう、それは、

霊夢「さっきから言ってる月の連中って誰なの?」

そう月の連中である。

霊夢達は、ここに来て何度も耳にした単語であり1番の謎でもあった。

鈴仙「………」

しかし、鈴仙は、口を開くことはなかった。

まるで、誰かを隠してるかのように

霊夢は、そんな鈴仙を見て

霊夢「言いたくないならいいわ。この先にいる奴らに聞くだけだから」

そう言って廊下を歩き始めた。

悟空,魔理沙,紫も霊夢に続き長い廊下を歩き始めた。

 

〜10分後〜

 

霊夢「…………」

魔理沙「…………」

悟空「…………」

紫「…………」

4人は無言で廊下を歩いていた。

分かってはいた事だが、廊下は長く本当に永遠に続いてるのではないだろうかとも思えるほどだった。

『タッタッタッタ』

あまりにも4人が無言過ぎるので足音が耳に入ってくるほどでもあった。

そんな状況、霊夢と魔理沙が耐えれる筈がなく。

霊夢「あぁー!!」

魔理沙「あぁー!!」

と呻き声を出す2人

悟空「どうしたんだ?」

すかさず2人に尋ねる悟空

霊夢「この廊下 長すぎんのよ!!」

ついに霊夢が愚痴をこぼした。

それにつられるように魔理沙も

魔理沙「本当 そうだぜ。ちょっと長すぎるぜこの廊下」

霊夢と似たような事を言う。

悟空「おめぇ達、前に冥界でも似たようなこと言ってなかったか?」

悟空が霊夢と魔理沙に言った。

霊夢「そう言えば、言ってたわね」

と霊夢が答えた。

魔理沙「あん時も あの階段きつかったからな〜」

魔理沙も悟空に返答する。

悟空「よく考えてみろよ!前は階段だったんだぞ!階段に比べたら廊下なんて楽なもんじゃねえか」

悟空は、自分なりの言葉で必死に霊夢と魔理沙を元気付ける。

霊夢「確かにそうだけど」

魔理沙「まぁ、階段よりは、マシだな」

と同意し合う2人

とそんな会話をかわしていると

紫「悟空君、霊夢、白黒魔法使いおしゃべりは終わりのようよ」

そう呟き紫が足を止めた。

理由は、もう言うまでもないであろう。

そう4人の前には白色の髪の女性が立っていたのである。

その女性は、さっき戦っていた鈴仙よりも強い気を持っており威圧感もかなりの物だった。

???「ようこそ、永遠亭へ。私は、八意永琳と申します」

女性は、まず自己紹介を軽くして来た。

霊夢達も

霊夢「私は、博麗霊夢 博麗の巫女よ」

魔理沙「私は、霧雨魔理沙 普通の魔法使いだぜ!」

悟空「オラは孫悟空 この2人の付き添いだ」

紫「私は、八雲紫 幻想郷の妖怪の賢者よ」

それぞれ自分流の自己紹介をしていく。

永琳「あなた方人間と妖怪が私達になんのようですか?」

永琳が霊夢達に質問をした。

勿論 その質問の回答は、

霊夢「そんなの決まってるでしょ。異変解決よ!!」

である。

永琳は、少し首を傾げて「異変解決?」と霊夢の言葉を繰り返して質問を重ねた。

魔理沙「ああ、そうだぜ!お前だろ月を隠した奴は!!」

魔理沙が永琳に指を向ける。

永琳は、腕を組み少し考える動作をとった。

そして、

永琳「ええ、確かにそうよ!!」

と永琳が答えた。

霊夢は、それを聞き即座に

霊夢「なら、月を返しなさい!!」

と言った。

すると、永琳は、

永琳「いいわよ」

とすんなり答える。

4人は、あまりにもあっさり過ぎたので少し戸惑う。

しかし、現実は、そう甘くはない。

永琳「ただし…………………」

 

 

 

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