霊夢「あ、あれは?」
少女が指 指した方を振り向いた霊夢は不意に声をあげた。
その声は恐らく疑問と驚きによるもの。
一体、霊夢は何をみたのであろうか?
悟空と魔理沙も霊夢に続いて少女が言う方向を振り向く。
そこには!
そこには、謎の剣のようなものが地面に刺さっていた。
いや、正確には刺していたと言う方が正しいのであろうか。
少女は、その剣にゆっくりと近づき、そして、「よいしょっと」といい剣を持ち上げた。
霊夢「一体なんなのその剣は?」
霊夢が少女に問いかけた。
見るからに強そうなオーラがにじみ出ている剣。
疑問に思わない方が異常であろう。
???「これは緋想の剣、人の気質を丸裸にする剣よ。私はこの緋想の剣を緋色の霧を寄せ集めそして、地震を起こしたの」
話から察するにどうやら、この剣を使って博麗神社に地震を起こしたようだ。
そして、ここで霊夢があることに気がつく。
霊夢「その剣で地震を起こせる。博麗神社の地震は試し打ち…。まさか、あなた!」
霊夢の顔に動揺の表情が浮かんだ。
その動揺は焦りによるもの…。
霊夢の額から汗がにじみ出る。
???「感がいいわねえ。流石、そうあなたの思ってる通りよ」
そう言って少女は剣を振りかざす。
魔理沙と悟空は、「えっ?」っと声を上げ話についていけていないようだ。
魔理沙「おい、霊夢。さっきから何言ってんだ?私たちにも説明してくれよ」
魔理沙が霊夢に説明を要求する。
無理もないさっきから霊夢と少女2人で話が進んでおり魔理沙と悟空がおいていかれてるのだから。
霊夢は、そんな魔理沙に対して簡単に説明をすることにした。
霊夢「よく聞きなさい魔理沙。あいつはあの剣を使い博麗神社に地震を起こした。ここまでは、分かるわね」
魔理沙「ああ、まあ、そこまでなら分かるぜ?だけど、おまえが動揺している意味がイマイチピンとこねぇ」
霊夢「あいつは、さっきそれを試し打ちっていったのよ。よく考えてみて試し打ちがあるってことはどういうことは…」
魔理沙「え、そりゃあ、本番が……、あっ!」
どうやら、ここで魔理沙も気づきたようだ。
霊夢「ええ、そうよ。試し打ちがあるってことは本番があるってこと……。多分、あいつは次に本番つまり大地震を起こすつもりなのよ!」
霊夢は目を鋭くし少女を睨みつける。
???「いや〜、私の思ってること全て読みとるとは流石としか言いようがないね。そうあなたの言う通り私は大地震を起こすつもりよ。この幻想郷を脅かすほどの大地震をね」
少女は若干の笑みを浮かべながらそう言った。
恐らく本気でやる気なのであろう。
しかし、勿論、霊夢達がそんなことを許すわけがない。
霊夢「なめきったものね!言っておくけどあなたが本気でそんなことをするのなら私はあなたを倒す!天人だろうが変人だろうが私の仕事は一つ!異変を起こす奴を退治するだけよ!」
霊夢の声には気合がこもっており本気の眼差しで少女を睨みつけた。
少女は、そんな霊夢の表情を見つめる。
???「そうそう!その意気込みが欲しかったのよ!私はいつまでも退屈な天界ぐらしは嫌なのよ!」
霊夢「ふん、どうやら、戦いの準備は出来てるみたいね。いいわ、私が相手になってあげる。そして、そのあと神社の修理をやってもらうわよ!」
そう言いながら霊夢は戦闘体制をとる。
少女も霊夢の体制に合わせて自分も構えをとった。
右手には剣を持っており迫力もなかなかのものであった。
魔理沙「おいおい、霊夢が戦うのか?」
とっさに構えをとった霊夢に魔理沙が口を挟む。
霊夢「当たり前でしょ。私はあいつに神社を壊されたんだから」
魔理沙「いや、でもよ。最近、私全然実戦で戦ってないじゃねえか」
霊夢「次、譲るから今回だけは私に譲りなさい」
戦闘体制をとっていた霊夢であったが何故か魔理沙ともめあいになり一度、戦闘体制を解く。
少女もその光景をみて、「えっ?」と思わず声をあげた。
まあ、それもそのはず今から戦うぞってところで相手が喧嘩し始めたら誰だって戸惑うであろう。
悟空「魔理沙、ここは霊夢に譲ってやったらどうだ?霊夢はきっと博麗神社を壊されたことまだ根に持ってるはずだ。きっと、この戦いは霊夢にとって特別な戦いのはずだ」
霊夢と魔理沙の口喧嘩をしているのを見た悟空は魔理沙に譲ってやれと言う。
悟空も分かっているのであろう。
霊夢は博麗神社を壊された。いわば、この戦いは霊夢にとって絶対に負けられない戦い。
ここで、自分や魔理沙が戦うべきではないと…。
悟空の言葉を聞いた魔理沙は渋々といった表情で「分かったよ」と告げ霊夢に戦いを譲った。
???「喧嘩は終わった?」
1人取り残された表情はこちらの言い争いが終わった事を確認する。
霊夢「ええ、待たせて悪かったわね。それじゃあ、始めましょうか!」
そう言いながら再び戦闘体制をとる霊夢。
???「どうやら、今度は本当に始めるみたいだね」
少女も霊夢と同様に構えをとった。
お互い構えをとり警戒し合う二人。
と、ここで霊夢がある事を思う。
それは、
霊夢「そう言えばあなた名前は?」
そう今更ながら霊夢は少女の名前を聞いていなかったのである。
少女は軽く笑みを浮かべこう言った。
???「比那名居天子。ただの天人よ」
いよいよ次回100話記念投稿です。
多分、2、3週間かかるかも……。
まあ、自分でも出来るだけ急ぐので早ければ1週間で…。