東方龍球伝   作:清川 明希

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永遠亭の過去 第44話

永琳「ただし月を返すのはこの夜が終わってからよ!」

 

永琳は、腕を組み霊夢達に告げた。

霊夢達は、少し えっ となる。

 

しかし、すぐに我に帰り永琳にツッコミを入れた。

霊夢「なんで今じゃダメなのよ!」

永琳「それは、鈴仙にも聞いたでしょ。月の連中から姫さまを守るためよ!」

永琳は、冷静に返答した。

 

その時、ふと魔理沙が何かを思った。

魔理沙「そう言えば、月の連中って一体 なんなんだよ?」

そうそれは、言わずもながら月の連中である。

霊夢達は、まだ、1度もその説明をされていなかったのだ。

 

永琳は、手を顎につけて少し考える。

そして、

永琳「別に言ってもいいか」

と呟いた。

永琳「いいわ。説明してあげる」

永琳は、霊夢と目を合わせる。

 

 

 

永琳「この永遠亭の主人、輝夜と言う方がいるの」

永琳は、説明を始めた。

おそらく、とても長〜い話しになるであろう。

霊夢「輝夜?それって貴方達が言う姫様なの?」

霊夢は、永琳の説明の合間に口をはさむ。

永琳「そうよ。姫様とは、蓬莱山 輝夜様の事よ。ついでに、私は、姫様の従者よ」

説明の間に霊夢に返答する。

霊夢「ふ〜ん、で、その輝夜がどうしたったのよ?」

質問を重ねていく霊夢

永琳「せっかちねぇ。言われなくても今から説明するわよ」

そう霊夢に告げる永琳

霊夢は、質問をやめ静かに永琳の話を聞くことにした。

そして、永琳は、再び説明に戻る。

すると、いきなり永琳がすごいことを言い出した。

永琳「で、その姫様は、昔 月に住んでいたの。」

なんと姫様(輝夜)とは、地球の住人ではなく月の住人であった。

霊夢と魔理沙と紫には、驚いた表情が一瞬浮かぶ。

それもそのはず、彼らにとっては、月の住人すなわち宇宙人

悟空以外は、宇宙人とは、当たり前だが戦ったことはないのである。

しかし、すぐにその驚きは消え再び真剣な表情に戻る。

永琳「でも、ある日………」

そう言って下を向く永琳

永琳「そうある日 姫様は、罪を犯してしまったの」

永琳は、暗い過去を振り返るようにどこか悲しめな目をしていた。

そして、少し昔を振り返っているのか黙り込む永琳

霊夢「その罪ってのは?」

そんな永琳を見て急かす霊夢

永琳は、顔をゆっくりとあげる。

永琳「その罪っていうのは、不老不死の薬を飲んだの」

なんと、姫様(輝夜)が犯した罪とは、不老不死の薬を飲んだ事である。

永琳「不老不死の薬とは、名の通り歳をとらなく死ぬ事もなくなる。月では、それは、とても重い罪であったの」

そうゆっくりと告げる永琳

霊夢達は、それを聞いて大体は、察した。

紫「なるほどね〜、それで刑罰としてここ(地球)に送られたってところかしらね」

と紫が永琳に言った。

永琳は、「その通りよ」と返答する。

霊夢と魔理沙は、とてもスケールの大きい話しだったので理解するまで少し間があったがすぐに理解した。

しかし、この話には、疑問が残る。

霊夢「ちょっと待って、刑罰で地球に送られたのになんで今 月の奴らから逃げてんの?ていうか、そこが知りたいんだけど!」

そうそれは、勿論 なぜ月の住人から隠れているかである。

永琳は、説明を続けた。

永琳「それは、刑罰が明けて月から迎えが来たの。でも、姫様は、月には、帰りたがらなかった。だから、私と姫様は、隠れる事を決意したの。ついでに、月を隠した理由は、その追ってが幻想郷に来るための道を閉ざすため」

永琳は、一息出す。

永琳「これで、大方 説明は、終わったわ」

そう霊夢達に告げる永琳

 

霊夢「成る程、貴方達が月を隠した理由は、よく分かったわ」

霊夢は、永琳に告げる。

永琳は、霊夢の方を向き

永琳「じゃあ、見逃してくれるかしら?」

と霊夢に頼んだ。

霊夢「ダメよ」

なんと霊夢は、一言ダメと力強く言った。

永琳「どうして?夜が明けたら返すわよ?」

再び霊夢に頼む永琳

しかし、霊夢の気持ちは、揺るぎない

霊夢「ダメっていってるでしょ!」

永琳「もう、強情ね〜」

と霊夢に言う。

霊夢「私は博麗の巫女なの!私は、異変を解決するためにここに来た。だから、私自身の力で異変を解決するまでは、絶対に帰ったはしないわ!!」

そう霊夢には、霊夢なりのプライドがあるのである。

いくら、相手に理由があろうと幻想郷に異変を起こしてる限り霊夢は、その異変を自分で解決する。

永琳は、 はぁ と息をもらす。

永琳「本当は、力で解決したくわないのだけれどしょうがないわね!」

そう言うと永琳は、戦闘体勢をとった。

霊夢「どうやら、痛い目に会いたい見たいね」

霊夢も同様に構え出す。

霊夢「貴方がその気なら私は容赦しない!!かかってきなさい!」

霊夢は、威圧感に溢れる大きな声を放つ。

その言葉には、永琳に対しての威嚇。

そして、必ず勝つと言う気合いの意味が込められていた。

永琳「普通の人間が私に勝てると思わない事ね!」

こうして、2人の戦いが始まった。

悟空と魔理沙と紫は、戦いに巻き込まれないように少し距離をとる。

果たして、霊夢と永琳どちらが勝つのか!

そして、永琳の実力とは、どのくらいのものなのだろうか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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