東方龍球伝   作:清川 明希

65 / 131
勝利を掴め!3種の夢想封印 第65話

霊夢(正面から行っても恐らく躱されてしまうわ。やっぱり……)

霊夢が心中でそう囁いたあと!

 

『ヒュン』

超高速で空へと飛んだ。

 

文(おや?)

次は、一体何を考えているのだろうかと思ったのであろう。

 

だが、霊夢のとった作戦は至ってシンプルなものであった。

霊夢「霊符「「夢想封印 散」」 」

「霊符「「夢想封印 散」」 」

 

文「成る程、その手ですか」

 

そう、スペルカードの二枚重ねである。

 

霊夢は、数で押し切ろうそう考えたのであろう。

しさし、そんな甘い考えが通用する訳もなく。

 

『ヒュン』『ヒュン』『ヒュン』

 

文は、超高速で次々と弾幕を躱して行く。

文「なかなかの作戦ですが、所詮 私にかかれば朝飯前ですよ」

そう言いながら、全ての弾幕を文は、躱しきった。

 

霊夢「やっぱり、ダメか」

霊夢は、少し焦りを感じ始めた。

一体、どうすれば文に攻撃を当てることが出来るのだろうか。

霊夢は、考え込む。

 

その時!

 

文「おっと、また、考え事ですか?でも、今度は時間をあげませんよ」

霊夢が文の対策方を考えている間に文が超高速で霊夢に接近した。

 

そして!

 

文「だりゃりゃりゃりゃ!!」

そのまま近距離で弾幕を霊夢に放った。

 

霊夢「まずい!」

霊夢は、とっさにその弾幕避けていく。

だが、『バンッ』

1発、被弾してしまった。

 

霊夢「うわー!」

霊夢は、そのまま地面に落ちる。

霊夢「くっ!」

 

 

魔理沙「おいおい、霊夢の奴押されてるじゃねえか!」

離れて見ていた魔理沙も流石に心配を感じ始めた。

それもそのはず、目の前で数々の強敵を倒してきた親友がこうも簡単に押されているのだから……。

 

霊夢「くそ〜!」

霊夢が悔しそうな顔をする。

文「どうやら、私が押しているみたいですね」

文が笑顔で霊夢に言った。

 

霊夢(あいつを倒すにはあいつの動きを止める必要がある。でも、一体どうやって……)

そう普通にやっても文のスピードには、勝てない。

だが、裏を返せばスピード以外は、文に勝っている。

その証拠にまだ、霊夢は息を全然切らしていない。

だから、スピードさえ止めて仕舞えば霊夢に勝機はあるのだ!!

 

文「はぁ!!」

その時、文が霊夢に不意打ちをした。

霊夢「なっ!」

霊夢は、とっさに腕を十字に構え防御をした。

 

霊夢「不意打ちなんて卑怯よ!」

霊夢が文に叫ぶ。

文「何言ってるんですか。戦闘中に考え事をする方が悪いじゃないですか。それに、結局 私のパンチ手で防御してるじゃないですか。今、絶対決まったと思ったんですけどね」

文は、霊夢にそう言った。

 

その時!

 

霊夢(防御……そうだわ!)

なんと、霊夢は防御という単語から一つの作戦を思いついた。

霊夢が微笑みを浮かべる。

霊夢「そうか、その手があったわね」

そして、独り言を喋り始めた。

文「その手?」

霊夢の言葉に疑問を持つ文

 

霊夢「思いついたのよ、貴方のスピードを攻略する方法を!」

文「私のスピードを攻略?寝言は寝て言って下さいよ霊夢さん。貴方に私のスピードが破れる訳ないじゃありませんか」

文は、霊夢を小馬鹿にした言い方をする。

霊夢「まぁ、そう言ってられるのも今のうちよ!」

そう言って霊夢は、上空に飛んだ。

 

そして!

 

霊夢「霊符「「夢想封印」」 」

霊夢は、夢想封印を放った。

文「また、夢想封印ですか。懲りないですね〜」

そう言って夢想封印を躱そうとする。

その時!

その夢想封印は、文ではなく文の周りに放たれていたのである。

文は、驚いた。

そうこれは、先程破れてしまった目くらまし作戦と同じ工程であったのだから。

霊夢の夢想封印は、そのまま地面に衝突し爆風を巻き上げる。

文「また、これですか」

文は、拍子抜けした。

それもそのはず、これと同じ展開を先程やられたばかりなのだから。

文「何回もやればうまくいくってもんじゃないんですよ!」

文「風符「「天狗道の開風」」 」

文は、先程使ったスペルカードを使い爆風を吹き飛ばす。

 

その時!

 

霊夢「霊符「「夢想封印 瞬」」 」

霊夢は、文が爆風を吹き飛ばすのと同時にスペルカードを使った。

果たしてこのスペルカードはなんなのか!

文は、霊夢がスペルカードを使ったことには気づいていない。

 

『ヒューーン』

 

文「どうですか。また、爆風をはらいましたよ」

文は、霊夢の方を振り向く。

 

しかし!

 

文「何!」

文は驚いた。

そう、先程、霊夢がいた方を振り向いた文であったがなんとそこに霊夢の姿がなかったのである。

霊夢が動いた感じはなかったのに……

文は、困惑してしまった。

その時!

霊夢「夢符「「二重結界」」 」

文の後ろの方から霊夢の声が聞こえた。

そう霊夢は、文の後ろに周り混んでいたのである。

 

文は、急いでスペルカード宣言が聞こえた後ろを振り向く。

その時!

『ギューン』

文の周りに結界のようなものがまとわりついた。

文「これは!!」

文は、驚きを隠せない。

 

霊夢「驚いたかしら?」

そんな、文を見て霊夢は声をかけた。

文「これは、一体!」

文が霊夢に尋ねた。

 

霊夢「それは結界よ」

霊夢が説明を始めた。

文「結界?でも、霊夢さんが相手を捕まえる技を持っているなんて」

霊夢「いいえ、これは相手を捕まえる技じゃない。そうこれは本来 防御のために使う技。ただ、それを応用して、自分ではなく相手に結界を張ったってわけよ」

文「成る程」

文は、納得する。

 

そして!

 

霊夢「これで決めるわよ!」

そう言って また、スペルカードを構える霊夢

霊夢「霊符「「夢想封印 集」」 」

そして、霊夢は、威力重視のよ夢想封印 集を放った。

文は、結界のせいで身動きを取ることが出来ない。

 

文「くっ!」

 

そして、そのまま文は夢想封印に飲み込まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。