魔理沙 新たなる技を目指して 第52話
月の異変を解決して1週間が経った。
輝夜の言葉通り幻想郷には月が戻り幻想郷には、再び平和が訪れていた。
一方 霊夢達は、
霊夢「だりゃりゃりゃりゃ!」
魔理沙「だりゃりゃりゃりゃ!」
と言う感じで以前と同様に修行をしていた。
魔理沙「どりゃあ!」
魔理沙が霊夢に対して物凄いスピードの弾幕を放つ。
『ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン』
しかし、霊夢は、それを軽やかなステップで見事に躱していく。
魔理沙「ちっ!」
舌打ちをする魔理沙
霊夢「はぁ!」
その時、霊夢が魔理沙の弾幕をかいくぐりながらエネルギー弾を放った。
魔理沙「なに!」
驚く魔理沙
魔理沙は、急いで横に避ける。
『ヒューーン』
魔理沙の真横を通る霊夢のエネルギー弾
魔理沙「あっぶねぇ」
そう言いながら飛んでいったエネルギー弾に目をやる魔理沙
すると、
霊夢「はぁ!」
魔理沙の油断を狙い更にエネルギー弾を放つ霊夢
魔理沙「なっ!」
驚く魔理沙
魔理沙は、とっさにエネルギー弾を出しなんとか相殺させる。
霊夢は、少し微笑み「やるじゃない!」
と魔理沙に言った。
魔理沙「ふぅ〜、危なかったぜ」
と声をもらす魔理沙
霊夢「それじゃあ、次行くわよ!」
そう言って霊夢が気を溜める体制をとる。
そして、
霊夢「界王拳!!」
霊夢が界王拳を使った。
魔理沙「くっ、凄い気だぜ」
少し怯む魔理沙
だが、霊夢は御構い無し。
霊夢「だりゃあああ!」
そのまま魔理沙に近づく。
そして、『ドンッ』
魔理沙の腹に思い一撃を食らわせる霊夢
それを見た悟空は、慌てて「ストップだ!」
と声をかける。
魔理沙「いてててて」
腹をおさえる魔理沙
魔理沙「少しは、手加減しろよな霊夢」
そう霊夢に言う魔理沙
霊夢「私、手加減は嫌いなのよ」
霊夢は、そう魔理沙に言葉を返す。
悟空「全くおめぇ達仲がいいのか悪いのかよく分かんねえぞ」
そう苦笑いを挟みながら言う悟空
3人は、一度 縁側に座った。
霊夢「ふぅ」
一呼吸出す霊夢
おそらく、界王拳にまだ慣れていないので疲れたのであろう。
魔理沙「いいなぁ、霊夢は界王拳が出来て」
突然、魔理沙が言葉をもらす。
悟空と霊夢は、魔理沙の方を振り向いた。
霊夢「なによ?急に?」
霊夢が魔理沙に言った。
魔理沙「いや、なんとなく思っただけだぜ」
そう言って黙り込む。
霊夢「なに言ってるのよ。魔理沙もなんか惜しい所まで出来てるじゃない」
そう霊夢の言う通り魔理沙は、界王拳を使うと一瞬では、あるが赤いオーラがにじみ出るのである。
霊夢「きっと、あと少しで魔理沙も出来るわよ!」
霊夢は、自分なりの励まし方で魔理沙を慰める。
魔理沙「違うんだ霊夢」
すると、急に魔理沙が喋り出した。
魔理沙「確かに界王拳は何か惜しい所まで来てるんだ。でも、そこで終わってしまうんだ」
霊夢「終わってしまう?」
魔理沙「そうだぜ、出来ると思ってもなんか出来ねえんだよな〜」
魔理沙は、ため息をつきながら言った。
そこで悟空が、「もしかして…」
悟空が顎に手を当てながら何かを囁いた。
魔理沙「どうしたんだ悟空?」
それに、疑問を覚えた魔理沙は、悟空に尋ねる。
悟空「いや、もしかしてだけど、魔理沙には、界王拳があってないんじゃないか?」
魔理沙は、首を傾げた。
一体、悟空は、なにが言いたいのだろうか。
悟空「簡単に言うと魔理沙おめぇって気で戦ってるっていうより魔法っちゅうもんで戦ってんだろ?」
悟空が説明を始めた。
悟空「だから、おめぇ自身 魔法を普段から使ってるから気を使った界王拳に対応しきれないんだ」
それを聞き魔理沙は頭にクエスチョンマークを浮かべる。
霊夢「要するに貴方じゃ界王拳を使えないって事よ」
横から霊夢が魔理沙に言った。
魔理沙「界王拳を使えないだって!!」
やっと、話を理解した魔理沙は驚きを隠せない。
それもそのはず今まで必死になってやってきた事が出来ないのだから。
魔理沙「なんだよ。それじゃあ、今までの練習は、無駄だったって事かよ……」
そう言いながら下を向きへこむ。
しかし、そんな魔理沙を見て悟空が「そうでもねえぞ」
と言った。
魔理沙は、すぐさまその言葉に反応し悟空の方に振り向く。
そして、勢いのある声で、
魔理沙「どう言う事だ!悟空!!」
と顔を悟空の方に寄せながら言う。
悟空「いや、界王拳は、気に対応してるって事は、魔法に対応した技もあるんじゃねえかと思ってな。だから、界王拳の要領で何かを少し変えれば魔法に対応した界王拳も出来るんじゃねえかなと思ってな」
と自身の考えを伝える悟空。
魔理沙「成る程、魔法に対応した界王拳か………」
顎に手を当てながら考える動作をする魔理沙
魔理沙「で、それってどうやるんだ?」
だが、結局 悟空にやり方を聞く。
しかし、
悟空「わかんねえ」
なんと悟空も分からないと答えた。
魔理沙「なんだって!」
予想外の事に驚く魔理沙
悟空「だって、魔法なんてオラ達の世界で使ってる奴なんていなかったんだ。急にそんな事言われてもよ」
悟空も困りはててしまった。
魔理沙は、手を顔に当て、
魔理沙「なら、どうすりゃ良いんだよ……」
と考え込んだ。
果たして魔理沙は、界王拳の代わりとなる新たなる技を見つける事が出来るのだろうか。