神奈子「ふっ、だりゃぁぁあ!」
神奈子は一呼吸出した後、一気に悟空との距離を詰める。
そして
『ドューン』
神奈子は、風をも切る速度のパンチを放った。
そのパンチの威力は、恐らく今日、神奈子がして来たパンチの中では一番のものであろう。
だが!
『ヒュン』
悟空は、パンチが当たる瞬間姿を消す。
いや、正確には超高速で神奈子の後ろに回りこんだのである。
神奈子「なに!」
その悟空の速度に驚く神奈子
悟空「だりゃぁぁあ!」
悟空は、そんな神奈子に考える間を与えることなく回し蹴りを放った
神奈子「ぐはっ!」
神奈子は、見事にその回し蹴りを食らってしまう。
神奈子「くっ!」
神奈子は、一度体を回しバックして悟空との距離をとった。
神奈子「くそ!人間如きに押されてしまうとわ!」
神奈子は強く歯を噛み締める。
恐らく、人間の子供に押されている自分が許せないのであろう。
しかし、悟空はそんな神奈子を見てイラッとした。
その理由は、一体!
悟空「本気を出せ!」
急にそう言葉をこぼす悟空
神奈子「なに!」
急な悟空の言葉に驚きを隠せない神奈子
恐らく、悟空の言葉に脳が追いついていないのであろう。
悟空「この幻想郷にいるやつらは基本的には必殺技、オラで言うかめはめ波的な立ち位置の技はスペルカードっちゃうのでだす。おめぇも持ってんだろ?スペルカードを!」
そう悟空が神奈子が本気を出していないと思った理由はスペルカードである。
幻想郷の住人はこれを使いこなし戦いを有利に運ぶ。
しかし、神奈子はまだ、一度もスペルカードを使っていない。
これは、すなわち まだ、本気を出していないも同然なのである。
神奈子「ふははは、ははははは」
急に笑い声を響かせる神奈子
神奈子「そうさ、まだ、私はスペルカードを残しているのさ」
神奈子が悟空にそう告げる。
悟空「なんで、スペルカードを使わねえんだ?」
神奈子「そんなこと言わなくてもわかるだろ。人間如きにスペルカードは不要。そう考えてたからさ。今までは」
悟空「今までは?」
その言葉に反応し首を傾げる悟空。
神奈子「ああ、そう今まではな。だが、今は違う!人間にもこれほどの者がいると知ったからな」
悟空「てことは」
神奈子「ああ、今からが本番だ。私の本当の本気を見せてやる!」
そう言い神奈子は薄っすらと笑みを浮かを浮かべ構え出した。
勿論、その構えはスペルカードの構えである。
悟空「こい!」
悟空は、体に力を入れ神奈子の攻撃に備える。
神奈子「私にスペルカードを使わせたことを後悔させてやる!神符「「水眼の如く美しき源泉」」 」
その瞬間、神奈子から水源から湧き出る水の如く青色の弾幕が四方八方に放たれた。
その威力は、数が多い割にかなりの威力とスピードを持っていた。
『ヒュン』『ヒュン』『ヒュン』『ヒュン』『ヒュン』『ヒュン』
悟空「なんでスピードだ!」
迫り来る弾幕に驚きを隠せない悟空。
『ヒュン』『ヒュン』『ヒュン』
悟空は、負けじと超高速で神奈子の弾幕を躱してゆく。
神奈子「ほ〜、なかなか粘るじゃないか。でも、いつまでもつかな!」
悟空を嘲笑うかのように神奈子は弾幕の数を増やした。
『シュッ』
悟空は、頰に弾幕をかすめた。
悟空「くっ!」
少しずつだが悟空は神奈子の弾幕に押され始めた。
神奈子の弾幕は悟空の頰をかすめ髪をかすめ腕をかすめてゆく。
そして
『ドーン』
悟空「うわーー!」
悟空は、弾幕を直撃してしまった。
『ドドドドドドドン』
次々と悟空にダメージを与えてゆく神奈子
悟空は、爆風に包まれてしまった。
神奈子は、それを見て一度 スペルカードを解除する。
神奈子「決まったね」
神奈子は、勝ちを確信した。
霊夢・魔理沙「悟空!」
離れて見ていた二人もこの状況に焦りを感じ始めた。
その時!
「はあぁぁぁあ!!」
爆風の中から叫び声が響いた。
そうこの声の主は勿論!
神奈子「なに!」
その声に気づいた神奈子は、爆風の方に振り向く。
『ヒューーーーン』
叫び声と共に吹き飛んでゆく爆風
悟空「だりゃぁぁあ!」
そう言うまでもないこの声の主は悟空のである!
神奈子「ちっまだ行きてたか!しぶとい奴め!」
そう言いながらもう一度スペルカードを構える神奈子
しかし!
神奈子「なっ!」
神奈子は、悟空を見て何やら驚いた。
神奈子「一体!」
動揺を隠せない神奈子
その先にいる悟空は、なんと髪が長く伸びていたのである。
そうこれは、スーパーサイヤ人3
悟空が今のところ幻想郷においてなった最強形態である。
霊夢「悟空」
悟空の生を確認した霊夢は安堵の表情を浮かべた。
魔理沙「流石悟空だぜ!あのスペルカードの攻撃に耐えるなんてな!」
神奈子「一体、その姿は、」
驚きの表情を浮かべつつ悟空に尋ねる神奈子
悟空「これはスーパーサイヤ人の壁を超えたスーパーサイヤ人をさらに超えたスーパーサイヤ人その名もスーパーサイヤ人3だ!」
神奈子「まさか、そんな変身を残していたなんて、強さもさっきとは全く違う」
悟空「当たりめぇだ。この姿は体力を大幅に持っていく代わりにものすげぇ力なんだ。と、まぁ、話はこのへんにしてさっさと続きを始めようぜ」
神奈子「ちっ、どうなるか分からないけど私も神としての意地があるのやってやるわよ!」
そう言って神奈子は戦闘体勢をとった。
悟空も神奈子に合わせ同様に戦闘体勢をとる。